灯火の星 〜The One Story of Ours〜 作:蘭沙
えっはっえっセフィロス?
確かに色んな参戦予想にあがってましたが、既存タイトル(FEみたいにシリーズが同じだけとかそういうのでもない)、主人公じゃない、FFという三重苦で、個人的には除外してた枠なので虚を突かれて一日、白昼夢だったの? とか思ってました。
Twitterとか回って落ち着いた結果、マリオ串刺しにしてたら今度こそ永遠に出禁だったな…、とか映像作ってるのそもそも任天堂側やん…、とか思い出の中と外で反復横跳びしてる…とか思って、最終的に遂にスマブラにもストーカーしてきたな…に落ち着きました。自分で言ってて訳わかりません。
KHMoMやってたから、BGMにもしっかり反応できました。
ところで新ステージらしきもの、ディシディアで見た覚えがあるんですが、オリジナルであった場所なんですかね? 有識者の方教えてください。
今後、参戦予想は無駄になる前提で考えた方がいいのかもしれない…
スピリット、トラを解放し、先に進んだファイター達。合流したシークの言葉によって次の問答、『影の世界の王は誰か』という問いを危なげなく正解することができた。(ついでにリンクの平静を取り戻した。)
シークと彼女が知るガノンドロフとこのようなところで再開したことは完全な余談である。
その正答の先、大きな桜の木を横目に進んだ道。一本道のそこを立ち塞がるように彼はいた。
「ゲッコウガ…!」
スマッシュブラザーズの中で、彼と同じ世界に生を受けながら唯一人であるレッドがその名を呟いた。
彼は野生の筈なのに、どこかトレーナーがいたような面を見せる。元は誰かのポケモンだったのかもしれない。否、訳あってトレーナーの元を離れているような。
「ここは俺に行かせてくれ。」
気づけばその言葉を発していた。
それは強いポケモンと戦いたいというトレーナーの本能か。または離れているにも関わらず良好な関係を続けているのだろう誰かへの嫉妬か。
「で、でも、ゼニガメはまだ…」
「ああ、出てこない。でも止まっていてはなにも進まない…!」
リュカが心配の声を上げるが、レッドの意思は固かった。モンスターボールを握りしめて、まっすぐに相対する敵の方を見る。
「まあ、ドラキュラの時もなんとか出来たしリザードンもいるしな。なんとかなるだろ。あんまり気負うなよ!」
宿敵は既に屠ったからか、リヒターは楽観的だ。ドンドンと背中を叩かれ、息が途切れ途切れになる。
「(まだなにもわかってない… どうしてゼニガメが戦わなくなったのか… だから多分出てこないだろう…)」
だが、前に進もうとしただけでまだ進んではない。進展していないのだがらゼニガメは動かないとレッドは判断した。
「…でもきっと。答えはバトルの中にある。」
誰にも聞こえないだろう小声で決意を固める。リザードンのボールを握り、前に、進む。
「あれ…」
「どうかしました…?」
子供の感情の機敏に、鋭くロゼッタが反応した。屈んで優しく頭を撫でた。なにがあったのか言って欲しいと言わんばかりに。
「リザードン…」
「ええ、リザードンを使うようです。それが何か…?」
「えっと… なんだろ、えっと…」
違和感がある。モヤモヤと頭を埋め尽くし、言葉で表現するのが難しい。できない。
リュカは考える。一体この正体はなんだろうかと。それをほっとくことなどできず、ロゼッタは共に考えた。
「ゼニガメは使えない。彼は三匹の仲間と戦うのにその一角が抜けている… 単純に戦いにくくなってしまいました…」
「うん… ゼニガメが出てこないから始めからリザードンを使う訳で…」
「ゼニガメが出てこないから…? 確かに彼の先鋒はゼニガメであることが多いですが…」
「………あっー!!」
パズルの最後のピースが埋まった音がして、リュカは大きな声を上げた。多くの者が肩を上げ、視線をそこへ動かした。
「そうだそうだ! レッドのポケモンといえば何!?」
いつもの人見知りをかなぐり捨てて周りに問う。日常とは全く違うその姿に一部のファイターはギョッとし、Wii Fit トレーナーがおずおずと口を開いた。
「何って… リザードンさん、ですよね?」
「それだよ、トレさん!」
「は、はいぃ!?」
異論はなかった。リュカ以外は。だからこそ彼は気づけたのだ。その根本的な認識の違いに。
レッドが行ったそこへ目を向ける。
「違う… 違うんだよレッド… そうやって戦ってもゼニガメは出てこないよ…」
レッドも目指すポケモンリーグ。高みを目指すポケモントレーナーなら殆どの者がその頂点を目指すだろう。地方ごとに存在しており、カロス地方にあるポケモンリーグが『カロスポケモンリーグ』なのだ。
「ポケモンリーグ…」
