灯火の星 〜The One Story of Ours〜 作:蘭沙
FEHの新キャラ闇アイクが殺意リュウにそっくりなこともどうでもいいです。
闇カムイくん!
我が性癖にドストライクすぎて無課金の掟を破りかけたよおおおおおおおおおおおおお!
というか召喚士はわざわざカムイくんのとこに通い妻してるんですか
道具を使用して、歩くより先に降りたった二人のリンク。どうやって葉で飛べるのか謎だがこれを言ったら他のファイター達も謎だらけだ。
「おー、きたきた」
「お待たせー!」
「よっと!」
「これは…! グライダー!? すげー!」
「トゥーンがいたのか… これで何人ぐらいになるだろうか…」
退屈して胡座をかいているガンナ。パラセールとデクの葉に興味が移ったソードを尻目にオリマーは物思いにふける。
「三十…五…くらい?」
「え!? つまりまだ半分くらい捕まってるの!?」
「そういうことになる、か…」
たかが半分。されど半分。受け取り方には個人差がある。彼らが望むのは誰一人欠けることのないハッピーエンド。犠牲者を出したエンドをハッピーと呼べるかもまた、人次第だが、全員欠けることなく勝つのが最良の選択だ。
「(…? 全員…?)」
ここで一つ、オリマーは突っかかりを感じた。
キーラが創った世界は無限ではない。今まで言った場所で大部分は占めている筈だ。
ファイターの人数に対して圧倒的に世界の面積が足りていない。自分達の迎撃に動かされていないファイターがまだいる。一体どこに?
「みなさ〜ん!」
「しずえさ〜ん!」
「遅刻だよー! ハリーハリー!」
「すみませ〜ん!」
自分達を呼ぶ声に思考が無散する。
飛んできた二人に対して徒歩で来たしずえが遅れてやってきた。膝に手を当てて息を整える。
「さて、ここにいる全員が揃ったか。」
「あれ? まだ何かあるの?」
「すっごいクールなドラゴンがいてなー!」
「あれ? 全員ですか? ガンナさんはどちらに?」
「えっ?」
ソードの隣には誰もいない。途端に彼の顔が青くなっていく。
「ソード!」
「えっ、なんで、いつの間に、そうか! グライダーに目を惹かれてる時に!」
「やっぱソードの所為!?」
「リンクも同じシリーズだよ!」
「えっ? 何、どうゆうこと?」
「同類ってことか? いや、もうどうでもいい! 加勢するぞ!」
西方面、丘と呼ぶにより近いところから爆発音が聞こえる。既に戦闘は開始されていた。
「グガアアアアァァァァ!」
竜の咆哮に、腕を構えて耐え切る。開けた視界に襲ってくるのは一面の火球。横に跳んで直撃は避けた。焼かれた場所と同じく、服についた火を乱暴に、舌打ちしながら鎮火してアームキャノンを竜に向ける。
「おらっ! くたばれやっ!」
ガトリングのように細かなエネルギー弾を空を飛ぶ竜に当て続けるが、痛手になっている様子はない。
「っ!」
空中から急降下し、猛毒を持つ後ろ足が蹴りつけようとする。足の間を通って切り抜ける。
「がばっ…!」
振り向いた体に合わせ、回転した尾がガンナに叩きつけられる。一瞬呼吸が止まり、受け身を取ることも出来なかった。
「チッ…!」
「ギャアアアァァァ!」
「…は? アイツどこ撃って─」
こちらへの追撃に備えるが、なぜか竜は飛び上がってあらぬ方向へ火球を飛ばす。
「ウソだろ!? 隠れながら行ったのに!」
「きゃー!」
「まずっ、二人は!?」
ジャンプで避けて飛び出してきたのはリンク、ソード、しずえの三人。
「ケホッ、ケホッ… ええっ!?」
「なんという威力だ…!」
二人もギリギリで避けていた。咄嗟に盾を構えたトゥーンリンクを引っ張って回避していたのだ。着弾点の草むらを贄に燃え続ける炎に、あの一撃の威力を思い知る。これは直撃できないものだ。
「このっ! それやめろこのデカトカゲ!」
「てえい!」
視線の外れたガンナが『ガンナーチャージ』を、トゥーンリンクが『ブーメラン』撃ち放つ。胴体が大きく当てることは難しくないが、生命力的には大きなダメージには見えない。人間で言えば爪楊枝に刺されたようなものなのか。ヘイトも今はリンク達に向いている。
「ヴァルー様みたいー!」
「あまりはしゃいでる場合じゃない。…後ガンナ、君は勝手に…」
「ちげー、あのデカトカゲめちゃくちゃ目いいんだよ。多分ここに来た時点で私達に気づいてた。敵と認識してなくて襲ってくる様子が見えなかったから戦いにこなかっただけだ。そのつもりで近づいてたら全員で先手くらってた。」
そういえば、と思い出す。既にガンナと戦闘中だった相手に、遠くから来てた自分達の居場所がバレていた。ガンナへの攻撃の後でなかったら直接攻撃に転じていただろう。
「飛べる上に視力もいいのか…!」
「飛行能力も舐めたもんじゃねえ。さらに言えばあんな火ィまで吐ける。」
「つまり耐火性もそれなりということか…! 近くにいたらまたまとめて叩かれる! 何かわかるまで個々で戦おう!」
