ガールズバンドが人気な時代ですが、男も頑張ってみます。   作:怜哉

30 / 57
ようやく投稿。
亀すぎてごめんなさいの気持ち。
すべて労働が悪い。
あとウ〇娘ハマりました(最大の原因)


12月の北海道の海は冷たい

 

 

 

 

 

 

 

 十二月になった。

 十一月末の記憶はほとんどない。引きこもってたからな。

 

 一週間の療養(自治)を経て、俺は無事に社会復帰を果たした。

 一週間も休んだせいでクラスメイトや担任教諭に心配され、こんな俺でも心配してくれる人がいるんだと安心を得たのもつかの間。

 

 

「はいっ! という訳で私達Pastel*Paletteは今、北海道にきていますっ!」

 

 

 どういう訳だってばよ。

 

 

 

 ✿ ❀ ✿ ❀ ✿

 

 

 

「さっむーい!! アハハ、雪冷たーい!」

 

 キャッキャとはしゃぐ日菜さんを横目に、俺は雄大な青空を見上げる。

 

 東京から飛行機で約一時間半。新千歳空港に着き、そこからさらに車で六時間ほどかけ、俺たちはサロマ湖周辺へと来ていた。

 東京と違い、ここ北海道は空が低く広い。遮るものが何も無いからだろう。

 二日前に降ったという雪が未だ解けることなく積もっており、空から視線を落としてみれば広大な銀世界が視界を覆う。

 東京生まれ東京育ちな俺は、この壮大な景色を前に心洗われる。いや別にビル群が嫌いとかじゃないけど。あれはあれで趣があるし。

 

 大きく息を吐き、外気を吸い込み肺へ送る。冷たくも新鮮な空気が体を巡るこの感覚。うーん、いとエモし。

 長時間乗り物に乗っていたことで凝り固まった体をほぐすために一度大きくノビをする。

 

 

 ...さて、どうしてこうなった。

 

 一旦落ち着いたところで考えよう。一体どうして俺は北海道なんかにいる?

 

 土曜日の朝。そう、土曜日の朝だった。

 バンド練もバイトもないってことで散歩にでも行くかと家を出たんだ。

 そしたら家の前になんか見知らぬ大人たちがいて、弦巻家の匂いに似たものを感じたからそっと逃げようとしたんだけど見つかって.....気付いたら飛行機乗ってたな。機内アナウンスで行き先知ったくらいだし。

 焦り散らして暴れそうになったところを千聖さんに羽交い締めにされて...ああそうだ、なんでか左側の席に千聖さんが座ってたんだ。右側は丸山さんだった。

 え...推しが隣に...というか肌が触れて...トゥンク...ってショートしてる間に何も分からないまま飛行機降りて、車に積まれて.....。

 

 え、何これただの誘拐じゃん?

 助けて国家権力。

 

 と、スマホが揺れる。

 見てみると、お母さんからのLINEだった。

 

『パスパレの収録、日給一万五千円で二日間収録だからファイト(๑•̀ㅁ•́ฅ✧』

 

 何それ知らない。

 え、てか待って二日間収録って何? 今日(土曜)はもうやらないとして、明日明後日でやるってこと?

 え、日曜はプリ〇ュア見なきゃだし、月曜は普通に学校なんだけど。

 

『学校には連絡したから、傷跡残してきなさい(๑•̀ㅂ•́)و✧』

 

 顔文字やめろ(微ギレ)

 つーか傷跡ってなんだよ。俺別に芸能の道目指してるわけじゃないんだが?

 

 抗議の電話でもかけてやろうとしたところで、見覚えのある男が近付いてきた。

 パスパレの事務所の人か。名前は...確か御剣光輝(みつるぎこうき)とかだったな。ラノベの主人公みたい。

 

「お疲れ様、海くん。顔色が悪いけど、乗り物酔いでもしたかい?」

「拉致られても顔色一つ変えないのは弦巻家のお嬢くらいっすよ」

「あっはっは、それもそうか」

 

 拉致って部分は否定しないのか(唖然)

 本気で国家権力に通報してやろうかとするのを、御剣さんの言葉が防ぐ。

 

「いやぁ、悪いね。うちも数字が欲しくてさ」

「数字?」

「そ。この前のライブでのパスパレと海くんの絡み、とっても好評でさ〜」

「嘘でござる。絶対に嘘でござる」

 

 怖くてエゴサとかはしてないけど、受けがあまり良くないのは自覚してる。

 自分の推しと絡む一般の男なんてファンが許すわけないだろいい加減にしろ!

