転生したら分霊箱だった件   作:@ゆずぽん@

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Page 5 「この身で出来る事の考察」

"―――願わくば、貴方が貴方のままで居られる場所が、此処でありますように。

 どうか、貴方の嘘を真実に変える事が、出来ますように。

 

 道を間違ったとしても。

 過ちを犯したとしても。

 罪を背負ったとしても。

 振り返りながらも、未来へ進んでくれますように。

 

 それが、生を受けた者の、一番の使命なのだから。

 

 有りのままの貴方が生きる事を、疑わず祝福してくれる世界を、

 望まずにはいられないのはきっと。

 

 

 

 

 仮面の下に隠した貴方の素顔が、いつも悲しい眼をしているから。"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――あぁ、本当に"彼"は面白いものを見せてくれる。

 

 

 

 

 闇の中で"それ"は人知れずほくそ笑む。

 

 闇の魔術の筆頭である、『許されざる呪文』。

 その最たるものが、『死の呪文』だ。

 唱えて命中させるだけで、いとも簡単に生命という尊いものを奪い去る恐ろしい魔法。

 

 《アバダ・ケダブラ》。

 

 これだけを聞けば、殺人願望のある人間からすればとても素晴らしいもののように感じるであろう。

 殺したい相手に杖を向けてたった一言、唱えるだけ。

 それだけで、どんなに親しい者でも、屈強な者でも、憎々しい者でも。

 全てが等しく、物言わぬ死体へと変貌するのだから。

 

 だがそう簡単に上手くいく魔法でも無いのが事実だった。

 まず、発動させるには強大な魔力が必要であるし、相手を殺すという明確な意思と想像力が無ければ正常に作用しない。

 これは死の呪文に限らず他の呪文にも言えることであるが―――

 『魔力』と『想像力』が一定の水準まで満たなければ、魔法というものは本来の効果を発揮しない。

 ここまで言えば、もう解る事だ。

 

 ―――"彼"の思い浮かべた『殺意』は、紛れもなく本物だ。

 

 『魔力』の方はさして問題ではない。闇の帝王の魂の一部なのだから、彼の強力な魔力も必然的に受け継いでいる。

 つまり、他の魔法使いと違って、"彼"が魔法を操るのに必要なのは『想像力』ただ一つだけ。

 『想像力』と言っても、ただ単に魔法の効果をイメージするだけでは足りない。

 行使せんとする魔法で、何を、どのようにして、どのくらいの変化を齎したいか。そういった詳細なイメージを求められるのが魔法というものだ。

 

 例えば、火を起こす魔法でも。

 『何を燃やすか』、『どのような燃え方か』、『どのくらい燃焼させるか』という具体的な要求をイメージしなければならない。

 その要求と引き換えに、行使者の魔力を通貨として払う。

 払わなければいけない魔力の量は、発動させる魔法によって大体決まっている。それに要求した内容の数と規模によって追加料金が加算される。

 最終的に決められた値段である魔力を支払って初めて、魔法が現世で発動するのである。

 

 『死の呪文』なんかは払う魔力の値段がかなり高めの設定にされている為、いかに想像力に長けた人間であろうと、所持金である魔力が少なければ扱う事は困難になる。

 そして、当てるだけで死を齎すこの呪文にも、明確なイメージが必要とされる。

 相手を確実に絶命させたい―――その強い意思が。

 相手が同じ呪文を使ってきたとして、ぶつかり合った場合。確実に意思のより強い方の呪文が競り勝つ為、敗北し死体と化したくないのであれば常にイメージを絶やしてはいけない。

 強い殺意を。

 込める殺意が大きくなる程、当然追加料金として発生する魔力もまた、多めに支払わなければならないが。

 

 "彼"はここまでの知識が無かった為、曖昧なイメージでも魔法を使えると踏んでいたのだろう。

 だから、そこまで難しい訳ではない武装解除呪文すら発動させる事は不可能だった。

 もう少し具体的なイメージが必要とされているなんて、思いもしなかったのは仕方ない。

 守護霊呪文に至っては、必須条件である幸福な思い出を持ち合わせてはいなかったし。

 

 そんな"彼"が、『死の呪文』だけは難なく一発で成功させた。

 …本人はその事実に酷く傷心していたが。

 詠唱が終わる前に発動した点を考えると、無自覚のまま『無言呪文』の領域にまで足を踏み入れかけている。

 あの出来事が意味する事を考えて、"それ"はますます心を躍らせる。

 

 ―――君は本当にスリザリンに向いているね。

 

