魔道士リザの冒険譚(星のドラゴンクエストStory冒険日誌)   作:ジョギー

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アタシは魔道士リザ。
ブルリア星の2代目冒険王姉弟の1人。
かつて全宇宙を平和に治めていた宇宙王。
その末裔であるオリオリは・・・
現在、全宇宙に君臨する邪悪な組織
『宇宙政府』、これに反抗する為
レジスタンスグループ『義勇軍』を率いて
打倒宇宙政府を目指していた。
アタシ達姉弟は義勇軍に参加しオリオリと
共に宇宙政府を打倒する為ここ惑星クラウド
での冒険を続けているの。
さて本日の冒険日誌^_^



エピソード7.「麗しき全知全能のオトメ?」

「ギャーギャーギャーギャー!!」

 

バサバサバサッ

 

「モガガッ!魔物達をやっつけたのは

いいけどムッチリ鳥の群れがっ!」

 

「これでは巣に近づけないですっ!」

 

神殿には魔物が巣食っていた。

その中に1羽だけ、おそらくムッチリ鳥の

群のボスなのか、魔物化した鳥が居た。

おそらく子分であるムッチリ鳥達を守る

為に魔物に進化したんだろう、ソイツを

退治したのはいいものの、他のムッチリ鳥

達が卵を守ろうとアタシ達の邪魔を

してくるっ!

 

ご、ごめんね〜、人命救助とはいえ、

あなた達の卵を奪う事になっちゃって。

けどこっちも非常事態なの、卵1つでいい、

拝借させてっ(>人<;)

 

「メラッ!」

 

ボゥッ

 

「ギャーギャーッ!!」

 

アタシは初級の火球呪文を空砲として放ち、

ムッチリ鳥を追い払う。

 

「モガ丸っ!早くっ!

今のうちにっ!」

 

「よっしゃー!

ナイスだぞ、リザッ!」

 

巣の中には卵が沢山あった。

それを1つ拝借させてもらう。

 

「け、結構大きんですね!

・・・よし、ムッチリ鳥の卵はゲット

しましたっ!」

 

「リザさん達、ご苦労サマですっ!

急いでイバラの町へ戻り次の目的地へ

向かいましょう!」

 

「よしっ!みんな手を繋げっ!

イバラの町へ戻るぞっ!!」

 

なんとか卵を1つ手に入れ、アタシ達は

ルーラでイバラの町へ戻った。

監獄の砦の役人コモゴモスが出迎える。

 

「おぉ!それはまさしくムッチリ鳥の卵っ!

でかしたぞ君達っ!

これでオムライスのオムはバッチリだ、

が、肝心なのはライスだ。

食人薔薇はオムライスのライスが不味いと

肉に走ってしまう、つまりゼンチャンを

食べてしまうんだ、次に向かう稲穂の塔

で収穫する最高ホクホク米なら大丈夫、

食人薔薇も大満足だろう。」

 

う、うん、なんだか、危機が迫っている

のやら、グルメな話でのんびりしてるの

やら、よくわかんなくなってきたけどっ!

とにかく稲穂の塔で米を収穫してくれば

いいのね!急ぎましょう!

 

次に向かった稲穂の塔にも魔物が巣食って

いた。それらを振り払いながら目指した

最上階には、なんとも不思議な光景が

広がっていた。

塔の屋上だっていうのにフロア一面に

田んぼが広がっていたの。

 

「モガーッ!

フロア一面が田んぼだぞ!

コモゴモスから聞いていたとは言え奇妙

だぞっ!」

 

「そして!

たしかに見事に稲が育っています、まさに

刈り入れ時ですね!」

 

「稲が黄金色に輝いている・・・キレイ

だぞっ!

さすが最高級のお米だな!」

 

最上階には壁がなく吹きざらしの構造

だった。日光や雨といった稲作に必要な

モノを取り込みやすい構造ではあるけれど

確かに不思議だわ。

 

と、ここでお米が獲れる仕組みを紐解く

時間はない、さっそく刈り入れさせて

もらう。

 

「とりあえず、オムライス1食分だからな、

これぐらいで十分だろう。

よしっ!オムライスの材料は揃ったぞ、

イバラの町へ戻ろうっ!」

 

目的は全て遂げた。

急いでイバラの町へルーラで戻る。

 

「おぉっ!最高級ホクホク米までっ!