 未だ家特定されてないのが不思議なくらいだわ。裏で何か大きな組織が動いているとしか思えない。

 

「いや、ほんとほんと。ファンレターにも書いてあったよ? 例えば...ほらこれ、言ノ葉世界さんからのレター」

 

 なにそのペンネーム。腹刺されたり裂かれたりしそうだな。

 おずおずとファンレターを受け取り、開く。

 

『あの男は誰ですか? どうしてパスパレと一緒にいるんですか?』『あの男誰よ!』『ねぇこの手紙見てるんでしょ? 返信してよ』

 

「帰ります」

 

 え? いやいやいや、怖い怖い怖い。え怖い。

 HARAKIRI(他力)案件じゃないっすか弦巻家に匿ってもらわなきゃ。

 

「まぁまぁ。安心してよ、海くん」

「安心なんかできるわけないだろ!?」

 

 つーかどこが好評よ! まんま脅迫文じゃない! 不満バリバリじゃない! もういや、国際権力(弦巻家)の元に帰らせていただきます!

 

「いやね? その言ノ葉世界さんって子、顔も住所も割れてるんだよ」

 

 何一つとして安心出来る材料じゃないし、なんなら事務所への不信感が募る情報だな。え、いくらヤベーオタ相手だとしても、一ファンの住所おさえてるってどういう事よ。

 

「毎度髪色をパスパレカラーに変えてくる派手な子でね。ライブにもほぼ一番乗りで来るからこっちも顔を覚えちゃって。あ、その手紙も直接受け取ったんだよ、僕が」

 

 ヤベーオタは色んなベクトルでヤベーのか。

 てか“子”ってなに? 子供なん? あと話の雰囲気からしてもしかして女の子...? 勝手にオッサンだと思ってたわ。いや女の子でもオッサンでもHARAKIRI案件は嫌だけれどもよ。

 

 ...ん? 毎度髪色変えてくるパスパレファン?

 いや知ってんな。その子知ってんな俺。なんなら前に若宮さん入れてやったコピバンライブに来てたな。

 え、俺その子に身バレしてんじゃね? 怖。

 

「それにその子、プレゼントとかも送ってくれるんだけど、その子の住所書いてあるんだよね。送り状に」

 

 あー、なるほどー。

 

「あ、そういえばその子、ピアノが弾けるらしくてね? エレクトーンとか言ったかな」

 

 ピアノとエレクトーンはわりと違うと思うんですが。

 というかいきなり何の話だ。

 

「和解のためにも、一度一緒にライブをしてみようよ。パスパレコピーバンド結成! これは金になる予感がビンビンするよ!」

 

(金の臭いはし)ないです。

 

 

 

 ✿ ❀ ✿ ❀ ✿

 

 

 

 まぁ何を嘆いたところで状況は好転しないのが世の常だ。

 よくよく考えれば、拉致された先が国内なだけでも有難いというもの。いやほんと、目が覚めたらスカイダイビング中でしたとかあったからな。あの時ミッシェルが飛んでいなければ今頃どうなっていたか...。

 さっきは不甲斐なくも取り乱してしまったが、伊達にお嬢らに拉致られ続けてはいない。

 北海道、何するものぞ。収録くらい余裕で乗り切って見せようじゃないか!

 

 

 ...いや、やっぱテレビはちょっと恥ずかしいな(小市民)

 

 

 収録は明日からということで、俺たちは一度宿に来ていた。

 やっすいビジホなんかじゃない。高級、とまではいかないが、それなりに綺麗な旅館だ。露天もあるらしい。雪見温泉できるじゃん。

 贅沢に一人部屋! なんてことはなく、スタッフの人らと同室だった。

 まぁタダで泊まれるんだ、文句は言うまい。服も一式用意してもらえたしな。

 

「海くーん!」

 

 全てを諦めて、明日の撮影の段取りを御剣さんから聞いている途中。

 部屋の扉が開かれ、聞き慣れた元気な声が響く。

 

「どうしたんすか、丸山さん」

 

 目を向ければ、案の定ピンク先輩がいた。

 花でも咲きそうな笑顔を引っさげて部屋に入ってきた丸山さんは、俺に駆け寄ろうとしてきて、御剣さんを見て止まる。

 

「あっ、ごめん、お話中だった...?」

 

 真面目だからか、話の邪魔をしたのではと申し訳なさそうにする丸山さん。ちょっと困った顔がかわいいのがズルいよな。

 

