戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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アンチヘイト!アンチヘイトを持て!


ちょっとした回想

隼鷹と神風に土下座したら、そんなに気にしてなかった的な返答が帰ってきたのは驚きだったが、

 

「でも、女性として見られてるってのは…ちょっと嬉しいわ」

 

この一言、神風の一言が今日イチ衝撃だった、まず君そんな方向に覚醒するのはやめときなさいという親切心と、続いて

こんな娘がいたら野郎どもがハイエースの使徒に目覚めてしまうという心配だった

 

「神風、怪しい人とは話しちゃダメだぞ?飴もらうなよ?」

「失礼ね!私そんな子供じゃないわよ?」

 

「子供にしか見えない外見だから年齢は正直関係ないんだよね」

 

合法ロリという言葉もあるし

イリヤちゃん大歓迎な輩もいるだろう

 

うちの神風には指一本触れさせはしないがな

 

せいぜい泣くがいい

 

はっ!?俺は一体なにを

「私の身体はどうだった?

感想聞かせてもらうくらい良いでしょ?」

 

「よくない、実に良くない

男の理性を削り取る事に特化した大変素晴らしい…」まった俺はなにを考えていた?

 

赤くなってる隼鷹を視界の端に眺めながら考え込む……ギルティ!

 

やっちまったぜ

 

何故神風は俺の脛を蹴ってくるのかな?割と痛い、というか痛いからやめてくれ

 

「しらない!」

「痛っ!」

 

「ハハハハ!君、どうもモテモテなようだね」

 

笑いながら言うんじゃないよ大将

俺の精神が現在進行形でえぐられてんだからさ!

 

あと隼鷹は何故所作が一々色気に溢れているのか聞きたい、聞かないけども

 

「はぁ、、すぅ、、」よし一旦落ち着く

ジャンヌD!GO!

あんまり使われなかったよねあの子

 

結局専用モードもなかったし

ナイト、ストライク、バーニングは主人公チームだとして

デモニック、エクストリームと

オルタナティブ、サイコスキャニング

 

あとV.セラフィックかな?

実際はサイコスキャニング使わなかったけど、仰け反らないって体力がガンガンなくなるって意味でもあるよな

 

よし!俺は冷静だ

 

「とりあえず謝った、気にされなかった、話はここで完結する、じゃあ俺はメンテの時間だから行くぞ」

 

 

全力で逃げる、足音は立てずに

ハイパージャマー+ビームデスサイズ並みに静粛性高く、おくゆかしさ重点で(忍殺)

 

さらっと瞬間移動ムーブかましたあと

ガンタンクの動き(左右キャタピラ移動)で上半身を一切動かさずに工廠へ移動して、、

 

「ちーす鯉住班の皆さんよろしくお願いします」

 

「あぁ、よろしく」

「よろし、、ていとくぅ!?」

めっちゃ驚いた顔の少女は、、明石じゃないか

 

「よろしく、神巫と申します」

 

握手しながら明石の背負っている艤装を分解して微笑みながら組み直した

 

この間7、5秒

 

まぁ不可能ではないし

この程度なら常人でも充分可能だ

鯉住くんのような変態ならもっと早く終わらせるに違いない

 

「はぁ、、艤装のメンテはやっぱり楽しいなぁ、、人と関わるより艤装をメンテしてたいよ」

 

おっとつい本音が出てしまった

 

「へぇ、そんなこと言うんだ先輩」

 

は?

 

誰?

 

「忘れたわけ無いでしょう?

せ ん ぱ い♪」

 

パッと後ろを振り向いた俺は

絶望を目にした

 

「鹿島 だと」

「はぁい先輩!一年分年下の第一士官学校艦娘科主席卒業、練習巡洋艦鹿島でぇす!」

 

「うるせえよ(かしま)

 

なんて面倒な奴が来てくれやがったんだ……

こいつは俺のいた国立第一士官学校の、文字通り後輩

一年分年下というのはこいつか通常のカリキュラムで卒業しているからで、俺は工学科だったから基礎科一年、工学科一年の二年ペース

鹿島は基礎科一年、艦娘科二年の三年ペースで卒業しているのだ

ちなみに事務科、工学科は一年

艦娘、提督科は二年で、基礎はみんな同じ一年

つまりこいつは俺と同じ年に入学して来た同級生

 

後輩で同級生というとちょっと複雑だな

「で、何の用だ?」

「いやだなぁ先輩、先輩が鎮守府に着任したっていうからぁ、様子見に来ただけじゃ無いですかぁ」

 

いらつくなぁホント

 

こいつは俺にメンテ技師の道を辿らせた元凶だ

提督になるつもりはなかったが

艦娘と積極的に『仲良く』なるつもりだった俺は艦娘科に入る予定の子女達に目をつけたわけだが

 

そこにいたのがこいつ

鹿島、正確にはこうなる前の人物『桑嶋エリカ』だ、俺を散々引っ張り回しては金を奪い、遊びや装飾に費やして

『女とはいかに面倒で金のかかるものなのか』をしっかり丁寧にわかるまで繰り返し教えてくれた

 

ついでに言うと

俺の彼女だったはずの女

 

俺が今二年半前に戻れるなら

こいつにあって一週間目の俺に反重力ネリチャギをかましたい

 

OKされた日の翌日に別の男と付き合ってたという話が流れて御愁傷様された

 

しかもその翌日の会話だが

「桑し……誰そいつ?」

「え、カレシだけど?」

 

この会話の意味、お分かりいただけただろうか

前者が俺である

 

遊ばれて、都合よくキープされて

金蔓に使われていたわけだ

 

いくら艦娘に適合して口調や行動がマイルドになってたって騙されやしない

俺の人間関係の閑散とした構造はこいつが作ったのである、俺はこいつが目の前で轟沈しようと笑って居られる自信がある、、

 

まぁ実際は拾おうとするだろうけど

それにこいつのおかげで俺は欲や煩悩を振り切ってメンテできた、それには感謝すらしている

 

おかげで俺のメンテ技師資格は二級にまで上ったんだからな

絶対に許す気は無いが

 

「あっひどーい?!」

だからうるせえよ黙れ(無言ギレ)




これが現実ですよww

ちなみに、主人公のモデルは作者と今はなき友人といったな……アレがこれだ(泣き)

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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