 スリザリン。狡猾な者達が選ばれ、過去に数々の闇の魔法使いを輩出してきた、ホグワーツに組する寮の一つ。

 "彼"がホグワーツの生徒ならばきっと、その居場所は其処に。

 

 ―――嗚呼、もっと君の事が知りたいな。

 

 君は知らないだろうけれど。幾重にも心を封じているその技術は『閉心術』と言うんだよ。

 魔法の存在しない世界で暮らしてきた君には、知る由も無いだろうね。

 

 魔法界で最も優れた『開心術』の使い手とされる闇の帝王でも、その心の深奥を覗く事は、きっと叶わない。

 この世界のどんな魔法使いだって、君の心を識る術は持たない。

 

 だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――君の成り行きを見ていれば、いつかその心を晒してくれるよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『でさー、そいつが僕に言うんだよ』

 

 『……………』

 

 『「お前ほんとに地球人かよ」って』

 

 『……………』

 

 『いくら何でも酷くない?SF映画じゃないんだから、宇宙人が化けてましたなんて、そんなベタな展開現実に無いって』

 

 『……………』

 

 『あっ、でも自転車で空を飛ぶってのは憧れたよね。あのシーン結構評判なんだよ、例の映画』

 

 『……………』

 

 『ああ~、なんかあの映画思い出したらおうち帰りたくなってきた。この学校、箒って何処に仕舞ってるんだろ?乗れたりしないかな』

 

 『……………』

 

 『僕ゴーストと違って空飛べないみたいだからさぁ……箒でならワンチャンいけるかなって』

 

 『………………………………………………………………………………………………』

 

 『どうしたの?さっきから黙って…。あ、もしかして知らなかった?ゴメンね、勝手に盛り上がって。やっぱ魔法使いってこういうゴテゴテのSF映画なんて観ないのかな…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『あんたねぇッッッ!!ここドコだと思ってんのよぉぉぉぉ!!!女子トイレなんだけどぉぉぉぉお!!?』

 

 『あっ、スゴイ水漏れし出したぁ……ポルターガイストえげつな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 トム・リドルことボッチモート、現在女子トイレにて嘆きのマートルと雑談に興じ中。

 

 どうしてこうなったかって?少し時間を遡ろう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔法を試して魔力が尽きてしまった後、僕は再び日記帳の中に戻されていた。

 といっても何故か意識を失う前に持っていた杖が、どういう訳か暗闇の中にポツンと転がっている。

 体が無いので触れる事は出来ないが、何も見えなかった空間に杖だけが現れているのはなんとも不思議な光景である。

 やはり独学だけではこの日記帳の特性の全てを把握するのは困難であると判断し、すごーく、いや本当にすごーく癪ではあるが、"同居人"に頼ってみる事にした。

 

 

 

 

 

 ―――おいこらファミチキ野郎。返事をしろファミチキ野郎。蹴っ飛ばすぞファミチキ野郎。ついでに齧るぞファミチキ野郎。

 

 

 

 

 

 【……そんなに凄まなくても全部聞こえてるよ】

 

 

 

 

 

 ―――ああ、生きてたか。いや死んでるのかも知らんが。ただの屍じゃなかったみたいだな。

 

 少々呆れたような感情を滲ませた声で、ファミチキ野郎は返事に応じた。この事から考えて、自分の思考は大体向こう側に知られているようだがこの際気にしてはいられない。対処のしようがないしなぁ…。

 こいつが僕の"同居人"であるという意味もかなり気になるが、これを問い詰めたところできっと制限だなんとかで躱されそうだから尋ねはしない。

 

 ―――質問したい事があるんだが、お時間よろしいかね?

 

 【いつでも構わない。なんせこちらは"忙しい"という概念が無いからね】

 

 働けよニート。

 

 【…なんだろう、君には凄く言われたくない言葉なんだけど?】

 

 何言ってんだこいつ。絶賛バリバリミッション中だよ。ミッションインポッシブル真っ只中だよ。どこから見たら今の僕がニートに見えるんだよ言ってみろボケコラ。

 

 【君、なんか此処では当たりがキツくないかい?】

 

 アンタ相手に取り繕う理由も優しくする理由も無い。以上。

 

 【もう少し信じてくれても良いんじゃない?】

 

 残念ながらその未来は多分訪れない。この話は終わりな。

 

 【理不尽だ……】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 早速だけど、何で持ってた杖がここにあるん?ここは日記帳の中だろ?理屈的に考えるとおかしい現象なんだけど。

 

 【あぁ、それね。それは"魔力を通す物"だからさ】

 

 魔力だって?