「ちょっと明日の打ち合わせ? 的なことを。何をするのかも知らないもんで」

「そうだったんだ。じゃあ後で出直した方がいいかな...ですか?」

 

 俺に聞くよりも御剣さんに聞くのが正しいと思ったのか、視線と共に語尾を敬語に直して、御剣さんに窺う。ちょっと控えめな表情もかわいいのが以下略。

 そんな丸山さんに、御剣さんは笑って返す。

 

「あー、いいよいいよ、大丈夫! 話は夜にでもできるしね。じゃあ僕はちょっとタバコでも吸ってくるから」

 

 言って、軽く手を振りながら御剣さんが退室する。

 丸山さんは一度ぺこりと頭を下げ、御剣さんが完全に退室してからこちらに笑顔を向けた。そんな無邪気そうな面持ちが以下略。

 

「海くん! そこの商店街で縁日? か何かやってて、出店もあるからみんなで回ろって話してたの! 海くんも一緒に行こっ!」

「え、えー.....やです」

「なんで!?」

 

 なんでってあんた、そのみんなってのはパスパレのメンバーなんでしょう? だったらやだよ、目立つし。

 いや別に目立つのが嫌とかじゃないんだけど。

 如何せん、パスパレはアイドルだ。しかもここ最近頭角を現してきた期待の新星アイドルグループ。アイドル界の麒麟児などと謳われているとかいないとか、そのレベルの人気アイドルなのだ。

 その人気は、ここ北海道でも変わらないだろう。特に千聖さん。彼女は子役時代から名の売れた女優だ。

 そんなパスパレと、半プライベートで一緒に縁日を回る? 論外だ。ファンに殺される。

 Pastel*Palette全員と行動するのは仕事の中だけに抑えたい。

 

「まだ命は惜しいんですよ」

「縁日ってそんな殺伐としたイベントだったっけ!?」

「いや、縁日どうこうじゃなくてっすね。パスパレのプライベートに同行、ってのが世間にバレたら俺が干されるんすよ」

 

 下手をすればパスパレの人気にも泥を塗る。

 それは俺の本意ではない。

 

「大丈夫だよ! ちゃんと変装するし!」

「余計心配なんですけど」

「なんで!?」

 

 なんでってあんさん、あんさんの変装が変装として成り立ってないからなんすわ。

 目深の帽子にサングラスにマスクなんて付けて外歩く一般人がどこにいるよって話。まぁ丸山さんの場合、気付いて欲しい欲が滲み出た結果なんだろうけどな。

 

「もー! っていうか私たちもう何回も一緒に遊びに行ってるし、今更じゃないかな!」

「丸山さん個人とはいいんですよ」

 

 その辺はもう諦めてる。丸山さんの公式SNSに載せられてるからな。

 多少の煙は立つが、「仲の良い先輩後輩。友人」で押し通せるはずだ。バイト先も学校も一緒だし、何とでも言い訳は立つ。さすがに北海道で一緒、ってのはマズイだろうけど。

 

 そんな俺の発言をどう解釈したのか、丸山さんは突然頬を淡く染めてモジモジしだした。何その仕草、あざとい。さすがアイドルあざとい。

 

「え!? そ、それってつまりぃ...その...パスパレとじゃなくて私個人とならいいって、こと...?」

 

 唐突な小〇構文。

 一体この人は何をテンパって───

 

 

「話は聞かせていただきマシタ!!」

 

「ピュイ!!?」

「い、イヴちゃん!?」

 

 なぜかモジりだした丸山さんを()で、かつ訝しげに見ていると、突然天井から若宮さんが飛び出してきた。

 これには俺も丸山さんもびっくりである。変な声出た。

 

 ドキドキとうるさい心臓を何とか押さえつけようと試みている間に、若宮さんはゆっくりと、注意深く天井裏から降りてくる。

 無事降りると、こちらを満面のドヤ顔で見て口を開いた。

 

「話は聞かせていただきマシタ!!」

「いや二回も言わなくていいから」

 

 つーかなにしてんの若宮さん。NINJA目指すのはいいけど、心臓飛び出そうになるからこういう登場の仕方はやめてほしい。

 

「聞かせていただいた結果、この件はチサトさんに報告すべきだと思いマシタ!」

「なにゆえ」

「え、ちょ、イヴちゃん!?」

「というワケで、チサトさんの、おなぁァりィいい!!」

「フフっ、話は聞かせてもらったわよ、二人共?」

 

 いつの間にか千聖さんご降臨である。なんだこの流れ。濁流すぎるだろ。

 千聖さんは普通に部屋の扉から入ってきたけど、音も気配もなく入ってくるのはやめてほしい。暗殺業でも営んでおいでであらせますか? .....あらせそうだなぁ。

 