四天王とチャンピオンが待っている場所。『終点』化され、偽物でしかないとしてもトレーナーとしてここに立つ以上、緊張するなと言う方が無理だった。相手がそれらのポケモンに匹敵するだろう実力を持っているのだから尚更。
『……!』
「…っ! いけっ、リザードン!」
「グアウオッ!」
タイプ相性は悪いが、それはどうとでもなる。リザードンの実力は疑う必要もない、レッドにとって頼れるきりふだだった。
『…クゥ、!』
「『みずしゅりけん』! とべ、リザードン!」
水で固められた手裏剣が三枚飛んでくる。ゲッコウガの代表的な技だ。
飛び上がって避けることを命じられたリザードンは空中を飛び、ゲッコウガの上空を陣取る。
「ふみつけろ!」
「ウゥッ!」
『…!』
急降下で地面に足で降りる。地響きが起き、床が抉れたのではないかと錯覚する。しかし、ゲッコウガは素早い身のこなしでかわしていた。
「『かえんほうしゃ』!」
「グオォォ!」
『…、…!』
後ろへ引きながら、その口から炎を吐いた。『みずくない』で切り裂きながら距離を詰めようとするも、炎の勢いの方が僅かながらに上回っている。
『…!』
「後ろに回った!」
するとゲッコウガは力押しを諦め、リザードンの巨体をも飛び越える跳躍力で背後を突いた。
咄嗟に動かした翼と振り下ろしたクナイが激突する。
「グゥ…!」
「コゥ…!!」
「いたみわけ…! リザードン!」
両者ともに吹き飛ばされたが、身軽なゲッコウガの方が立ち直りが早かった。未だ立ち上がれないリザードンへとびげりをかます。
「戻れっ、リザードン! ……くっ」
リザードンをボールへ戻し、いつもの癖でゼニガメのボールを投げようとする。だが、やはりうんともすんとも言わない。
「がんばれ、フシギソウ!」
「ソウ!」
空をきったゲッコウガへ『つるのムチ』でたたきつける。いざという時にトレーナーの命令抜きに最善手をとれるのはフシギソウだ。
「『はっぱカッター』!」
「シィ!」
威力は度外視し、乱雑に大量に。素早いゲッコウガを捉えるための最善策。
『…ゥ…!』
がまんが限界になり飛び出したゲッコウガの蹴りをくらいつつも、つるで受け身を取って起き上がる。そのまま地面を叩いた反動で高く跳び上がった。
「ゼニガメ… 聞こえるか?」
再び『はっぱカッター』を周囲に撒き散らし、空中から雨のように降らせる。
「ゼニガメもさ、大切な仲間なんだ。かけがえのない存在で… チャンピオンになるのに必要な一匹なんだ。」
しかし、この攻撃は二度目。忍者の身のこなしでかわしていく。それを読んでいたのか、フシギソウは流星のように体を落下させた。
「はじめてのポケモンでさ、喧嘩した時もあったよな。勝つ時も負ける時もあった。」
着地したフシギソウをクナイで斬り捨てようと動いた。咄嗟につるを前に出して即席のシールドを生み出した。つるに傷がついてしまうが、そのほかの弱点を突かれるよりずっとマシだった。
「なのにさ… 俺、わかんねぇよ。閉じこもってちゃゼニガメのことわからない。俺はどうすればいい? このままじゃあ喧嘩一つできない…」
フシギソウのボールとは逆の方に握ったモンスターボール。閉じこもったまま出てこないゼニガメに呼びかける。返事は… ない。
「ンシィ…!!」
『…ゥゥ!』
「ッ! フシギソウ! ぶんまわせッ!」
傷ついたつるでゲッコウガを捕らえた。苦しげにしながらも、トレーナーの指示通り自身を軸にして回り出す。
ゲッコウガももがいてはいるが、腕も縛られ、自由に動けない。
「放り投げろ!」
「フッシー!」
『ッ…!』
砲丸投げの要領で空中へ放り出す。
手負いのフシギソウをボールに戻し、取り出すは左手のゼニガメではなく、持ち替えたリザードン。
「チャンスだ! 『フレアドライブ』!」
「ゴゥア!」
『…!?』
投げ出されたゲッコウガに対して最高威力の炎技を命じた。敵は飛ばされ光となってしまう。
「はあ… はあ… 勝った!」
「ンガウッ!」
鼻息を荒くするリザードン。勝者は俺だと誇示しているようにも見える。
「でも… なにもわからなかったなぁ…」
強者との戦いに熱くなっていたのは認める。だが、不甲斐なさに嫌気が差したわけではないらしい。自分でも上達しているとわかる。
「ゼニガメ…」
勝った筈なのに心の内は曇ったままだ。
わからないままだった。
ロボット『今北産業デス』
ピット「レッドポケモンバトル中
リュカ何かに気づく
あわあわ慌てて阿波踊り」
ロボット『最後が全くわかりまセン…』
ブラピ「思ったことそのまま言ってるだけだぞ」
CF「本能で喋ってるってやつだな!」
ピット「ランチの写真Twitterに上げてるのも本能?」
CF「どっちでしょうね?」
ピット「次回! 『もう終わったこと』! 大切なことなので一度しか言いませんッ!」
ブラピ「このレーサーどこ向かってるんだよ…」
ロボット『続編まだデスカ?』