魔道士リザの冒険譚(星のドラゴンクエストStory冒険日誌)   作:ジョギー

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アタシは魔道士リザ。
そして新たな・・・冒険王姉弟の一人です。
祖父である初代冒険王ガイアスの
意志を継ぎ、日々、冒険の旅をしています。
さて本日の冒険日誌。



エピソード13.「乙女達」

「アクル、関所通交官アクルよ。」

 

「む、ピエールか?どうした?

なぜ今時分にそなたがここに現れる?」

 

「・・・間もなく此処を義勇軍が訪れる。

彼らにはヨンツゥオ大聖堂へやって来るよう

申し伝えてある。

そなたは通行証なしで彼らを通すように。」

 

「ぎっ、義勇軍だとぉ!?

なぜ義勇軍がまだ生きている?

なぜ此処にやって来る?

あやつら東砦には向かわなかったのか?

・・・い、いやそれとも・・・ま、まさかっ!?」

 

「あぁ、そのまさかだ。

ズデーロンは彼らに敗れた。

部下の魔物たちは1匹残らず逃げおおせたわ!

つまり、ズデーロン派の魔物はもはや

そなた1人になってしまったということだ。」

 

「な、な、なんとっ!

ズ、ズデーロン様が・・・・・!!」

 

ピエールが執行官候補ズデーロンの敗北を

通交官アクルに報告すると、

アクルはワナワナと震えだし、その場に

崩れ落ちた。

 

「そなたらの野望も潰えた。

それにしても義勇軍、冒険王の強さと

いったら鬼神の如き強さよな。

かくなる上は私自ら奴等を止めるしか

ないと思っている。

私は大聖堂で奴等を迎え撃つ。

奴等が来ても、くれぐれも弔い合戦など

という考えは持たぬように。

そなた1人ではとても

太刀打ちできる相手ではない。

では、失礼するっ!」

 

そう言い残すとピエールは関所を

立ち去った。

残されたアクルはまだ立ち上がる事が

できず呆然と佇んでいる。

 

「グググググ・・・ズデーロン様が!

し、信じられん、あのような何の変哲もない

人間の若者どもに・・・・!

わ、ワシはこれからどうすれば・・・・。」

 

ピエールの報告を受ける前までは、

自分達の時代がやって来ることを

信じて疑わなかったこの魔物が

一瞬にして未来を失ってしまった。

ただ。アタシ達には全く関係ない話。

 

アレコレと画策し、陰謀を企んだ末の

手痛いしっぺ返しでしょ。

身の振り方ぐらい自分で考えたらいい。

長いものに巻かれ続けた結果がコレ、

アタシは知らないわ。

 

その頃アタシ達は。

 

「激闘が続いています。

一刻も早く大聖堂へ向かいたいところですが

リザさん達の疲労は私では計り知れない

ものでしょう、休息を取る必要があります。

一晩野営を張りましょう。」

 

一刻も早く大聖堂に向かいたいけど、

休息を取るのもアタシ達の仕事だと

オリオリに諭されてしまった。

確かに疲労はかなり溜まっている。

野営は致し方ないわね。

 

ズデーロン配下の魔物たちが消え失せたとは

いえ、いつ政府の別の魔物がやってくるかも

しれないのでアタシ達は東砦から少し離れた

場所で野営を張れそうな場所がないか探した。

 

関所へ向かう大きな街道と東砦から伸びている

小さな野道が交差する少し手前に小さな森が

あったのをアタシ達は覚えていたので

そこを野営地にすることで決まった。

 

野営といっても、保存食で少しだけ空腹を

ごまかし暖を取って眠るだけ。

疲労感を全て取り払うのは難しい。

それでもしないよりはマシ、という程度。

 

東砦を出発したのがもう夕方だったので

今は辺りを夜の闇の支配が完了する

寸前といった時刻かしら。

 

わずかな夜食を摂ったあと見張りの者を

残し交代で睡眠を取る。

 

モガ丸&スラッピ、ジョギー、レイファン、

コッツ、アタシの順で見張りを担当。

いつもはアタシが一番手を担当するんだけど

疲労を考慮されアタシ達姉弟はまず睡眠を

取るよう配慮された。

申し訳ないけどありがたいわ。

 

「リザ達、ゆっくり・・・とはいかないけど

とにかく寝ろよ、ちょっとでも

疲労を回復しなくちゃなっ!

