【外なる英雄もどき】   作:Ecoli@良性TYPE

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半年ぶりだな、元気にしてたか?
私はダメです。
環境が変わったからです。
4月から社会人、知らぬ土地、慣れない環境。新しい章、新しいゲーム、TRPG、ガチャ爆死……
ありとあらゆることでいっぱいいっぱいだったんです。え、後半関係ないって?(´・ω・`)そんなー
さて、御託は置いときまして……半年以上更新せず申し訳ありませんでした。
最後の更新からちまちまと書いていたんですけど、なかなか話が纏まらないのもありましてね?
一旦更新やめよう!!!!
て、なったんじゃよ。うん。
でも一応最後まで描きたいなぁ……エンドも考えてんだよなぁ……でも文章にするのめんどくさい……じゃなくて大変だなぁ……

気が付いたら半年。書いていた文章やら設定やら忘れちゃったや。

……うん、本当に申し訳ない‎( ᐡ ´ᐧ ﻌ ᐧ` ᐡ )


とりあえず更新したから……ね?「あれ?キャラこんな感じだったっけ?」てなると思いますが許してね?


第20話

ニアの一撃で焦土と化したステージはセメントスによって新品同然に修復された。そのまま一回戦第4試合が始まる。

ヒーロー科の上鳴vs.サポート科の発目、1対1の勝負なら上鳴の速攻での勝利だろう。誰もがそう思っていた。

だが、そうはならなかった。

上鳴は発目に言いくるめられたのだろうか、彼女が用意したサポートアイテムを装備していた。基本的にアイテムの持ち込みは禁止だが、申請していれば問題はない。さらに上鳴曰く、

 

「正々堂々やるなら彼女の提案に乗らなきゃダメっしょ!」

 

と、いった感じだ。コイツ女に弱いな。と思われただろう。

そして試合が始まり、決着が付いた。

結果的には上鳴が勝ったのだが、試合の流れは完全に発目の独壇場だった。15分間のプレゼンテーションはとても聞きやすく、プロでも欲しがるような機能を有していた。これを見ていたサポート会社もかなり食いついていただろう。

15分のプレゼンが終わり、彼女は満足げに場外に出たのだ。上鳴?あぁ、あいつは良いやつだったよ。勝てたんだからな!

 

「発目さんですか…ふむ……」

 

ニアはその試合を見ていたが、これはミ=ゴたちに教えようと考えていた矢先、そのミ=ゴたちからのメールが届いた。

 

【彼女が欲しい!】

【声かけておきますか?】

【流石ニア様!そこに痺れる憧れるゥゥーーーッ‼︎じゃ、よろしくお願いします。もし女の子に話しかけるの恥ずかしくてできな〜いってことがあればこちらにお任せください!】

【おや、煽ってます?】

【当然じゃありませんか】

【はぇ〜  ま、彼女には伝えておきますよ】

【お願いしまーす】

 

携帯をしまい、次の試合を観る。第5試合は芦戸vs.飯田によるA組同士の戦いだ。

開始と同時に芦戸は酸を発射するが飯田の機動力の前には敵わず、レシプロバーストにより場外へと掴み投げ出された。彼女には速さが足りなかったようだ。

 

続いて第6試合、こちらもA組同士の戦いとなる。

常闇vs.八百万

結果は常闇の勝利となった。八百万も剣と盾を出して攻めに入るが攻めきれず、常闇の“個性”、黒影(ダークシャドウ)には及ぶことはなかった。

 

「中距離を得意とする“個性”。一手一手が精密で素早く、さらに自我もある……強すぎるだろ」

「アレが最高速度なら切り刻める…だが実体はあるのか?本体へのダメージはあるのか?」

「攻撃できてんだから実体はあるんじゃね?」

 

と、B組はB組で常闇の対策を考えていた。

 

「じゃあ物間とナイアーラならどうする?」

「僕かい?そうだな……アレが影なら()()()()()()()()空間に閉じ込めるか、無影灯のように()()()()()かな。どちらも影ではなくなるからね」

「私は本体そのものを無力化します。その方が楽でしょう?」

「なるほど〜」

 

どの“個性”であれ、考え、実行できれば対策は可能となる。ただし、考えたことに対して実力が伴わなければならないことは頭に入れておいて欲しい。

 

 

そんなこんなで第7試合が始まる。

鉄哲vs.切島

どちらも身体が硬くなるという“個性”。さらに性格も熱血漢と被りに被っているもの同士の戦いとなる。

向かい合う漢2人。もはや言葉は不要だと、彼らの目が語っている。

 

 

『次の試合は()()()のガチンコ勝負‼︎互いに最強の盾を持つもの同士……どちらが最後まで砕けないか見せてくれよ⁉︎アーユゥレディ……ファイッッ!!!

 

 

ガギン!!!

