◆男性・◇女性 ※順番は適当。
◆カイル
アルノー領主、バルドイ男爵の末っ子。15歳。
実家への援助と引き換えに伯爵令嬢から結婚を申し込まれ、せっかくなので婿養子になってみた主人公。
顔は「まあまあ」だが「地味」、赤毛、緑の瞳、今のところはちびっこ。
内向的な性格で、趣味は読書とプチ魔法。心の一人称は「俺」。
名前は、
結婚前 カイル・ティ・アルノー・ディルク=バルドイ
⇒結婚後 カイル・ティ・キトリー・ディルク=エレメントルート に変更。
(ファーストネーム・ミドルネーム・領地名・姓・家名)
一族に同名が多いため、身内からはミドルネームで呼ばれている。
兄ちゃんが六人。
上から、アウグスブレヒト(32)、マクシミリアン(29)、レオンハルト(26)、
ベンヤミン(24)、ハンネス(22)、ニクラス(22)下の二人は双子。
◇エディット
すごい美人。女性にしては長身で、黒髪に菫色の瞳。18歳。
今は亡きエレメントルート伯爵夫妻の一人娘。母親が前王の王女だったため、現国王の姪、王太后の孫に当たる。
職業は王宮騎士。結構強い。両親の死を契機に剣を覚えた。
いろいろあって急いで結婚したかったらしく、適当に見つくろった中からカイルを選ぶ。
フルネームは、エディット・カヤ・キトリー・ディルク=エレメントルート。
一見ぶっきらぼうでそっけない。
◆ジュリアン=オドネル
黒い長髪、目はこげ茶色。年齢はどうやら30前。
常時黒のローブを着用。中背痩せ型で知的な顔立ち。
変わりもの。
◇ユーリ=ローランド
カイルの元家庭教師で現在はオドネルの弟子。20歳。栗色の髪と瞳、小柄。
声が小さく、どこにでもいるありふれた印象のお姉さんだが、案外いい性格。
一章「9」から登場、カイルと再会。
◆ケン
アセルス城西口通用門の衛兵。カイルがお城に行く時たまに登場、挨拶する仲。
たぶん30代。ごつくてぎょろ目でだんごっ鼻。
◇エレオノーラ王太后
エディットの母方の祖母。前王の王后、現国王の母。銀の髪、紫の瞳。重い病気で余命いくばくもない。
自分が死ぬまで独身だった場合に限り、エディットを王女にすると遺言を出している。
一章「4」から登場。
・エレメントルート伯爵家の人たち
◆オーリーン=ショウ
秘書。20代なかば。家令の息子でエディットの乳兄弟。
黒髪黒目に銀縁眼鏡。エレメントルート伯爵家本邸の陰の帝王。
◇バルバラ
侍女。はたちくらい。つり目で金茶色のおかっぱ。そばかす。やかましや。
◆ワトキンス
執事。強烈な目力の持ち主。白髪混じり、痩せ型の50代。
◆マイルズ
なんでもやらされる下男。ちりちり金髪。がっちりした40過ぎ。働きもの。
◆ネロ
巨漢の料理長。30ちょい。歩くと床が揺れる。
◆ボリス
従者その1。40代後半。本名はボリス=ボルボロス。
小柄でずんぐり。髭無しドワーフ似。精悍な雰囲気だけど、そこそこ苦労人。
一章「結婚式」から登場。ここまではエディットのお付き。
※サブタイトル有の回はボリス視点の三人称。
◆グレイ
従者その2。20代前半。本名はグレイヴ・スティレット=レーヴァテイン。
身長2メートル。金髪に青灰色のたれ目。全体的にひょろひょろ。女好き。
一章「結婚式」から登場。ここまではカイルのお付き。