【外なる英雄もどき】   作:Ecoli@良性TYPE

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え……評価されている……だと……!?
星10がある!?星9が四つも!?
(;つд⊂)ゴシゴシ
(⚭-⚭ )
(;つд⊂)ゴシゴシ
(⚭-⚭ ;)ウソジャナイ……

ありがとうございます!!!ありがとうございます!!!
▁▂▃▅▆▇█▓▒ (’ω’) ▒▓█▇▆▅▃▂▁


第3話

「すごく……大きいです…………」

 

それが私の感想だった。

(前世で通っていた大学もそこそこ広いものだと思っていたが、ここって高校だよな?何でこんなに大きくて広いんだ?土地代、建築費、修繕費、人件費その他諸々………ヒエッ

高校とはいえ、国立最高峰。今年のヒーロー科の倍率は300倍と、前世の受験倍率がゴミみたいに思える。あー…胃がキリキリしてきた。人混み嫌やわぁ〜…つーか『普通』の人間見るの久しぶりだわ。大丈夫かな?変な触手とかはみ出てないかな?顔真っ黒になってないかな?)

 

「ねぇ…大丈夫?」

 

「大丈夫だ、問題な……い……?」

 

私に向けられた声の方を見る。

顔が無かった。

いや、マイマザーのような無貌ではなく、透明で何も無かったが正しい。顔どころか、服以外は透けている。服装からして、女性だろう。

 

「なんかスッゴイ顔してたからキンチョーしてるかと思ったの」

 

(おいおい、女の子に心配されるっていつ以来だろうか。今日は死ぬのにいい日なのかもしれない)

 

「ええ、こんなにも受験者が居るとは思わなかったので。もしかしたら合格ラインギリギリで落ちる可能性もあるのでは…と、思ってしまいましてね。ですが貴女のおかげで気持ちを落ち着かせることができました。ありがとうございます」

 

「…ッ⁉︎え、うん!どういたしまして!あっ!私苦手分野の詰め込みするから!一緒に合格しようねーー……」

 

と、凄い勢いで会場に入っていった。

(何故だ……あぁ、そういえば今の顔(現世)以前の顔(前世)よりもかなりイケメンの部類に入るな。自分で言うのもあれだが、事実だから仕方がない。と、いうよりも、私の周りが人外レベルの美男美女だからなぁ……感覚がおかしくなっているなぁ……ある意味不安だよ。それに前世の女性運がまだ続いているのならば…………大丈夫じゃねーな。うん。

さて、ここで立ち尽くしていても仕方がない。会場に入って準備でもしておきますか。)

 

 

 

 

 

〜筆記試験〜

 

 

 

 

 

結論:日本語って難しいネ‼︎(国語以外余裕)あと超眠い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筆記試験のあとは実技試験の説明がある。何か声がデカ過ぎるサングラスが何か言っている。しかし眠い、眠過ぎる。

それに説明の内容も資料に書かれていることと同じだろう……

 

………………

 

………

 

ふむ……

 

 

少し寝よう‼︎おやすみなさい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………よ」

 

……何か聞こえるな?

 

「……きろよ‼︎」

 

ったく、人が気持ちよく寝ていると言うのに……

 

「起きろって‼︎実技試験遅れるぞ‼︎」

 

「起きますよ!そんな耳元で叫ばなくてもいいでしょうが⁉︎」

 

「肩揺すっても起きねェんだから仕方ねえだろ!!!」

 

貴重な睡眠(私の娯楽)を邪魔したお節介焼きの姿を見る。銀髪で鋭い目つきの、熱血漢あふれる快男児だ。単純そうだが筋が通っている、まさしくヒーローに向いている感じがする。

 

「まだ試験の説明中ではないのですか?」

 

「んなわけねーだろ‼︎周り見てみろ!もうほとんど出て行っているだろ⁉︎」

 

彼に言われて辺りを見渡す。確かにほとんどいない。いたとしても、出口に向かっている程度だ。この場に残って喋っているのは私と彼しかいない。

 

