魔道士リザの冒険譚(星のドラゴンクエストStory冒険日誌)   作:ジョギー

70 / 80
アタシは魔道士リザ。
ブルリア星の2代目冒険王姉弟の1人。
かつて全宇宙を平和に治めていた宇宙王。
その末裔であるオリオリは・・・
現在、全宇宙に君臨する邪悪な組織
『宇宙政府』、これに反抗する為
レジスタンスグループ『義勇軍』を率いて
打倒宇宙政府を目指していた。
アタシ達姉弟は義勇軍に参加しオリオリと
共に宇宙政府を打倒する為ここ惑星クラウド
での冒険を続けているの。
さて本日の冒険日誌^_^



エピソード3.「アレスの聖剣と宇宙王」

ゼンチャンが語った宇宙政府の重大な

秘密、それはアレスの聖剣なる集団と

宇宙政府の蜜月関係。

アレスの聖剣という集団についてはアタシ

達冒険王姉弟とモガ丸、スラッピは初めて

聞く名前だったので、どう重大なのか

イマイチピンと来なかったけど。

 

これからオリオリが語る内容で事の重大さ

を十分すぎるほどに理解できた。

オリオリが話を続ける。

 

「少し歴史のお話をしましょう。

これはリザさん達の故郷、ブルリア星にも

影響を及ぼした話ですからね。」

 

え、ブルリア星のっ!?

なになに、どういう事オリオリ!?

 

「初代宇宙王・・・尊号をゼナ1世と呼ばれ

ていました。ゼナ1世が宇宙を平定し治世を

始めた頃、敵対勢力の捕虜を次々と処刑に

かけたのはお話しましたね、その敵対勢力

こそが宇宙にのさばる無法者達だった

のです。

この時、無法者達と戦ったのがアレスの

聖剣です。

敵対勢力に犠牲を払わせたおかげでゼナ1世

は強大な権力を手にし宇宙に平和を

もたらしました。

しかし代が替わって2代目になると、

いまだ平和は保っていましたがゼナ1世の

頃に誇っていた権力に翳りが見え始めます。

1世の治世中には大人しくしていた無法者

達の残党は、これ幸いと徒党を組むように

なりやがて台頭するようになります。」

 

ふむ、巨大な組織が長く続くと、やがて

権勢は衰える・・・よく聞く話だわ、

現に宇宙政府が今そんなカンジって

言うもんね、今の宇宙政府は腐敗している

ってゆー話。

 

「徒党を組んだ無法者集団、実はこれこそ

が現宇宙政府の前身の姿なのです。

当然、2代目以降の宇宙王とアレスの聖剣は

これを潰そうと躍起になります。

しかしアレスの聖剣とて、そのメンバー達

は代替わりをしています、それにゼナ1世の

治世は平和で争いのない時代が長く

続きました、そう、アレスの聖剣の軍事力

にも衰えが進行していたのです。

代替わりをした聖剣のメンバーは大きな

実戦の経験もなかったのですから。

無法者集団を取り締まる事は難しくなって

いました。」

 

!!

う、宇宙政府の前身集団っ!

 

オリオリ達宇宙王一族と宇宙政府との戦いとはっ!

そのように長い長い歴史を持っていたって事なのっ!?

 

「さらに時代は下り3代目の頃になると

パワーバランスは完全に逆転していました。

3代目は一応、宇宙王を名乗っていましたが

既に名ばかりの統治者に成り下がって

しまっていたのです・・・。

そしてアレスの聖剣は・・・3代目が在位中

のある日、こつ然と姿を消してしまった

のです。たとえ弱体化していたとは言え

軍部そのものを失った3代目は無法者集団を

取り締まる事が全くできなくなり、成すすべ

なく、やがて無法者集団に滅ぼされて

しまいました・・・。

無法者集団は王一族の政府に完全勝利し

それを機に宇宙政府を名乗り、新たな宇宙

の支配者となったのです。

私が幼い頃の出来事でした・・・。」

 

な、なんとっ!

なんと壮大な、壮絶な歴史っ!因縁っ!

オリオリ達宇宙王一族とっ!

宇宙政府との長い長い戦いの歴史が

今、オリオリの口から語られたっ!!

 

そ、そうか、初代宇宙王ゼナ1世の業、それ

を子孫が背負うというあの話!

王一族と宇宙政府設立メンバー達との

長い因縁が原因だったのかっ!?

