灯火の星 〜The One Story of Ours〜   作:蘭沙

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moonのあらかじめダウンロードをポチッとしました。
風花雪月もまだ終わってないのに何してるんですかね。

久しぶりに波導の勇者ルカリオ見よう思ったんですよ。確かDVDあったと思ったんですけど見つからず… 探すかレンタルかするべきなのですが忘却の彼方にアナザーディメンション。
口調違っていたら申し訳ありません。


二十三話 波導の勇者対ハイラルの勇者

「新しいギア買おうと思ってたのに… 8号とカフェでもいこうと思ってたのに…」

 

「あの… インクリングさんがブツブツ言っていて怖いのですが…」

 

「むらびとー、なんとかしてよー!」

 

「しらなーい、僕わかんなーい。」

 

「一体何があったんだい?」

 

「俺は知らんぞ。シークはわかるか?」

 

「…彼女はとんでもない財産を失ったとだけ言っておくよ。」

 

「そしてここまで俺の話題ナシ!」

 

「りんく〜、はぁ〜い!」

 

「はーい! カービィ!」

 

 

ゲソを垂らして文句を続けるインクリング。何かあったか知らないので狼狽するしかないWii Fit トレーナー、マリオ、スネーク。知っている故に何とも言えない表情のロックマンとシーク。再会よりもむらびと事変のことを語らう現状を嘆くリンクとそれを聞いて話しかけるカービィ。

そして、そのお陰で会話の軸がリンクに変わった。

 

 

「助けられてよかった。正直に言うとマスターソードを相手にするのは緊張感が大きくて耐えられた物じゃないんだ。」

 

「そういう割には普段大乱闘では普通に戦っているように見えるよ?」

 

「酔狂のための戦いとは気の持ちようが違うよ。それも普段はこんな彼があんな風に…」

 

「えっ? 俺どんな風になってたの?」

 

「いずれわかるよ。いずれね。」

 

「ちょ、シーク、教えてくれよ、っておお…」

 

 

そこはサーキットコースであった。コースを見下ろす観客席もついていて、対戦する人がいればさぞ盛り上がったことだろう。

 

 

「マリオカートコースかな?」

 

「なんで自分の名前がついてるの?」

 

「メタナイトのハルバードも、自分のマスクがついてるじゃねえか。あれと一緒だ。」

 

「なるほど…」

 

「なるほどじゃないよ。」

 

 

ステージとなっているコースもあるが、今いるコースはそこほど狭くはない。

 

 

「コースがあるんだし、何か車に乗るべきじゃない? 乗ってみたい!」

 

「あ、ぼくも!」

 

「引かれる心配はないんだから普通にコースを通ればいいんじゃないかな…?」

 

 

乗車したいむらびとと、それに同調するロックマン。マルスは車の文化に詳しくない為、少年のロマンはわからない。なので、徒歩でコースを回ることを提案するが…

 

 

「ちょうど車がありますね…」

 

「どの道、車が邪魔で通れないや。動かすしかないね。」

 

「ぽ〜…」

 

 

どうやらちょうど車が道の真ん中にあり、人は通れそうにないようだ。

押してみたり、運転しようとしてみたが、動かなかったり、方法がわからなかったりといい成果はなかった。今は手分けして他に行ける道がないか調べている。

 

 

「しょぼぼ〜ん。全然動かないや。」

 

「ワイルドグースというのは名前でしょうか。やはり人の物ですね。ですが壊してしまうしかないのでしょうか…?」

 

「トレさん、それは駄目って言った筈だ。そもそも誰のものかもわからないし…」

 

 

未だ、四苦八苦中。

 

 

 

 

一方、二つの違う道を見つけたリンクとシーク。しかし、二つに分かれている地点には、三体のスピリットとファイターが道を塞ぐかのように存在していた。

 

 

「ふむふむ、なるほど。変なルールが加わるスピリット戦もあるってことかー」

 

「そう。まあ今回は相手がアイテムを持っていたってだけだったけどね。」

 

『ああ!? 地味で悪かったな!』

 

「そこまでいってないって…」

 