 

 【そう、魔力。魔法界なんだから当然、魔法の動力源たる魔力も存在する。そして、杖は魔法使いが魔法を行使する上で無くてはならない物だ。所謂指揮棒だね。杖に魔力を込め、制御し、魔法を御する。そうして魔法使いは生きていく。稀に杖無しでも魔法を扱う者がいるが、合理的に考えれば杖有りの方が断然良い】

 

 杖が魔力を通すのは解った。そういった物がどうして日記帳……分霊箱の中に?

 

 【分霊箱そのものが魔力の塊…みたいなものだからね。"魂を保存する魔法"によって作られたのが分霊箱だ。だから分霊箱=魔力という強引な数式が成り立つ。そんな分霊箱が、魔力を通す物を『中身』に取り込む事が可能なのはおかしいことではないね】

 

 成程、取り込んだ…と。要はこの杖は今分霊箱の中に保存されてる状態ってことか。

 

 【そう。そしてその分霊箱は君だから、君の意思でその杖を自在に取り扱える。現世に抜け出した時に一緒に持ち出したり、とかね】

 

 ほーう、ほうほう。それめっちゃいいな。杖だけじゃなく魔力通す物なら何でも持ち込み可能って凄くね?

 

 【何でもは流石に無理だと思うよ。分霊箱の役割は本来、魂の保管だから。魂以外の物の保管能力には長けていない。杖一つぐらいなら可能だろうけど、他に一杯持ち込む…なんてのは、出来ないだろうさ】

 

 何だ、そこまで万能とはいかないか。がっくり。ところでこの杖、材質とか判る?

 

 【うーん……杖職人ではないから詳しい事は言えないけれど。…これは、もしかして…】

 

 ん?やっぱ判るの?

 

 【……見覚えがある。きっとサンザシの木、芯は不死鳥の羽根……じゃないかな】

 

 サンザシ?不死鳥?って……どんな杖になるんだっけ?

 

 【サンザシの木は、矛盾したり相反したりする意志状態にある所有者を選ぶ。…だったと思うよ。不死鳥の羽根は、魔法を使いこなすのに時間は掛かるけど、広範囲の魔法を扱える材料だと記憶している】

 

 むっ、矛盾……。ま、まあ、誰かのパクっただけだし、僕には関係ないよな?

 

 【所有者を選ぶと言っただろ。所有者に相応しくなかったら、君の魔法は成功しなかったよ】

 

 な、なんだよ、見てたのかよ。そんな気はしてたけど。矛盾してるとか言われても全然喜べん…。

 

 【君のような人間こそ、その杖の所有者になれると思うよ】

 

 黙らっしゃい。……見覚えがある、というのは何だ?

 

 【君は本当に耳聡いねぇ…。『生きた人間』だった頃に、この杖と同じ形の物を目にした事があるだけさ。何もやましい事は言ってないけれど?】

 

 その杖の持ち主は、知り合いとか?

 

 【まあ、そういう事になるね。取るに足らない『知り合いABC』の一人さ。大した人物じゃあない】

 

 お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな。

 

 【それにしても不死鳥の羽根…か。同じだ】

 

 何と?

 

 【かつて持っていた杖と……ね】

 

 はぁ?アンタとお揃いとか無いわー。

 

 【…それは元々君の杖じゃないだ ろ う ?】

 

 今の声、めっちゃドスが効いてた気がするけど気のせいじゃないよな。

 

 【こちらの心情が伝わったようで何よりだよ】

 

 まあええよ。僕とアンタは違うから、どうせ。

 

 

 

 

 

 【…………】

 

 

 

 

 

 何でそこで黙るんだよ。

 

 【君って色んな事に自覚が無いタイプだなって】

 

 はあ。割と自覚心はあると思っているんだけど。

 

 【他人の杖を盗んだ罪悪感という名の自覚は?】

 

 いつか返すからいいじゃん。50年後くらいに?

 

 【…魔法使いにとって杖がどんな物か知らないから言える言葉だねぇ】

 

 そりゃどうも。まあ杖なんてまた買えるじゃん。杖のお店があるのは知ってるぞ。

 

 【そういう問題じゃない】

 

 まま、いいじゃん。ああ、あと一つ良い?

 

 【答えられる範囲なら、なんでも】

 

 ……ヴォルデモートがちょくちょく書き込んでくるんだけど、あいつの魂を奪う事って出来んの?