 

しかし相手が無法者達だったのであれば、

ゼナ1世が処断を行ったとて、それは平和を

保つ為に致し方のなかった事、子孫が業の

宿命を負う話ではない・・・

ハッ!ち、違うっ!

 

アタシは今っ!

“無法を働く者達なのだから処刑して構わ

ない”と考えかけたっ!

でも待ってっ!

処刑の洞窟で、この、ゼナ1世の処断の話を

初めて聞いたアタシは。

”ゼナ1世の所業“に一瞬眉をひそめたハズ、

それが今さっきはゼナ1世の行いを是と

捉えかけた・・・。

 

そう、アタシは今、宇宙王一族側の視点の

正義で無法者達を捉えたんだ。

けど視点を変えて無法者達の視点に立てば

・・・ゼナ1世への怨み、王一族への怨み

は・・・ことさらに大きなものだろう。

それこそ何代にも渡るほどに。

代を渡れば渡るほどにそれは増幅して

いくだろう。

 

オリオリとアタシ達は・・・魔物であろう

とも心ある者は命を奪うべきではないと

いう理念を持ち始めている。

こないだのコモゴモスが最たる例っ!

これにはっ!

オリオリが・・・自身の祖先が生んだ業が

原因で・・・現在も因縁の戦いが続いて

いると認識しているからなのかっ!?

 

あぁもうっ!

頭ん中グッチャグチャ(>_<)

 

「リザさん達の故郷ブルリア星や、隣の

地球へ魔星王ドスラーデスが送り込まれたのは

・・・100年ぐらい前の事でしたかね?」

 

えっ!あ、あぁ!!

魔星王ドスラーデスっ!

そ、そうよっ!

あの恐ろしい魔物は宇宙政府が送り込んだ

んだった。

え、えーと、いつ頃って・・・た、たぶん

アタシ達の生まれるずーっと前の話だから

・・・そ、そうね、100年ぐらい前かしら?

・・・えーと確か・・・そ、そうよ、齢

200歳だっていう地球出身者のムンライト

師匠、彼が生まれた頃はまだ、ドスラーデス

に壊滅させられる前で地球の文明も繁栄して

いたっていうから・・・。

200年も前って事はないんじゃないかしら。

 

「・・・そうですか・・・無法者集団が

宇宙政府を名乗り始めたのは私が子どもの

頃ですから・・・まだ宇宙政府を名乗る

前の段階で魔星王ドスラーデスは送り

込まれたのでしょう。

・・・無法者集団が台頭しつつある時期の

出来事、彼らは自分達のチカラを誇示する

為、我々一族への反骨心から・・・魔星王

派遣という行動を起こしたのかもしれま

せん・・・自分達にはこんな恐ろしい魔物

を操るチカラがあると・・・そういう意味

では・・・昔の事とはいえ、我ら一族が

力及ばず無法者集団をチカラのある集団に

増長させてしまったが為にリザさん達の

故郷を危機に晒してしまったとも言えます、

本当に申し訳なく思います。」

 

え、え!?え!?

い、いやぁっ!

そ、そりゃあ大きい歴史の流れから視れば

そういう事になるかもしんないけどさぁ!

だからってアタシがオリオリを怨む事

にはなんないでしょっ!

やめてよ、オリオリっ!謝んないでっ!

そうか、これがアタシ達の故郷に影響を

与えたっていうオリオリの話なのね!?

 

「リザさん・・・かたじけないっ!

けど・・・共に宇宙政府に脅かされた

者同士、我々が共に戦う事に・・・運命を

感じずにはいられません・・・リザさん達、

私について来てくれて・・・本当に

ありがとうっ!!」

 

そう言ってオリオリは頭を下げたの。

や、やぁねぇ、そんな畏まらないでよぉ

オリオリっ!

アタシはここまでの旅で貴女ほど宇宙の

指導者に相応しい人は居ないって思ってる

んだからっ!

特にこないだの処刑の洞窟で語られた

貴女の覚悟や想いを聞いた今はねっ!

 

「ありがとうリザさん・・・!

ゼンチャンさん、皆さん、話が逸れてしまい

ました、すみません。

しかし私には!

いくら我ら一族の権勢が衰えたとはいえ

アレスの聖剣が我らを裏切るなど、到底

思えません!」

 

「モガ、う、裏切るって・・・アレスの聖剣

と宇宙政府が懇ろっていうのは・・・

そういう事なのか?」

 

「そうよ、まー言ってみれば結託した

って事ね。」

 

「モガーーーーっ!

