我が手には星遺物(誤字にあらず)   作:僕だ!

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更新までにかかった時間の割に、過去二番目に短くなってしまいました。
「あるモノ」に関する前後編の前編のようなお話です。

初めてのNINJAさん視点で書いたのですが、正直これでいいのか不安だったりします。


そして、書くのが遅くなるのは大体「シンフォギア要素」と「遊戯王要素」とをすりあわせようとして、さじ加減の調整に四苦八苦するお話の時だと気づいた今日この頃。


1-7

「というわけでー……皆神山に行くわよ、おちびちゃん♪」

 

「「「はぁ!?」」」

 

葵さんが翼さんと暮らすようになってから数日たったある日。特機部二の司令室にて了子さんが唐突の発言に視線が集中しました。

ただし、葵さんだけは大きく頷きます。

 

『進路をアルカトラズに取れ! 全速前進DA()*1

 

 

「何言ってるんだよ了子さん!? それも、よりにもよってあそこに……」

 

「葵、あるかとらずなんて名前の場所は長野県には無いはずよ。家に帰ったら一緒に地図で見てみましょう?」

 

「また唐突に……おつかいの時も大概だったか。あの時に比べれば、実行する前にこうして話してくれているだけマシなのか。()()()()()……?」

 

 

「ねぇ? 私が言うのもアレだけど……翼ちゃん以外の2人、この子の言ってることスルーし過ぎじゃないかしら?」

 

了子さんが言っていることは尤もなんですが、翼さんも翼さんで正面から受け取りすぎだと思いますよ……。

 

一緒に生活しているためか葵さんの謎発言を真面目に受け止めるようになってしまいました。

……翼さんはもともと真っ直ぐな性格ですし、加えて天然な部分がありましたから、それらが変に作用してしまったんでしょう。個人的には心配ではありましたが、葵さんとの仲そのものには悪影響は無かった――それどころか、会話が比較的スムーズになった影響か、ふたりの距離は縮まったようにすら感じられました。

 

しかし――――

 

「そんなこと言われても、何をいってるのかわからんものはわからんし……なぁ、奏?」

 

――――と、まぁ風鳴司令がおっしゃるような感想が一般的で、翼さんのは少し特殊なんですけどね。

 

話をふられた奏さんはといえば、バツの悪そうな顔をして髪をかいています。

 

「あたしは、その、こんな葵になんて言葉かけたらいいかがいまいちわかんなくてさ……ごめんな、葵」

 

頭を下げてまで謝罪する奏さん。

対する葵さんは慌てた様子で首を横に振り、それから律儀に一度ピタリと止まってから口を開きます。

 

 

『今はまだ私が動く時ではない』*2

 

 

…………。

 

 

「……みんな。参考までに聞きたいんだが、今のはどういう意味かわかるか?」

 

「んなこと言われたって、あたしもわからないし。あーっと……脈絡ないから、言いたい事とは全く関係無いのかもしんないぞ?」

 

「けど、前みたいに伝わらなくても自傷行為にはしってないから、案外伝わらなくてもいいことを言ってるのかもしれないわね~」

 

葵さんの発言に司令や奏さん、了子さんまで大真面目に考えだす……中々に奇妙な光景ではありますね。

 

しかし、どういう意味か、ですか……「気にしていない」という意味で「動かない」そういう考え方ができなくはないかもしれません。

葵さん本人に聞き確認をすれば、頷いてくれるかもしれません。発言は無理でも、精神面では異常は無いそうですから、YES/NOを仕草で示すことはできるはずです。

 

 

「奏たちは、さっきから何を言っているんだろう?」

 

『シャケ召喚』*3

 

……本当に翼さんは、なぜ葵さんの発言になんの疑問も抱かないんでしょうか?

今度、機会を見てちゃんと話しておいたほうがいいかもしれません。

 

 

そして、当初の話からだいぶ逸れてきましたから、このあたりで軌道修正に入るべきでしょう。

 

「葵さんの意思の確認方法については、ひとまずまたの機会に検証・考察することにしておいて……話を戻しましょう」

 

先にも考えていたように、葵さんの身に起きている例の現象は頷くなどの動きには影響が出ていないと思われます。そこを元に葵さんに確認を取れば、少なくとも彼女の発言を誤って解釈することは無くなるでしょう。

それについては後にしておくとして、先の了子さんの発言の真意に戻ってもらわなければ。

 

「意思の確認? よくわかりませんが、葵を長野県の皆神山に連れていくって話でしたよね?」

 

憶えてくれているのはありがたいんですけど……やはり翼さんには、ここでの話が一段落してから一度お話をしておくべきですね。

 

 

