灯火の星 〜The One Story of Ours〜   作:蘭沙

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P5スクランブル「もうすぐだぞ!」

風花雪月DLC「こっちの方が早いぞ!」

あつ森「こっちもいるから!」

ファイターパス第二弾「誰が出てもどうせ全員買うなら早いうちに!」

ゼノブレHD「発売日発表マダー?」

ドラクエ10パケ5「もう売ってるこっちはスルーですかそうですか」


あの… 待って…


とりあえず設定ポーイ
・プリン
性別♀。おだやかな性格。にがいものが好き。バトルは好きではなく、あまり大乱闘に前向きではない。


三十九話 純粋な殺意

「えーと… あの煙はなんだったんだ…?」

 

「ちょっとしたアクシデントさ! ノープロブレム!」

 

「確かに事故ではあったが…」

 

「むしろ事件とも言える程スムーズな展開だった。」

 

 

あはは、と快活に笑ってやり過ごそうとするソード。元凶が何をほざく。

 

 

「ピチュッチュー!」

 

『…プリン。』

 

「…プリュ。」

 

「あー! やっぱりマリオいた! ま、キミがいなきゃ大乱闘は始まらないよね!」

 

「ピット! あったりまえさ!」

 

「げっ! しずえさんだ! リュカ助けて!」

 

「えっ? えええー!?」

 

「リュカさんの後ろに隠れないでくださーい! むらびとさん! 帰ったら皆さんから要望の来ている公共施設の件に取り掛かってもらいますよー!」

 

「だから別に村長やりたくないって!」

 

「いつも通りのやかましさじゃないか。マルス、これを指揮してたのか?」

 

「で、でもこういう時だけだから…」

 

 

手分けした時にいなかったメンバーと交流を深め合う。ただ、垣根なしに騒ぐので耳に優しくはない。スネークが苦言を漏らす。マルスのフォローも説得力が欠けらもない。

 

 

「…さて、切り替えよう。思わぬ合流になっちゃったけどお互いどの辺りまで探索できたかな?」

 

 

パン、と両手を叩いて注目を集める。話が切り替わり、各々リラックスしながら情報を共有する。

 

 

「私達は… ここの辺りにヨッシーいて、さらにこちらの方にプリンがいた。それであの煙を見てここにきたんだ。」

 

「オレ、お手柄、鶏ガラってやつ!」

 

『偶然だ。調子に乗るな。』

 

「チェ〜」

 

 

茶々を入れるソード。あわよくば大事故につながるところだったのに反省の色など見られない。

 

 

「僕たちは、ここをこう進んで… そこからトンネルを通ってこの村にたどり着いたんだ。」

 

「あっ! そういえば土管でワープしちゃったから結局このお山は探してなくない!?」

 

「そ、そういえば!」

 

「ということは… 今いるのがここで… まだ行っていないのがその山と、ピチューがいた辺りの森、ガレオムがいた場所の北と、リンクがいた場所の隣か。」

 

「そこは私ちらっと見ました。大きな湖でしたが、残念ながら水泳具を持っていなかったので諦めました。」

 

 

水着があれば本当に泳いだのか。色々と謎である。

 

 

「ボートはありましたが… 私運転できないので。」

 

「それならかっぺいさんにお願いしたらどうですか? 彼はボートの操縦もできるんです!」

 

「ああ、バス運転してくれた人か。」

 

「僕はあの人がバスの運転できるってのが初耳なんだけど」

 

「すま村とは違う場所で運転していたらしいですよ。」

 

「そうだね、じゃあそこから行ってみようか。」

 

 

ファイター達を立ち上がらせ、歩き始める。

 

 

 

 

「そんなこんなで! ボク達空を飛んでいます!」

 

「エアプレーンでな!」

 

「ふえぇ〜…」

 

 

湖の真ん中に小島があり、そこには何かの裂け目のようなものができていた。そこにいつもの如くいきなり突撃していったところ、こんな場所にたどり着いた。一機あった飛行機に乗り込み、オリマーやフォックス、キャプテン・ファルコンの三人で何とか飛び立つことに成功した。ピットが飛行していることに有頂天になっても、結局は手柄は飛行機か、飛び立たせることに成功した三人のものだろう。ソードの容赦のない言葉に涙を流す。