おやすみ~。」

 

「ピピピ~。」

 

「ありがとうモガ丸、スラッピ。

けど魔物が現れたらすぐ起こしてね。」

 

「もが~、そればっかりはリザ達に

任せるしかないからな・・・。

リザ達が寝てる時は魔物が現れないよう

祈るしかないな。」

 

「大丈夫よ、気にしないで。

じゃあ遠慮なく眠らせてもらうわ、

おやすみ。」

 

「おやすみ~。」

 

アタシは、いえジョギーもレイファンも

横になるとあっという間に睡魔に襲われ

眠りについた。

 

幸い、魔物は現れなかったらしく

アタシ達は与えられた睡眠時間を

全部もらうことができた。

そしてアタシが見張りをする番が

回ってきた・・・。

 

「・・・殿・・・・ザ殿・・・・

リザ殿・・・・。」

 

・・・・ん?・・・・アタシを呼ぶ声

・・・・ハッ!ま、魔物か!?

 

バッ!!

 

アタシは飛び起きた。

条件反射で杖を手探る。

 

「わぁ、ビックリしたっ!

リザ殿、時間です、交代の。」

 

え、あ、あぁ、そうか、見張りね。

見張りの番ね。

あ~ビックリした、魔物が現れたのか

と思っちゃったわ。

 

「ふぁ~、う~ん、ありがとうコッツ。

よく眠れたわ。

じゃあ代わるから、アナタは寝てちょうだい、

おやすみ~。」

 

アタシはまだ若干寝ぼけ眼の目をこすりながら

コッツと見張りの番を交代しようとした。

 

「あ、は、はい・・・了解しました、リザ殿。

おやすみなさい。」

 

「は~い、おやすみ~。」

 

アタシはコッツが横になるのを横目に

道具袋から布を取り出し、愛用の杖を

磨き始めた。

そして・・・5分ほど経ったころ。

 

「リザ殿。」

 

あら、コッツ、起きてたんだ。

眠れないのかしら。

 

「あの、隣に座ってもよろしいでしょうか?」

 

「え、ええ、いいけど・・・。

早く寝ないと明日からツライよ?」

 

「お気遣いありがとうございますっ。

けど大丈夫ですっ!」

 

「コッツ~~~~~!」

 

アタシは小声だけどたしなめるような声で

コッツの名を呼んだ。

 

「え!?は、はい~~~~?

なんですかリザ殿~~~~!」

 

釣られてコッツも小声で返してくる。

 

「皆寝てるから~~~~

声のボリュームには気をつけよ~~~~。」

 

「!!!」

 

コッツがあまりにも元気ハツラツな返事を

したもんだからアタシはとっさに小声で

冗談ぽくコッツにツッコミを入れた。

するとコッツが超本気で全力で頭を下げて

ごめんなさいのポーズをした。

 

アタシはそれがおかしくって声を殺して

大笑いしたの。

 

「で、どうしたの?

アタシの横に座るって?

何か話でもあるの?」

 

「い、いえ、特になんてないのですが、

リザ殿とお話がしたかったのです、

リザ殿は・・・その・・・私の・・・

私、リザ殿に憧れておりますっ!

この上なく尊敬しておりますっ!!」

 

わっ!

だからっ!

声が大きいって!!

 

「あわわ、ご、ごめんなさいっ!」

 

「し~~~~っ・・・・。

うん、で?なんだっけ?

アタシに憧れてる??」

 

「はいっ!私が今まで見てきた

戦士のなかでリザ殿達が

一番強いと思いますっ!

しかもそのような方たちのリーダーが

私と同じ女性で、こんなに可愛くて

ステキだなんてっ!

リザ殿の為すこと全部、戦ってる時も

普段の姿も、そして何よりそのお心に

秘めた正義感、全部が私の憧れなのですっ!」

 

うぅぅぅ、なんか褒められすぎて

逆に引き気味なんだけどアタシ・・・。

いや~、褒められるのは悪い気は

しないけどね。

 

「そ、そう?ありがとう。

そう言ってくれるのは嬉しいわ。

だけどアナタが一番尊敬しなくっちゃ

いけないのはオリオリじゃなくて?」

 

「あ、はい、もちろんオリオリ様を

尊敬しております。

我らのリーダーとして、そして宇宙に

平和をもたらす指導者として。

オリオリ様を尊敬しているのと同時に

リザ殿にも憧れているのです。」

 

「そうなんだ・・・うん、ありがとう、

嬉しいわ。」

 

「リザ殿はどうして魔物と戦う戦士・・・

魔道士を志したのですか?」

 

なんだかわかんないけど・・・

コッツとの身の上話が始まっちゃった

 

「う~んとね~・・・・・アタシ・・・・

いや、アタシ達姉弟はね・・・・

実は幼い頃の記憶がないの、今現在もね。

だからどうして魔道士を志したのか

自分でもその理由は知らないの。

気付いたら魔道士だったワケ。」

 

「なんとっ!

