灯火の星 〜The One Story of Ours〜   作:蘭沙

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青バラはドコー? 紫ヒヤシンスドコー?
血管爆発しそうになりながら花に水をかけ続ける私は紛うことなき変質者。


さて、もうすぐポケモン剣盾DLC配信しますがちゃんとパス買いましたか? 私はまだです()

というわけなので(?)
ポケモントレーナーことレッドくん達の設定でございます。

・ポケモントレーナー
名前はレッド。チャンピオンを目指すトレーナー。野宿の経験があり、意外と家庭的な旅人である。

・ゼニガメ
性別♂。やんちゃな性格。からいものが好き。レッドの初めてのポケモン。リザードンとは仲が悪く、しょっちゅう喧嘩する。

・フシギソウ
性別♀。すなおな性格。なんでもよく食べる。しっかり者で、よく喧嘩する二人の仲裁役。

・リザードン
性別♂。なまいきな性格。にがいものが好き。ゼニガメとは仲が悪く、喧嘩の絶えない。


五十八話 最高に怒り狂っている

地鳴りのようなものが起き、喧嘩も中止されて空を見上げる。

 

キーラの周りの空気がガラスのように割れるのを見た。

 

 

「ピチュー…」

 

「あ、今の…」

 

「誰かがボス的なやつ倒したんだよ!」

 

「あっ、マリオ。」

 

 

先の道の脇からマリオやパックマン達が声をかける。どうやら迷路の出口の一つがつながっていたらしい。

 

 

「ボス的?」

 

「辺りのスピリットより、うーんと強いんだ!」

 

「スピリット?」

 

「それなんだ?」

 

「あ、そういえばレッドとネスはまだ知らなかったね…」

 

 

疑問を浮かべる二人を見て、リュカが思い出したように言う。まだこの二人には詳しい事情を教えていなかった。

 

 

「う〜ん… つまりそのボス的なやつを倒したのは…」

 

「私達と別れて孤島に行ったオリマー達か、」

 

「知らない土地を見ているマルス達だわ。」

 

 

ここにいない誰か。

それはお互いにわかった。後は合流してキーラの元へと向かうだけ。

 

 

「それじゃあここで待つか、マルスとかを探しにいくかぶわあ!?」

 

「「インクリング!?」」

 

 

インクリングの言葉が途中で叫び声に変わる。彼女の頭を通過点に通っていった炎。

出所の方を見るとリザードンの口がこちらへ向いていた。ゼニガメは少し違うところで着地している。いつのまにか喧嘩が再開されていて、ゼニガメが避けた結果、インクリングに火が当たってしまったそうだ。

真っ黒の顔で恨めしそうに睨みながらインクリングはケホケホと黒い煙をはいた。

 

 

「なあにしてるんだっ!!」

 

「ゼニャー!」

 

「グワウォ!」

 

 

こいつが悪いと主張する二匹にレッドのかみなりが落ちる。ピカチュウと、身内のフシギソウも加わり、大説教会が始まる。それはオリマー達が彼らを見つけるまで続いた。

 

 

 

 

レッド達のいる場所から遥か遠く…ではない。割と近い場所。マルスが見上げる空には、守る結界がなくなり、丸裸になったキーラがいる。

 

 

「(どこで誰がやったのかわからないけど… これでキーラを討つことができる。)」

 

 

防壁が完全に消えても、キーラは何かをしてくる様子はない。ファイター達の刃が届くところにあるにも関わらずだ。

一体奴は何がしたい?

ファイター達を捕らえたのは自分達の抵抗を防ぐ他に何か理由があるのだろうか?

 

 

「マルス? 何かあったのか?」

 

「シーク、ごめん、少し考え事をしてたんだ。」

 

「…ああ、キーラのことか。リベンジの時は近いね。」

 

「うん。今度は負けない…!」

 

 

仲間が助けられずに散っていく。そんな光景はもう御免だ。勝利する確率を少しでも上げるため、被害者を救うためにジャングルの森林へと入っていく。

 

 

 

 

鬱蒼と木々の生えるジャングル。長い一本道が敷かれ、スピリットは道なりに配置されてあったのだ。

 

 

「…おっ? よう、大将。何してたんだよ?」

 

「ファルコ。少し考え事をね。」

 

「考え事だぁ? はあ… それよりコイツなんとかしてくれ。」

 

「ジュニアアアァァァ!」

 

「うるせぇ!」

 

 

背後で息子の名を叫ぶクッパに、元来短気なファルコの足がでた。回し蹴りを手で防ぎ、あわや一触即発だ。

 

 

「落ち着けってば…」

 

