灯火の星 〜The One Story of Ours〜   作:蘭沙

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ワクチン接種一回目、行ってまいります。予約投稿の都合上これ投稿されている頃には既に打った後になりますが。
副反応で御陀仏しませんように!!



百二十一話 これが最終決戦だ

 

「『PKファイヤー』!」

 

 

ネスがミサイルを焼き尽くす。眼前で爆発し、炎で辺りの気温を上げた。撒き散らされる爆煙の中、それを突っ切って駆けてきたのはクロムとアイクだった。

 

 

「「うおおおおっ!!」」

 

 

両アームに向かって振り下ろされた剣は、ガレオムが回転することで弾き返された。二人は離れた場所で勢いを殺して着地する。

 

 

「ったく、よく突っ走るな」

 

「もう慣れちゃったけどね」

 

 

『エルサンダー』、『リモコンミサイル』で遠距離からダメージを与える。オーバーヒートでもしてるのか、単なる怒りを表現しているだけなのか機体の赤いガレオムはその二つの攻撃を潰すように拳を振る。地面が抉れるが、爆発するミサイルと実体のない魔法が潰れるはずがない。

 

 

「いくよー!」

「せーのっ!」

 

「「よっ!」」

 

 

その地面に接地したアームから軽々と登っていくアイスクライマー。すいすいと頭上に跳んだ二人はタイミングよく頭部を木槌で叩いた。金属の割れる音がする。振り落とそうとガレオムが暴れるが、どうも様子がおかしい。

 

 

『頭部が潰れてカメラが損傷しましたカ!』

 

「「うわあああ!」」

 

「ポポ! ナナ!」

 

 

遂に振り落とされたアイスクライマーの二人。ルキナがその名前を呼ぶ。壁に当たったら痛いで済まない。

 

 

「大丈夫だ、ルキナ!」

 

「問題はない」

 

「お父様! アイク様!」

 

 

飛ばされた二人は離れていたアイクとクロムが受け止めていた。しかし、ルキナの声に反応したのか、そちらに向かって、変形して突撃してくる。

 

 

『ルキナ!』

 

「こっち、です!」

 

 

彼女の前に竜に姿を変えていたカムイが割り込んできた。竜の力を持って無理やりタックルを止めるが、流石に押され気味だ。ルキナはリュカが連れ出して車線上から外れる。

 

 

「カムイ! そのまま受け止めてくれ!」

 

 

納まっているファルシオンを握り、ガレオムにトドメを刺そうと駆け出すマルス。その存在を認識したのか、腕の変形のみを解き、近づく相手を握り潰そうとする。

 

しかし、それは為されなかった。2本の腕は途中から斜めに斬り込みが入る。その傷に走るのは─炎。

 

 

「…マルスの邪魔をしないでください。」

 

 

ロイが封印の剣を納める背後で、柄から抜かれた刃がガレオムの頸部を貫いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

付近に刺さり、倒れている崩れた柱を青い閃光が通り過ぎる。その後には雷の弾が柱を破壊する。ソニックが本気でかわしてしまえば、巨体の攻撃など掠りもしないのだ。

 

その閃光を目で追う背後でWii Fit トレーナーの『ヘディング』で飛ばしたボールとロックマンの『チャージショット』が魔王ガノンの尾を撃ち抜く。

 

 

「ソニックさんがヘイトを買ってくれているおかげでとても戦いやすいです!」

 

「うん! こいつ、キーラとかみたいにあたり構わず攻撃したりしないし!」

 

 

戦闘経験の薄いからこその慢心と優勢だからこその油断が命取りになる。体を捻って振り回す剣に気づけても反応できない。

 

 

「ったく、甘くないぜ!」

 

「「ソニック(さん)!?」」

 

 

駆けていたスピードのままに二人を押し出し、剣の軌道から外れさせる。ただ、これでソニックは軌道に入ってしまった。痛みを想像してきつく目を閉じる。

 

 

「ってうわっ!?」

 

「甘くないのはどっちだよ、自分が残っちゃうなら最初っからやるな」

 

 

何かに引っ張られるような感覚があって、目を見開く。こどもリンクがフックショットで救出してくれていたのだ。

 

 

「代わりにこっちなんとかしてー!」

 

「きゃー!」

 

 

相手のジャンプ斬りを慌ててかわすのはむらびととしずえだ。ソニックが止まって標的が変わったらしい。

 