 

その内の一体に、リンクの研修も兼ねて、シークと二人で挑んだのだ。

 

 

「しかし、こいつがその… ワイルドなんとかってやつどうにか出来るのか?」

 

「ボク達では思いもつかない方法を編み出せるかもしれないし、それがなくても解放してあげないと…」

 

『おい、それワイルドグースじゃねえか?』

 

「あー、そうそうそんな名前だった…ってん?」

 

「知っているのかい?」

 

『知ってるも何もオレのもんだそれは』

 

「所有者が見つかったか… 後はファイターの体を借りて運転できる筈だ。案内するよ。」

 

 

シークはリンクの方に視線を移す。

 

 

「リンク、悪いけど…」

 

「言わないでもわかってる。こいつに勝てって言うんだろ?」

 

「うん。頼んだよ。」

 

「合点承知!」

 

 

リンクは戦場へ。シークは案内へ。それぞれ別れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『テンガンざん やりのはしら』。シンオウ地方を東西に分けるテンガンざんの頂上に存在している。あくまでこの世界のそれは、モデルがあり、そのまま再現している訳ではないので、細部で違う箇所もある。今現在のそこは『終点』化しており、現実のそれとは全く違う。

 

 

「うわー… 俺さっきまでこんなんだったの? そらあんな風とか言いますわー…」

 

『…』

 

 

はどうポケモンルカリオ。シンオウ地方で確認されたポケモンである。そして、彼自身はまだ人とポケモンが共に戦っていた遥か昔の古代に生きていたポケモンだ。

 

波導の勇者対ハイラルの勇者。

最後には必ず勝つ勇者の矛盾対決が始まった。

 

 

「はあっ!」

 

 

身体が万全の状態の時のみ、放つことのできる『ソードビーム』を撃つ。最初から飛ばしていかないのは彼自身も救助されて、まだ浅いからだ。自分の思い通りに体が動けるかは不明だった。

 

 

『…』

 

 

これはするりとかわされる。まあ、必然だ。工夫も何もなくただ撃っただけだからだ。『ソードビーム』自身は。

 

 

「へっ!」

 

『…っ!?』

 

 

剣撃に隠れた『ブーメラン』が姿を現した。気づいてすぐに、これも避けようとしたが、避けきれず横腹に当たってしまう。ルカリオを打った武具は回転を止めることなくリンクの元へ帰っていく。

 

 

「とりゃあ!」

 

『…!』

 

 

ルカリオの元へ走りながら、盾を持つ左手で器用にブーメランをキャッチすると、そのまま『ジャンプ斬り』をした。

まっすぐ退魔の刃はルカリオに吸い込まれた。だが、ルカリオもただでは済ませない。

 

 

「あ、まずっ」

 

『っ!』

 

 

厳しい体勢ではあったが、蹴り自体は成功している。そもそもこれは防がれると想定した上での攻撃であり、盾とブーメランの二つを持つ左手では、手持ちがかさばり、力が込められないので、必ず体勢を崩すのだ。

 

 

「がっ…」

 

『…!』

 

 

持ち直せず、ブーメランごと盾を落としてしまう。カランと金属の音が響き、腹にルカリオの膝がダイレクトに入った。ステージ端のギリギリでなんとか受け身を取って立ち上がる。

 

 

「いっつー… 参ったな。ブーメランは兎も角ハイリアの盾はポンポン替えが効かないんだよなあ…」

 

 

正直この程度の痛みは慣れている。手に攻撃されて、攻撃に影響する方が危険だったから、ここで良かったかもしれない。ただ、盾が落ちているのがまずい。

 

 

「さて、盾の回収っと。そんじゃ、こんなのどうよ?」

 

『…』

 

 

シーカーストーンから『リモコンバクダン』を取り出す。ルカリオに向かって投げるが、隙も大きく、当たらない。『しんそく』で一気に距離を詰めんとする。

 

 

「とうっ!」

 

『…っ!?』

 

 