 

 

プレゼントマイクの合図と同時に互いの拳がぶつかり合う。

殴る、殴る、殴る、殴る、殴る……

ただひたすら殴り続ける2人。防ぐことは一切しない。何故ならば己の身体が最硬の盾なのだから。

観客は2人の戦い(誇り)を見守るだけ。殴り合う音が響き続ける。

その殴り合いが10分も続いた。

 

「……ハァ……ハァ……」

「ぜぇ……ぜぇ……」

 

焦点すら合わないほどに体力を消耗した切島と鉄哲。立っているのがやっとだというのに、彼らは立ち向かい、拳を交わす。

 

 

カン……

 

ドサッ……

 

 

硬いもの同士が軽く触れ合った音の後、両者は力なく倒れた。

そして動く様子は見られない。これ以上は2人の身が危険だと判断したミッドナイトが止めようとした時だ。

 

「「まだ……だ……!」」

 

切島と鉄哲、両者が立ち上がったのだ。もはや己の根性のみで身体を動かしている。

 

「なぁ……次で……決め、よう…ぜぇ……!」

「……あぁ…やってやらぁ……!」

 

互いに同意し、距離を詰める。互いの拳のみを“個性”で鉄化、硬化させる。

そして2人は、ニィ……と笑い、同時にパンチを繰り出した。

拳は的確に顔面を捉え、2人の動きは止まる。

この試合を観ている観客たちは息を呑み、ただ見守る。

 

「…漢……らしい……ぜ……」

 

そう言い残して地に伏せたのは切島だ。

 

「おまえ……こそ……漢……だ!」

 

ゆっくりと拳を天高く掲げた鉄哲。今、決着が付いたのだ。

 

「切島君、戦闘不能!勝者、鉄哲君‼︎」

 

主審のジャッジが下され、試合が終了、大歓声が2人を包み込んだ。

そしてすぐさま2人は救護用ロボットによって搬送された。

 

「最後まで立ち上がるって、強いんだな」

「ですね……実に見事でしたよ。さて、少し席を外します」

「ん?次の試合は観ないのかナイアーラ?」

「いえ、すぐに戻りますよ」

 

ニアは立ち上がり観客席を離れる。

 

彼が向かったのは治療室。この体育祭を無傷で終わることはない。続出するであろう怪我人を治療する人物が必須となる。

それが雄英高校の保健教諭、リカバリーガールだ。

 

「失礼します」

 

治療室の扉を開く。切島と鉄哲の2人はリカバリーガールの治療を受けている最中だった。彼女の“個性”によるキスは患者の自己治癒能力を活性化させ回復するものだ。そのため重症であればあるほど身体に負担がかかってしまうという。

ニアが部屋に入ったことで治療を中断し、来室の理由を訊ねた。

 

「なんだい、今治療中さね。用があるなら後にしな」

「おお!ニア‼︎」

「お前は選手宣誓の……」

 

ニアが入ってきたことで反応した怪我人の2人は起きていた。が、身体中包帯やらで手当てされていた。

「いえ、治療の手伝いをしに伺いました。鉄哲と…切島君でしたか?2人の試合に心が奮えましてね、良いものを見せてもらったそのお礼ですよ。では……サイファジオ」

 

ニアは魔本を取り出し呪文を唱える。そして現れたのは巨大な剣だった。しかしその剣はハートマークや天使の羽のようなデザインが施されており、とてもニアには似合わない可愛らしいものだった。怪我人の2人はまさかのデザインのせいで呆気にとられている。

 

「アンタ……そういう趣味なのかい」

「まさか。それとも死神が可愛く見えるような禍々しいデザインにしましょうか?」

「遠慮しとくよ。それでどう治療するんだい?」

「簡単ですよ。では鉄哲、動かないでくださいね?」

「お、おう…わかった?」

 

鉄哲の了承を得た途端、ニアはその剣を鉄哲の腹に突き刺した。

突き刺したのだ。怪我人にとどめを刺すと言わんばかりの勢いで。その勢いで鉄哲はベッドに倒れ動かなくなる。

 

「鉄哲ゥゥーーー⁉︎」

「何してくれたんだい‼︎」

 

切島の叫びとリカバリーガールの怒号が治療室に響くが、ニアは全く気にする様子をみせない。それどころか、いつの間にかもう一振りの剣が構えられていた。と、いうか投げられた。

 

「お前なんtブフぁ⁉︎」

 

切島の胸部に可愛い大剣が突き刺さる。

すると鍔に生えた天使の羽がハートの周りを回転し始める。パァーと、優しい光に包まれる二人の傷が徐々に癒えていくのが確認できる。

 

「いかがでしょうか?どこか痛むところはありますか?」

「……あれ?全然痛くねぇ!つうか身体が軽い!」

「俺もだ⁉︎怪我治ってるぞ⁉︎」

 

ほんの少し前まで包帯だらけで動くことが困難だった2人は、腕をグルグル回して体の調子を確認する。骨折や裂傷、擦り傷もあったとは思えないほど、爽快に身体を動かしている。

 