「失礼ね、そんな闇稼業に勤しんだことなんてないわよ」

「シンプルに心読まんといてください。ホンマ、勘弁してほしいわ」

 

 闇稼業に勤しんだことはない、ってとこがポイントだな。

 きっとスキルは習得してるんだ。それを本業(暗殺業)には使ってないってだけだぜきっと。

 

 とまぁ、テキトーな邪推は置いといて。

 なして若宮さんと千聖さんが出てくるんでしょうかね。これがワカラナイ。

 

パスパレ(私たち)とプライベートで同行するのは危険。貴方がそう言うことは予想できていたわ。というより、スキャンダルの元は私が許さないもの」

 

 まぁ、そりゃそうだ。

 白鷺千聖という女優は、人一倍プロ意識が高い。子役時代から何年も芸能界に居座ってる人だからな。今までどんな些細なスキャンダルも起こしてこなかった千聖さんが、こんなところでいらない煙を焚くような真似は絶対にしな───

 

「というわけで、貴方には女装してもらうわ」

「ちょっと待て」

 

 どういうわけだ。

 

「考えてみなさい? 半分は芸能人みたいな貴方だけれど、性別は男」

「半分は芸能人てなんすか」

「そんな男が、今をときめくアイドルと共に行動するためには?」

「ダメだ、こっちの話なんざ聞いちゃいねぇ」

 

 というか「行動するためには?」じゃないんですわ。

 そんで「答えは女装することです! Q.E.D.!」でもないんですわ。そうはならんやろ選手権優勝候補だよそんな未完成証明。

 

 これにはさすがの丸山さんや若宮さんも唖然と──

 

「なるほど! 千聖ちゃん、あったまいぃ〜!!」

「さすがチサトさんです!」

 

 ヤクでもキメてるんか???(唖然)

 

 ダメだ、このアイドルたち。正常な思考能力を奪われている。これが芸能界の闇か...!(違う)

 

「それじゃあ関口くん、こっちにいらっしゃい?」

「嫌です」

「そんなに怖がらないの。新しい世界を知るのは楽しいものよ?」

「嫌です」

「メイクも任せておいて。私、上手いのよ?」

「嫌です」

「もうっ! 我儘ばっかり言わないの!! イヴちゃん、抑えて!」

「ガッテンショウチ!!」

「な、え、力強っ...!? は、離して若宮さん!!」

「チサトさんの命令は絶対です!」

「何その忠誠心、怖いわ!!」

「うふふ、大丈夫、安心しなさい。私がねっとり、女装の愉しさを教えてあげるわ。うふふふ」

「嫌だぁあああ!!!」

 

 

「みんな頑張って〜」

 

 丸山さんの無慈悲な声援を最後に、俺は闇に引きずり込まれた。

 

 

 

 ✿ ❀ ✿ ❀ ✿

 

 

 

「へいらっしゃい! そこのべっぴんさんたち、イカ焼きどうだい!」

 

 冬の日没は早いもので、午後三時すぎでも、すでに空が朱色に染まってきている。

 そんな西日に照らされる商店街を、俺たちは六人で歩いていた。

 その六人は、俺を含むパスパレメンバーである。そんな集団を、出店のおっちゃんは「べっぴんさんたち」と称しやがった。

 

「ぷ、ふふ.....よ、良かったわね、『べっぴんさん』...? ふふっ...」

「なにわろてんねん」

 

 こちらを見て、笑いを押し殺すことに失敗している我が推し(千聖さん)に割とガチめな非難の目を向ける。

 

 俺は結局女装させられた。

 しかもタダのネタ枠というわけではなく、テレビ局のメイクさん監修の、ガチもガチのガチ女装だ。

 俺が千聖さんに襲われている様子をたまたま見かけたメイクさんが悪ノリし、衣装やらウィッグやらを本気で見繕ってきた。すね毛も剃られた。

 

 今の俺の服装は、とても女の子だ。

 一見スカートにも見える、クリーム色のサテン生地でできたワイドパンツに、小豆色の少しダボッとしたモックネックセーター。白のモコモコアウターを羽織り、靴は黒のブーツ。

 髪は亜麻色のセミロングのウィッグを被らされ、後ろで一つ結びにされている。

 

 化粧は千聖さん作だが、それ以外は芸能界を支える職人さんが手を加えるという、本当に労力の無駄遣いである。どうしてこうなった。給料も出ないのによくやったなメイクさんたち。

