戦いたくなんてなかったんや   作:魚介(改)貧弱卿

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集合歓迎会!

「だいぶ遅れたけど、歓迎会あるから夜開けといてネ!」

 

いやそれ…遅いっすよ大将

それに責めてもうちょっとなんか言い方があるでしょう

 

メンテ中に突然いうのもやめてくださいな

と抗議しても結局聞いてくれない未来が見えたので諦めて従う

 

「んじゃそういうことでよろしく」

 

嵐の如くとはこの事だな、、

 

山風がかわいそうだぜ

 

え?嵐もいるって?じゃあ追加で

 

良いよね?、、ダメ?

 

[ぴぎ]

ダメかぁ、そりゃ仕方ないな

メンテ中は気を利かせたのか帽子から出てきて、工廠の床でひんやりしていたのだが帽子の中へ戻ってきていたようだ

 

今は誰もいないから普通に喋っても良いけどね

 

「ぴっ!」

 

早速普通に喋り始めたよ

[ねぇ提督?最近扱いが悪い娘がいると思うんだけど、誰だと思う?」

 

[なんだ瑞鶴、お前急に何言い出してるんだ?扱いの悪い艦娘?そんなの大和と陸奥に決まってんだろ?

二人は儀装を起動してないと会話すらできないんだから]

[そういうのじゃなくて!

不当に弄られてるとか、むしろ無視されてるとか!そういうことを言ってるの!]

 

[瑞鶴、、どうしたんだ?急に

自分の専用パートがないから焦ったのか?]

 

[専用パートって何よ!それと焦ってない!]

[ごめんな、瑞鶴

瑞鶴は幼馴染ポジなのに朝起こしにくるとか膝枕するとか着替えシーン目撃するとか足がもつれて押し倒されるとかその流れでキス顔するとかしてないもんな、配慮が足りなかったわ]

 

すまんすまんと謝ったが

瑞鶴は許してくれなかった、、

瑞鶴にひたすら怒られながら宥めていたら夜になってしまい、初春が呼びにきた

 

「全く!事前に予定を立てていた筈なのに!なぜ遅れるのじゃ!妾はこんな事をしている時間が惜しいというのに!」

 

そりゃすいませんね

ヘコヘコ頭を下げながら初春に連れられて食堂へ、

 

「いらっしゃーい!」

景気よく迎えてくれたのは、

 

「隼鷹……」

お前馴染みすぎだろ……

安心院なじみかよ

 

なお、封印時の髪は翔鶴と酷似していた

とはいえ足元くらいで(?)リボンで括っており、完全に翔鶴な髪型ではない

 

まぁあの7932兆…指折り確認(カウントアップ)持ってないからわからんけど確かそのくらいの異常と4925兆…だっけ?の過負荷を抱えた人外

合計して一京分の一の(うん今1京2857兆と数えた俺は悪くない)スキルを使う人外は置いといて

 

隼鷹どうしようかな?

 

「ほらほら、今日はせっかくのお楽しみなんだから、明るく行こう」

 

「大将、全く似合わないっす」

少々笑ってしまった、許してくれとは言わない

 

「わし凹むよ?」

「「存分にどうぞ」」

 

日頃の恨みがある俺と鯉住君で攻め立てる、、

「調子に乗らない!ほら乾杯の音頭取りなさいよ」

 

あっちょっと待ってなんで君が

「はやく!」

「えっとはい!」

 

なんでここに横須賀の霞、、いや近くに佐世保の那珂と舞鶴の春雨がいた?!

 

「本日はこのわ「あんま長くすんなよ〜?」

 

隼鷹……お前は本当に!

 

「はぁ…じゃあ端的に

ひと時の間ですが、皆さんと共に立ち

共に並ぶ仲間として、戦場は違えど

戦っていきたいと思います、、」

えっと次どうしようかな

 

「乾杯!」

先言われちゃったし…….

 

《かんぱーい!》

 

それで良いのかみんな、、

ワイワイガヤガヤと始まるなか

 

俺は一人お誕生日席で孤立するのだった

 

敵中で友軍から孤立するのって超心細いね、、遺書とか書きたくなってくる

 

教えてくれ、ゼロ

俺はあと何回こんな現場を体験すれば良いんだ…

[ぴぎいっ!]

最低二回って?[なんでわかんだよ]

[ぴゃぎぴきぴぎっ]

着任先?そこでも歓迎会あるってのか?

 

コ○・コー○ゼロを飲みながら

聞き返してみるが、答えが返ってくるより先に近づいている足音を探知してそちらを向いてみる

 

睦月と如月だ、

共に鼠捕りに協力してもらう艦だな

 

「えっと、どうした?」

 

「提督!睦月の改二を見るにゃし!」

「宇宙に行きたいです」

 

お前ら連番で姉妹揃ってそれか?

「睦月はハブられるから気をつけろよそれ

如月は、、うん、宇宙は深海より暗いから頑張ってね」

 

二人を撫でながら諭すと

最初はやや嫌がるような動きを見せたが、徐々に落ち着き、最後はされるがままになった二人を席へと送り返した

 

「提督?どうかした?」

 

神風…俺をまっとうに心配してくれるのはお前だけだぁ、ちょっと慰めてくれ……

 

神風を優しく抱き寄せて

あぁ、良い香りがする

 

「ちょっと!変態!」

嫌がられてしまった、、しかし俺は紳士

艦娘が嫌がるようなことはしない

 

今はなき我がpcの中で眠り続けているだろう扶桑さんに誓ったからな

 

扶桑さんは俺のとこに最初に来てくれた戦艦だからな、無碍にはできないぜ

 

砲撃全然当たんないけど

戦艦今思ったらあんまいなかったなぁ

 

正直金剛と長門と陸奥とビスマルクと扶桑山城姉妹と武蔵と清霜がいれば十分だったしなぁ

 

え?清霜は戦艦ですよ?

 

まぁ、今は会えないからどうだって良いことに違いはないか

 

「いきなり髪をいじるなんて…」

顔を赤らめながら恥じらう神風尊い

神風マジ神

 

大正ロマン、袴ブーツ良いよね

まぁ、それは置いといて

 

「すぅ、、、はぁ、、!みんな騒がしすぎます!」

鳳翔さんが後ろで羅刹のごとき表情をしているのに誰も気づかないなんて…あと少しでお怒り(バルギルドザケルガ)が落ちるところだった、、

 

その後も結局騒いでその度に鳳翔さんの方をチラチラみることになったのはご愛嬌という奴だろう

 

そもそも鳳翔さんに愛嬌があり過ぎるのだから仕方ない、良いね?

600話記念番外編は

  • 過去編軍学校
  • 過去編深海勢
  • 裏山とかの話を
  • テンプレ転生者(ヘイト)
  • ストーリーを進めよう
  • 戦争が終わった後の話を!
  • しぐ……しぐ……

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