灯火の星 〜The One Story of Ours〜 作:蘭沙
ペーパーマリオ新作のゲリラ発表…
えっ、しばらく唐突なゲリラ発表にガクブルしながらワクワクして待機してなきゃいけないんですか…?
あっ、フェス復刻するのにスプラさわってないや。エヘヘ
「………ッ!」
雄々しく空を舞う姿に状況も忘れて見惚れてしまう。風が吹き、小石が頬に当たったことで我に帰る。
「離れるんだ! ソードもしずえさんを頼む!」
「あ、オーケー!」
剣を鞘にしまい、しずえを担いで離れる。ガンナはソードを追い、オリマーはトゥーンリンクと共に逆方向へ逃げる。
「ガンナ、は、一人でラン、できる?」
「けっ… 誰に言ってん、だ…!」
「すみません〜…」
しずえが申し訳なく思う傍らで、Miiの二人が軽口を叩き合う。
ガンナはわかりやすい性格だ。一度敵として戦うのならば、リタイアは有り得ない。後先考えず、根気だけでも戦い抜くだろう。
「(だが、しずえさんの体力はもたない… この状況でどうやって勝つ?)」
火炎弾を吐くリオレウスに集中する。先に戦ったガレオムのようなロボットとは違う野生生物。敵と獲物だけを殺し、生きるために戦うドラゴン。
「(どこかに… 何か弱点があるはずだ…!)」
生き物として存在している以上、欠点が無いわけがない。痛みがあるのだから、死に対する恐怖がある筈なのだ。これは死を知っている。死に繋がる何かをリオレウスは有しているはず。
「トゥーン… 少し相手をしてくれ。戦わないというわけではないが… あのドラゴンの弱点を考えてみる。」
「…うん! わかった、ボクに任せて!」
オリマーの頼みに一瞬トゥーンは怪訝に思うも、頼りにされているとわかり、強気な笑顔でリオレウスに立ち向かう。
「(やはり、耐火性能と飛行能力… 特筆すべきはこの二つか。とはいえ、戸惑いのようなものは見られない。少なくともこの個体は普段からこのような場所に生息している。)」
自分についてくるピクミンのうち、赤いピクミンを見つめる。戦闘に長けた彼らの力も、残念ながら今回は期待できそうにない。
火を使う相手だから青ピクミンの水の力が有効… そこまで単純ではなさそうだ。体が発火している訳ではなく、口から吐いてばかりだ。恐らく内臓器官に火を生成する器官がある。水が弱点かは断言できない。
飛行、高いところと言えば黄ピクミンだが、今は一匹しかいない。数と指揮で戦うのがピクミン。この一匹の力だけではあまりにも心細い。
「(ダメだ! 他は? 発達した視力に毒を持つ足の爪…)」
頭の中に特徴を思い浮かべながら思考する。尻尾の付け根に青ピクミンと黄ピクミンを貼りつけ、距離を取る。きっかけが掴めない。どうすればいい?
「…チッ… このくそやろおぉ!!」
「ガンナ、ウエイト!」
「えっ? うぇっ!?」
しずえとの回避に専念していたガンナが我慢の限界を超えた。駆け出し、肉薄して弓で足を狙っていたトゥーンリンクを踏み台にし、跳び上がる。
「吹き飛べェ!」
リオレウスの頭にしがみつき、顔面にアームを突きつけて爆炎を起こす。
「グギャアアアアッ!」
「うおっ… ぐっ、うわっ!」
「…! 今のは…」
今まで見なかった程に苦しみ、頭と尾を振り回す。その勢いでガンナとピクミン達は振り落とされるが、その時の反応をオリマーは見逃さなかった。
「明らかに他の攻撃と手応えが違う。これは…」
ガンナがいつも使っている足元に爆発を起こす技。なんでことはないただの攻撃の一つだ。
「(だが、炎は… 違う、炎じゃない?)」
爆炎ではない。ガンナのアームの構造をオリマーは知らないが、火を吐く竜の耐火性を超えられる温度の爆発を起こす道具を、あのサイズに収めるのは現実的ではない。世界によって文化は違うからできないとは言い切れないが、そこまでの爆発を起こせるなど聞いたことがない。
「(…ッ! そうか!)」
ならば答えは一つしかなかった。
「光か!」
「えっ? ライト?」
リオレウスは視力が良い。遠いファイター達を見つけ、隠れて進んでいても炎で攻撃された。
そこまで精度の良い目ならば頼りきってもおかしくない。
「視力が良すぎる弊害で光に弱い。トゥーンが目に当てたダメージが大きかったのも頼っていた感覚に傷をつけられたから…というのが仮説だ。」
「ここまで来てカセツなの?」
「今理由はどうでもいい。光が効くという事実があるからな。」
とはいえ光を発せられるものといえばガンナの攻撃ぐらいしかない。なんとか近づき至近距離で爆発させなければいけない。だが、相手が野生生物と言えども、何回も同じことを繰り返せば当然学習する。そもそもそれを何回もできる程にガンナの体力が残っていない。
「(…後一回だ。それで決める。)」
所々赤い鱗が剥がれ、唾液が口から流れている。今までのダメージも無駄じゃない。確実に残っている。これならきっと決められる。
「ガンナ、後一回だ! 後一回、トゥーンを乗せて跳べるか!?」
「いっつ… 誰に言ってんだ、ガキだろうがなんだろうが乗せれるぜ!」
作戦の肝のガンナから強気の返事がくる。色々と複雑なアームキャノンは製作者のガンナ本人にしか扱えない。彼女が動けなかったらこの作戦は白紙になるところだった。
