灯火の星 〜The One Story of Ours〜 作:蘭沙
なんかこう、書きたいことに対する思いが強すぎてすごい(語彙)
ダイパリメイクがついいにに来たぞおおおお
年代バレそうですが気にしないので言います。はじめてのポケモンはサファイアなんですが自分で欲しがったポケモンで、記憶に残ってる一番古いのがダイヤモンドなんです。剣盾にディアルガは送れてもドラピオンは送れてもドダイトスは送れないのが悲しくて。
シンオウの過去話もめちゃ気になるん。やっぱりなんかこうマジヤバイ。
もう一つ。本日久々に本作品の小説情報を覗いたところ評価バーに色がついていました。もしかしたら気づいてないだけでずっと前に色ついていたかもしれないんですけどそれでも本当に嬉しいですありがとうございます!
後最後。私ちょっと前からキングダムハーツユニオンクロスやってたんです。そのソシャゲが四月いっぱいでサービスが終わることになりまして喪失感が凄いです。半年ちょっとしかやらなかったんですけどソシャゲでガッツリやったのはじめてで。でも終わるまでは楽しもうと思います! ヴェン君可愛いし出番あるの嬉しいけど苛めないでください。
時間はリヒターが自身の先祖へと戦いを挑んでいる時間へと遡る。カービィとシュルクが解放した道を通って、別れたファイターは進む。
先程の問いがあった木の幹よりももっと細い、成長に従い自ら落としたかのような小枝と落ち葉の塊。道とも言えぬ短い道は捜索のための数すらいらなかった。
「ルフレ、これあんまり数いらなかったね」
「結果論、だけどね。仕方ない、戦う本人以外は他のみんなを追ってもらおうか。」
何しろ問題に正解した後は、その他前座はなしにいきなりファイターがいたのだ。シュルクの言う通りだろう。
『ならば彼は私に任せてもらう、誰なのか私にはわかる』
「ポケモンだったんだ、ってことはガオガエンかミュウツーか…」
名乗りを上げたのはルカリオだった。ここにいたのはポケモンであったようだ。
特に異論はでないのでそのままルカリオに任せることになる。
「よし、それじゃあ僕たちは他に向かおうか。まずは残してきたさっきの場所のスピリット」
「はあい!」
「カービィ、それじゃあ僕もそっちにまわろうか。どうせなら大王さまも一緒にどう?」
「うーむ… 人の案に乗るのはしゃくだが、カービィと共にいるべきとオレさまのカンが告げている… いいだろう! オレさまに全部任せておけ!」
「いや、一人一回で十分…」
苦笑いしながらも、話を進めるために咳払いしてルフレは自分に視線を集める。
「残りの僕、ルキナ、マリオ、ピーチ、ネスは道を戻ってカムイ達を追おう。ルカリオとシュルク達もひと段落着いたらそっちに来てくれ。」
「ルイージの兄ちゃん達の方はいいの?」
「カムイ達は僕たちを追ってきていない。つまり最深部、一番奥に続く道はカムイ達が進んでいる道だと思う。だったらルイージ達が行っている道はそう長くはないはずだよ。」
「それにマルス様も蒼炎の勇者もついています! 万一があれば私たちを呼んできますよね!」
「そう、だから底が見えない本筋へ向かうべきだ。」
ほえーと間の抜けた顔をして納得するネス… とマリオとシュルク。かの稀代の名軍師様が見抜けるのは人の能力だけではないようだ。
「まあ、何かあってもルイージだし」
「え?」
「それじゃあボク達もみんなのところに合流しようか!」
「みんな後で!」
ルフレの言葉でそれぞれが散り散りになり、それぞれの戦場へ向かっていく。果たして何事もなく無事合流できるのか。それを阻むのは目の前の戦いだけではないことを今の彼らは知らなかったのだ。
ここはシンオウ地方のとある山頂の遺跡。『テンガンざん やりのはしら』。心臓の鼓動を時とする神、呼吸で空間を安定させる神、裏側のやぶれたせかいにて万物を静観する神の顕現した場所。その事情の裏には悪の組織の手があったとはいえ、そう聞くと神聖なものを感じる。
『戦場』化の影響を受けてしまっては風情も何もないのだが。
『シンオウ地方か…』
伝説や伝承を重んじているシンオウ地方には、もしかしたら太古の昔、人とポケモンが共に戦争をしていたという歴史も人々の頭の中にあるのかもしれない。シンオウ地方に縁の薄い彼にとってはその程度の感想しか浮かばなかった。
それよりも彼が気になるのは、相手だ。ポケモンの中ではルカリオと彼だけがテレパシーにより人と直接言葉を交わせる。そんな共通点があるとはいえ、互いに深く関わってはこず、そもそも共通点というのも意識したことはなかった。
『……』
いでんしポケモン、ミュウツー。人間に造られたポケモンということしかルカリオは知らない。
友人だと語るには遠い関係。だが、何故か単なる知人に留まるようには感じられなかった。
『くらえ!』
威力を犠牲にし、数を増やした連続の『はどうだん』を撃ち放つ。この距離が得意とは言えないが、正面から近づくには抵抗があったのだ。
『…、』
『…きえっ!? 後ろか!』
視認していたミュウツーの姿が消える。瞬間移動、『テレポート』でルカリオの背後をとったのだ。空気の流れが変わったのを敏感に感じとり、完全に姿が現れる前に相手の存在を認め振り返る。
