魔道士リザの冒険譚(星のドラゴンクエストStory冒険日誌)   作:ジョギー

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アタシは魔道士リザ。
ブルリア星の2代目冒険王姉弟の1人。
かつて全宇宙を平和に治めていた宇宙王。
その末裔であるオリオリは・・・
現在、全宇宙に君臨する邪悪な組織
『宇宙政府』、これに反抗する為
レジスタンスグループ『義勇軍』を率いて
打倒宇宙政府を目指していた。
アタシ達姉弟は義勇軍に参加しオリオリと
共に宇宙政府を打倒する為ここ惑星クラウド
での冒険を続けているの。
さて本日の冒険日誌^_^



エピソード9.「オーブ信仰と謎の少年」

「ハァアアッ!

全知全能・・・全知全能・・・

ゼンチゼンノウ・・・ゼンチャングーー!」

 

(ほぉ、これが全知全能の能力か・・・

2つほど案件を聞いてはいたが・・・

この目で見てみれば、それなりに荘厳な

光景よな。

なるほど、ただのイカれたオカマでは

なかったというワケだな。)

 

「全知全能のオンナ、ゼンチャンが拝見

しました。

宇宙政府の隠したい秘密・・・それは

・・・。」

 

「何!?もう判明したのか!?

早いな、さすが全知全能のオンナ!」

 

「それは・・・近衛隊の本隊長・・・

妻子ある身でありながら部下の女性兵士

と密会不倫をしている・・・よ。」

 

「はぁ!?・・・・・・。」

 

ゼンチャンが告げた内容に・・・ピエール

は言葉を失ってしまった。

開いた口が塞がらず沈黙が続いてしまった。

 

「聞こえなかったかしらピエール様。

宇宙政府の近衛隊の本隊長はっ!

妻に隠れて・・・しかもあろうことか

執務中にもかかわらず、その若い女性兵士

と・・・。」

 

「ダメだっ!

そんな矮小なネタで政府をひっくり返せる

ワケなかろうっ!次だ次っ!!」

 

「え、ええ〜〜〜・・・なんでっ!?

だって3年も続いてるのよ3年も・・・。」

 

「うるさいっ!他はっ!?」

 

「え〜〜〜〜もう・・・人遣いが荒いわね

・・・結構疲れるんだからね、コレ〜。」

 

朝靄が立ち込める・・・とある祠で繰り広げ

られるピエールとゼンチャン達の白熱する

審議・・・どうやらピエールは宇宙政府を

揺するネタをゼンチャンに探らせている

みたいね。

彼とオリオリの思い出の場所である洞窟

の魔物退治を終わらせて、いよいよ政府内

でのし上がっていく準備を始めたのかしら。

 

「じゃあこれはどう?贈収賄ネタよ。

建設省大臣、一般市民の企業●●組に

便宜を図り賄賂を受け取る・・・」

 

「むぅぅ、さっきよりは社会ネタだが

・・・そのような話、腐り切った上層部

ではよくある話。ダメだ!弱いっ!」

 

「えぇぇ!?

じゃあ、こんなにスキャンダルを抱えてる

役人ばっかり任命してる皇帝の任命責任

を問うっていうのはどう??」

 

「フン、その皇帝とやらが腐ってるから

周囲の連中も好き勝手をできるワケよ。

品行方正な人物がリーダーに就くなど

誰も望んでおらん。

ゆえに現在の皇帝を糾弾する者など

皆無だろう。」

 

ゼンチャンは頑張ってネタを拾っては

くるみたいだけど・・・どれもワイド

ショーレベルを逸脱するものではない

みたいね(;´Д`A

 

「どれもダメだっ!

もっと政府に精神的なダメージを与える

ような内容でなければっ!

私は武力ではなく知力、政治力で今の

上層部に対抗したいのだっ!

・・・私はしばし、この辺りを散策して

くる。その間に他のネタを探しておけよ、

ゼンチャン、チャングーッ!」

 

「えぇ〜ワタシ達には仕事させといて

自分は休憩なの〜っ!?

やんなっちゃうわっ!!」

 

「ほんまやで〜ピエールはん言うたら

紳士やと思てたけど意外と自己中やわぁ。」

 

愚痴るゼンチャンとチャングーを尻目に

ピエールは周辺の散策を始めたの。

そこは・・・星雲の洞窟からさらに東に

向かった先の・・・小さな石祠が建っている

自然公園のような処だった。

 

まだ早朝だったので周りには朝靄が漂っていた。

祠の周りには多くの木々が生い茂り森を

形成している。

森はそのまま、背後の山脈に続いていた。

 

このような・・・山の麓に祠が建っている

場合、山の神・・・というような無形の神

を祀っている場合が多いらしいわね。

 

この辺りではミトラ神ではなく、地元の

地母神というか、木や石や山に宿る神を

祀っている、という事になるのかな。

 

「・・・なんだ?