 

「よし! ならボクがってちょっと!?」

 

 

こどもリンクの時と同じように、クローショットで二人を救出しようとするトゥーンリンクの前を影が通り過ぎる。パックマンだった。ボス・ギャラクシアンを相手の目の前目掛けて投げる。不可解な軌道をする飛び道具に警戒を外せない。この隙にシークが二人を離脱させる。

 

 

「ふん、こんな偽物を二度も使うとはな、随分と戦力に余裕がないと思える。」

 

 

ガシッと尾を掴んだのはガノンドロフ。2回も自分の偽物と戦わされて、内心憤っていた。

 

 

「やれっ!! 勇者ッ!!」

 

「雷よ─」

 

「うおぉぉお!!」

 

 

ゼルダの魔法の支援を受けて、雷を纏った巨大な斬撃を振り下ろす。マスターソードの刀身はおろか、魔王ガノンも超えるほどの斬撃は尾だけでなくその肉体すらも真っ二つにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「飛んでる相手はちょっと…」

 

「私もそこまで得意ではない。今黄ピクミンは一匹しかいないからな…」

 

 

戦闘体勢は崩さないままでも、やれることは少ないかもしれない。飛び回るドラゴンを見ながら、リトル・マックがボヤいた。

 

 

「ファルコくぅん、その自慢の翼で飛び上がって… おっと悪いな」

 

「どういう意味だテメェ!」

 

「お前空中でも、喧嘩売る余裕あんのかよ!?」

 

「ファルコも相手に、するなっ!」

 

 

リオレウスの横っ面をブロウが殴り、フォックスが蹴り上げる。ガンナがガトリングを掃射する中、口から出した火炎弾をファルコが『リフレクター』で跳ね返す。

 

 

「…ぐっ……」

 

「流れ矢、飛んできましたね」

 

「…黙って戦え」

 

 

横でニヤニヤと笑うパルテナは兎も角、間接的に喧嘩を売ってきたガンナを撃ちたいという欲求を抑えつつ、振り絞って翼を射抜いた。その巨躯が地面に落ちる。

 

 

「二人とも! 今がチャンスだぞ!」

 

「うっし! やってやるっス!」

 

「ああ!」

 

 

ここぞの出番にキャプテン・ファルコンが二人を焚き付ける。出遅れることはなく、飛び出した。

 

 

「ファルコーンパーンチ!!」

 

「決めてやる!」

 

「頼むぞ!」

 

 

『ファルコンパンチ』、必殺の『K.O.アッパーカット』、三匹のピクミンに命じた突撃でリオレウスを削る。だが、まだ撃破には至らない。そのまま飛び去ろうとしていく。

 

 

「ちょっと!? フライはノットだよ!」

 

「逃げられると思うなよ!!」

 

 

ソードがその尻尾を斬り落とし、ウルフがその頭部を破壊する。断面が見え、頭は鱗が所々剥がれている。そのダメージに耐えかねたのか、再び墜落するリオレウス。

 

 

「これで、」

 

 

右手に構えるは豪腕。叩くは竜。

 

 

「終わりだあぁあ!」

 

 

振り上げる右腕は勝利の証。

ピットの『豪腕ダッシュアッパー』がリオレウスの頭部を無惨にぶち壊した。

 

 

「後、ガンナ! ボクはお前を許さない!」

 

「神経質かよ、お前」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月の光だけが妖しく輝く闇の世界。優美にベヨネッタは攻撃を繰り返す。巨大な怪物と化したドラキュラの拳を避けながら。

 

 

「上だけじゃない。射撃はどこからでも飛んでくる…!! やっちゃえ、ウォッチ!!」

 

『はーい!』

 

 

黄色のインクが飛び出すスプラシューターを撃つのは3号… Mr.ゲーム&ウォッチ。最低限のインクを込めて撃った射撃では、3号に限り誤射してもダメージはない。射撃しながら同じ方向から攻撃できる。至近距離で『ホットブラスター』を爆発させると、バックステップで元の場所へ戻り、ブキを返してもらう。明るい色のインクは夜の帝王にはあまりにも不釣り合い。

 

 

「バウっ!」

 

「見た目はコミカルだが、その有効性は知っている。知らないのはお前だけだ」

 

 

