灯火の星 〜The One Story of Ours〜 作:蘭沙
(まとめはあるけど)最後だし何も語らず本編に移行しようと思ったら、あつ森ダイレクトで胸焼けするほどの情報出してきた… アップデートしたら後半年は平気で遊べるんじゃ…?
(後ワクチン接種2回目行って参ります)
命の灯火
残っていた複製が崩れていく。化身の骸、残骸が光と闇に戻っていく。その目にすることができた根源もまた、滅びつつあった。
キーラの翼、赤と青に輝いていたそれが色を失い、輝きの無くしたキーラが重力に従って、海へ落ちていく。全ての力を無くした抜け殻は理を超越する手段などないと。
ダーズも虹彩の区別がつかないほどに黒く色が消えていく。途切れかけの触手も、ほのかな紫もなくしていた。虚ろな存在は消えて、崩れて。
海に沈んだ二対の化身。着水した跡から波紋のように波動が広がる。世界に光と闇が還っていく…
ようやく見えた黄昏に、魂が昇っていく。
「あれ、なんだろう?」
「多分… スピリットだよ。みんな、元の世界に帰るんだ」
それにネスが気づき、リュカが結論を出した。その魂を追うように多くのスピリットが渦を巻く。
「はあーあ… 今回ばかりは疲れたよ…」
「帰ったら特盛のパフェでも用意しましょうか」
「またこいつらは呑気な…」
そのスピリット達は雲よりも高く、宇宙へまで飛び続ける。ボヤいたピットが眺めながら言った。
「しかし、私たちはキーラ達のいた場所で戦ってたはずだが…」
「きっとマスターハンドがやったんだ、サプライズ、大好きだからな!」
理屈で考えるオリマーには人智を超えた力がわからない。それでもその力の元に集い、今も助けられた。キャプテン・ファルコンは気にしなかった。
「はあ、マスターハンドからいくら貰えるかな…?」
「オレさまを働かせたんだ、ふんだくってやろうぜ!!」
「そ、村長!? ワリオさんまで!? またそんなこと言ってー!!」
「相変わらずだなあ」
そろばんを叩き始めたむらびととワリオを早速しずえが非難する。ロックマンが気づいた。ようやく日常が帰ってきたのだと。そう感じたからか、既にメットを外していた。
「綺麗…」
「あの一つ一つが命なんて凄えよな」
「命の灯火、か」
「これでテトラやみんなも助かったよね!」
「例えスピリットが残っていても、キーラもダーズも倒したから自力で戻れるさ」
「ふん、似合わんことをした」
大量の魂が、七色の光を帯びて星の先へ向かっていく。トライフォースに集った彼らもこの戦いの使命を終えた。
「同感だ。これでようやく貴様と決着をつけられる!」
「やっぱりそれが目的だったか…」
「打算つきの脳筋かよ、」
「空中毒に言われたくないと思うぜ」
「ああん!?」
「ファイッ」
「ファイッじゃねえ! 煽るなソード、煽るなガンナ! 乗るなファルコ! そしてせめてもう少し休んでからにしろおお!!」
余計なことを言ったせいでファルコガンナだけではなく、ウルフにまで絡まれたブロウ。助けは来ない。
「これで仲良しこよしもハイ、お〜わりだ。次は念入りに八つ裂きにしてやるからな?」
『……………』
「やってみろ、なんならまとめて来てもいい」
超至近距離で煽るリドリーにサムスの態度は冷静だ。後ずさることもしなかったサムスは怨敵の存在をこの世界で程度なら軽く流せるくらいの胆力はついたようだ。
「ピカチュ!」
『ああ、もう大丈夫。だな』
「みんな、お疲れ様。君達もおいでよ」
「ゼニー…」
「グウウ…」
「フッシ!!」
「プ〜!」
「コウゥ」
『…人が作ったものはいい。』
「グアアウ!」
「ピチュ!!」
僅かながらもレッドがキズぐすりを持っていたので、ポケモンだけでも、とみんなを呼ぶ。
ゼニガメ、リザードンは不満げだが、フシギソウがそれを止めた。トレーナーのいたゲッコウガと痛いの嫌いなプリンは躊躇いなく来たが、人が嫌いなミュウツー、施されたくないガオガエン、ピチューは拒否した。サムスの様子を見ていたピカチュウ、ルカリオも遅れてやってくる。
『おわりー?』
「終わりだよー!」
「流石にしばらくオフにするっス…」
余裕があるのか、そういう性格ゆえか、まだまだ行けるような様子を見せるMr.ゲーム&ウォッチとヨッシーとは逆に疲労困憊な姿を隠さないリトル・マック。突っ込む様子すら見せなかった。