「理由はおおよそ予想はつくけど……葵の過去、なんで皆神山(あの場所)にいたのかそれを調べるためなんだろ? 言っとくけど、あたしは断固反対だかんなー?」

 

「む? 何故わざわざあそこに……? 葵君から聞けばいいのだから、場所ではなく意思疎通の問題ではないのか?」

 

「長い間一緒に生活してた奏ちゃんはわかってたみたいだけど、この子、昔の記憶は結構曖昧で……。()()()()みたいな()()()()()()()みたいな()()、そのあたりがなんとなくって感じで、具体的には思い出せないみたいなの」

 

「なっ!? そんな……そうなの?」

 

了子さんの言葉に、僕を含めここにいる全員が――特に翼さんが――驚いているようです。

 

やはりと言うべきか、葵さんが特機部二(とっきぶつ)にいる時間の多くを共に過ごしているため、了子さんは奏さんや翼さんとは別方向で葵さんのことを深く理解しているようですね。ふたりとは違って可愛がりが少なく、聞きたいことを単刀直入に聞けていそうな点も要因の一つかもしれません。

 

 

『ダメだ、終わったビングだ俺……』*4

*5

 

 

「あはは~……相変わらずねぇ?」

 

……ただ、葵さんの発言の後の反応からすると、当然ながらと言うべきか理解しているとは言い難いようですが。

 

 

「じゃあ、行くのは思い出すヒントを探しにというわけか。俺としても、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。しかし、よりによって思い出せた感覚や感情が……俺の考え過ぎの可能性もあるが、奏が反対するのも頷けるな」

 

「そうですね。葵さんの身の安全確保は勿論ですが、精神面での不安要素も多々あります。しかし……」

 

僕と目があった風鳴司令が小さく頷きながら「そうも言ってられん、か……」と呟きました。

 

そう。奏さんや翼さんには伝えていないことがあるのですが、その中のいくつかは今回の件に関わりそうな案件。中には、()()()()()()()()()()()()()()()……。

もちろんそれら全てをひとまとめに考えることは出来ませんが……この機会を逃さない方が良いものもあるのは事実です。

 

 

そして、当然ながら司令や僕以外の皆さんにも各々(おのおの)考えがあるわけで……

 

「感覚とか感情のことは今初めて聞いたけど、あたしは元から反対だ。そんなロクでもなさそうな過去(こと)ならなおのこと、幼い(今の)葵に無理矢理思い出させるなんてしなくていい――いや、しないほうがいいだろっ?」

 

「その出来事がこの子に……この子の持つ聖遺物に関係するなら、つまりは今後私たちが関わってしまうであろうことよ。それを未知のままにしておくのは危険じゃないかしら?」

 

奏さんと了子さんがそれぞれの意見を真向からぶつけ合い、睨み合っています。

翼さんは……いつの間にか座って、膝の上に乗せた葵さんの髪で三つ編みの練習をしているようです。……それでいいんでしょうか?

 

司令も彼女たちを見て同じようなことを思ったんでしょう。「はぁ~」と悩まし気にため息をひとつついてから胸の前で腕を組み、口を開きました。

 

「奏、了子君、ふたりの意見はどちらも間違ってなどいない。だからこそ、判断が難しいんだが……」

 

「となると、後は葵さん本人の意思次第ではないでしょうか?」

 

僕がそう言うと、皆さんの視線は自然と葵さんへと集まっていきます。

その多数の視線を受けながらも、普段と変わらぬ様子で葵さんは話しだしました。

 

 

 

『自分は――』

 

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

 

それから数日後、僕はとある駅のホームに来ていました。

電車を待つ列に変装を施して、交じっています。そして、視線の先には同じく列に並んでいる了子さんと葵さんの姿が。

 

そう。おふたりは長野県の皆神山にある聖遺物発掘現場跡地へと向かっているところです。

その道中、一定の距離を保ちながら護衛するのが僕()()の役目。……この人混みの中には、僕以外にも特機部二のエージェントがいるわけです。

 

 

 

そして耳元の小型通信機からは、本部に残っている風鳴司令や「ツヴァイウィング」のおふたりの声が聞こえてきます。

 

『本当に良かったのかよ、弦十郎の旦那?』

 

『正直、了子くん発案で葵君が動いて、そのうえ皆神山……これほどまでのフラグがくると、むしろ何も起きない可能性さえ見えてくるな』

 

『現実を司令の好きなアニメーション映画と一緒にするのはどうかと……』

 

『冗談だ。葵くんがあそこまで行きたがるとは思わなかったというのが正直なところだな』

 

確かに、あの指令室での葵さんの発言には少なからず衝撃を受けましたね。

 

