灯火の星 〜The One Story of Ours〜   作:蘭沙

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唐突ですが、私が説明欄の注意書きに「攻略順の入れ替え」を書いている理由を説明します。本小説は出来る限り私の灯火の星初回プレイの攻略順に合わせています。分断して進めたり、二人以上での乱闘などの改変は小説としての面白みを加えるためでした。ですが、私が猛烈に馬鹿な所為で、助けられるのにすぐに助けなかったファイターが三人ほどいます。

まずはピカチュウ。流れが急な川のど真ん中にいるのですが、馬鹿な私は川をくだるのに何かスピリットが必要と勘違いしていました。
次にダックハント。電気プラントも属する森エリアにいるのですが、馬鹿な私は木々のビジュアル的に通れないと判断しやがりました。
最後にリュウ。池の真ん中からいけるエリアの最深部にいるのですが、馬鹿で下手くそな私はそこに行くのに必要なスピリットに勝てず、後回しにした結果、スピリットごと存在を忘れました。挙句救出したのはキーラを倒した後…


前者二匹はなんとなく理由をつけてプレイと同じタイミングで救出します。そしてリュウですが… 適当なタイミングに詰め込みます。要するに、攻略順云々は作者の尻拭いなのです。すみませんでした。




後、関係ないですが色違いニンフィアの厳選に疲れたので誰か癒してくださ(殴
ケンタロスに突進され続ける妹さんとミルタンクカワイソス


二十七話 たいりくポケモン

「ピチュッ! ピチュー!」

 

「…なんかちびっこがやる気満々だぞ?」

 

「ピッ!? ピチュチュピ!」

 

「さっきのリザードンの奴先取りされちゃったから気にしてたんじゃないか?」

 

「確かに。そっちにも確か反応してたよね?」

 

 

汗をぬぐいながら進んだ先のとあるスピリットの前で立ち止まる。ピチューが、電気を抑えきれずに電気袋から漏れ出している。少量ダメージがあるはずなのだが、それも気にならないほど目の前のスピリット相手に猛っていた。

 

 

「さて、編成どうする?」

 

「ま、少なくともピチューがこうしてるってことは、かなりの強者なんだろうな。」

 

「本人の希望は叶えてやろうぜ? まずピチューで!」

 

「ピチュ!」

 

 

続いて、パックマンも勢いよく手を挙げる。

 

 

「じゃあパックマンでどうよ?」

 

「ピチューとパックマンで? …なんか不安だな。」

 

「ピー!」

 

「痛っ! 悪かったって… お前も果物投げんな!」

 

「怒らせちゃった。よし、責任取って一緒に行ってこいー!」

 

「うんうん、僕らはシーカーストーン量産化計画に忙しいんだ。」

 

「初耳だぞー? それ」

 

「今考えただろ…! はあ… なんかイロモノばかりだがやるか…」

 

 

オーブに触れる。ここよりは涼しいステージだといいな、と半ば現実逃避をしながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スネークの願いは届かず。むしろ足場も発火しているのでもっと熱い。『ノルフェア』。惑星ゼーベスの地下に存在するエリアで、溶岩で満たされているため、熱さはどっこいどっこいだ。『戦場』にされたこのステージは、下の広い足場が燃え上がっている。

 

 

「あつっ!? なんだここ、めちゃくちゃ… 発火してる!? 熱い筈だ!」

 

「チュ〜!」

 

 

率直な感想を述べる。ピチューは渋い顔をして、パックマンも既にヘトヘトだ。スネークはこれならばもっと少数で行ってもよかったかもな、と舌打ちした。結果論ではあるのだが。

 

 

「おおっ… クッパか!」

 

 

相手は赤の甲羅を身につけたクッパだった。ただ、普段より巨大になっている。

この三人はわからないだろうが、その中身は伝説とも言われし、たいりくポケモン、グラードン。かつてカイオーガと争い、大陸を広げ大地の化身とも言われたポケモンだ。伝説故の威圧感はキーラに支配された今でもひしひしと伝わってくる。それはピチューはもちろん、違う世界出身のスネークやパックマンすらも威圧する。

 

 

『…!』

 

「っ!」

 

 

