ついでに艦これタグ付けてないのは純粋な艦これファンへの考慮。
艦これタグやっぱりつけました。俺ガイルクロスで気分を悪くした方が居るならすいません。
高校生活は楽しんでいるかと聞かれたらイエスでもありノーでもある。だが、俺にはつい最近にやらなくてはならない物が増えた。抗議はした。そのせいで高校生活よりも楽しくない生活を強いられる。
「俺なんかよりも雪ノ下や葉山の方が!」
だがあいつらよりも俺を欲しがっていたのだ。それもそうだ…妖精が見えて、大きな家系でもなければ優秀な弁護士の子供でも無い。使い捨てるには十分な人材だ。人材不足だから無理矢理でもこの役割を与え縛り付ける。辞める条件を満たすまで俺はこの役割から解放されない…
「艦娘は兵器に過ぎない…全くその通りだ。だが、艦娘だけが当てはまるわけではない…提督にもそれを当てはめることが出来る」
そう言ってた後は、ただため息しか出てこない。雪ノ下や由比ヶ浜は俺が提督になる事に驚いていたが、理由を言うと同情された。いや同情するなら変われよ。もし雪ノ下が提督をやるとしたらしっかり教育を受けてエリートコースなんだろうな…
俺は提督の仕事をさっさと辞めたいと何度思ったことか…もちろん今も辞めたいと思っている。だが上はなかなか良い人材を確保出来ていないそうで俺がいやいや指揮を執る。
初めてこの鎮守府に来た時は不覚にも適任なんじゃないか?と自惚れていた。いや…経験からよく似た事例があったから。艦娘同士の関係はピリピリしていて艦娘同士の喧嘩や愚痴が絶えずあった。原因はMVP制やこの鎮守府の運営方針にあったのだ。
この鎮守府は前任が居てその前任はMVPを取った艦娘に色々と褒美をあげていたらしい。更に父親のように褒めてくれるとの事で我こそがとMVP目当て競争が起こる。
自分がMVPでなければ他人のせいにし始めそこから喧嘩。敗北して帰っても責任の擦り付け合いと艦娘同士での闘いが多くなってその結果足の引っ張り合いが起こる。
思わず笑みがこぼれた…やっぱり貧乏くじだ。もしラブコメの神様がいるとしたら声を大にして言いたい。俺の高校生活を返せ…と。
今はだいぶ落ち着いた。
「…なんであんな提督が来ちゃったのかな」
「嫌な提督さんね…」
大勢が一致団結知るとき、それは共通の敵が現れたときだ。俺はそれを利用して深海棲艦にヘイトを向けようと試みた。結果は失敗。我こそがと深海棲艦に戦いを挑み被害が出ただけだった。じゃあ誰を敵にすればいい。簡単だ…提督である俺を敵にすればいい。俺は臨時の提督でここに居る。そんな長い間お世話になる気は微塵も無いので嫌われようが関係ない。文化祭は比企谷@頑張らないってイメージでやってた事もあったな…。
俺の辞める条件であるサーモン海域制圧が先か…正式な提督の着任が先か。
「とりあえず資源や戦力面は問題ない。命令も聞くようになったお陰で無駄な修理の資源は減った。連携も取れるようになった…もうゴールだろ辞めさせてくれよ…本当にこの仕事嫌いなんだから」
誰も居ないこの部屋には返事は来ずただ俺の独り言で終わる。提督の仕事と言うのはそれはもう大変で、朝の6時に起きて夜遅くまで書類作業をする。その中には艦娘のコンディションを見て近場の出撃や遠征のスケジュール作成。遠出の出撃や遠征のスケジュールを念入りに練るなど…。だから寝る時間は高校生活の時より減り休みをほとんど取らずに執務。そんな考え事をしている間に来客を知らせるノックがくる。俺は「帰れ」といって、艦娘が入ってくる。いや帰れ。今すぐ立ち去れ。
