もちろん捕まえようとする正義感の強い者も居たが、返り討ちにされた。
そんなある日、いつも通り辻斬りが人を斬ろうとしていると、何者かの邪魔を受ける。
その者は魔法少女。
今、魔法少女と辻斬りの戦いが始まる───
あ、予告なので実際は始まりませんよ。
予告を作るのって、難しいですね。
『後少しだ……後少しで俺の望みが叶う!』
ここは少し現代とは似ている世界。
現在時刻は深夜。人が数人しか通ってないほど人通りが少ない場所。
そんな場所を二人の男が歩いている。
この二人の男は居酒屋で知り合って意気投合したのだ。
「なぁ、知ってるか?」
ある男が口を開く。
もう一人の男はべろんべろんな状態でどんな話か聞く。
「ここら辺は『辻斬り』が出るんだってよ」
「辻斬りぃ~そんな奴が居たら俺が倒してやるよ!」
酔っている男は調子に乗って答える。
しかしこの酔っている男は、見た目が普通より太って……横が大きく、酔っぱらっているのでこの状態で倒すことは不可能だろう。
「そりゃ、心強いな!」
もう一人の男が笑いながら賛同する。
そして……
「じゃあ、死ね」
次の瞬間、酔っている……否、酔っていた男は喋らなくなった。
正確には、首を横一直線に斬られて絶命したのだ。
「これで980人……」
もう一人の男……辻斬りはいつの間にか手にしていた日本刀に付いた血を絶命した男の服で汚れを取る。
そして血を拭き終わると、日本刀の刀が柄に入っていく。全て入ると辻斬りは柄を懐にしまう。
コツコツと静かな通りに響いて行く。だがそんな音もいつしか消えていった。
「ねぇおじちゃん」
「誰がおじちゃんだ!」
場所が変わり、辻斬りがあった地域のとある公園。
ここで小さな女の子と辻斬りが話をしていた。
この場では辻斬りも殺人犯ではなく、だだの大人である。
「なんでおじちゃんは【辻斬り】なんてやってんの?」
「…………」
辻斬りは黙る。
そしてどうして辻斬りを始めようとしたか話そうとしたが、子供に話すような内容ではないと思い話すのを止める。
それから数日後。
前とは違う場所で辻斬りをしていた。
今回のターゲットは夜遊びしていた少年。
辻斬りは後ろから少年に話しかけ、首めがけて刀を振った。
「死ね」
「うわぁぁぁぁぁ!」
ガキンッ!
と、首を斬ったような音をしないことを不思議に思い見てみると何か金属製のような棒が首と刀の間に入ってきたことに気づいた。
辻斬りはその金属製のような棒ごと斬ろうとするが、刀が動かない。
その瞬間、攻撃の気配を感じて後ろに跳んでかわす。
「誰だお前は?」
辻斬りは自分の目の前に居る人物に驚いた。
年は
ピンクのフリフリドレスのような格好に、金属製のような棒には大きなリボンが付いている。
それはまるで魔法少女だったからだ。
「私? 私は魔法少女、辻斬りを退治しに来たのよ!」
「……」
辻斬りは先ほどのことが無ければ『子供の冗談』として相手をしていなかっただろう。
だが、先ほど交えてコイツは強いと確信した辻斬り。
自分の戦闘心が押さえきれずに、辻斬りは戦うことにした。
「私は辻斬りに会ったら聞こうと思ってたことがあったんだけど……
あんた……なんでこんなことやってんの?」
『なんでおじちゃんは【辻斬り】なんてやってんの?』
数日前の言葉が頭をよぎる。
辻斬りは『そんなに興味があるのかよ』と内心鼻で笑った。
自分にもきちんとした目的はある。
その目的のためには誰を殺そうと、自分を犠牲にしようと構わないと思っていたのに、決心が鈍る。
「……かかってこい」
けれども今は目の前に相手に集中だ。
そして、辻斬りは刀を。魔法少女はステッキを構える。
※嘘予告です。
誰かが望む場合はこれの設定とか、あるので投稿します。
【一回り】
十二支=12歳