 

 

「んー… まだ耳がキーンってします…」

 

「結構低いところ飛んでるつもりだったが… わるい、気圧の影響だな。オレ達には慣れたものだが。まあ耳抜きしておこうか。」

 

「ワガハイの耳も詰まっているぞ!」

 

「ってオマエもかよっ!?」

 

 

飛行機に乗ると起こる耳鳴りがリュカとクッパを襲っている。いくら腕っぷしが強くてもこれを滅する力はない。

 

 

「まさか世界はここまで進歩するのか…」

 

「羽ばたいてもいないのに空を飛んでいる。それもこんな大きなものがね…」

 

 

シモンとマルスがジェネレーションギャップに打ちひしがれている中、コックピットからキャプテン・ファルコンが出てくる。

 

 

「いたぞー! 今度はファイターだ!」

 

「ナイス。これで最後かな?」

 

 

飛行機を運転していく中で、散らばっているスピリット達を幾つか見つけている。とはいえその間に他の探索も出来ず、一々飛行機ごと留まっていたのだ。待機しているメンバーはかなり暇している。

 

 

「ちょうど退屈していたところだ。ワガハイが「ボクが行ってくるよ!」マァリィオオオ!」

 

 

ライバルの意気込みを遮るマリオ。

 

 

「だって… 何も知らない上にクッパの八つ当たりの相手にされるなんて… 可哀想だし…」

 

「本当にな…」

 

「小声のつもりか! 聞こえてるぞ、フォックス!」

 

『着陸するからいい加減席に座ってくれ!』

 

 

オリマーのアナウンスを受けて、同じタイミングで席に座ってシートベルトをつける。似たもの同士なのかもしれない。

着陸後、無理やり行こうとするクッパを主にフォックスが押さえつけてマリオは何とか大乱闘の場にたどり着くことが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

差し込む夕日。ここはいつでもそうだ。少なくとも創造神の作品であるこのフィールドではすうだ。『朱雀城』。幼い頃からリュウが修行の場として使っていた場所だ。『終点』化している違いはあれど、その絶景は変わらない。

 

 

「…っ!?」

 

 

大きなプレッシャーを感じる。ゆっくり顔を上げて正面を見る。ここにいたのはやはりというかリュウであった。

 

 

「これは… 結構怖いかも…」

 

『…』

 

 

当然大乱闘で戦ったことはあるのだが、今はあれとは別人のように感じる。

腕を組み、赤くなった双眼でマリオを睨む彼は手加減無しの純粋な殺意を向けている。その威圧感は大きく、フィギュア化のルールが無ければ挫けていたかもしれない。

 

 

「すぅ…」

 

 

深呼吸。心を落ち着けなければきっとまともな戦いはできないだろう。

 

 

「やあ!」

 

 

勢いをつけて、跳び上がる。握った拳はリュウに狙いをつけて振るわれていく。

 

最小限の動きでかわしたリュウは拳を引いて、力を溜める。目の前に着地したマリオに向かって『セービングアタック』を繰り出した。

 

 

「うっ…く…」

 

 

思わず膝をついたマリオを蹴り上げる。そこから続く『昇龍拳』は身を捻って何とかかわす。だが、無理な体勢になった着地時に足を捻ってしまう。両膝と片手がついた状態になってしまった。

 

 

「うわっ…!」

 

『…!』

 

 

崩れる相手を見逃さない。リュウはまた迫ってくる。シールドも間に合わない。

 

 

「あぶっ…!」

 

 

振り下ろされる拳をさらに屈み、低い体勢になって回避する。

 

 

「わっ!」

 

 

続けて低い場所にも攻撃できるよう、なぎ払うように蹴るが、飛びはねてかわす。

 

 

「ひえ〜…」

 

 

ならばと、二つの攻撃の中間地点を狙って攻撃しようとするが、両手で体を押し出し、離脱したマリオにこれも当たらない。

 

 

「おっとと… 危ない… ソードじゃないけど鶏ガラ肌…じゃない鳥肌だよ…」

 

 

ようやく立ち上がれたマリオがそうやってぼやく。近距離戦はリュウの得意分野だが、遠距離で戦えない訳ではない。それはどちらかというとマリオもそうなのだが、マリオの得意とリュウの得意では差がありすぎる。生粋の格闘家たるリュウを格闘戦でどうにかするなど無茶だ。