「回復はしましたが、一応念のために検査をお願いします。では私はこれで」

「……ありがとさね。でも怪我人に説明もなくアレを刺すのは良くないよ。現場だったら後々問題に繋がりかねないからね」

「ええ、よく覚えておきます」

 

軽く頭を下げて治療室を出るニア。

その姿を見送ったリカバリーガールは、ため息をつく。

 

「……恐ろしいよ、選手宣誓の時も入試の時も。全く躊躇いがないってのは……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戻りました」

「お帰り〜、んで。どうだった?」

「2人とも問題ありませんでした。リカバリーガールの処置が適切だったようです。それで……今はどのような状況で?」

 

ステージを見れば、爆豪vs麗日の試合が行われていた。いや、一方的な攻防戦といえる。爆発という近中距離の攻撃力に優れている“個性”に対し、近接戦でしか戦えない“個性”ではその差は歴然。

さらに爆豪の優れた身体能力及び天才的なセンスは、麗日を追い詰めるには過多である。

 

「どーゆー動きしてんだよ爆豪って奴……完全に動き見てから反応してるよなぁ……」

「戦闘面では学年内で一二を争うでしょう。真正面からの戦闘だと正直勝てる気がしませんよ」

「ナイアーラが言うほどかよ。うへぇ、俺も勝てるビジョンが浮かばねぇ……しかも“個性”無しでもあのパワーだぜ?俺の壁も壊されたしさ……」

 

顔を下げてため息をつく円場。

 

「ただの壁では壊されるのがオチですからね。ならば壁ではなく“檻”だったり“枷”のようにすればよろしいのでは?あとは強度を高めるとなお良いでしょう」

「おお、なるほどな!それなら必要以上に傷つけなくても取り押さえられるな!」

「それに硬くそして薄くできるのであれば……あと速度もあると良いでしょう。四肢や首の切断……まだとはいかなくとも生命活動に重要な血管の切断もいけますね。見えないほど対処しにくいものはありません。先手必勝ならぬ先手必殺に優れていると思いますよ?」

「ヒーロー向けのアドバイスから暗殺者向けのアドバイスになるのはどうかと思う」

 

そんな会話をしていると、観客からブーイングが飛び交う。客観的に見てもあれは嬲って楽しんでいるようにしか見えない。

しかしイレイザーヘッドの一喝がブーイングを止める。良いこと言うじゃありませんか。

そして試合が動き出す。

麗日の捨て身の一撃、瓦礫の流星群がステージに降り注ぐ。

 

 

 

BOOOOOOOM!!!!

 

 

 

それを一撃で吹き飛ばす爆豪。

圧倒的な実力差、それを覆さんとする捨て身の奇策。

それが一瞬で消し飛ばされ、麗日の表情が曇り出す。

爆豪はこれからだと言わんばかりに歩を進め、麗日も抵抗しようとするが、彼女の身体から力が抜け倒れてしまう。どうやら心身そして“個性”ともに容量限界(キャパオーバー)してしまったようだ。主審のミッドナイトの判断により試合を止め、爆豪の勝利となる。

 

「素晴らしい……!」

「いきなり歓喜の声をあげないでくれるかい気持ち悪いぞナイアーラ」

 

口角を吊り上げて言う感想に対して、ストレートな罵倒を浴びせる物間。

 

「気持ち悪いとは心外ですね。私はただただ感心しただけですよ?爆豪くんの徹底ぶり。あれはあらゆる事において通ずる才能だ。()()()()()()……いや、それは無いか…………それに麗日さんでしたか、彼女も素晴らしい」

「と、いうと?」

「勝率がほぼ無い、圧倒的強者に弱者が挑むには奇策が必要です。考えて考えて考え抜いた策を!たった一瞬で‼︎無かったことにされる‼︎その時に彼女は何を感じた⁉︎絶望?後悔?否、勇気だ!」

 

ニアは声を少し荒げるが、そしていつもの落ち着いた冷たい口調で告げた。

 

「……だからこそ素晴らしい。そう思っただけですよ」

「……そうかい、それは良かった」

 

物間も軽くため息をついて話を止めた。

周りのクラスメイトは、なんだ、いつものナイアーラか。と、思っているだろう。だが、彼は違った。そうは思えなかった。

 

(……僕も毒されてるね。何で気づいちゃうかなぁ……)

 

爆破や流星群やらで破壊されたステージを見つめる。それでも気付いてしまった事実は消え失せない。

 

(やっぱ歪んでるよ君は……顔に出てたぜ、()()()()()()()()ってさ……)

 

 




( ^o^)<ツカレタンゴオオオオオオオ

ニア=ナイアーラにヒロインっている?誰が良いかな?

  • A組の誰か
  • B組の誰か
  • 最近出番がないアビゲイル・ウィリアムズ
  • 外なるブラコン、イブ=スティトル
  • ニャルラト……は要らないか
  • 物間
  • 要らぬ。いない方が人類のためだ。
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