こ、これは失礼しました、

そのようなツライ過去がおありだとは

露知らず、不躾な質問を・・・。」

 

「ううん、いいの、だって記憶が

ないんだもん、ツラかったのかどうかも

覚えてないの。」

 

アタシは・・・本当に、記憶の事については

特に気にしていないし隠す必要もないと

思っていたのでコッツに自分の事を、

なんとなく話そうと思った。

 

「アタシ達はどうやら、ブルリア星に

差し向けられた魔星王ドスラーデスを討伐

すべく父とともに戦ったらしいの。

ドスラーデスの強さは凄まじく

父は破邪の封印という術を使って

自分の体ごとドスラーデスを封じ込めたの。

道連れにしなければ到底、封印は無理だったと

聞いているわ。その術の余波でアタシ達は

吹き飛ばされ、記憶を失ったと聞いている。」

 

コッツは固唾を飲んでアタシの話を聞いている。

アタシ、どうしてこんな踏み込んだ話を

しているんだろう。

コッツがアタシに憧れているという話を

聞いて、アタシも饒舌になってしまっている

のかもしれない。

 

「だからなぜ魔道士を目指したのかと

聞かれれば、父を奪ったドスラーデス、

奴よりももっと強くなってみせる!

強くなることで父の仇を討つ、って

思ったのかもしれないわね、当時のアタシは。

そして父を失ったという受け入れがたい

事実を自分から消したいが為に、自ら

記憶喪失になったのかもしれない。きっと

弟達もそうでしょうね。」

 

「そ、そのような凄まじい過去を

お持ちだったのですね・・・。」

 

「あ、ごめんね、なんか、重い話に

なっちゃって。

大丈夫、その後ドスラーデスが封印から

解かれると同時に父も復活したの。

で、復活したドスラーデスはアタシ達が

完全にぶっ倒してやったから父も今は

無事なの。」

 

なんだか暗い話になってきたのでアタシは

父が無事だというその後の話を慌てて告げた。

 

「ふ、封印が解かれたって、軽々しく

言いますけど大丈夫だったのですか!?

リザ殿!」

 

「大丈夫・・・ではなかったけど、

ちゃんとやっつけたから今ここでこうして

アナタと話をしてるんでしょ?」

 

またまたアタシはおどけて見せた。

 

「では今はお父上もご健在なのですね、

よかった〜。けど、リザ殿達の強さの秘密の

一端を知れたような気分です。

一時はお父上を失ったという絶望から

這い上がる力こそがリザ殿達の強さの

秘密だったのですね。」

 

「まぁ、そういうことになるのかしらね。

何回も言うけど記憶がないのでなんとも。

けど、アタシが修行を続けるのは、

今はもう違う理由だわ。アタシの守りたい人を

守る力、それを得る為に日々の修行を

怠らないようにしたいし、してるつもり。

父の仇を討つためだとか、そういう復讐の念

より、誰かを守る為っていう想いを

持っていた方が人は強くなれる、

戦う力だけじゃなくてその人自身の芯の強さ、

心の強さっていうのかな。

うん、少なくともこれまでの冒険を通じて、

そう確信してる。

だからアタシもその考えのもとに日々を

過ごしてるの。」

 

アタシは、思っている事を率直に話した。

普段、自分についてとか、過去についてとか

考える暇ないからね。

自分とはなんぞや?っていうのを口に出して

自分で確認したかったのかもしれない。

 

「リザ殿っ!私感激しましたっ!」

 

コッツ、声が大きくなりそうよっ!

 

「あ、ごめんなさい・・・。

けど、私と同じような世代のアナタが、

こんなに懐深い考えをお持ちで

日々行動されていることに

このコッツ、深く感じ入りましたっ!

やっぱりアナタは私の憧れの人、

戦いが強いだけではなく、心がお強い

からこそ、私はアナタに惹かれるんですね。」

 

「う~ん、心が強いっていってもね~、

アタシだって迷う事はあるし、間違う事だって

あるわ。

そんな失敗から学べるかどうか、よね、

人なんてね。」

 

「そうですね・・・おっしゃる通りです。

私も日々、学びと成長を心がけねばっ!