だが、一歩目はリンクの方が早い。出来る限りのジャンプで飛び上がり、ルカリオを飛び越えた辺りで『リモコンバクダン』を起動する。

慣れた爆発音。だが、狙いは初めからルカリオではない。転がっていたハイリアの盾とブーメランだ。爆発で跳ね上がる。

 

 

「おっし!」

 

 

ブーメランをすぐしまうと、盾に足を置いた。代わりに取り出すは『弓矢』だ。

 

 

「っ!」

 

 

そして、世界は停止する。

実際はそう見えるだけだが、素早くなっていたルカリオすらも静止しているように感じた。

 

 

「はあっ!」

 

 

三本。引き絞った矢を射る。撃ち終えると先程までの感覚は霧のように消えていった。

 

 

『グオ…』

 

 

ジャンプの勢いは盾と大地との摩擦で消えた。停止すると、身を屈むことなく足だけで器用に盾を蹴り上げてキャッチした。盾を構えてニヤリと笑う。擦られたり、爆発程度のダメージでは女神の名を冠する盾は傷すらつかない。

 

 

「んじゃ、仕切り直し!」

 

 

飛び道具無しの真っ向勝負。横方向に剣を振った。少し体を引いてかわされた。左手から『はっけい』がくりだされる。体を動かしてかわした。髪が掠ってふわっと浮き上がる。

 

 

「はっ…!」

 

 

右上から左下へ。その刃の動きも見切られてかわされる。流れが変わったのはその直後。ルカリオの掌底に対して、剣も盾も間に合わない為に、比較的自由だった右足でいなそうとした。

 

 

「うわっ」

 

 

だが、流石に格闘術の対応はルカリオに分がある。咄嗟に狙う位置を変え、攻撃を当てつつリンクのバランスを崩した。

 

 

『…!』

 

 

ルカリオにとってはこれがチャンス。今度こそ外さないと、寄っている左半身目掛けて『はどうげき』をくりだそうとした。

 

 

「終わらせるかっ!」

 

『…!?』

 

 

なんと、重心を無理矢理右に寄らせ、ギリギリで回避したのだ。

 

 

「君は傷つくたびに強くなるけど、もう関係ないね!」

 

 

そのまま体を押し付けてタックル。

 

 

「これでっ、終わりだから!」

 

 

『スマッシュ斬り』からの『スマッシュ二段斬り』。強力な斬撃がルカリオを襲い、吹っ飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい、大丈夫?」

 

『んっ… リンクか、ここは一体…』

 

「どっか! 俺もよくわからん!」

 

『そうか… 確かキーラの攻撃で私達は…』

 

「あー、そうそう。なんかカービィだけ逃げたみたいで他俺たち助けられてここにいる。」

 

 

このルカリオはピチューと同じポケモンだが、テレパシーを使い、人との会話が出来る珍しい個体だ。

 

 

「そんで、ファイター以外にもキーラにやられた奴がいて、そいつらはファイターからコピったボディを使って動いてるって、シークが言ってた。」

 

『つまり、ファイターと他の被害者を助け、キーラを倒すのが今の目標だと。』

 

 

まだ二人分のスピリットが残っている。それを睨んで言った。

 

 

「うん、そうそう。そんじゃまあ早速… あ、パックマン。」

 

 

黄色い伝説パックマン。自分を指差し、次にスピリット達を指す。そして、ルカリオを指した後にレース場へ戻る道を指した。

 

 

『他のみんなに顔出してきたら、と? …確かにそれもそうだ。任せていいか?』

 

「任された!」

 

 

パックマンも頷く。

レース場への道をルカリオが下っていくのを見守ると、それぞれスピリット戦へと動いていった。




リンク「ん〜… カービィ、パックマン通れる?」

マルス「無理言わないでくれ…」

リンク「そうだ! マリオ、キえマース!」

マリオ「今、連れてない!」

マルス「そうだ、ピタロックならどうにかなるんじゃ…」

リンク「俺は変態じゃない!」

マルス「そんなこと言ってないよ!?」


マルス「次回、『ふくつのこころ』!」


リンク「うわあああああああああああ!?」

マルス「一体リンクに何が…」

マリオ「RTA動画見たんだって」
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