「私も… 大丈夫です。少し、休憩できました!」
「しずえさん、…ガンナが隙を見て跳び上がる。ソードと一緒に両手で踏み切り台を作って欲しい。できるか?」
「やります! ご迷惑をかけちゃったので頑張りますよー!」
「オーケー! オリマーは?」
了承を取ると、前線へ駆ける。すばしっこく動いて前線に残っていたトゥーンリンクに声をかけた。
「トゥーン、ガンナのところまで引いてくれ!」
「え? なんで?」
「とどめはキミに任せる。私が隙を作ろう!」
「ボクが!? うん…やる!」
やる気満々に戻っていくトゥーンリンク。オリマーの前には、オリマーの十倍はありそうな巨体のリオレウス。相手の方が大きいのはいつものことだ。こっちの方が数が多いのもいつものことだった。心なしかピクミンもやる気を見せている(気がする)。
「…こいっ!」
挑発ではない。自分を奮い立たせるためにこの言葉を放った。倒す必要はない。隙を作れば後はなんとかしてくれる。数と指揮能力で今まで野生と戦ってきたのだ。
「グゴオオオォォ!」
その言葉の意味を図れたのか、敵意が増幅したのを感じ取ったのかは不明だが、天へと頭を上げて咆哮を放つ。翼をはためかせ飛び立ち、火炎弾を撃つ。
「…いけっ!」
横跳びで弾道から外れ、炎に強い赤ピクミンを投げる。頭に取り付いたピクミンはピチピチと頭の花で叩く。
「…グヴッ!」
「! くっ…」
頭を振った衝撃で赤ピクミンは死んでしまった。こんな小さな命などリオレウスには軽く蹴散らせる。簡単に死んでいったピクミンに悔しさはあるが、止まってはいられなかった。補充した紫ピクミンを見て一つ思いついた。
「この大きさでも頭を揺らせば!」
未だに低い場所で飛んでいたことに救われた。重く、力のある紫ピクミンで殴打されれば、
「グガアァ!」
短く吠えてふらつく。口から無意識に炎が漏れ出す。これがオリマーのつくった隙。
「緑のガキ! 落ちんじゃねえぞ!」
「うん!!」
ガンナの肩に足を乗せて立つ。その前方には互いの手を組むソードとしずえ。
「らあっ!」
「いっけー!」
「ゴー!」
ガンナの右足が踏みつけた途端に手を思いっきり上げる。助走もあって、今までで一番、大きく大きく跳び上がった。だが、
「ガアァ…!」
「あちっ…!」
「ああっ!」
「剣が…!」
運悪く左手を炎が掠め、マスターソードを手放してしまう。しずえとソードもその異変に気がついた。
「(…それ以前に! 速度が足りていない! あと少しで届くのに!)」
落ちながらオリマーが気づく。
リオレウスは更に高い空へと羽ばたいていた。自分の意識が安定しない以上、敵の手が届かない場所へ移動するのは当然だった。ガンナの跳躍のスピードが足りずこのままでは最高高度に到達した頃にはリオレウスは遥か上空だろう。
悔しくリオレウスを睨みつけるオリマーの視界に突然入ってくる横槍、否横矢。迷いなくリオレウスの翼に突き刺さる。
「ゴオオオォ…!」
「…! リンクか!」
翼を撃ち抜いたことでリオレウスの上昇するスピードが下がった。
彼が落ちていっただろう林の方向を向く。木の上の水色。遠くて見えないが、きっと今世紀最大のドヤ顔をしているところだろう。
「はあ、はあ、トゥーーーン!」
「っ!」
ソードは地面に突き刺さっていたリンクのマスターソードを抜き、小さな勇者の元へ投擲。
投げにくい形ではあったが、まるでマスターソードそのものが援助してくれたかのようにトゥーンリンクの手に吸い込まれていった。
「よっしゃ、落ちやがれトカゲェッ!」
「ガアアアァァァ!」
作戦通りにリオレウスの顔近くで爆発を放った。視界が一気に白に染まり、苦しみもがく。
「とおっ!」
強く目を瞑って光を回避していたトゥーンリンクがガンナの肩からとびだした。長さも全く違うのにリンクの聖剣は自分のそれと同じように扱えた。
「やあああぁぁぁッ!」
「ギャアアアァァァァ…!」
リオレウスの脳天をマスターソードが貫く。力の入らない翼が動かなくなり、竜の亡骸が落下していく。
「うおっ…」
「ガハッ…!」
「うわわわわ、うべっ…!」
オリマー、ガンナが落ち、骸と共に落ちたトゥーンリンクもバランスが取れずに転んだ。
「よ…ようやくやっつけられました〜…」
「あー、ダメ。合流の前にちょっとブレイクタイムにしよー…」
しずえが座り込み、ソードが派手に寝転がりながら提案する。本当ならばすぐにでも合流するべきなのだろうが、
「そうしようか…」
力なくオリマーが肯定する。キーラの最後の結界が崩壊するのを見届けながら草原の緑を体全体で感じ取った。
リンクが戻ってきてもしばらく動かなかった。
ここは、さっきまでの戦場と同じ場所とは思えないほどに静かな場所だったのだ。
現ファイター
カービィ
マリオ
マルス
ピクミン&オリマー
パックマン
Wii Fit トレーナー
Dr.マリオ
インクリング
ピチュー
ロックマン
スネーク
むらびと
シーク
リンク
ルカリオ
キャプテン・ファルコン
ピーチ
クッパ
フォックス
シモン
ピット
リュカ
しずえ
Mii 剣術タイプ
ヨッシー
プリン
リュウ
ドンキーコング
アイスクライマー
ダックハント
リトル・マック
ファルコ
ピカチュウ
サムス
ネス
Mii 射撃タイプ
トゥーンリンク