予想以上に早かったな、さすが義勇軍だ。

ではさっそく調理にかかるっ!」

 

コモゴモスに材料を渡すと簡易に用意

されていた調理場で、な、なんとコモゴモス

本人が調理を始めたの。

ご、ごめんなさい、偏見だけど魔物が

オムライスを作ってるのが、ものすごく

シュールに感じる・・・。

しかも手際がいい(O_O)

 

ドーン、バーン、ジュワー、ジュワージュワー・・・

 

「ヨォシ!完成だ、『特製濃厚ムッチリ鳥

卵のオムライス』ができたっ!」

 

ホ、ホントにオムライス出来ちゃった∑(゚Д゚)

い、いや、出来てくれなくちゃダメなん

だけど。

け、けど・・・美味しそう(*´∀`*)

 

「う、美味そうだ。

ど、どれ、ひとつ味見を・・・って

食べちゃダメだっ!!

思わずつまみ食いしそうになっちゃったぞ!

それぐらい美味そうだな!」

 

う、うん、普通に美味しそう・・・

食人薔薇じゃなくても食べたくなっちゃう

わね^_^;

 

「花びらはギリギリまだ全開じゃないっ!

ま、間に合った!

よし、じゃあ薔薇の前にオムライスを

据えるぞ。」

 

ドキドキ、上手くいくかしら?

ってか上手くいってくれないと困るっ!

お願いっ!ゼンチャンを離してぇぇぇ!

 

魔物が相手だというのに、この時ばかりは

アタシ達はただただ祈る事しか

できなかった。

 

「あ、は、花びらが全開にっ!?」

 

「む、オムライスのニオイに反応したの

かもしれんっ!」

 

「早く薔薇の前にオムライスをっ!!」

 

「モガっ!置いたっ置いたぞっ!

さぁ、食べろ、大好きなオムライスだぞ、

おいしいぞぉ!人間なんかより全然

美味しいぞぉ!!」

 

ほぼ全開だった薔薇の花びらがオムライス

が完成した途端、一気に全開になった!

モガ丸が急いでオムライスを薔薇の近くに

置いた。

 

「グルッグルルルル〜ッ!!」

 

薔薇が唸り声をあげた。

とうとう目覚めたみたいっ!

 

「さぁどうだ?食べるのかオムライスをっ!」

 

「グルッ・・・・ムシャッムシャムシャ

ムシャ。」

 

するとゼンチャンに絡まっているのとは

別のツタがオムライスに伸び、絡みつき、

オムライスは薔薇の中心にある口へと

運ばれていった。

 

「お、おぉ食べてる食べてる、成功だぞ!」

 

「間に合った〜!」

 

一同から歓喜の声と安堵のため息が漏れる。

オムライス作戦は成功、けどゼンチャン

はっ!?

肝心のゼンチャンに絡まっているツタは!?

 

「あ、リザ殿っ、見てくださいっ!

ゼンチャンに絡まっているツタが解けて

いきますっ!」

 

やったっ!!

ゼンチャンが解放されていくっ!

処刑の報を聞いてからこっち、気が気で

なかったもの、アタシ達全員。

それが・・・最後はおかしな方法だったけど

なんとかゼンチャン救出が成功した。

アタシは気が抜けて、その場に座り込み

そうになった。

 

ツタが解かれるにつれて、ゆっくりと

ゼンチャンが下に降ろされていく。

やっとゼンチャンとご対面・・・。

けど・・・。

地面に近づくにつれ、ゼンチャンの全貌が

見えてきた。

 

ん?な、なんか・・・ゴツくない??

女性にしてはエラく体格がいいのかしら?

・・・え?い、いや、女性じゃない?

体格がいいどころじゃない、か、完全に

だ、男性の体躯・・・?