「ウホッ! でもみんな、無事でよかった!」
「まっ、それに尽きるよな」
「ウキャ、キャ!」
「どうしてオレがここまで働かなきゃアカンかったのだ…!」
「今更よ。ワニちゃんのいい運動になったんじゃないかしら」
一時は全滅一歩手前まで来ていたというのに、ここまで持ち直した。それを喜ぶドンキーコングとディディーコング 。同意するスネーク。真反対に愚痴るキングクルールだが、愚痴るのが流石に遅すぎる。ベヨネッタには軽く流されていた。
『…ここは、仲間がいた場所と似ている気がしマス…』
「オレは詳しく知らねーけど、きっと喜んでると思うぜ?」
『…ハイ……生きなければいけませんカラ。』
「よーし、暗くなっちゃったからロボット胴上げだ!」
「ソニックも一緒にねー!」
「OK! よしきた!」
『え、ちょっとマ…」
ロボットの弁明なんて聞かない三人は胴上げを始めた。いきなり浮かされたロボットは手をバタバタさせている。
「イッシッシッシッシ」
「待ってください! 落として腰でも打ったら…!」
笑うダックハントは止めない。止めるのは相手がロボットなのにも関わらず健康を気にするWii Fit トレーナーと単純にどうすればいいのかわからず慌ててたパックマンだった。
「綺麗な空だ。…ギムレーが消えた後の空もこうだった。」
「えっ?」
「偏った光も闇もなく、ただ綺麗な空… おまえはギムレーを倒した後の空は知っていても、直後の空は見ていないだろう?」
「そういうことに、なるね…」
「まさか、また見れるとはな…」
「クロム…」
「いつまでも、見ていたい、です…」
みんなから離れた場所で三人空を見る。ルフレが消えた時の悲しみを思い出し、ふと一筋、ルキナの涙が溢れる。大丈夫。大切な人の温もりは自分の手にある。
「新参者も、役に立ったでしょ?」
「おーい3号、演技忘れてるぞー」
「え、え、え、演技ではにゃい!!」
「…噛んでるぞ」
すっかり素に戻っていたインクリングをリヒターがからかった。シモンの指摘はこれまた素だ。
「ふふっ、でも実際頑張ってくれたよ。ありがとう。」
「かなりまずい状況でしたが…」
「なんとかなったね」
「きつい戦いだったがな」
それでもマルスは役に立ったと感じたので、インクリングの自信満々の言葉も否定せず、素直に返した。終盤に救出されたロイやカムイ、アイクは自分で頑張ったとは言えない。そのものさしで計るなら一番頑張ったのは…
「全部カービィのおかげになるか」
「他が逃げられたかと言われると… 微妙だな」
「おーおー! よくやったな、偉いぞー!!」
リュウの言葉を聞いて、ケンはまるで息子にするように雑に頭を撫でる。あまりに手加減なしに撫でるものだから、カービィはぴょんぴょんと逃げ出してシュルクの後ろに隠れた。
「あはは… カービィ、ありがとう。未来を変えてくれて。」
「…? あいがと…?」
「あ、り、が、と、う」
「ありがと… みんにゃ、ありがとう!」
「フッ…」
「そういえばおまえらいつの間に仲良くなったんだ?」
この場所だからこそ生まれた絆がある。
「うーん… よし! 聞いてルイージ! 私鍛え直すわ! 付き合ってよね!」
「ええ!? 突然どうしたの!?」
「ママー! 頑張ったよー!」
「ふふふ… お疲れ様でした」
「おとうさーん! ボクも頑張ったでしょ?」
「あったりまえだ! 偉いぞジュニア!」
この場所で深まった絆がある。
「あはははは…!」
「? どうして、笑っているの?」
聞いて来たピーチにマリオは満面の笑みで答えた。
「いや? ただ… みんなここにいるんだって!」
『ま〜た、おまえ助けられちまって、なっさけねーの』
『今回のことに関しては一方的に言われる筋合いはないぞ、まったく…』
『あーあ、でもこれで今期はこれ以上面白いものないよなー』
『そうでもないぞ』
『おおっ? 1、2、3… 前回のミュウツーやらベヨネッタやらと同じ感じか?』
『後十人は欲しいな。スマッシュブラザーズの闘志も上がるだろう。』
『ほおー? そりゃ今後も楽しみだな?』
支配人は心底嬉しそうに、新たなファイターを選出するため、他の世界を覗くのだった。