丸い・・・珠!?御神体が珠とは・・・

奇妙なモノを祀っているのだな、この祠

は・・・。

まぁおおよそ地母神や道祖神の類という

のは、その土地土地で信仰形態や祀る対象

など形はあってないようなもの。

しかし竜巻の教会から少し離れているとは

いえ・・・この辺りはミトラ神信仰一辺倒

というワケではないのだな・・・。」

 

小さな石祠の内部が少し見えたのか、

ピエールは祠内に安置されている御神体を

目にし、この地方の宗教観について独言つ。

 

「しかし朝靄が濃いな。

そう言えば・・・今の今まで気づかなんだが

・・・居座る竜巻の影響である風が・・・

吹いていない?

確かに竜巻中心部から此処は随分と離れ

てはいるが・・・多少の風は吹いている

筈だ。何故風が吹いていない?

風がないせいで靄がこんなの濃いのか?」

 

アタシ達が吹っ飛ばしてしまった居座りの

大竜巻。

その影響でかしら・・・この祠周辺には

深い朝靄が立ち込めていた。

そう言えばそうね、常に風が吹いていれば

靄が立ち込めるなんて現象は起こりにくい

筈だわ。

 

モワァァァアアア

 

と。

立ち込めていた朝靄がさらに濃くなって

いった。

それは早送りの映像のようにハッキリと

視認できるほどのスピードと濃さだった!

 

「な、なんだと!?

も、靄がみるみる濃くなってゆくっ!?

周りが見えないっ!!」

 

靄はあたかもピエールを包み隠すように

どんどん密度を濃くし彼を完全に覆い隠

してしまった。

 

「おいっ!

ゼンチャンッ!チャングーッ!!

居るのか!?そっちは大丈夫かっ!?

こっちはこの深い靄で視界が遮られて

しまったっ!!おーいっ!!」

 

靄で視界がゼロに等しくなり、慌てて

ピエールは周囲を見渡し同行者達の名を

叫ぶ。しかし返事はなかった。

 

「チッ!なぜゆえ靄がいきなり濃くなった

のだっ!?

・・・まさか、この石祠に祀られている

珠に関係があるの・・・」

 

ピエールが祠の方向に視線を移すと

そこには。

祠に向かって跪き、祈りを捧げる少年の

姿があった。

見窄らしいフードを被りボロのローブを

纏い、背中には大きな竹籠を背負っていた。

跪いているからわからないけど、少年の

背丈と同じぐらいの大きさじゃないかしら。

 

(「なっ!?こ、この小僧・・・いつから

此処に居た!?先程オレが祠の内部を

覗いた時には誰も居なかったはずだ。)

 

「・・・おい、少年。

貴様いつからそこに居た?」

 

「・・・。」

 

少年は答えない。

いえ、ピエールを無視しているワケでは

なさそう。

少年はボソボソと・・・祠への祈りの

文句を呟いていたの。

礼拝に集中している、といったほうが

正しいわね。

 

「・・・あ、すみません。

お祈りの最中だったものですから・・・。

一旦始めてしまうと途中で中断しては

いけない、というのがこの辺りの習わし

なんです。

ところで貴方は?

見知らぬお姿ですね、地元の方ではなさそう

ですが・・・。」

 

(「コイツ・・・人間か?

このオレに気配も感じさせず突如として

現れるなど・・・人間の・・・しかも

こんな幼い小僧の為せる業とも思えん

・・・。」)

 

「・・・先に質問をしたのはこっちだ。

いつからそこに居た?

何者だ?貴様・・・。

ついさっきまで私はその祠に視線を向けて

いたのだ。

ほんの数秒目を離したスキに貴様は現れ

た。只者ではない、と判断するのが自然

だと思うが。」

 

「や、やだなぁ!

ボクはちょっと前から、あそこの木陰に

居ましたよぉ。

いつものようにお祈りをしようとやって

来たら貴方が祠の前にお立ちになっている

のが見えて・・・珍しく先客がいるなぁ

って思って、それで貴方のお祈りが

終わるのを待っていたんです。

ホラ、お祈りを始めたら終わるまで中断

してはいけないって言ったでしょ?

だから貴方のお祈りを妨げるような真似

をしちゃいけないって思って。

それに今朝はこの靄でしょう?