「……なるほど、少々寝すぎたようですね。わざわざ起こしていただきありがとうございます。ですがこのまま私を置いていけば貴方の合格率も上がったと思いますよ?」

 

「そんな汚ねえことするわけねーだろが。ヒーロー以前に人としておかしいだろ!オラ!とっとと行くぞ!」

 

「……フフ、そうですね。ですが、その前に……」

 

小さく、誰にも聞き取れない声で呟く。

 

「ンー……何か言ったか?」

 

「いえ、私を起こしてくれたお礼ですよ。では、行きましょうか」

 

「?」

 

(彼なら気が付かないだろうし、もし気が付いても素直で真面目(単純)そうなので言いくるめるはずだ。

さて、試験内容は確か……4()()()のロボットを倒す事だったな。まぁ大丈夫か。ただ、この魔術書を初めて使うからなぁ〜……人に当てなきゃ良いか!)

そう自己完結したニアは試験会場へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

そんで実技試験

 

 

 

 

 

 

 

「知ってた。そりゃ広いよなァ……」

 

指定された試験会場に辿り着いた。もはや街である。え⁉︎ここってただの試験会場なの⁉︎すごーーい‼︎ひろーーーい‼︎と、IQが下がるレベルで広い。

もしかして雄英ってバカなのか?いや、バカだな。やはりバカと天才は紙一重というのは正しかったようだ。

集合した場所にはすでに何百人と、実技試験開始を待つ受験者が溢れている。精神統一をする者もいれば、屈伸など軽い準備運動をする者もいる。しかし、ニアの場合はそれに当てはまらない。

彼は何も無かったはずの場所から、謎の白い文字らしき記号が書かれた本を取り出す。表紙は黒に黒を何重にも重ねた、誰もが考える、如何なるものよりも真っ黒であった。大きさにして、よくある漫画雑誌(週刊少年ジャンフ○)ほどの本だ。

 

 

(ロボット……仮想ヴィランの強度はどのくらいだろうか?馬力によるが、小さい機体ならば脆く素早い。逆に大きい機体ならば硬く遅い。

しかし、攻撃的な“個性”ではない人たちはどうするのだろうか?レスキュー向きならば怪我をした受験者の避難誘導はできる。だが、最低限の自衛の術を持たなければ無意味だ。教師陣は何を求めているのか?ヒーローらしさ?)

 

ヒーローとは何か……

 

弱き人を守る存在?

悪を倒す正義の味方?

 

定義が曖昧すぎる……

 

 

『ハイ スタートー‼︎』

 

……ん?スタート?始まったのか。なら行きましょかー

 

適当に体を浮かして先に進む。ニアの動きを見たからなのか、それともプレゼント・マイク(声のデカい人)の言葉に催促されたからなのか、他の人たちも一斉に走り出す。

 

「ヴィ〜ラ〜ンちゃーん、あっそびっましょ〜〜」

 

初めてこの魔本を使うため、超ルンルン気分なニア。

適当に探していると、ピー○・ウォ○カーのパチモン(2ポイントヴィラン)が現れた。

 

『ヒャッハー!!ココハトオサネエゼー!!』

 

「え、世紀末?」

 

喋った内容など、ツッコミたいところがあるが今は我慢。まずは手始めに……

ニアは口角を上げる。すると彼が持っている魔本が光り始める。

 

「パクリではありますが、使わせていただきましょう。第1の呪文……」

 

片手を仮想ヴィランに向けて呟く。

 

「ザケル」

 

そう唱えた瞬間、彼の掌から金色の電撃が放たれた。

電撃に包まれた仮想ヴィランは内部回路がショートし、そのまま動かなくなった。

結論から言おう……

 

 

 

最高にハイってやつだァーーッ‼︎

 

 

 

(やっべェ!!ファンタジーな感じの魔法だ!!アザトースの呪詛とか萎縮とかアウトなやつじゃない!!ワクワクが止まらねェェエ!!)