これでも私は隊長ですからっ!」

 

「そうね、お互い頑張ろっ!

ところでコッツは?

なんで義勇軍に参加してるの?

オリオリ達と同じように平和を願ってのこと?

それとも宇宙政府に強い恨みがあるとか?」

 

アタシは・・・自分の話ばかりしてたんじゃ

申し訳ないと思ってコッツの話を

聞こうと思って質問した・・・そんな軽い気持ち

だったんだけど。

 

「わ、私は・・・実は私も父と幼い頃に

生き別れになってしまい、残された母が

懸命に私を育ててくれましたが、

その母も亡くなり天涯孤独の身でした。」

 

「そうなんだ・・・ツラかったのね。」

 

「はい・・・母は亡くなる直前、生き別れた父

の事を話してくれました。

父は・・・義勇軍に籍を置いている、と。」

 

「えっ!!??」

 

今度はアタシが大きな声を出してしまった。

慌てて小声に修正する。

 

「じゃ、じゃあ義勇軍に参加したのって

お父さんを探すために?」

 

「はい。」

 

「で、お父さんには会えたの?

差し支えなければ・・・・

そ、それは誰かしら?」

 

「・・・いえ、幼い頃に生き別れたので顔は

覚えてないし、本当に父が義勇軍に

所属しているのか確証はないのです。

ただ、この人かしら?という人はいます。

・・・・けど、判明したワケではないし、

もし人違いでその人に迷惑がかかっては

いけないので今は伏せておきます・・・

ごめんなさい、リザ殿。」

 

「ううん!ぜんっぜんっ!

デリケートな問題でしょうからね、

アタシのほうこそごめんんさい、

デリカシーのない質問だったわ。」

 

「大丈夫です。

ただ私は・・・その人に1人前の戦士として

認めてもらえるよう、日々訓練をしてきました。

私が義勇軍に参加し、訓練を続けるのは

自分の承認欲求からだと思います。」

 

「その人をお父さんだと思い、

そして認めてもらうために頑張ってるのね。」

 

「はい、もちろんオリオリ様の掲げる大義を

支持しているのも私のモチベーションに

なっています。」

 

「そっかぁ、皆色々抱えてるのね~。」

 

お互いの過去を打ち明けあったからかしら、

アタシはコッツに親しみを感じるように

なってきた。

年齢が近いっていうのもあるからかしらね。

今までは同じグループに所属する同志、

ぐらいにしか思ってなかったけど。

 

「ところでリザ殿・・・・あ、あの・・・・

その・・・・。」

 

コッツの頬が明らかに赤く染まってる。

焚き火の灯りのせいじゃないって

わかるぐらいに。

 

「リ、リザ殿はその~・・・・

す、す、好きな人とかこ、こ、こ、

恋人っていらっしゃるのですか?

キャッ!!」

 

ええっ!?

 

な、なんだこのコ、

何を聞いてくるの??

 

「恋人ぉぉぉぉ!?」

 

「は、はい、こんなにステキな方

なんですもの、世の男性が

放って置くはずありませんわっ!」

 

ゲ~~~~ッ!

アタシ、こういうのホンットに

疎くて~~~!

オリオリとボロンが怪しいとかって

モガ丸の話も寝耳に水だったぐらいでっ!

けど・・・ここでアタフタしちゃダメね!

 

「恋人ね~、ふむ、い、居るわよ!」

 

「えぇ!?ホントですかっ!?

そ、それはどのような方なのですか!

片想い!?両想い!?お付き合い

されてるのですかっ!?」

 

なんだなんだなんだ~~???

えらくノリノリになってんじゃんっ!

 

「今も居るじゃないっホラ、

コッツの目の前に。」

 

「え!?」

 

そう言ってアタシは手にしている

杖をもう片方の手で撫でた。

ちょっと妖しい目つきをしながら。

 

「え~~~~、

なぁ~んだ、そういう事か~。

リザ殿も人が悪いんだからぁ。」

 

「ずーっと冒険ばっかりしてる

アタシに恋人なんか居るはずないでしょ。

もう、バカね~コッツ。」

 

「アハハハハ、それもそうですね!」

 

なんだか。

アタシ達ホントに、普通に女友達

みたいじゃない。

コイバナ?みたいな事話して。

 

「アナタは?コッツ。

そういう人居ないの?」

 

「私は・・・・居るには居るんですが、

あっ!いえ、お付き合いしている方

とか、そんな大それたものじゃなく・・・

片想いの人が。」

 

「へぇぇぇ、そうなんだっ!