け、結託ーーーーーーっ!!??」

 

「さっきのオリオリちゃんの話にも出てきた

ように、アレスの聖剣はある日忽然と時の

宇宙王の元から消えてしまったの。

けど、その消息を断ったという事実こそが

アレスの聖剣と宇宙政府が結託した事の

証拠でもあるわ。

だって、その後間も無くゼナ3世は一族

もろとも滅ぼされたんだからね。」

 

「・・・・。」

 

「姿を消したアレスの聖剣・・・彼らは

宇宙政府と口裏を合わせ宇宙王一族を

滅ぼした。

これこそが宇宙政府が隠したい重大な秘密

・・・。」

 

「そ、そんな・・・・そんな事が・・・。」

 

むむぅ、たしかに。

アレスの聖剣が居なくなった時期とゼナ3世

一族が滅ぼされた時期が極めて近いって

ワケね、これは疑惑の目を向けられても

仕方がないわ。

オリオリもそう感じたのか、無言になって

しまった・・・。

しかし程なくオリオリは口を開く。

 

「実はアレスの聖剣には・・・ボロンの

お父上も在籍していたのです。」

 

えっ!?

ボロンのお父さんがっ!?

 

「それゆえボロンは幼い頃から私によく

こう話していました、『自分も大人に

なったらアレスの聖剣に入り宇宙王一族を

護ってみせる、俺はオリオリにとっての

アレスの聖剣になる』って・・・。

ですから・・・私にはどうしてもっ!

いくら時間的に辻褄が合おうともっ!

ボロンの夢を知っていた、そのようなお父上

がいらっしゃるアレスの聖剣がっ!

私達一族を裏切るなどとはっ!

どうしても思えないのですっ!!」

 

オリオリの表情はみるみる曇っていった。

そうなの・・・ボロンは・・・きっと

そんな小さい頃からオリオリ、貴女の事を

慕っていたんでしょうね。

セアドという許嫁が居るオリオリの・・・

身を守る存在にせめてなりたかったんだ

・・・そう考えると、ボロンはホントに

不憫だわ。

 

義勇軍内に於いて彼は司令官親衛隊長

というポジションだった。

ボロンの中では・・・”オリオリだけのアレス

の聖剣”のつもりだったのかもしれないわね。

それなのにどうして自分からオリオリだけの

アレスの聖剣を放り出してしまったの!?

 

『守る方法を変えただけ、居場所は変えたが

オリオリのアレスの聖剣だっていう自負は

変わってないつもりだ。』とでもいうの

かしら、あのわからず屋・・・(-_-メ)

 

オリオリはまだ押し黙っている。

アレスの聖剣と宇宙政府の結託という事実を

まだ受け入れられないんだろうか。

在りし日の王一族とアレスの聖剣との様子を

知らないアタシ達には、ゼンチャンが告げた

事実がオリオリにどれぐらいの衝撃を与えた

のか・・・ちょっと想像できない。

 

しばし沈黙の後、口を開いたのはコッツ

だった。

 

「オリオリ様・・・心中お察し申し上げます。

アレスの聖剣については・・・星屑魔法団の

翻意に事情があったように・・・何かしら

姿を消さねばならない事情があった

のやもしれません。

しかしながら・・・もしゼンチャン殿が

おっしゃったような事実があるとするなら

・・ボロンはそれを知っていたのでしょうか。」

 

「・・・コッツ・・・いえ、どうでしょう

か?私ですら全く知らなかった事実です。

それに時期的に言えば、アレスの聖剣が

消息を絶ったのは私やボロンが幼い頃

です、大人の事情など理解できる年齢では

まだなかったはず。

それに大人になってからも、ボロンから

そのような話は聞いた事がありません。

ただボロンは・・・あのように私には内緒で

行動するような人物だったボロンなら

・・・何か知っていたかもしれません。

あるいはお父上から何か聞かされていたか。」

 

「・・・もし知っていたとしたら・・・

とても悩み苦しんだのではないかと・・・

自分の父親の所属するグループがオリオリ様

一族を滅亡に追いやった事になるのですから

・・・。」

 

親を取るか愛する人を取るか・・・

ボロンが、ゼンチャンの言うような事実を

知っていたとしたら確かに悩んだで

しょうね・・・。

 

んん~~~けど待って。

アタシはオリオリの気落ちを余所に・・・

良からぬ想像をしようとしていた。

 

あれだけ宇宙政府の内政変革にこだわる

ボロン・・・。

これはすなわち”どうしても宇宙政府を

無くす事に反対している”とも捉えられる

わね・・・。

これって政府と結託したアレスの聖剣には

ボロンのお父上が在籍しているって事と

・・・。

 

・・・まさかっ!