 

『ファイアーボール』を限界まで撃ち込むが、数発当たっただけで有効打にはならない。『波動拳』を回避し、一瞬の時間で思考する。

 

 

「(うーん… ダメージ覚悟で突っ込むしかないのかな… クッパと一緒に行った方がよかったなあ…)」

 

 

地形の狭さを気にしなければ人数で押し切るのも手だ。しかし、後悔先に立たず。マリオ一人で頑張るしかない。

 

手に炎を宿らせる。リュウに勝てるとしたら、炎の力と多彩なアイテムの差しかない。

 

 

「いくぞー!」

 

 

マリオが走り出す。リュウは迎え撃とうと拳を握った。マリオが近づく。殴ろうとする。拳を振り上げ─マリオが消えた。

 

 

『っ!?』

 

 

マリオが消えた訳ではなく、自分の向いている向きが変わったのだった。『スーパーマント』の力だった。だが、今気づいてももう遅い。熱い掌底の打撃が背中を襲う。

 

 

『…っ』

 

 

空中で向き直す。『灼熱波動拳』を当て、追撃を防止する。

 

 

「いっ… たああ!」

 

『っ!』

 

 

『マリオトルネード』と『竜巻旋風脚』がぶつかり合う。双方回転が止まり、相手の攻撃で飛ばされる。痛み分けといったところか。

 

 

「っ… ま、まだまだぁ!」

 

 

正拳突きをかわし、懐に入って『スーパージャンプパンチ』。空中へ無理やり浮かした。

 

 

「(落ちてくる!)」

 

 

落下の勢いを足に乗せ、落下しながら蹴りを入れようとする。自慢の脚力を使って離脱する。着地地点の、床となっていた木の板は割れている。

 

 

「ひえ〜…」

 

 

威力が高い。当たったらひとたまりもなかった。思わず口から声が溢れた。

 

想像以上の火力に引きながらも、次の攻撃へ移る。

 

 

「はああ…!」

 

 

右手に炎を纏わせる。そのままダッシュで相手に向かっていく。

 

 

『っ! …!』

 

 

リュウも拳を握り込み、走り出す。

 

 

「『…っ!』」

 

 

中央で激突しようとする。拳が交差し─

 

 

「…だぁっ!」

 

『!?』

 

 

なかった。マリオは左足を身ごと引くことでリュウのパンチを回避していた。これでは右手で攻撃しにくいが、本命は右ではない。

 

 

「ハアッ!」

 

 

炎の力を左に移し、引いた位置から助走をつけるかの如く勢いをつけ、リュウの腹部に叩きつけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…それでボク達はここにいるんだ!」

 

「各地のファイターの救出とキーラの討伐。これが今の私達の目的だ。」

 

「へー、そうなんだ!」

 

「プー…」

 

「そうか。俺は何もできずに… まだまだ修練が足りないな。」

 

「あれは修練でどうにかなるものなのかな?」

 

「た、多分足を速くすれば…」

 

「最速ソニックでも捕まってるんだけど?」

 

 

湖の場所へ戻ってきたファイター達。リュウと、なんだかんだでまだ言ってなかったソードとプリンにも共有する。

 

 

「オーケーオーケー! それで、ネクスト、どこいく?」

 

「近い所からでいいんじゃないかな?」

 

「じゃああの森森してるとこだね!」

 

「森森って…」

 

「ではいきましょう!」

 

 

Wii Fit トレーナーの一声でまた進み始める。ところで何か忘れていないだろうか?

 

 

「ワガハイの…相手をしろフォックスゥ!」

 

「だからこれ終わってからにしろって!」




リュウ「ふむ。少し小腹が空いているな。」

ヨッシー「ボクも! お腹すいた… プリンでも食べたい…」

プリン「プリッ!?」

リンク「あ、ヨッシーも? 奇遇だな俺もなんだよ。」

プリン「リ…」

オリマー「お前たち…」


ヨッシー「次回、『偽りはない』!」


リンク「あっ、でも桃とか果物もいいかも!」

プリン「プリィィ…!」

ピーチ「あら? どうしたの?」
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