北上麗花2019年生誕祭記念で書きました。


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朝、ミリシタで麗花ちゃんの誕生日の演出を見て、Twitterで色んな人がss出していたので、急遽書きました。
急遽書いたのでかなり雑かもしれませんが、良ければ見てやってください。

また、今回初めて野々原茜及び北上麗花を書いたので、言葉づかいが変かもしれません。担当の方に先に土下座で謝罪しておきます。申し訳ありませんでした。orz




北上麗花生誕祭2019記念!麗花のお返し

 

 

 

 

 

 

 5月17日。それはこのシアター劇属するアイドルー北上麗花の誕生日であり、他のアイドルたちは誕生日会を開くための準備をしたりお祝いメッセージを書いたりなど、様々な方法で祝っていた…………のだが、

 

 

『みんなー! お誕生日だからプレゼント用意したよ!』

 

 

「いやー、まさか麗花ちゃんの誕生日に麗花ちゃんからプレゼントもらうとは茜ちゃんも思わなかったよー」

 

「はい、野々原さん。私も北上さんに帽子をプレゼントしたのですが、まさかお返しのプレゼントがあるとは思いませんでした。…………今度の誕生日は負けないぞ。メラメラ」

 

「茜ちゃんは特別なプリンを用意したんだけど…………、渡す前に麗花ちゃんに食べられちゃったなー」

 

「いつも通りの北上さんですね。……流石です」

 

「まあ、渡す用のプリンだったから今日はいいんだけどね。それにしても麗花ちゃんからプレゼント用意したって聞いて、何がくるのか身構えたけど…………」

 

 

 瑞希と茜、二人の手にあるものはとあるぬいぐるみだった。

 細い手足に、飛び出ている目。天むすをイメージしたようなフォルムをした、一度見たら忘れないキャラクターのぬいぐるみであった。

 

 

「確かこれ……でんでんむすくんだよね?」

 

「はい、確かそのように記憶しています。中々独特で素敵です。…………大事にしましょう」

 

「独特で素敵かー。うん、独特だけど可愛さでは茜ちゃん人形には負けるかなー。でもでもせっかくの麗花ちゃんからのプレゼントだし、茜ちゃん人形の隣に飾っておこう!」

 

「そういえば、その北上さんはどこにいるのでしょうか? 姿が見えないぞ」

 

「麗花ちゃん、今は765プロのみんなにでんでんむすくんを配っているんだってさ。外にいる子とかいるから、多分夕方までかかるんじゃないかな?」

 

「流石の行動力ですね。見習いたいです」

 

 

 その時、控え室の扉が突如開く。そこにいたのは今まさに話していた北上麗花本人であった。

 

 

「はいはーい! 呼ばれた気がしたので出てきちゃいましたー♪」

 

「麗花ちゃん?! でんでんむすくんはどうしたの?」

 

「あ、もう全員にプレゼントしてきたよー!」

 

「早いね、まだ午前中だよ!? 撮影にいっている子とかどうしたの!?」

 

「もちろん車で向かったよ。みんな驚いていたなー♪」

 

「そりゃそうだよ! 撮影現場にくるだけでも十分驚くのに、誕生日を祝われる人からプレゼントもらうなんて誰も思ってないよ!」

 

「プロデューサーさんと社長さんと小鳥さん、あとそらさんにも渡してきたからこれで全員に渡せたね♪」

 

「麗花ちゃん、行動力有り過ぎ! まさか社長さんにまでいってるとは思ってなかったよ!」

 

「野々原さん、怒涛のツッコミです。…………私も今度ボケる時は、野々原さんにツッコミを担当してもらいましょう」

 

「もうボケは麗花ちゃんだけで十分だよ! ハア……ハア……」

 

「そうだ! 実は他にもプレゼントはあるのでしたー!」

 

「え、まだあるの?! 流石の茜ちゃんでももうお腹いっぱいだよ!」

 

 

 ジャジャーン! といって登山用のリュックから取り出したのは二枚の画用紙だった。裏面のまま手渡された二人は首をかしげる。

 

 

「ほら、ひっくり返してみて♪」

 

「……何がくるかわかりませんが、とりあえず見てましょう」

 

「……そうだね」

 

 

 ウキウキとした表情の麗花とは対照的に、真剣な表情の茜と瑞希(無表情)。

 二人は意を決して画用紙をひっくり返す。

 

 

 そこには──、

 

 

 

『いつもありがとう──ー! これからもよろしくね♪』

 

 

 感謝のメッセージとともに、麗花が描いたと思われる二人の似顔絵が描かれていた。

 

 

「「…………」」

 

「どう? 上手く描けたと思うんだー♪」

 

「…………何と言うか、北上さんらしいですね」

 

「…………そうだね。麗花ちゃんらしいね」

 

「私らしい? 私は私だから、私らしくしかできないけど……つまり良かったってことだよね♪」

 

「そうですね。実に、北上さんらしいプレゼントです。これは、お返しのプレゼントをしなければなりませんね。…………誕生日会、楽しみにしていてください」

 

「茜ちゃんも誕生日会で出し物するから楽しみに待っていてね!」

 

「わーい♪ 楽しみだなー! じゃあ私は茜ちゃんと漫才するね! ぷっぷかプリンの復活だよ♪」

 

「うーん、麗花ちゃんは祝われる側だから出し物には参加しないでほしいかなー! というか漫才するにもネタがないよね!?」

 

「大丈夫だよー、即興で♪」

 

「野々原さん、楽しみにしてます」

 

「ええー?! この流れは漫才やらないといけない流れー!? ええい、こうなったら茜ちゃんの持てる限りの力を奮ってやってやるー!」

 

 

 茜の奮い声はシアター内に響き渡り、多くの人に「ああ……またか」と思わせたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?

少しでも北上麗花生誕祭2019の盛り上りの一部となれば幸いです。



最後に



麗花ちゃん、誕生日おめでとうーーーーー!


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