「うん!」
竜相手に至近距離で戦う残りの三人。相手に比べて小さな体を活かして渡り合えているものの、戦況をひっくり返すきっかけを掴めず、小さな擦り傷は増えていっている。
「ぐべっ!」
突進にソードが巻き込まれ、走った勢いのままに飛び上がる竜。
「ソード!」
「あったれー!」
「えーい!」
ガンナの声と、トゥーンリンクとしずえの懇願の声。完璧に当てるつもりで撃った矢とパチンコが、両翼で起こした風で落とされ、旋回してかわされる。
「…ってあっ! リンクさんがドラゴンさんの上に!」
体を回転した時を見て気づいたことだった。赤黒い鱗に張り付いた目立つ水色の服。首の中間辺りにしがみついていた。
「こんのっ!!」
「ギュガアアアアッ!」
頭部の鱗を剥ぎ取るように聖剣を振った。前々の攻撃に比べて手痛い攻撃に悲鳴に近い咆哮を上げる。
「うお、うおっ、うわっー!」
右に左に体を回転させ、リンクを振り落とした。マスターソードも手放してしまい、突進のダメージも抜けないソードの近くに突き刺さる。
「おっと… ひえぇ〜…」
パラセールを開いて落下を防ぐ。こんな死因は流石にカッコ悪い。
滑空し、低空飛行で突進してくる。ガードか回避か、リンクのように攻撃に転じるか。狙いはピクミンを連れたオリマーだ。
「来るか………ッ! リンク! それを閉じろ!」
「えっ?」
迎撃に備えるオリマーだったが、あることに気づき、上空のリンクに向かって叫ぶ。少し間抜けな顔をしたリンクは気づいていない。
「…うわああっ!」
「ぐぐうっ…!」
巨体が近くで低空飛行することで予期しない強風が吹き荒れる。パラセール自体に飛行能力はない。リンクは吹き飛ばされ、目の見えない遠くの木々まで墜落し、忠告に気が向いてしまったオリマーもぶっ飛ばされ地面に倒れ伏す。
「ああっ…! リンクさんが!」
「人の心配してる場合か、おまえ…!」
息を切らしながらパチンコを撃ち続けるも、意識が吹き飛ばされたリンクの方へ向いていて集中し切れていない。
「ギュガアアアア!」
「きゃー!」
至近距離からの咆哮。二度目のガンナは装備の重量もあって耐え抜いたが、体力が尽きかけているしずえは踏ん張れずに吹き飛ばされた。
竜の狙いはしずえ。黒い爬虫類のような目が倒れ込んだしずえを睨んでいるのをガンナは感じ取った。
「チッ…! ソード、援護!」
「ラジャー!」
足止めを仲間に任せ、背後へ走り出す。
任せれたソードは『竜巻』を発生させるも、矮小な人間一人が生み出した風など飛竜にはそよ風も当然だった。ただ一度羽ばたいただけでかき消されてしまった。
「ワッツ!?」
「くそっ、伏せろ!」
回避行動は間に合わない。しずえを腕の中に入れ、地面に出来る限り接地する。
「やめろー! このっ!」
「ギャアアアァァァ!」
目と思われる場所に向けてトゥーンリンクの矢が撃たれる。人と同じ構造をしているという仮定ならば、いくら硬い鱗で身を包んでいても瞳は硬くない。
痛みか、突然の攻撃か。ともかく攻撃に横やりを入れられた竜は体勢を崩し、女性二人への攻撃は空振りに終わった。
「…大丈夫か! …!」
距離があったオリマーが起き上がって駆けつける。その時、爆炎が起こり接敵していたファイター四人がぶっ飛ばされる。口の中に炎を蓄えたまま頭を振るったことで広範囲に爆発を起こしたのだ。
「はあ… うん、なんとか…」
「…ノープロブレム、だいじょぶ!」
「あったりめーだろ… ぜえ…ぜえ…」
「…はあ…はあ…はあ…」
「(…いや、まずいな…)」
強気の発言が返ってきたものの、女性陣の消耗は無視できるものではない。基礎体力が低めのしずえ、戦闘時間が他より長い上に装備が重いガンナは他二人よりもダメージが大きかった。特にしずえはまだ立てていない。
それに加えてリンクの不在。落とした退魔剣はソード達と共にこちらへ飛ばされたものの、肝心の使い手が帰ってこない。頭でもぶつけて動けないのか、それともフィギュア化してしまったのか。
「…!!」
動かない太陽を遮る位置で火竜が羽ばたいている。口から燃え盛る炎が漏れ出ている。自分たちを見下して大空を舞うその姿はまさしく─
「天空の、王者…」
飛竜リオスの雄竜。飛竜の王とも謳われ、赤い甲殻に身を包む大空の王。
彼らも知らないとある世界では、リオレウスと呼ばれる存在であった。
シーク「…キミたちが決して軽くはない絆で結ばれているのは知っているよ。」
アイクラ「「…ブルブル」」
シーク「家族… 下手すればキミたちにとってはそれよりもっと強い関係なのかもしれない。」
アイクラ「「…ガクガク」」
シーク「多少しょうがない部分もあるだろう。いつも一緒にいるのだから。でも、それとこれでは話が違う。」
アイクラ「「…フリフリ」」
スネーク「次回、『数と指揮能力』。」
シーク「だから… トイレの時ぐらい離れよう?」
アイクラ「「やだぁー!」」
スネーク「なんだこれ…」