ボロンが宇宙政府存続を支持しているのは

お父上が関係しているのかしらっ!?

宇宙政府を打倒することは、同盟関係にある

アレスの聖剣を打倒することとイコールに

なると考えている??

けどオリオリだけは守りたい・・・。

オリオリを政府に参加させようと必死に

説得していたのは父親もオリオリも

両方守ろうとする行為っ!?

 

アタシの中に・・・ますますボロンを軽蔑する

ような考えが渦巻こうとしていた。

いやさすがに・・・そこまで自己中じゃない

でしょうね!?

 

アレスの聖剣と宇宙政府の結託だって

まだ完全にクロだとは決まってないんだ。

ボロンがアレスの聖剣の動向を知っているか

どうかもわからないし。

 

さすがにアタシも本心ではそこまでボロンを

疑いたくないのか、浮かんだ良くない考えを

打ち消そうとした。

こんな事をオリオリに告げるわけには

いかない、ただでさえボロンが絡んでくると

オリオリは塞ぎがちになっちゃうし。

 

アタシが1人で思考の迷路を彷徨っている

うちにオリオリが話題を変える。

 

「コッツ・・・ボロンがどのような考えを

持っているかは今の私にはわかりません。

全知全能のゼンチャンさんが仰った事

とはいえ、アレスの聖剣に関する事は

まだ不確定要素です、一応心に留めておく

程度にしておこうと思います。

ゼンチャンさん、申し訳ない、せっかく

教えていただいたのに。」

 

「いえ、いいのよ、オリオリちゃんの

ように当事者にとって見れば受け入れがたい

内容だと思うもの。」

 

「ありがとうございます。

ボロンの事はさておき・・・。

ゼンチャンさんっ!教えて下さいっ!

私達の質問はズバリ、この星のコアの

眠る場所はどこなのか?です!

そこに新しい魔星王が眠っていると

私達は情報を得たのです。」

 

「新しい魔星王・・・ワタシ魔星王だなんて

文献でしか読んだことないけど・・・

相当にヤバい魔物だわね、そんなのが

そこら中をのさばり歩くだなんて・・・

考えただけでも恐ろしいわ。

・・・けど・・・オリオリちゃん、

ごめんなさいっ!

とっても言いにくいのだけど・・・。

全知全能のチカラを使うためのアイテム、

無くなってるのっ!!」

 

え、ええ~~~!!

また肩透かし~~~~!?

ゼ、ゼンチャン・・・ほ、ホントに

そのアイテム・・・存在するんでしょうね??

あるある詐欺じゃないでしょうね??

 

「リザちゃん、ホントなの、ホントに

無くなってるの、そのアイテム・・・。

麗しき全知全能のワタシは嘘なんか

つかないわっ!

アナタ達に嘘ついても仕方ないじゃないっ!

ワタシ、嘘をついて人が困ってるのを

見て喜ぶだなんて趣味、持ってないわっ!!」

 

あ、ご、ごめんなさいっ!ゼンチャンッ!

アタシったらついヒドイ事言っちゃった・・・。

反省~~~~(@_@;)

 

「もしかしたらゼンチャン殿の館が

荒らされたのって・・・宇宙政府が

そのアイテムを盗むためだったのではっ!?

ゼンチャン殿を疎ましく思う政府が

その能力を使えないように奪っていった

とか・・・?」

 

「コッツちゃんっ!きっとそうよっ!

きっと宇宙政府が盗んでいったのよっ!

ワタシ、あの塔から監視されてるって

言ったでしょ?

ワタシがそのアイテムを使って全知全能の

チカラを得るっていうのを覗いてたのよ

きっとっ!

いやぁああああ、ストーカーよっ!

気持ち悪~~~いっ!!!」

 

す、ストーカーって・・・その対象を

好きすぎて・・・相手の気持ちは無視して

自分の所有物にするべく付きまとう

っていうのじゃないかしら・・・。

ちょっと違うような気もするけど^^;

しかもコッツは”ゼンチャンを疎ましく

思う宇宙政府は“って言ってるのに・・・

どこでどうストーカーに変換されたの

かしら・・・超プラス思考( ̄◇ ̄;)

 

「その塔にいけばそのアイテムを盗んで

いった宇宙政府の魔物がいるかも

しれませんね!」

 

コッツが次の展開を予想し口にした。

ゼンチャンもそれに同意するっ!