手から溢れ出す暗黒を咄嗟に止める。暗黒のダメージは止められないが、ルカリオの方も咄嗟に波導を撃ち込んだのでいたみわけといったところか。
ミュウツーの尾によるなぎ払いを、腰を落としてかわす。そこから軽くしゃがんだ勢いを利用して細身の体へ『はっけい』を打ったのと、ルカリオの両眼近くへ向けて『シャドーボール』を撃ったのはほぼ同時だった。
『─ッ!』
視界が潰れ、後ろへ軽く吹き飛ばされる。目はしばらく使い物にならないだろう。しかし、ルカリオからすればそれは何の問題もない。
土煙が掻き消えて現れたのは、両眼を自ら瞑り触角を横に立てているルカリオの姿だった。本当に知るべきものは目や耳で理解する必要はない。波導を感じれば彼には全てが視えるのだ。
ミュウツーの瞳には、ルカリオの走り出した姿がまるでかげぶんしんのように複数にブレて見えた。『シャドーボール』で迎撃しても、残像でしかないのか通り過ぎてしまう。
ルカリオはミュウツーの目の前につくと、跳び上がりミュウツーの頭上から拳を叩き込んだ。
『…ッ!』
頭蓋に直撃し、否応なしに視界が揺れる。それでも本能的に相手へ伸ばした手から『ねんりき』が発せられ、ルカリオの体を弾き飛ばす。
『まだだ… 』
柱に激突する前に身体を翻し、石柱に足をかけ足場にしてミュウツーへとびかかる。勢いをつけて放ったとびひざげりを打ち出す。自在な尾で受け止められたが、尻尾はものを受け止めるようにできていないので大きなダメージとなった筈だ。だが先程よりも早く、ねんりき、否『サイコキネシス』がルカリオを襲った。
『グオウゥッ!?』
先程よりも強い念、ズレたタイミングにより今度は対応できずに石柱へぶつかった。重力に従いルカリオの体は落ちていく。
片手を地面につけながらも立ち上がって、回復した目を開く。遠くからこちらのようすをうかがっているミュウツーの姿を見て、ストンと府に落ちた。
なんとなく近しいように感じたのは偶々ではない。近いように感じた理由はルカリオもミュウツーも同じくファイター達から一線を引いていたからだ。
太古の戦争を知識ではなく記憶として所有するルカリオが完全に馴染めるはずもない。
それならば人に造られたという彼もきっとそうなのだろう。同じく遠い場所から見ていてそれが共通点となったのだ。
人は同じなのだろうか。数百年の時が経とうと何も変わらないのか。ポケモンを自分達の欲で利用する。
それでも信じているのだ。
自分と主のような絆が、
あのトレーナーとポケモンのような絆が、
世界には満ちているのだと。
皮肉にもミュウツーという被害者の存在がルカリオの決意を強めることになった。
『過去は過去だ。全てを呑み込んで前に進める』
ルカリオがミュウツーに言えるのはそれだけだった。
無意識に熱い体を冷やそうと、口から息を吐く。ルカリオの感覚は波導と共に極限まで高まる。勇者なんていうほどの大きな力はないけれど、せめて1は救いたい。
『しんそく』で瞬時に距離を詰める。そのスピードは瞬間移動かと錯覚するほどのルカリオのゼンリョクの移動だった。
『…ッ!?』
いつの間にか近づいたルカリオの蹴りを相手はシールドでギリギリ防いだ。更にルカリオは拳、回し蹴りと技を繋げる。あまりの速さにシールドを解いている暇すらない。
その素早い格闘技の応酬は正しく、全力無双激烈拳と呼ぶに相応しいものだった。
シールドとて無限ではない。ルカリオの攻撃を受けるたびに小さくなっていく。これではジリ貧なのだ。どうにかして抜けるか、勝負に出るかの2択しかない。
『─ッ!』
『くらえっ!!!』
暗黒の力と波導を込めた最後の一撃がぶつかり合う。
衝突で起こった衝撃が尾や触角を揺らす。
青い炎が爆散し、相手を吹き飛ばし競り勝った。
『はあ、はあ…』
即座に息を整える。受けたダメージよりも全力の全力を出したことによる精神的疲労の方が大きかった。
倒れていたミュウツーのフィギュアの台座に手を触れる。金色の光が放たれ、片膝をついたミュウツーが現れる。ゆっくりと目を開き、尻尾が揺れる。
『正気に戻ったか』
『……』
ミュウツーは無言のままだった。囚われていたのが気に食わないのか。だが、その感情は程度の差こそあれど誰しも抱いているものだろう。ルカリオは気にせず続ける。
『今、私たちはダーズの討伐と被害者の救助を目的として動いている。気を休めたならばおまえも…』
『…くる』
そう呟いたミュウツーの感情の変化をルカリオは感じとった。確かになにかの悪意の塊のようなものを感じる。ミュウツーが顔を動かして見ている先をルカリオ自身も向いた。
『なっ…!?』
ルカリオが見たのはまるで悪魔のような形相の化け物。感じたことのないほどの狂気に冷や汗をかき、無意識に後退りをした。
ルイージ「ねえ、これって…」
マルス「…ごめん、後のこと考えてなかった」
リヒター「しくじったなー」
ディディー「ヴギギギー!」
ドンキー「落ちる落ちる! 見てないで、助けて!」
アイク「奴のフィギュアも含めて唐突に戻されると落ちそうになるんだな」
ルイージ「次回は『そのツケは払わなければならない』、だよ!」
マルス「メタナイト、ゴー」
メタナイト「私はレスキュー隊ではないのだが…」