そう、このインクは見た目に反してかなり強い。かかればかかるほどかかった者に対してのダメージが上がる性質を持っている。ダックハントの『ワイルドガンマン』による射撃も、クラウドの『メテオスラッシュ』もいつも以上のダメージとなる。

 

 

「さっすが3号ちゃん! やるなー!」

 

「お前もサボっていないでまじめに戦え!」

 

「わかってるって!」

 

 

悪癖を発動させたケン相手にサムスの叱咤が飛ぶ。撒き散らされる炎弾を相手の周りを走りながら駆け抜ける。『ミサイル』を撃ちながらだ。度重なる攻撃が蓄積され、怯んだところにケンが『竜巻旋風脚』を決めた。

 

 

「次! 頼むぜ!」

 

「まかせろ!」

 

 

蹴りの衝撃を受けきれず、体が傾いたところへ飛び出してきたのはリュウ。『灼熱波動拳』を撃ち、傾くで済んだ筈の状況を完全に倒れさせた。

 

 

「…………」

 

「ヘッ、つまらん戦いだ」

 

 

無感情のままに射撃を続けるダークサムスに、心底やる気なさげに火の玉を吐くリドリー。勝負は決まった。自分の頭がそう導いた時、攻撃すらもやめた。

 

 

「あら、ラストは… 適役かしら」

 

 

薔薇の花弁を出して着地したベヨネッタが見た先には二人の適役がいた。ベルモンドの血と名を継ぐ者達。一斉に打ち出した鞭は絡み合い─

 

 

「どうだっ!!」「くらえっ!!!」

 

 

一つの弾丸の様に、魔獣の頭部を貫いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンキーコングが足元を狙って放った攻撃の最中、彼の背中を足場にヨッシーが跳び上がる。うーんと踏ん張ってギガクッパの後ろへ超えながら、蹴り続ける。それに反応したのか吹き飛ばすほどの咆哮を上げた。

 

 

「アワワワワー!?」

 

「しっかり…!」

 

 

吹き飛ばされたヨッシーは、ロゼッタが杖で導いたチコによって受け止められる。しかし、警戒は解かず、横目で相手の同行を確認した。吐いてきた火のブレスを、シールドで防ぐ。

 

 

「ふんだ! こんな奴がオレさまの相手になるか! オレさまのスペシャル攻撃をくらえ!」

 

 

一方向へ攻撃していれば、他からは格好の的。ワリオのスペシャル攻撃、最大火力の『ワリオっぺ』を解き放った。その匂いはたまったものではない。

 

 

「うっ…!? 集団戦でコレやるの…?」

 

「臭いぞー!!」

 

「うるせえ! オレさまの戦いにケチつけるな!」

 

 

ルイージのしかめた顔にクッパJr.の率直な非難。それらをワリオは一蹴する。

そんなことどうでもいいとばかりに果敢に攻めるのはキングクルール。硬い腹部を激突させるタックルで敵を崩そうとするが、敵が巨大すぎる。デイジーが株をぶつけて気を逸らした。

 

 

「もう! パワーじゃ勝てないのわかるでしょ!」

 

「あ゛ぁ゛!? 生意気なって、おい!」

 

 

株を投げて気を逸らしたということは、デイジーに気が向いているということ。押し潰そうと拳が迫る。

 

 

「きゃ!?」

 

 

思わず、目を閉じて腕で守ろうとするデイジーを誰かがさらっていった。来ない衝撃に目を開く。宙に浮いている?

 

 

「よそ見はダメよ?」

 

「ご、ごめんなさい。でも、また来るわ!」

 

 

ピーチの『ピーチパラソル』で空中へ離脱していたのだ。しかし、まだ攻撃は続いている。伸ばした両手で二人まとめて掴もうとする。

 

 

「キキー!」

 

 

ディディーコングが両足揃えたキックで片腕を蹴り飛ばした。僅かに動いた腕を何かのアームが捕らえる。

 

 

「うぎぎぎ…!!」

 

「気張れ! 気張れジュニア!!」

 

 

腕ではない。指の一本をクッパJr.のクラウンが捕らえていた。力負けしそうなところをクッパが体ごとクラウンを掴んで押し負けない程度まで盛り返した。

 

 

「どう、だ!!!」

 

 