え、それはどんな人なの!?

義勇軍の人?それとも全くの一般の人?」

 

するとコッツはさっきよりさらに

頬を赤らめて下を向いてしまった。

よっぽど好きなんだ。

 

「え~と、その、で、でも・・・・

その人には他に好きな人がいるみたいで、

わ、私にはどうする事もできないんです、

い、いえ、私はそれでかまいませんっ!

遠くから見ているだけで幸せなのでっ!!」

 

「・・・・ごめんなさい、アタシ、ホンットに

そういう話疎くて、気の利いた事を

言ってあげられないんだけど。

アナタはその人に想いを伝えてはいないの?」

 

「そ、そ、そんな!

告白だなんてっ!!

恥ずかしすぎて死んでしまいますっ!!

それに私からの告白だなんて、

きっと困らせてしまうだけだろうから。

嫌われたくはないんですっ!」

 

「そっかぁ、でも、アナタがそういう気持ち

だっていうのを知ればまた、お相手の人も

アナタを見る目が変わるかもしれない

んじゃないかしら。

あれ?これってアタシ無責任発言??」

 

「いえ!とんでもない、ありがとうございます、

リザ殿っ!

私のこんな他愛のない話に真剣に答えて

くださってっ!

けど・・・やっぱり今の関係が壊れる怖さの

ほうが勝ってしまいます。

とりあえず今は・・・このままでいいんです。」

 

ふ~ん、乙女ね~コッツ。

色々複雑なのね。

けどやっぱりアタシはコイバナは苦手だ(^^;

 

「はぁ、リザ殿に話を聞いてもらって

ちょっとスッキリしました。

ありがとうございますっ!

それではそろそろお休みさせていただきます、

リザ殿と色々お話ができて嬉しかったです、

おやすみなさい~。」

 

そう、アタシ、なぁんも気の利いた話

してないけどね。

スッキリしたんならよかったわ。

 

「は~い、おやすみ~。」

 

・・・・・・・・・

 

って何っ!?

 

これって結局コッツがコイバナ

したかっただけじゃないのっ!?

しかも本人はスッキリしたかしんないけど

アタシはお父さんとか片想いの人とか

誰だかわかんないからモヤモヤするっ

 

全く女子ってヤツはっ!

ただただ自分の話を聞いてもらえば

満足しちゃう人種なんだからっ!

 

アタシは。

同年代の友達ができたのは嬉しいけど

コッツにはあんまり深入りしないで

おこうと心に誓った。

 

コッツの寝息が聞こえてきた。

なんだかわかんないけど、

ちょっと、ほんのちょっとだけ

イラっとしながら杖磨きを再開した。




★★★登場人物★★★
・魔道士リザ
本編の主人公、つまりアタシ。
職業は賢者。
偉大な魔道士を目指すべく
日々、冒険を通じ修行をしてるの。

・ジョギー
アタシの弟。
職業はバトルマスター。
得意な武器は剣。

・レイファン
末の妹。
職業はスーパースター。
回復行動に優れ、オンステージという
スキルで味方をサポートする役割が多い。

・モガ丸
モモンガ族。
おっちょこちょいで時に空気を読まない
発言が多い。けど憎めない、アタシ達の
一番の友達であり理解者。

・スラッピ
モガ丸といつも一緒にいるスライム。
言葉を話すわけじゃないけど
モガ丸だけはスラッピの話している
ことがわかるらしい。
実はスラッピが人間の言葉を話すと
関西弁だということが判明。

・オリオリ
冒険王の書に似た『宇宙王の書』という
本から現れる謎の女性。
その正体はかつて全宇宙を平和に治めていた
宇宙王の末裔。
かつ宇宙政府打倒を目指すレジスタンスグループ
『義勇軍』の総司令官。
実は既婚者だという事が判明。
これにはアタシもビックリ!

・コッツ
義勇軍3番隊の女性隊長。
3番隊と星屑魔法団の一行は
「星屑サーカス団」として身分を偽り
宇宙政府から身を隠していた。
ある時現れた白いスライムナイトの
調略により星屑魔法団は3番隊の元から
姿を消してしまう。
消えた魔法団と宇宙政府の上級執行官
との接触を阻止するため3番隊は
奮闘するが返り討ちに遭いコッツ以外の
隊員は捕虜となってしまった。
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