 

ツタは完全に解かれ、縛られていた人物が

こちらを向く・・・。

 

「イバラに絡まる麗しき悲劇の乙女、

そうワタシがゼンチャンよっ!」

 

え・・・・・・・?( ゚д゚)

 

「・・・・・。」

 

「・・・・・。」

 

「・・・・・。」

 

い、一同みな、言葉をう、失う・・・・。

しばし沈黙の後ようやくモガ丸が口を

開く・・・。

 

「・・・お、男だよ・・・な???」

 

「解放してくれてありがとう。

けどワタシの愛は解けないわ。」

 

「・・・・。」

 

「あぁでもっ!ちょっぴり残念っ!

薔薇を纏うワタシも美しかった。」

 

えぇぇぇぇぇっ!Σ('◉⌓◉’)

男じゃんっ!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

メチャクチャマッチョメンじゃんっ!

:(;゙゚'ω゚'):

 

おまけにチョーナルシストッ!!

はっ!そ、そうか!

またしてもニセモノねっ!

せっかく急いで救出したのに、また

ニセモノだったとはっ!!

 

アタシは目の前の魔物よりおぞましい人物

が生理的に受け付けられなかったのか、

自分でもビックリするぐらい動揺して

しまった。

あろうことか、ニセモノ呼ばわりまで

してしまった。

う、ううん、ギリギリ、すんでのところで

口には出さず心の中でだけど・・・。

すると書からオリオリが現れた。

 

「貴方がゼンチャンさんですか?」

 

「あらあら、本の中から人が出てきたわ、

という事はアナタは宇宙王の末裔

オリオリちゃん??」

 

「おぉ、さすがです!

さすが全知全能・・・なんでもお見通し

なのですね。」

 

オリオリ・・・めっちゃ冷静・・・。

もう、この・・・オネェ言葉を操るゴッツイ

男性を受け入れられたのかしら・・・。

 

あ、アタシはまだちょっと時間かかる

かな〜^_^;

けど、この男性がどうやらホンモノの

ゼンチャンらしいわね。

全知全能のオンナ、ゼンチャン。

そ、そうかオンナってそういう事だった

のね。

けどまさかね〜、ゼンチャンがオネエだった

なんてね〜。

なんか、あまりの事実を前に、苦労して

救出にまでこぎつけた感慨とか全部

吹っ飛んでしまったわ。

 

「ワタシがあまりにも美しいばかりに

宇宙政府が離そうとしないの。

薔薇のツタで雁字搦めにするだなんて

そんなにワタシを逃がしたくないのかしら、

ホントに屈折した愛情だわ。

けど屈折するぐらいに大きな愛をワタシ

に抱いてるって事の証でもあると思うの。

嫌いじゃないわ、そういうの。」

 

あァァァァダメッ!!

アタシやっぱり馴染めないっ!

なんてポジティブ思考なのっ!!

屈折してるのはゼンチャンのほうじゃないの!?

 

「モガ・・・ち、違うぞ、ゼンチャンは

今にも人喰い薔薇に食べられそうだった

んだぞ、食人の刑っていう宇宙政府の

刑罰だぞ・・・。」

 

「そうなのっ!

薔薇の花が食べちゃいたくなるぐらいに

ワタシの美しさは際立っているの!」

 

あちゃー、ダメだ(°_°)

話になんない、今にも喰い殺されるって

いう事態だったのに・・・。

 

「で?そんな美しいワタシにオリオリちゃん

が何の用?

あ、わかったっ!美しさの秘訣ね!

オリオリちゃんもそこそこの美人だと

思うけど、残念ながらワタシには及ばない

と思うの、ごめんなさいね。

そんなワタシの美しさに少しでも近づき

たくて秘訣を聞きにやってきたのね?」

 

・・・あかん、手のつけようがない(ノД`)

 

「わ、私はそこそこの美人ではありません、

もちろん通常の美人でもありません。」

 

お、オリオリまで!

そこそことか、通常の、とか。

美人って段階でもあるの???

 

「ゼンチャンさん、我々はアナタに教えて

もらわねばならない事があるのです、

あ、いや、美しさの秘訣ではなく・・・。」

 

オリオリがようやく本題に入ろうとした

その時っ!!