そこへ駆ける赤い帽子。マリオは足に炎を蓄えて飛び上がる。地面に焼け焦げた跡が残るほどに駆け抜け、その巨体を思いっきり踏みつけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四方へと、飛ぶカッターがファイターを雑に斬りつける。どこかの異星のように不気味な大地を抉る。スマッシュブラザーズは避けるだけではなく、この攻撃そのものをどかしていた。

 

 

「リザードンはかえんほうしゃ、ゼニガメはみずでっぽうで狙いを逸らせ! フシギソウはつるのむちでカバーだ!」

 

「グゥオ!」

 

「ニー…!!」

 

 

真正面からとんでくるカッターに炎と水を当て、上空へと逸らす。そこから降ってくる茨の種はフシギソウが弾いて明後日の方向へ飛ばした。

 

 

『む… 先の戦いでも思ったが… すばしっこいな。』

 

「ああ。テレポートもするし、広範囲への攻撃もある。隙はないぞ。」

 

 

背中合わせに情報を語るルカリオとメタナイト。彼らの足元が闇で覆われる。互いに跳んで回避した後には虚空から現れたマルクが嗤っていた。目を黒く染め上げ、ポタポタと落とす。

 

 

「プリ、ププリ…!」

 

「ピカチュッ!!」

 

 

戦闘の経験が薄いプリンはその追尾性の高い攻撃を避けるので精一杯だった。危うく当たりそうになっていたところをピカチュウが弾き落とす。

 

 

「コゥ… ガァッ!!」

 

 

『みがわり』で上手く背後へ回り込んだゲッコウガが水のクナイで斬り伏せる。マルクの体が回転するほどの威力。その激しい動きの中、未来を見た。

 

 

「ダメだ…! みんな! かわして─」

 

 

シュルクの声は届かない。彼の見た未来の通りにぷくっと膨れた頬の口からビームが飛んでくる。まだ体は回っている。新体操のリボン、いやそんなに綺麗なものではない。そこら辺に無作為に振り回されたビームは敵や障害物の違いなく、自分以外の全てを焼き尽くす。

 

 

「こんなの…! 無理だ…!」

 

 

一番酷いのはレッドだ。即座に仲間はボールに戻したものの、本人にかわす術はない。ギリギリで避けていて致命傷はないが、続けられたらいずれバテる。

 

 

『コレを止めなければ…! 二体とも強力な一撃を叩き込め!』

 

「ガゥオ!!!」

 

「ピチュー!!」

 

 

ミュウツーが『テレポート』させたピチューとガオガエン。掴みかかってしめつけ、『かみなり』を落とす。ガス欠か、衝撃故か、ビームが止まった。

 

 

「ここがチャンスだ、カービィ!!」

 

「ぅん!!」

 

 

ガオガエンとピチューが横に避け、デデデとカービィがとんできた。宿敵の振り下ろした槌がこの戦いの幕も下ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待たせたな」

 

「僕たちで最後かな?」

 

 

マルクと戦っていたシュルク達が辺りを見渡すが、特にいない者はなさそうだ。それと同時に周りが広くなった終点のステージのようなものを見つけた。散らばった足場も踏まえて、マスターハンドが用意したのだろう。

 

 

「…いくよ。」

 

 

静かにそう呟いたのは誰だったのだろうか。

互いに戦っていたキーラとダーズがこちらに気づく。

 

 

─さあ、これが最終決戦だ。

 




インクリング「ニンダイの打ち上げだーい!!」

メタナイト「昔にお蔵入りした箱庭3Dが出てくるとはな、私が出れるかは怪しいが…」

マリオ「うん! スーパースターの奢りだよ!ところでなんでメタナイトいるんだい?」

メタナイト「カービィは話せないからな」

カービィ 「ぷ?」

ベヨネッタ「トリを飾れるなんて私のゲームも随分成長したわね」

サムス「ドレッドの情報あんまりなかった…」

むらびと「新ファイターもちょっと伸びたね。それもだけどあつ森ダイレクトも楽しみ! 喫茶店!」


インクリング「次回!!『白に染め上げられた』!!」


インクリング「昇格しました! 新作では司令だよ!」

マリオ「これが司令で大丈夫?」

メタナイト「これが司令で大丈夫なのか?」

ベヨネッタ「これが司令で大丈夫かしら?」

サムス「これが司令で大丈夫か?」

むらびと「これが司令で大丈夫なのかな?」

カービィ 「ぽよよよよ」

インクリング「ちょっとー!?」
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