それで貴方はボクに気づかなかった

んじゃないかな〜?」

 

(「・・・フン、尤もらしい事を言う。

しかしまぁ、この小僧から邪気は感じられ

ない、そこまで警戒する必要はなさそう

だな。」)

 

「けど朝靄だなんて珍しいな。

この辺りでも竜巻の影響で風がいつも吹いて

るんだけど・・・。

こんな事は竜巻の勢力が弱まる季節以外

では滅多にない事なんだけど。」

 

少年はとりとめもない話を続ける。

 

「けど困ったなぁ、普段靄なんて滅多に

発生しないから・・・山菜採りが捗らない

なぁこれじゃ。」

 

「・・・その背中の籠は採った山菜を

入れる為の?」

 

「はい、そうです。

毎朝ここでオーブ様にお祈りをし、そして

山で山菜採りと狩猟をするのがボクの

日課なんです。

けど・・・今朝は収穫は無理かな〜?」

 

少年はこの辺りに住んでいるのかしら?

自分の身の上話を屈託もなく一方的に

ピエールに向かって話し続けた。

 

「あ、ごめんなさい騎士様。

普段、祖母以外の人と話をする機会なんて

なくて・・・思わず1人で喋っちゃい

ました、ハハハお許しください。」

 

「・・・構わぬ。

ところで・・・今、オーブ様と言ったな?

この小さな祠に祀られている珠の事か?

この辺りでは・・・このオーブとやらを

信仰しているのか?」

 

「え?は、はい。

アレ?騎士様はオーブ様をご存知で

ここに礼拝に来られたのではないの

ですか?

ボクてっきりそうだと思ってた。」

 

「いや、此処へやって来たのは初めて

だが・・・。

私が・・・このオーブに礼拝を捧げに

来たと?てっきりそう思ったと申したな、

どういう事だ?それは。」

 

「はい。

この地方では、古くからオーブ様を信仰

する習わしがあります。

古い言い伝えで・・・オーブ様を手にした

古(いにしえ)の大地の精霊は、自身の何倍

ものチカラを手にした、と云われています。

手にしたその強大なチカラで世界を手中に

収めたとか。

真偽の程は・・・古い話ですからね、

わからないのですが・・・。

しかし手にした強大なチカラと共に

とてつもなく黒き邪心に支配されたとも

云われています。

黒き邪心に満たされ強大なチカラを手にした

大地の精霊は、自身の存在する精霊達の

大地、世界を崩壊させるほどの存在、

そう、魔王のごとき存在になってしまった

とか。

その・・・何倍もの強さを得る事ができる

、という部分が独り歩きして・・・後の

人々がオーブ様のチカラにあやかろうと

信仰を始めました。

それが今日のこの地方のオーブ信仰の

起源だと云われています。

あ、もっとも此処に祀られているのは

本物ではなく模倣品ですけどね。」

 

「何倍もの強きチカラだと?

フン、眉唾物だな。どこにでもありそうな

ありふれた信仰よ。」

 

「・・・。

それで、オーブ信仰を聞きつけた世の

戦士や騎士達は、自身のlvが向上するよう

祈願する為に、時折オーブ様を祀った

祠や神殿にお参りにやって来るそうです。

その話をボクも祖母から聞かされていた

ので、てっきり騎士様もそうなんだろうと

思ったのです。」

 

「なるほど。

しかし見当違いだったな。

私は、そのオーブ様とやらの存在など

存じていなかった。

先程も、珍しい御神体が祀られているなと、

少々興味深かったので祠を覗いて

いただけだ。」

 

「え?そうなんですか?な〜んだっ!

けど、貴方も騎士様ならご自分の強さを

さらに向上させたいっていう願望って

持ってるもんじゃないんですか?

でしたらお祈りをするぐらいはしても

損じゃないと思いますよぉ。」

 

「・・・そういう願望がない訳ではない

が・・・。」

 

「でしたら是非にっ!」

 

「う、うむ。」

 

少年に薦められるままピエールは祠の前で

姿勢を正して跪きオーブを象った御神体に

祈りを捧げたの。

 

(「自身のチカラの何倍もの強さ・・・。

フッ、そのオーブとやらでいとも簡単に

強くなれるなど、そんな事が可能なら

誰も苦労せんわ。

しかしオレは・・・今以上に強くなりたい

と願っているのも事実。

政府の重大な秘密を得たとして、それを

切り札としてのし上がっていくにしろ、

誰にも負けない戦闘力を有していることが

大前提であるのは確かだ。

でなければ、あっさりと口封じに抹殺

されるのがオチだからな。

それに・・・強くなければオリオリを護る

事すらできん。

オーブに自身のlv向上を願う、か・・・。

信じた訳ではないが・・・戦う者達が

それを願う気持ちもわからんワケではない、

といったところか。」)

 

ピエールは祈りを捧げるというよりは

自身のこれから辿るべき道を模索する、

自問自答を祠の前でしていたの。

 

「アハ!騎士様の願いが叶うといいです

ねっ!