ピチューを小脇に抱え、パックマンと共に最高度の足場めがけて跳びだす。ちらっと後ろを見ると、その巨大な体躯を生かした『スピニングシェル』で足場全体が攻撃されていた。

 

 

「銃身の温度はここじゃ気にしなくてもいいんだが… あっちは足場の炎が効かないのが厄介だな…」

 

 

ピチューを降ろすと、敵の強みを調べる。こちらのみの動きを大幅に制限する炎上している足場。この存在が一番鬱陶しいのだ。

パックマンがリンゴを投げる。体が大きいことは、攻撃に当たる表面積も大きくなることだ。避けようとしたが、肩に当たった。しかし、それは体重が増え、ぶっ飛びにくくなることでもあるのだ。その大きくなっている相手が超重量級のクッパのボディならば尚更だ。

 

 

「ここで否が応でも長期戦にさせるってことか…」

 

 

その奥にはこの城の主。目の前の敵の姿の本当の持ち主が待ち構えているだろう。そんなタイミングで長期戦を余儀なくされたのは狙っていたのか偶然か。

 

 

スネークの四段蹴り、ピチューの渾身の電撃を浴びせるが、大したダメージには見えない。パックマンが敵に掴まれている時に、パックマンが建てた『消火栓』をスネークが蹴り飛ばして当てても応えた様子がなかったところで完全にピチューの怒りが極限突破した。

 

 

「ピィ… ピィ… ピチュー!」

 

「おい待て! 勝手に突っ込むな!」

 

 

スネークが制止させようと声を上げるがもう遅い。クッパの姿をした敵に目掛けて『かみなり』をよんだ。

 

 

パックマンも地面に引きずりながら後ろへ投げる。続け様の『かみなり』をかわして。

 

 

「ピッ!? プイ!」

 

 

敵のパンチでピチューを飛ばし、パックマンにぶつけた。共に下の足場に落ちていき、あまりの熱さに飛び上がる。

 

 

「ちっ…」

 

 

追撃しようとした敵の目付近に『リモコンミサイル』を飛ばし妨害すると、左側の足場から二人を引き上げた。

 

 

「冷静になれ!お前じゃすぐ飛ばされるぞ!?」

 

「ピー!」

 

 

それでもなお飛び出そうとするピチューを、パックマンが軽く叩いた。

 

 

「ピチュッ! ピッチュ!」

 

「ピチュッチュピ、ピチュ!」

 

「ピチュチュ… ピチュ!」

 

「(何話してんだこいつら)」

 

 

ピとチュだけとはいえ一応は声を出してるピチューは兎も角、そもそも言葉らしい言葉を出していないパックマンがどうやって会話を成立させているのか。最初は叩かれたことか止められたことに怒っていたようだが、諌められたのかだんだんその気勢が無くなっていった。

 

 

「ピチュ〜…」

 

「よくわからんが… 慎重に戦うぞ。」

 

 

反省したのかしょんぼりしているピチューを見て、パックマンの説得が効いたと感じたスネークが呼びかける。

 

 

「代わる代わる遠距離攻撃で弾幕を貼るんだ。あの巨体にはたまらんだろうな。」

 

 

炎と共に『でんげき』が走る。体が痺れる攻撃を受け、他の足場に上がりたいところだろうが、『手榴弾』が投げ込まれ、爆発も一緒に受けてしまう始末。だが、電撃を放つのと、手榴弾のピンを抜いて投げるのでは速度が違う。

 

 

『…っ!』

 

 

タイミングを見計らって抜け出せばいい話なのだ。『でんげき』の途切れたタイミングで浮遊している足場に上がる。これならば地面を這うように放たれている『でんげき』には当たらない。しかし、この弾幕はスネークとピチューの攻撃で成り立っていたもの。ならば後一人は?