 

ガシッ!!

 

「よぉし、捕まえたぞゼンチャンッ!!」

 

「あぁぁ!」

 

「キャァッ!!」

 

なっ!!ま、魔物っ!!??

 

「新手の魔物っ!

い、一体いつの間にっ!?

クッ!は、離せェェ!!」

 

クッ!アタシとした事が!

魔物の気配に気づかないなんて!不覚っ!

突如現れた魔物にゼンチャンとコッツは

捕らえてられてしまったっ!!

 

「残念だったな義勇軍っ!

貴様らの行動は把握していた。

ベェルの牢獄の監視員の報告によってなぁ!

ゼンチャンとの接触を謀っているので

あれば、いずれ此処にやって来ることは

容易に想像できた。

せっかく救出できたのになぁ!

結局は無駄足だったという事よっ!」

 

そ、そうか、あの時見逃した監視員の

魔物が・・・。

これはっ!全くのアタシの不手際っ!

あの時、魔物の心意気を尊重したばかりに

今、最悪の事態を招いてしまったっ!

あの時、非情に徹していればっ!!

 

「ちなみにあの監視員は既に処分して

やったがな、ハハハ!」

 

な、なんですって〜〜!!??

 

「逃げずに報告に戻って来たのはいいが

そもそも奴らは捕虜だった義勇軍の3番隊を

貴様らに奪還された上に貴様らの足止め

すら果たせなかった。

それができていれば今頃ゼンチャンの

食人の刑も執行され俺が出張って来る事も

なかったのによぉ。

奴らの失敗は万死に値するってワケよ!」

 

ぬぅぅぅ、ゲ、ゲスめ〜〜〜!!!

この大陸に入ってから出会う政府の魔物、

任務に忠実であったり、コモゴモスの

ように心優しい者が多いと内心讃える

べきだと思っていたけどっ!

やっぱり上層部に近い者ほどゲスだわ!

 

「それと・・・おいっ!」

 

「っ!?」

 

「貴様だ、監獄の砦の役人コモゴモスッ!

貴様の裏切りも見抜いているぞ!!」

 

「・・・!」

 

「義勇軍に敗退し関所を破られたばかりか

あろうことかゼンチャン救出の手助けを

するとはなぁ〜!

政府の決定事項に反する重罪なりっ!

貴様も後で牢屋にぶち込んでやるっ!!」

 

「ぬぅぅ、バ、バレていたのかっ!」

 

「それとベェルに残っている一般の

囚人、奴らも全員処刑してやるっ!」

 

「モガーッ!な、なんでだ!?

あの人達はカンケーないぞっ!!」

 

「そ、そうよっ!横暴にも程があるっ!!」

 

「じゃかぁしぃっ!!

ベェルの町、監獄の砦、イバラの町・・・

ここら一帯の留置場を統括するのが

俺様の任務だ、こうも不祥事が続けば

俺様自体の責任問題になる、見せしめ

として皆殺しにでもしねぇと俺様が

上層部から処分されかねないんだよぉ!

わかったかっ!

全部テメエらのせいだっ!!」

 

コイツッ、とんだゲス野郎だわっ!!!

あまりの非道ぶりにアタシは腹わたが

煮えくりかえりそうになってきたっ!!

 

「まぁそういうわけでな、オラッ!

来いっ!ゼンチャンッ!

貴様は俺様が直に処刑してやるっ!!

そしてこの義勇軍の女を使って面白い

処刑ショーを開催してやろうじゃないか、

ハハハハハッ!!!」

 

お、おのれぇ!

そうはさせないっ!

 

「あぁ、か弱き乙女ゼンチャン、またまた

囚われの身にぃ〜!」

 

「ク、クッソォ!離せっ!!」

 

って・・・この緊迫した場面なのにぃ!

調子狂うわね・・・( ゚д゚)

 

「ルーラッ!!」

 

ビュウウウウンビュウウウウン

 

しまったっ!逃げられたっ!!

奴は一体何処へっ!?

あ、コモゴモスッ!