 てか足見えないのになんですね毛剃られたん俺。

 

「すっごく可愛いよ、海くん! 声以外は本当に女の子!」

「はい、本当にすごい美人さんスね」

 

 丸山さんと大和さんが、嬉しいようなそうでもないような感想を伝えてくる。反応に困るな。

 

「海くん! はいチーズ!」

「え?」

 

 急に丸山さんが顔を近付けてきたと思えば、彼女の持つスマホから、パシャッ、というシャッター音がから聞こえた。

 え、何してんのなんでいきなりツーショ撮ったのバカなの? 女子高生の距離感が分からん。めちゃくちゃいい匂いした。

 

「うんうん、これなら絶対分かんないよ! ね、千聖ちゃん?」

「そうね。まさかこれが男性だなんて、そうそう分かるものじゃないわ。写真で見ると余計にね」

「だよね! SNSあげちゃお」

 

「ストップ・ザ・バカピンク」

 

 俺の制止など聞くわけがなく、バカピンクは躊躇なくSNSに俺とのツーショット写真を掲載する。

 いやまぁ、この格好していれば俺だってはバレないかもだけどさぁ...。ド派手パステルカラーヘアのHARAKIRI少女に狙われている以上、これ以上パスパレとの絡みを公表したくないと思う。いやこの人たちとつるむのは楽しいんだけどさ。

 

「わ〜、おいしそ〜! おじさん、このイカ焼き六つちょーだい!」

「あいよ! 嬢ちゃんたち可愛いから値引きしてやろう! ワハハ!」

「ホント? わーい、ありがと〜!」

 

 日菜さんは日菜さんで、女装の俺に興味を持ったのも最初のみで、あとは自由に生きている。

 というか、可愛いと値引きしてもらえるのか。美少女強いな。来世は美少女カリスマJKになって無双したい。

 

「はいみんな! イカ焼きだよ!」

 

 笑顔でイカ焼きを渡してくる日菜さんにお礼を言いつつ、俺たちはイカ焼きを受け取る。

 千聖さんは「公衆の面前で食べ歩きははしたない」とか何とか言っていたが、小腹が空いてくるこの時間に、犯罪級とも言えるソースの香ばしい匂いに抗うことなどできず、結局はイカ焼きに口を付けた。

 

「あ、チサトさん、口の端にソースが付いてマス!」

 

 そんなことを言いながら千聖さんの口元に付いたソースを指で拭き取り、それを舐める若宮さん。

 うーん、香ばしい百合の香りがする。いとにほひ。

 

「海くん、気持ち悪い顔してるけど、あーゆーの好きなの? 今度私も、お姉ちゃんとしてあげよっか?」

「ぜひ」

「アハッ、即答キモーっ!」

 

 口悪ぃな、日菜さん。

 いやこれは俺が百パー悪いか。だいぶメンタル傷付いたけど、発言に見合ったリスクだったわ。残当。

 まぁ本気で罵倒されてるわけじゃない...ことはないんだろうが、引かれたりだとか嫌われたりだとかはしてないから一安心だ。自分の汚点を晒すこともコミュニケーションの一つだし。

 いや百合好きは別に汚点じゃないけど。百合は綺麗だし、綺麗なものは正義だから、百合好きもまた正義。断罪されるいわれはない。...何言ってんだ俺?

 

 ふと宇宙を漂ってしまった思考を現実へと戻すと、すでに太陽は沈みきり、空はほとんど暗くなってしまっていた。

 まぁ屋台やら街灯やらの灯りで視界は明るいもんだけど。光って偉大だよな。

 

「こう暗くなってくると、モノノケが出てきそうでワクワクします!」

「モノノケて」

 

 若宮さんの守備範囲が分からん。

 日本被れ(侍)だと思ってたんだが、アニメとかもそこそこ詳しいらしいし、日本のものならなんでも好きなんだろうな。

 

「モノノケ、妖怪か〜。ナマハゲってこっちの方の妖怪だったよね?」

 

 意外にも妖怪話に食いついた丸山さんに、大和さんと千聖さんが続く。

 

「ナマハゲは東北なので、少し北すぎかもですね〜」

「というか、ナマハゲは妖怪じゃないわよ、彩ちゃん。男鹿半島などの行事で見られる、神の使いなの」

 