 

 【それは、実体化の事を言っているのかい?】

 

 そう。アンタ言ってたやん。書き込みをされる事で実体化出来るとかなんとか。

 

 【分霊箱にそもそも彼の魂の一部が存在するんだから、無理だよ。これ以上本人の魂を注がせるなんて芸当はね。日記帳に仕込まれたシステムがある限りは、本人だろうと書き込みによって魔力を意図せず注いでしまうから、かろうじての実体化は出来るけれど。それで分霊箱が本人の命と成り代わる事は不可能だ。分霊箱制作者本人以外の、第三者の人間による書き込みでなければ、その魂を奪って人化する事は出来ない】

 

 ……ふぅん、そうか。要は、

 

 

 

 

 

 ・ヴォルデモートの書き込みでも実体化出来る。けどほとんど透明人間に近く、誰からも認識されない。魔法は使える。

 

 ・ヴォルデモート以外の書き込みなら、書き込んだ人間の魂を奪う事が可能。この状況での実体化は生者に近しい状態で、誰かに認識される。

 

 

 

 

 

 …って事でおk?

 

 【概ね合っているよ。彼の魔力はとても強大だから、その魔力のみによる実体化でも魔法を使える。よくその利点に気付いたね】

 

 まあ、使いたくて必死なだけだったんだけど。2つ目の方法なら、他人と会話したり触れたり出来る?

 

 【誰かの魂を奪ってさえしまえば、肉体を持ち自在に動く事が出来る。生者とほぼ変わらない状態さ。本体である分霊箱が無事である限り、永遠にね。他者との会話も可能だよ】

 

 そう、か…。やっぱり誰かと接触して協力を仰ぐには、ヴォルデモートの書き込み実体化じゃ無理なんだな。ヴォルデモートが誰かに日記帳を渡すのを待たねばと…。

 

 【誰かの手に渡った後、書き込んできた人間の信頼を勝ち取って魂を注がせる作業も必要だけどね】

 

 そういや、今の透明実体化でも杖は触れんだよな…。日記帳を盗んで移動させたり出来る?

 

 【無理だね。彼の書き込みによる実体化では、触れるのは"魔力を通す物"だけさ。杖とか、一部の魔法道具…。本体である日記帳へは、如何なる接触も不可能だよ】

 

 えぇー、分霊箱も"魔力を通す物"じゃないの?

 

 【何と言えばいいか…。そうだね、"自分の右手で自分の右手首は掴めない"のと同じ様なものだとしか言いようが…】

 

 ううん、解ったようなそうでないような。

 

 【肉体を持てるようになれば、日記帳に触れる事が出来るから頑張りなよ】

 

 そうするわ。色々難しい事懇切丁寧にありがとう。

 

 【やっと敬意らしい感情を向けてくれたね?】

 

 いや、単なるマナーに則った感謝の言葉。別に好感度が上がったとかじゃないから、ぬか喜びすんなよ?

 

 【……君は本当に手厳しい】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大体の事は解った。

 後はこの情報を武器に、どこまでやるか、だ。

  

 

 

 

 ヴォルデモートの行動には直接干渉出来ないし、日記帳を盗む事も出来ない。

 原作通りにやって、下手に書き込みに返事をしたとして、正体に勘付かれるのも避けたい。

 だから結局は、当初の目的通り、誰かに日記帳を渡されるまで"待ちの姿勢"で臨むしかない。

 それでも奴が書き込む度に実体化出来るから、魔法の練習くらいは励めるだろう。

 50年間の内、いつまで書き込みを続けてくれるかは分からないけれど。

 

 実体化出来る時間の限り、この身でやれる事を。

 

 

 

 

 

 まずは、あの子に逢いに行ってみようか。

 

 もう女子トイレに住み着いているだろうか。

 

 ゴーストと今の僕は似たような状態だし、もしかしたら接触出来るかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――『嘆きのマートル』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕が分霊箱として生まれたのと引き換えに、亡くなってしまった少女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は分霊箱の身で何が出来るか?という説明回です。
完全に独自解釈による設定です。ご了承下さいませ。
説明回につきあんまり進行が無いのも許して下さい

魔法の理論も作者の勝手な解釈でございます。この作品の魔法界ではこれで魔法が成り立っているという設定で、お願いします。
主人公の杖はとりあえずサンザシの木で。
ドラコの杖と同じ材質ですね。多分、一番この杖が性格的に相性良いと思っているので。
サンザシの杖は回復の魔法に適していながら、同時に呪いの名手でもある、そうですよ。




主人公がファミチキ野郎にそっけないのは、心のどこかで奴が何者か気付いているから。

そんな辛辣な態度にも無視せず、わざわざ付き合ってあげている奴は、果たして『優しい』のでしょうか。
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