アナタなら今の魔物が何処に移動したか

わかるんではっ!?

 

「や、奴は任地に戻ったのだろう、

ここから北に向かった先に『処刑の洞窟』

という施設がある。

本来なら死刑囚はそこで刑に処される

のだ、い、急ごう義勇軍の諸君、

今度こそ本当にゼンチャンが処刑されて

しまうっ!

それに君達の仲間も心配だっ!

奴は残虐この上ない性格だ、何を企んで

いるのかワシでも見当がつかぬっ!!」

 

なるほど、留置所や処刑場の・・・

いよいよ本拠地ってワケね、よし、急いで

向かおうっ!

イマイチまだ受け入れられないキャラ

だけどっ!

ゼンチャンにはまだ本題の質問をできて

いないっ!

死なせるワケにはいかないっ!!

そしてアタシ達の大事な仲間コッツを

さらったのは断じて許さないっ!!

 

「モガ!ここから北の方角だってんなら

ルアン神殿までルーラで飛ぼうっ!

1度訪れた場所ならルーラで行けるからなっ!」

 

「なるほど、そうだなっ!

処刑の洞窟はルアン神殿から南下して

すぐだ、かなりの時間短縮になる。」

 

よし!

急いでヤツを追おうっ!

 

ようやく救出し面会できた全知全能の

ゼンチャン。

そのキャラは・・・アタシはまだ受け入れ

難いけど・・・救出したのも束の間、

コッツと共に再び囚われてしまった。

これにはアタシの判断ミスも絡んでる、

なんとしても再度救出してみせるっ!

 

アタシ達はコモゴモスの先導のもと、

急いで処刑の洞窟へと向かった。




★★★登場人物★★★
・魔道士リザ
本編の主人公、つまりアタシ。
職業は賢者。
偉大な魔道士を目指すべく
日々、冒険を通じ修行をしてるの。

・ジョギー
アタシの弟。
職業はバトルマスター。
得意な武器は剣。

・レイファン
末の妹。
職業はスーパースター。
回復行動に優れ、オンステージという
スキルで味方をサポートする役割が多い。

・モガ丸
モモンガ族。
おっちょこちょいで時に空気を読まない
発言が多い。けど憎めない、アタシ達の
一番の友達であり理解者。

・スラッピ
モガ丸といつも一緒にいるスライム。
言葉を話すわけじゃないけど
モガ丸だけはスラッピの話している
ことがわかるらしい。
実はスラッピが人間の言葉を話すと
関西弁だということが判明。

・オリオリ
冒険王の書に似た『宇宙王の書』という
本から現れる謎の女性。
その正体はかつて全宇宙を平和に治めていた
宇宙王の末裔。
かつ宇宙政府打倒を目指すレジスタンスグループ
『義勇軍』の総司令官。
実は既婚者だという事が判明。
これにはアタシもビックリ!

・コッツ
義勇軍3番隊の女性隊長。
宇宙政府との抗争のさなか、自分を除く3番隊の
隊員全員を政府に捕虜として奪われてしまう。
その事に深く後悔と自責の念を抱きながらも
アタシ達と共に懸命に冒険を続け、
上級執行官候補者やピエールとの戦いでは
実際に戦闘に参加するなど戦力面でも
成長を遂げる。
アタシに憧れを抱いている模様\(//∇//)\

・コモゴモス
宇宙政府の役人。監獄の砦の責任者。
アタシ達と戦い敗れるも、本心ではゼンチャンの
処刑に反対していたので砦を通してくれた。
冤罪に近い罪で人々を逮捕する政府の方針に
常々嫌気がさしているという、宇宙政府に
ありながらも心ある魔物。

・ゼンチャン
全知全能のオンナ、その正体は実はオネエ
だったの(°_°)
彼女(彼)は、その全知全能の能力ゆえ
思いがけず宇宙政府の重大な秘密を知って
しまった事を咎められ政府に囚われ
処刑の危機に瀕していた。
政府の役人でありながら心ある魔物
コモゴモスの協力を得てようやく
アタシ達はゼンチャン救出を成し遂げた、
かに思えた!

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