 めちゃくちゃ詳しいな千聖さん。

 というか、丸山さんが妖怪に興味を示したのが本当に意外だ。怪談とかめちゃくちゃ苦手そうだと思ってたけど、そうでもないのかな。

 できるだけ妖怪の話は聞きたくない俺は、妖怪の話で盛り上がる女子陣から少し距離を取る。

 そんな話をちゃんと聞いたら夢に出てきそうだしな。神の使いだろうが魔王だろうが、非科学的存在は怖い。

 

「ナマハゲでも幽霊でも、会えたらるんってするんだろうな〜。海くんはそういうの好き?」

 

 気配を完全に殺して話の輪に入らないようにしていた俺を、日菜さんは見逃さなかった。

 日菜さんに問われた俺に、全員の目が向く。やめて、そんなに見ないで。

 

「...別に...好きでも嫌いでも...ないっスかねぇ...?」

 

「ワタシ知ってマス! これは『ツンデレ』というものデス!」

「イヴちゃん、それは使い方が違うわ」

「でも確かに、海くんは幽霊とか、そういうのすっごく苦手だったよね? 前に二人で映画館に行った時、ホラー映画見よって言ったら全力で逃げられちゃったし」

「待って彩ちゃん。映画館に行ったの? 二人っきりで?」

「やだなー千聖ちゃん! 海くんとのデートなんて今更だよ〜」

「完全に開き直ってるッスね...」

 

 流れ変わったぞ。

 

「関口、説明」

 

 流れ変わったぞ!?

 

 千聖さんがアイドルとしても、乙女としても出してはいけない低すぎる声を発している。しかも呼び捨てで。

 姉ちゃんやお母さんがブチ切れた時と似ている。つまりこれは逆らえないやつだ。

 

「い、いや、別にデートとかそんなのじゃ...本屋行った帰り、映画館の前でたまたま丸山さんと会って、流れで...いやほんとそれだけなんすよ」

「でも、そのまま帰ればいいものを、わざわざ映画館に入ったのよね? 二人で」

 

 おかしい。俺は悪くないはずだ。...いや、確かに配慮が足りなかったのかもしれないが、それでも俺だけが怒られるいわれはない。

 こんな理不尽を許してはいけない。いくら相手が推しでも、言うべきことはビシッと言わなければ。

 

「いや、でも」

「ん?」

 

 怖すぎて土下座した。

 推しに逆らっちゃいけないって、それ一番言われてるから。

 

 

 

 ✿ ❀ ✿ ❀ ✿

 

 

 

 夜。

 商店街のど真ん中で土下座を披露してきた俺は、宿に戻って風呂に入っていた。

 

「あ゙あ゙〜〜」

 

 オヤジみたいな声を吐き出し、湯に浸る。

 ここは露天風呂、星空と雪景色の楽しめる中々豪華なシチュだ。

 寒空の下を裸で駆け抜けた後の入湯はとても効く。幸せはここにあったんだ。

 

 よく分からないまま北海道に連れてこられ、女装させられ、怒られた一日だったが、温泉に浸かってボーっと空を眺めていると、すべてが小事に思えてくる。温泉は偉大だ。

 

「おや、海くん。入ってたんだね」

 

 知ってる星座はないかと夜空を見上げていると、御剣さんが露天に来た。

 さむさむ言いながら湯に入った御剣さんは、「あ゙あ゙〜〜」と俺と全く同じリアクションをしてから、俺に話しかける。

 

「今日は大変だったみたいだね」

「何を他人事みたいに言ってんですか。誘拐の主犯でしょ、あんた」

「自由に連れてってください、ってキミのお母様から言われたからね〜」

 

 息子を売ったのか、お母様。

 

「まぁ、誘拐じみた方法で連れてきたのは悪かったよ、ごめんね」

「じみた、ってか誘拐そのものでしたけどね」

「あっはっは」

 

 なにわろてんねん。

 

「そう怒らないで。海くんにとっても、そう悪くないことだと思うけど?」

「は?」

「飛ぶ鳥を落とす勢いで今をときめいてる現役アイドルと一緒に行動できるなんて、そうそうない経験だよ」

 

 まあ、そりゃそうだが。

 そのせいで被ってる苦労の方が多い気がするな。

 

「それにあの子たち、千聖ちゃん以外はプライベートでのガード甘々だから! パンチラくらいのラッキースケベなら報酬として許そうじゃないか!」

「何言ってんだこいつ」

 

 仮にも担当プロデューサーが、いい笑顔でなんかトチ狂ったこと言ってっぞ。大丈夫かこの事務所。

 

「僕も、高校生の頃は毎日のようにラッキースケベを夢見たものだよ」

「“も”ってなんスか。同類にしないでほしいんすけど」

 

 見たくないこたぁねぇけどもよ(男子高校生)

 

「事務所に就職してプロデューサーになったのも、アイドル(美少女)の近くに合法的にいれるからだしね。レッスン後の、あの汗水を滴らせ肌を火照らせるJKの姿といったら......おっと、どこに行くんだい海くん」

「ちょっと通報をしに」

「警察に手数をかけるほどのことじゃないさ。そうだろう?」

「いや、わりと案件っすね」

「まぁまぁまぁまぁ」

 

 くっ、無駄に力が強いなこの変態...!