「まあまあ…」

 

「はあ…」

 

 

急いで戻ってきたフォックスがファルコを、マルスがクッパを諫めにいく。シークは動かずにため息をついた。

 

 

「(なんでこんな…)」

 

「(さっきの荒野っぽいところで探索が打ちきりになっただろ? それでちょっと荒れてるんだ。)」

 

「(ちょっとどころじゃないよ…)」

 

 

線路の敷かれた荒野。迷路を抜けた先の世界。そこで捜索をしていたのだが、徒歩でいける場所には限界があった。スピリットにもファイターにもなんとか出来るような人材はなかったので先にここのジャングルに来たのだった。

 

 

「(奥には誰か行ってる?)」

 

「(結構人数行ってるぞ。先頭はドンキーだな。ここにはアイツの世界の住民が多くいたらしい。)」

 

「(…! ということは…)」

 

 

変に拘りの強いこの世界。

きっと最深部には─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両手に持っている『ピーナッツ・ポップガン』の引き金が引かれる。襲いかかる落花生。

手も地面につけての四足歩行で図体の割に素早く動いて弾幕を潜り抜ける。拳が届く距離になった。

 

 

「ホッ!!」

 

『…!』

 

 

振るった拳は長い尻尾をかすめるだけだった。ドンキーコングの胸部を足場にして跳躍するディディーコング。

 

『終点』の形の『コンゴジャングル』ではドンキーコングとディディーコングの相棒同士の乱闘が既に始まっていた。

 

 

「ゥゥ…ホッオオー!」

 

『…ッ!』

 

 

両手を次々と地面に叩きつけ、地震かと錯覚する程の揺れを起こす。唸り声に空気が揺れ、相手も思わず膝をついた。

 

ドンキーコングは今、最高に怒り狂っている。

 

 

『…ッ!!』

 

 

柔軟な足腰を活かして跳びかかる。スピードと軽さで劣っているのはどう足掻こうと変わらない。

 

 

「ウゥゥゥ…!」

 

『…ィッ…!?』

 

 

だが、誤魔化すことはできる。相手は相棒。その速さは意図せずとも記憶している。ならばまっすぐ飛んでくるディディーコングを捉えることは難しいことではない。

 

蹴りのために向けられた足を掴み、地面に向けてヘッドバット。一瞬の間に逆方向からも衝撃がくる。

 

 

「…!」

 

 

地に伏せる相手の背に、熱を持った何かが垣間見える。これは『バレルジェット』か。攻撃を中断し、後ろへ跳んで離れる。

夕焼けの空を見る状態ながら、ジェットを器用に動かして立ち上がる。

 

 

「……ゴオォォォォ!」

 

 

ドンキーコングが吠える。吠える。

胸を叩いて闘気を隠すことなく、見せつけた。身内の状況を見て、ようやく完全に理解できた。彼の火山が噴火し、溶岩が噴き大地を燃やした。元凶が相棒にやったこと、この怒りをまだ直接元凶にぶつけられないこと。

 

本音を隠して穏便に済ませる知恵を持つ人間と違い、彼は野生の中で生きてきた。だからかあまり感情を隠すことはせず嫌なものは嫌だとはっきり言う。それでも今回は過去最高レベルだった。

 

 

『…!』

 

 

操られている筈のディディーコングも気圧されたような仕草を見せる。そんなものドンキーコング本人には今はどうでもよかったのだが。

 

 

「ウゥ!」

 

『…ッ!?』

 

 

両腕を振り回し、相手を捻じ伏せる。大車輪のような回転に巻き込まれ、軽いディディーコングは簡単に吹き飛ばされる。速さとは違い、ドンキーコングが勝るパワーでは正面勝負ではまず勝てない。

 

 

「ゥゥ…!!」

 

 

吹っ飛ばされた体躯に前転のタックル。この攻撃は避けることは出来なかったが、頻繁に揺れる視界でなんとか位置取りの把握ができた。

 

 

『ィー…!』

 

「ウッ…!?」

 

 

空中を足場にしてドンキーコングに跳びかかる。先程と違い、前転していたドンキーコングに対処の時間はない。顔につかみかかられ、視界が潰れた。

 

 

「ウオォォ!」

 

『…!』

 

 

狼狽するドンキーコング、チャンスとばかりに顔面を引っ掻くディディーコング。

顔面の痛みで状況がわかり、頭を振って振り払った。ディディーコングの体が離れていく。

 

 

「グウッ!」

 

 

そしてその離れていく感触をドンキーコングは見逃さなかった。

敵の体に貼りつく戦法は諸刃の剣のようなもの。攻撃し放題だが、され放題とも言える。

今は相手、でもこれが終われば─

 