「朝潮です。司令官に質問があります…私達は兵器とお思いですか?」
「…あぁ思うね。お前らを人間と同じと言えば最年少でも中学生位の子を戦場に出すか?お前はどうなんだ?非人道的だとは思わんか?だから兵器として扱う。俺の保身のために…お前らを戦場に出させるためにな。お前の考えはどうなんだ?」
「…私は司令官の考えがよく分かりました。霞が一目置いているのも納得です。私の意見としては艦娘は人間として扱って欲しいと言う望みがあります…が、人の感情があるせいで鎮守府がゴタゴタになってしまったのを見ていました。だから艦娘は兵器として扱うのが正しいのかと思っていたのです。」
と朝潮が言い切ったあと海軍式の掌を隠し腕をあまり広げない敬礼を俺に向けて行う
「私や霞は前の鎮守府は嫌いでした。助け合いも無い姉妹喧嘩は多い…戦果に目がくらんで被害を大きくする。そして責任の擦り付け合い…今の貴方が居なければ更に鎮守府は嫌な雰囲気だったと思います。だから私は司令官に感謝していますし尊敬もしています。」
「この鎮守府に来て数週間だと言うのに、艦娘の間では昔のような絆が出来つつ有ります。どうやってこの鎮守府を建て直したのか興味があるのでこの朝潮、司令官のお傍でサポートを全力で行う所存です」
朝潮の目はキラキラと言うより、ギラギラと燃えるような輝きを放ち少し気圧されそうになる。
「…好きにしろ。ただプライベートには関わるなよ」
「了解しました」
再び敬礼をして満足の行く結果が得られ少しにやけている朝潮はこの部屋にあるソファーに座り俺の方をジーッと見つめる。やりづらい…そう思っているとノックもせずに入ってくる艦娘が居た。
「入るわよ…少し話がしたいの」
霞が朝潮をチラっと見たので察した。廊下で話すことにする。
「ちょっと…あんたのやり方を朝潮に見せるってどういうこと?あんたのやり方を朝潮が知ったらきっとやり方を否定する。もし…もしもだけど朝潮があんたに感化されて同じ事をしたらどうすんの?」
「そこら辺はしっかり考えてる。それに元から否定されるつもりでやって来た事だ。」
「…私があの時頼んだばかりに」
「俺がやりたくてやってる事だお前の為でもない。俺が早くこの鎮守府を辞めるには必要な過程なんだ。お前に頼まれてやった事だと思うな。あの時俺は否定しただろ…」
「そうだったわね…そういえばあんた私達よりも兵器っぽいのね。私情を捨ててただ目的の為に動くなんて」
「うっせ…話が終わりなら俺は仕事に戻るぞ」
「…えぇ私も、もう少ししたらそっちに行くから、その間しっかりサボらず仕事をするのよ!」
そう言って霞は食堂の方向へと向かう。俺は執務室へ入る。最近の日課になり、小町の癒しが欲しいところだが我慢だ…。
「提督…お電話です」
「もしもし」
「お兄ちゃん!こっちは心配でご飯が3食しか食べる気しないし、夜しか寝れなかったのにそっちでハーレム生活してるとかポイント低いよ!いや減点だよ!もうお兄ちゃんなんて大っ嫌い!許して欲しければ早くかえって来て」
「お、おう。お前の認識は間違えているぞ。小町ちゃん?…一方的に切りやがった…」
あと小町ちゃん、夜しか寝れなかったって健康そのものよね?…あとご飯も…あと早く帰ってこい言われても外出許可されて無いのよ。って事はしばらく嫌われる…詰んだわ…よし、寝よう。これは悪い夢だ。目が覚めたら小学6年生の夏休みで虫取り網と籠を持って昆虫採集をしているはずだ…そして自由研究を何にしようと思いながら楽しくすごしているに違いない…。
読みづらくてごめんね。