 

 腕を捕まれ、無理やり湯船に引き戻された俺は、とりあえず通報を諦めて湯に浸かる。

 

「それより海くん、明日の収録の話なんだけど。晴れたら早朝から船でオホーツク海に出るから───」

 

 

「わぁ〜! 露天風呂、すっごく素敵〜!」

「あ、彩さん! 寒いです! 早く湯船に浸かりましょう!」

 

 竹製の柵の向こう側から、丸山さんと大和さんの声が聞こえてきた。

 ペタペタと忙しない足音も聞こえる。この数は二人じゃないな。パスパレ全員いるのか? 薄い竹垣を挟んだ向こうに一糸纏わぬアイドルがいるって考えるとちょっとドキドキしちゃうな。

 話していた御剣さんも黙ってしまったため、女湯の音がよく聞こえる。

 あ、今誰か湯船にダイブしたな。マナーは守ってもろて。

 

「あったかーい!」

「日菜ちゃん! お風呂に飛び込んだらダメよ! あ、コラ泳ぐのもダメ!」

 

 日菜さんと千聖さんもいるな。

 ってことは若宮さんもいるな。

 

「あれ? イヴちゃんは?」

「イヴさんはサウナに行きましたよ」

 

 いないんかい。

 

(海くん、海くん)

 

 今まで黙っていた御剣さんが、小声で話しかけてくる。

 

「なんすか」

(竹垣のあの部分なんだけど)

 

 変わらず小声の御剣さんは、コソコソとした仕草で竹垣の一部分を指差す。

 何があるんだとそちらに目を向けても、特に目立つものはない。何が言いたいんだこの人は。

 

(微妙に隙間がある。覗けそうだよ!)

 

「千聖さーん! こっち今変態がいるんですけどー!!」

「変態? ああ、御剣さんね。あとで二、三発殴ります」

 

 リアルな数字が出てくると恐ろしさも倍々だな。

 てかこの反応、千聖さんなんか慣れてね? この変態の変態は今に始まったことじゃないってことか。

 

「ひどいじゃないか海くんっ! キミと僕の仲なのに、僕を千聖ちゃんに売るなんて!! 千聖ちゃんのグーパン、本当に痛いんだぞぅ!?」

「別に俺とアンタは大した仲じゃないでしょ」

「海くん、僕に冷たくない?」

 

 そりゃあ、誘拐犯とその被害者って立ち位置だし。是非もなしっていうか。

 

「はぁ...まぁ、千聖パンチはこの際受け入れるとして...」

 

 受け入れるのか。潔いな。

 まぁ、それなりの特殊な信頼関係があるんだろう。じゃなきゃ千聖さんの力で御剣さんは今頃クビになってるはずだし。

 

「それでさっきの続きね。晴れたら船でオホーツク海に出て、釣りをしていく。でも予報だと雪っぽいんだよね。強風とかになったらさすがに沖には出れないし、その場合は屋内での撮影になる予定だよ」

「はあ」

 

 急に真面目な話をしないでほしい。

 温度差にびっくりしたわ。

 

「明日明後日の両日が悪天候だった場合は、釣りの方は明明後日以降の撮影になるんだけど、その場合は海くんには帰ってもらうことになってる。さすがに芸能人でもないのに二日以上学校を休ませるのはよくない、ってキミのお母様に言われちゃったしね」

 

 お母さん、突然常識叩き出してくるじゃん。

 けどまあ、金を貰う以上は仕事はきっちりこなさなきゃな。

 

「それでね? 屋内撮影の場合なんだけど」

「はい」

「『うま〇ょい伝説、全力で演奏して踊ってみた』って動画を撮ろうと思ってるんだ」

「はい?」

 

 

 

 




そろそろまりなさんを暴走させなきゃ(使命感)


以下、蛇足です。


1:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
例の男、パスパレの公式YouT〇beに出てきたんだが???

2:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
夕方上がってたwinning the s〇ulの演奏してみた動画?

3:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
まぁ公式の男だからな

4:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
公式の男(草)

5:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
(草)って何、一周回って古い

6:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
公式の男、ギターは安定の上手さ

Tw〇tterのパスパレ公式垢に年末放送予定の予告動画載ってたけど、パスパレと公式の男がうま〇ょい踊ってた
踊りも上手かったな

7:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
うま〇ょいは演奏もしたらしいぞ公式の男

8:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
歌以外をすべて手掛けた、という説がある

9:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
まだだ。まだ終わらんよ

10:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>9 何がですか...?

11:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
パスパレが何処の馬の骨とも知れない男と絡んでるのはちょっと思うところもあるけど、公式の男と絡んでる時のパスパレめちゃくちゃ輝いてるんだよなぁ

12:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>11 わかる

13:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>11 わかりみが深い
特に彩ちゃんがかわいい

14:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>13 公式の男のウ〇娘での推しがオグ〇キャップだと知って、「私もたくさん食べるもん!」って言ってめちゃくちゃ食べて太っちゃって泣いた彩ちゃん───

15:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>14 まじーじ!??!?

16:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>14 んなアホみたいな話あるか!?

17:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>16 いやでも“あの”彩ちゃんだし...

18:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>17 確かに......

19:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>18 納得しちゃうの草

20:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>14 (続き)───って話があったら面白いよね

21:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>14 >>20 なんだァ...テメェ...

22:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
名無し、怒る!!

23:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
そりゃ怒るわな

24:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
是非も無し

25:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
話ちょっと変わるけど、昨日の夕方頃の彩ちゃんのSNS見た?

26:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>25 見た! 見たことない美少女とツーショ撮ってたけど、あれ誰? アイドルの卵とか?

27:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
養成所時代の後輩とかじゃね

28:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
パスパレ、今撮影で北海道に行ってて、そこには公式の男の姿もあった。
って報告が、千聖教北海道紋別市支部から上がってきてる。

29:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>28 待て、情報量が多い

30:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>28 千聖教北海道紋別市支部って何

31:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>28 そんでそんな報告が上がってくる貴方様は何者なの

32:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>30 >>31 しっ。あまりヤツらの素性に踏み込むな、消されるぞ

33:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
いろいろ怖すぎでしょ

34:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
紋別市支部第5席からの報告書によると、空港から出てきた時には例の美少女はおらず、公式の男と入れ替わるようにパスパレと合流したらしい。

35:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
第5席

35:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
序列出てきたぞ

36:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
全容が気になるな、千聖教

37:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
公式の男と謎の美少女、画像比較しました。

この2人、同一人物です。

38:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>37 職人ニキ

39:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>37 さてはテメェ、千聖教だな?

40:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>39 ご紹介にあずかりました、千聖教北海道紋別市支部第5席、コードネーム《紅茶》です。

ほくろの位置、二重の幅、鼻の穴の直径。
全て一致します。

41:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
モノホン出てきたぞ

42:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
鼻の穴の直径て
千聖狂信者集団怖すぎ

43:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
人類へ
白鷺千聖様を崇めよ
最高司祭より

44:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
最高司祭とは

45:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
よく分からん役職出てきたけど、ヤベーってことだけはよく分かる

46:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
千聖教は関わらなければ無害ってじっちゃが言ってた

47:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
46のじっちゃを信じよう

ところで、公式の男の話をしなイカ?

48:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>47 その話がしたかった
男の娘すぎて抜けそう

49:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
アレ〇サ! 警察へ通報

50:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>49 おいおい、あまりはしゃぐなよ坊主...
男の娘は良い文明だろ...?

51:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>48 そういう話がしたかったんじゃない

けど実際YESかNOかと聞かれればYES
だって可愛すぎじゃろ、男の娘趣味とかなかったけど目覚めかけたわ

52:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>51 僕は目覚めた

53:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
公式の男、罪な男すぎるだろ

54:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
もはや公式の男の娘

55:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
男とか女とか、そんな小さな枠組みに囚われてた自分が恥ずかしい

性別とか、年齢とか。そんなのは関係ない。彼(彼女)は可愛い、それだけでいいじゃないか

56:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>55 またヤベー宗派が誕生するんか

57:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>55 公式の男の娘教...

58:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
どうでもいいけど、みんな頑なに公式の男の名前は呼ばないんだな

59:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>58 勘ガ嫌よ

60:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>59 略しすぎw

61:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>59 使うタイミングは絶対違う

62:名無し:20xx年12月3日(日)IDxxxxxx
>>59 そこまで略しても意味は分かるのすごいな

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。