 

「コッツちゃん。きっとそうだわっ!

アナタ達っ!付いて来てっ!

その塔へ案内するわっ!!

せっかく助けてくれたアナタ達の

お願い、どうしても聞いてあげたい

ものっ!

けどワタシは魔物と戦えない・・・

お願いっ!魔物をやっつけて

そのアイテムを取り返してっ!!」

 

「リザさん達、急いでその塔へ

向かいましょうっ!」

 

了解っ!

なんとしてでも全知全能の能力を

扱えるアイテムを取り戻してみせるっ!

 

ゼンチャンの館にほど近い場所に

建っているというピピタワーに・・・

そのアイテムが保管されていることを

祈りつつ、アタシ達はゼンチャンの

先導のもとピピタワーへ向かった。

 

と、館の2階のバルコニーに不審な人影

があった。

人影は中の様子を伺っていたようだけど、

アタシ達の意識は既にピピタワーへと

向いていたので・・・人影の気配には

気づかなかったの。




***登場人物紹介***
・リザ
本編の主人公。つまりアタシ。職業は賢者。
偉大な魔道士を目指し冒険を通じ日々修行
しています。
理不尽な事がキライで宇宙政府の汚いやり方
等を聞かされるとちょっと、ほんのちょっと
気性が荒くなる、と言われます( ̄◇ ̄;)
恋愛には疎く恋バナはニガテです。

・ジョギー
アタシの弟。
職業はバトルマスターで剣が得意。
彼もアタシ同様、日々修行を欠かさずどん
どん強くなっていて、そのスキルの強さには
もうアタシでもかなわないわ。
アタシも負けてられないっ!

・レイファン
末の妹。職業はスーパースター。
回復行動やオンステージというサポート行動
が得意。
こだまする光撃という最高のサポートスキル
でアタシやジョギーの攻撃を最大限に強く
してくれます。

・モガ丸
アタシ達の冒険の最初からの友達。
戦闘は得意ではないけど見え〜るゴーグルで
宝物を発見したり移動呪文ルーラで冒険の
移動を助けてくれたり、と冒険のサポートを
してくれる。
種族はモモンガ族で一族には悲しい過去が
あったけど、それを乗り越えて今なおアタシ
達と一緒に冒険を続けてくれてるの。

・スラッピ
モガ丸といつも一緒にいるスライム。
言葉は通じないけどモガ丸だけはスラッピの
話している事がわかるの。
ただ、トラスレの聖水を飲む事でアタシ達
とも会話ができるようになり、実はコテコテ
の関西弁を話す事が判明。
モガ丸のワガママで関西弁で話す事は禁止
されてるけど( ̄◇ ̄;)

・オリオリ
宇宙王の書という本にワケあって閉じ込め
られている美しい女性。
その正体は宇宙王の末裔。
圧政を敷く宇宙政府を倒すため義勇軍という
レジスタンス組織を作り反政府運動を続けて
いる。義勇軍の総司令官。
実は既婚者でセアドという夫がいるの。
義勇軍親衛隊長ボロンとは幼馴染だけど
ボロンが義勇軍を離れ宇宙政府に参加した
上にオリオリに愛の告白をした事により衝撃
を受けてしまったの。

・コッツ義勇軍3番隊隊長。
3番隊は政府軍に捕虜として連行されていた
けどベェルの町でついに全員無事で発見され
救出された。
コッツは冒険のさなかも部下達の安否に心を
砕いていた。
無事の救出でようやくコッツの心の闇は完全
に取り除かれた。
アタシ達と行動を共にするうち、アタシに
強い憧れを抱くようになったらしい\(//∇//)\

・ゼンチャン
全知全能のチカラを持つと言われている
人物。その正体はオネエだったガーン
その能力ゆえ幾度となく宇宙政府に命を狙わ
れ処刑寸前に。
アタシ達は心ある宇宙政府の役人コモゴモス
の協力もあり、なんとかゼンチャンを救出
する事に成功したの。
その全知全能の能力は未だ未知数。
けど政府に逮捕される直前に・・・その能力
で得た宇宙政府の秘密とは・・・オリオリに
とって信じがたい事実だったの!
ってワケでやっぱりゼンチャンの能力は
ホンモノだって期待できる(≧∀≦)
ただアタシはどうしても彼女(彼)のキャラが受け
付けられなくて、極力絡むのを内心避けてる
の、これ内緒だけどね( ̄◇ ̄;)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。