あ、もしオーブ様に興味を持たれたのなら

此処よりも、もっと深い信仰を行っている

ジグゾナ半島へ行かれたらいいですよ。

此処らへんはオーブ様を信仰していると

言っても果てのほうなんです。

このサロイクン山脈を越えたジグゾナ半島

地域がオーブ信仰の本場です。

なんでも半島の何処かには本物のオーブ様

が安置されているとかって話もある

みたいです。」

 

(「どこまでも・・・オーブ様とやらを

オレに押し付けたいようだな。」)

 

「・・・気が向いたら訪ねてみることに

しよう。

面白い御伽噺を聞かせてもらった。

私は急ぐのでな、これにて失礼する。」

 

「あ、そうですね、靄も少し晴れてきました

し。

騎士様、貴方様の前途が明るいもので

ありますよう祈り申し上げます。

えっと、あ、お名前を聞いておりません

でした。」

 

「・・・ピエールと申す。」

 

「ピエール様っ!

ピエール様にご武運がありますように。」

 

確かに限りなく視界をゼロにしていた朝靄

は薄らみ辺りの景色が見えてきていた。

少年は屈託のない笑顔をピエールに向け

山の方へと去っていった。

 

「・・・一体何者だったのだ、あの小僧

・・・。

しかしオーブ信仰か。

幼少期をこの辺りで過ごしていたという

のに、この星にはまだまだオレの知らない

事がままあるものだな。」

 

ピエールは立ち去る少年の背中を見遣り

ながら呟いた。

 

「さて、ゼンチャン達、少しはマシな

ネタを拾ったのであろうな。」

 

靄が薄くなったおかげでピエールは

ゼンチャン達が居る地点まで戻る事が

できた。

 

「あっ!もうっ!

ピエール様ぁ、どこまで散策に行ってた

のよっ!

ワタシ達探し回ったんだからぁっ!!」

 

「ホンマやでぇ!

迷子になってしもたんかぁ思たわっ!」

 

ゼンチャン達が口々に愚痴を溢す。

 

「なんだと?

ワタシはすぐそこの祠が建っている辺りで

ずーっと地元の少年と話をしていたぞ?」

 

「祠の辺り?嘘言わないで!

祠の辺りは・・・確かに靄が濃くて

視界が悪かったけど、ピエール様どころか

その少年?なんかいなかったわよっ!

んもうっ!寝ぼけてるんじゃないっ!?」

 

「散策とか言うて・・・どっかで居眠り

してたんとちゃいますのん??」

 

(「な、なんだと!?

此処から祠までは目と鼻の先だ、それで

オレ達に気づかんとはどういう事だ!?」)

 

キッ!

 

ピエールは祠のある方向を睨みつけた。

オーブの模造品が祀られている祠は

静かに建っている。

 

(「あの小僧・・・やはり人間ではなかった

のか?

物の怪、もしくは霊魂といった類の存在

だったのか!?」)

 

突如として濃さを増した朝靄、オーブを

信仰する少年、ゼンチャン達が見失った

ピエール達・・・ピエールはほんの数分間

に起こった出来事は幻だったのではない

かと、半ば疑心暗鬼に捉われようとしてした。




***登場人物***
・ゼンチャン
全知全能のチカラを持つと言われている
人物。その正体はオネエだったガーン
その能力ゆえ幾度となく宇宙政府に命を狙わ
れ処刑寸前に。アタシ達は心ある宇宙政府の
役人コモゴモスの協力もあり、なんとか
ゼンチャンを救出する事に成功したの。
その全知全能の能力とは!
チャングーという相棒のスライムと協力して
行う霊視だった!
彼女(彼)はホンモノだった!
ただアタシはどうしても彼女(彼)のキャラが
受け付けられなくて、極力絡むのを内心避け
てるの、これ内緒だけどね(; ̄ェ ̄)

・チャングー
ゼンチャンの相棒のスライム。ゼンチャンが
その能力を発揮するためにはチャングーの
身体を媒介としなきゃいけない。イコール2人
で1つのコンビなの。
宇宙政府はそこに目をつけチャングーの事も
捕らえて監禁していた。
スラッピと同じく何故かコテコテの関西弁を
話すの(´⊙ω⊙`)

・ピエール(ボロン)
宇宙政府を内側から変革させて宇宙平和を
もたらそうと考えるスライムナイト。
その正体は義勇軍親衛隊長ボロン。
ボロンは幼馴染であるオリオリに恋心を抱い
ていた。
その恋心ゆえに・・・打倒政府を目指し続け
ればオリオリの身に危険が及ぶ事を憂慮した
の。結果、政府へと身を置き政府の内政変革
に路線変更した、というのが彼の寝返りの
言い分。その“裏切り”がオリオリだけでなく
様々な関係者に悪い影響を及ぼすという自覚
はないの。困ったものだわ。


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