 

(…おっと、少々取り乱してしまった。いや、取り乱さない方がおかしい。だって愉しいんだもん‼︎)

 

と、こんな感じでニアはテンションアゲアゲで仮想ヴィランを薙ぎ払っていく。その一部をダイジェストでお届けします。

 

 

 

『ハァイジョージィ……』

それが見えたら終わり(ザケル)!?」

『IT‼︎』

 

 

『オレ、サンジョウ!!!』

こぼれ落ちる砂のようにー(ザケルガ)

『モモタ□スッッ!?』

 

 

『野郎ブッコロシテヤァァ「コ○ンドー(テオザケル)!!!」ウブォァ‼︎』

 

 

 

 

 

(いや、ネタ多すぎじゃね?製作陣どうしたん?

あと相手を磁石にするアレ(ジケルド)を撃ったら大惨事になった。大量得点だけど。)

 

 

『さぁ残り2分切ったぞ!!最後まで気張っていけェェ!!!』

 

 

(おお⁉︎ビックリした。あの声の大きい人は苦手だなぁ……

あと2分か、どれくらい稼いだっけ?40……いや50は行ったかな?しかしまだ3種類しか見てないなァ…………ん?)

 

 

ズン……ズゥン……

 

 

何か聞こえるな。

 

 

ズゥン……ズゥゥン……!

 

 

うん、何か近づいてる。

 

 

ズゥン!ズガァン!!!

 

 

デカい何か?あっちからだな……

 

 

ズガン!バギィ!!!ズガァンッッ!!!

 

 

……えッ?

 

 

ドガァァァーーンッッッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、人類(受験者)は思い出した。

 

ヤツ(4種類目)の存在を……

 

 

 

デカァァァアァイッッ!!!説明不要ッッッ!!!!

 

 

 

「金かけすぎィィ!?」

 

(嘘だろ⁉︎これが4種類目⁉︎ザ○とかボー○とかの可愛い奴らと遊んでたらビグ○ザム降臨しちゃったよ⁉︎ア・バオア・○ーからソロ○ンに来ちゃった❤︎みたいな感覚で現れたよコイツ⁉︎)

 

周りを見渡すと、他の人たちは皆逃げ出している。確かに、圧倒的脅威から逃げ出すことは間違いではない。勝算がないのにも関わらず、戦いを挑む脳筋はゲームであれ現実であれ、バカがやることだ。

しかし、ヒーローを志す以上、このような災害規模のヴィランか現れてもおかしくはない。逃げてばかりでは被害が大きくなるだけだ。協力することで被害を抑えることもできるだろう。

 

(ん、待てよ?今コイツから逃げていないのは私だけ……つまり人的被害が及ばない。つまりつまり、私は今、この技を試すときがきたというわけだ!ならばやってみせよう!フフ、フハハ!フハハハハ‼︎考えるだけでワクワクが止まらねえ‼︎)

 

 

ニヤケが止まらない。口角が釣り上がる感覚がある。

当たり前だ。愉悦部(ニャルラトホテプ)の血を引くのだから。

手に持つ魔本に魔力を回す。すると黒い魔本が輝きを増していく。あのデカブツの狙いはニアだ。そしてニアの狙いはあのデカブツだ。

しっかりと狙いをつけて、詠唱を始める。

 

 

雷の龍よ姿を現せ、汝の怒りのままに悪を喰らい尽くせ

 

 

 

 

 

バオウ・ザケルガ

 

 

 

 

 

次の瞬間、試験会場に金色の龍が現れた。目の前の巨大な仮想ヴィランをと同じサイズのそれは、真っ直ぐに仮想ヴィランに突っ込む。そして頭と思われる部位を噛み砕き、大破させた。

崩れゆく仮想ヴィラン。その末路を見届ける褐色肌の美少年(ニア=ナイアーラ)は呟いた。

 

「あぁ、愉しかった……!」

 

誰もその言葉を聞く者、この時の彼の表情を見た者は誰一人いない。

だがこの時、ニア=ナイアーラは確かに、確かに嗤っていた。

無貌、そして歪につり上がった口元で……

 

 

 

 




以前、ここに呪文のリクエストをしましたが、どうやら運営の規約に反することが確認できました。
誠に申し訳ない……
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