 

 

「パックマン!」

 

『ッ!』

 

 

パックマンもまた、弾幕をはろうと『フルーツターゲット』の切り替えを始めていたのだ。今回相手に対して投げたのはボス・ギャラクシアン。投げられて暫く立つと一回転宙返りして上昇していくという変わった動きをする飛び道具だった。回転の途中で一回ぶつかり、上昇する時にもまたぶつかった。それでも流石の重量だ。ステージ外には押し込めなかった。

 

 

『…ッ!!』

 

「ピチューチュ!」

 

 

一番高い場所にいる、パックマンに凶爪が迫り来る。ピチューが声を上げるも、驚いて行動が遅れた。

 

 

「ちっ… ぐおおっ!?」

 

 

飛んで行ったパックマンに少し注意を移した途端に敵の攻撃がスネークとピチューにも襲いかかった。

 

 

「…! 掠ったか…」

 

「ピチュ?」

 

 

小さいピチューは避け切ることが出来たが、スネークは右足に当たってしまう。

咄嗟に『ロケットランチャー』を撃ってぶっ飛ばして距離を作った。

 

 

「ピチュピッ!」

 

「おお、まだ平気か。こっちもまあ、動くのは支障ない。」

 

 

飛ばされたパックマンが戻ってきた。

だが、一番ダメージが溜まっているのも彼だ。無茶は出来ない。

 

 

「ちびっこ、前頼めるか?」

 

「チュッチュッピ!」

 

「あー、もう悪かったって。だがこいつはもう無茶出来ない。俺は援護するからお前はとどめを頼む。」

 

「ピッチュ!」

 

 

やる気満々だ。相手は伝説程のポケモン。彼の闘争心を高ぶらせるには十分な格だったのだ。

 

 

「ピチュッチュ!」

 

 

足場をぴょんぴょんと移り、懐に入り込む。敵は爪での連撃を続けるが、ピチューはその小さな体を使って軽々とかわしていく。

 

 

『…ッ!』

 

 

咄嗟に足場をくぐり抜けて炎の大地に降りようとした。ピチューは炎を克服出来ない以上、ひとまず安心できるはずだった。

 

 

「降りさせはしない…!」

 

 

スネークのミサイルが、パックマンのベルが敵を襲う。クッパの姿をした相手はベルによって痺れて動けなくなったのだ。

 

 

「今だ、ちびっこ!」

 

「ピチューー!」

 

 

大地の化身にいかずちが襲う。この世界だから通じる攻撃が伝説にひとまずの終止符を打った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おつかれさんー、なんかピチュー膨れてるんだけど?」

 

「プゥー…」

 

「はあ? 勝っただろ? 何拗ねてんだ?」

 

 

そっぽを向いて頬を膨らませているピチューに対してスネークがぼやく。最後に言ったちびっこ発言のせいだとわかっているはずなのにしらを切っているスネークをジト目で見るパックマン。

 

 

「みんなー! やっと合流できた!」

 

「マルス達だー!」

 

 

飛び跳ねながら両手を振るむらびと。そんな彼にマルス達も手を振り返す。

 

 

「やあみんな! キャプテン・ファルコンの復活だ!」

 

「おおー!」

 

「インクリング達と合流してたんだな。…あれ? ルカリオとマリオは何処に?」

 

「ルカリオさんはダメージが大きかったので外でオリマーさん達と待機中です。後マリオさんは…」

 

「やっと追いついたよ!」

 

「みなさん!」

 

「ピーチさんと戦っていました。」

 

 

ちょうどいいタイミングでマリオとピーチも合流した。

 

 

「それじゃあ後は奥だけかな?」

 

「まあ、そうだろ。…本当にここにいたのか…」

 

「あら? 何か言ったかしら?」

 

「いや、なんでもない。」

 

 

一番奥にいるのは、まがい物の城の城主。永遠の宿敵との戦いに、マリオは緊張と気持ちの昂りが抑えられなかった。




リンク「あ、そうだ、これあったの忘れてた。」

むらびと「あちち… これってどれのこと?」

リンク「燃えず薬〜!」

スネーク「なんでドラえもん風に…」

リンク「人数分あるな… はいどうぞー」

パックマン「〜♪」

ピチュー「チュ…チュ…チュ…」

リンク「ゴクゴク… あっ、これ塗り薬だから」

被害者達「ブーー!」


リンク「次回! 『今回は一緒に行きますわ』!」


スネーク「飲む前に言えよ!」

むらびと「ていうか自分も飲んでんじゃん!」

リンク「効果は変わらんからいいじゃん?」
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