 

「ウウゥッ!」

 

『キィ…!?』

 

 

『ダイナクラップ』。両手で挟み潰す攻撃は的確にディディーコングを襲った。

飛ばされた相棒が離れていく─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…んで、この珍獣共は何してんだよ?」

 

「やめなさい…」

 

 

今現在、救出された全てのファイターがジャングルの最深部に集まっている。何故かバナナが山積みにされたそこには食いしん坊共が平らげている。ドンキーコング、ディディーコングの他、カービィやリンクの姿もある。クッパは未だにファルコと口喧嘩していた。ガンナが苦言を漏らすのも無理のない光景だった。口は悪いのは相変わらずだが。

 

 

「ウキキ、ウキキキ?」

 

「ウホッ! よくわからないけどここにあったんだ!」

 

「ばななー!」

 

 

一気に皮が量産されていく。もう何を言っても聞きやしない。彼らは放っておいて話を進めることにした。

 

 

「巨大な…ドラゴンのようなものがいた。恐らくそれが最後の砦だったのだろう。」

 

「そうか、君達が倒してくれたのか… ありがとう。」

 

「じゃあキーラにレッツゴー! だね!」

 

 

オリマー、マルス、マリオなどが中心になって今後の行動を決める。

 

 

「ああそれなんだけど、まっすぐは行かない。未探索の場所をまわっていくつもりだ。もしかしたらまだ誰かいるかもしれない。」

 

「あー、そのことだけどよ、」

 

 

ガンナが声を上げる。視線が彼女に集まる。

 

 

「ファイターまだこんだけしかいねえの? 半分ちょっとってとこじゃん?」

 

 

ファイター達の空気が凍る。確かにガンナは無駄に隠し事をするような性格ではないが、ここまではっきり言うのか。

 

 

「そんなはっきり言うことないじゃないか!?」

 

「ああん? なんだ鶏ガラ。」

 

「天使だよ!!」

 

「…もしかして、やっとキーラと戦えるという状況で未だ半分ほどしかいないのか、ということか?」

 

「当たり。」

 

 

オリマーが自分も考えていたことを補足する。どうやら同じことを思っていたらしい。

 

 

「…ああ、まさか俺たちに気づけてないとは思えない。ならあの時と同じようにビームみたいなもん使えばいい。」

 

「残りの人がまだ探索していない場所にいるのは… いえ、流石にありませんね…」

 

「うーん… こういう時は… 戦力とっときたいのかな?」

 

「戦力…」

 

 

インクリングの言葉に何かを考えるマルス。同じようなことは自分も思っていた。

何故か? 直接対決の時にぶつけるつもりか?

ならばこの世界にファイターを置く必要はない。カービィ相手に他全員をぶつければいいだけだ。自分達相手に身を守る必要はあったけどある程度の戦力は欲しかったということか?

 

 

「キーラには… 僕たちを倒す以外に何か目的があるのかもしれない。」

 

「目的って…なんの?」

 

「それはわからない。でも戦力がいる目的だ。」

 

「キーラ自身何かと戦ってるんじゃないのか?」

 

「…そうかもしれない。僕たちを倒すだけならボディを複製させる理由が見つからない。」

 

 

スネークの予想が一番納得がいった。だが、あくまで予想である。根拠はない。

 

 

「…でもどの道キーラは倒さなきゃな。」

 

「うん。方針を変える必要はなさそうだ。このまま行こう。」

 

 

予想は予想。考えていてもわからないことだった。助けられる人を助けない理由はない。今は前進するしか道がなかった。




ソード「合流出来たよー!」

フォックス「分断すると広くスポットは当たるけど合流シーンも書かなきゃいけないから大変だな…」

ソード「ハハハ、ところであっちのスリーパーソンズは何してると思う?」

ファルコ「不意打ちして乱入とかいい度胸してんじゃねえか、あ゛あ゛?」

ガンナ「私は混ぜろと言った。それを不意打ちっつーならおめえらがただ鈍チンってだけだろ」

クッパ「キサマの癖に生意気だなあ? ワガハイを誰だと思ってる?」

ガンナ「カメとトリ以外のなんなんですかあ〜?」


フォックス「次回、『あいがと』!」


ファルコ「んだとォ!! この暴力女!」

クッパ「ワガハイの恐ろしさを教えてやる…!!」

ガンナ「上等だ、てめえらの冗談みたいな面、二度と元に戻らねえようにしてやる…!」

ソード「いやー、ピースフル!」

フォックス「何見て言ってるんだよ…」
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