 

――自分は何者なのか、どこから来たのか、その答えはここにある*6*7

 

 

「ここにある」という部分には少しひっかかりはしましたが、風鳴司令を真っ直ぐに見つめているその振舞いからして、葵さんの「行きたい」という意思は本物だというのは疑いようがありませんでした。むしろ、確信めいたものさえあの子の中にはあるのではないかと思えるほどに。

そして、おそらくそれは僕だけでなくあの場にいた皆さんの共通認識だと思います。

 

『葵のあの様子、言おうとしたことと別の事を言ってしまってるって感じじゃぁ無かったからなぁ……ていうか、行くならせめてあたしが快復してからにして欲しかったんだけど』

 

『それを言うなら、何故私も同行してはいけなかったんですか? 葵と了子さんでは万が一のノイズへの対応が不十分なのでは?』

 

小声で「いくら緒川さんたちも陰ながらついているとはいえ……」と不満をもらす翼さんには悪いですが、少々込み入った事情があってのことなので、謝るのはまたの機会ということにしてもらいましょう。

 

『そこに関しては、少しばかり思うところがあってだな……もちろん、対策もちゃんとしているぞ』

 

『ワケ有り、ですか……』

 

『あたしたちとしては、そのワケをちゃんと話して欲しいんだけど……はぁ~』

 

『すまない。大人の事情というやつで、現段階では話せなくてな』

 

こちらには音声しか届いてませんが、翼さんと奏さんの不満たっぷりの雰囲気は通信越しでもヒシヒシと感じますね。これは、全員無事に帰れたとしても、結構なお小言を貰ってしまいそうです。

 

 

……と、通信先である本部の方に気を取られている内に、時間がきたようですね。

 

「どうやら、電車が無事到着したようですよ」

 

『緒川、例のブツは?』

 

「事前に葵さんの荷物に取り付けてあります」

 

司令の問いに答えながら、動き出した列の流れに従って進んで行きます。

前のほうにいる了子さんと葵さんが僕よりも一足先に車内へと踏み込まれていますね。……まぁ、ふたりよりもさらに先に別のエージェントが乗り込んでいるので、僕の視界から離れたこのわずかな時間でもよほどの事態でも無い限り問題無いでしょう。

 

 

『司令、一体何を葵に?』

 

『マイクだ。周囲の音を拾い、葵君と周りの人とがする会話を本部(こっち)へと送らせている』

 

『いや、それって普通に盗聴じゃん!?』

 

今回はそんな大規模の作戦というわけではなく、あくまで葵さんが皆神山の発掘現場跡地へと訪問するだけ()()()()()()()()()()()()。実際は、葵さんと了子さんには跡地で調べて貰う事はありますし、葵さんにはあるお願いをしているのですが……そこに至るまでは本当にただのちょっとした旅行のような扱いですのでそう気にすることも無いんですが。

奏さんに盗聴と言われたこれも、そんな色々な事情の一つというわけです。

 

『まあ、そうなるな。あくまで法則性(パターン)を割り出すためのデータ収集だが、そういうみられ方をされても仕方ないだろう』

 

『みられ方も何も、その通りなような……?』

 

『それに、緒川の護衛の件もマイクの件も、葵君には話は通している。気にするな』

 

翼さんからの「そうなんですか?」という問いかけに、不自然にならない程度に短く「ええ」とだけ答えておきます。

そして、自分の座席へと腰を降ろします。

了子さんと葵さんが座っている席の斜め後ろの席で、直接だけではなく座席や室内所々にある金属製の装飾の反射からふたりの表情等を覗き見ることができ、なおかついざという時にすぐに対応できる距離と位置であるので安心です。

 

「席に着きました。本格的に会話を始めるならここからでしょうね」

 

『なら、緒川は予定通りに……』

 

「はい、わかりました」

 

その通信を受けたちょうどそのすぐ後に、僕の耳には斜め前方向から聞こえてくる小さな声と、マイクが拾った声が通信機越しに聞こえてきました。

もちろん聞こえてきたソレは了子さんと葵さんの会話です。……本部(あちら)にもその声は届いているはずです。

 

 

「そういえば、おちびちゃんってこういった乗り物も初めてよね? 大丈夫~? 腰抜かしちゃったりしない?」

 

『おぉ、こわいこわい』*8

 

 

『あおいーっ!?』

 

『葵が怖がってるじゃんか! 早く降ろしてあげろよ!』

 

通信機の向こう側が一気に騒がしくなりました。普段はそれほど感じられませんが、やはり「ツヴァイウィング」のおふたりはあのライブ以前と比べて葵さんに対し過敏になりましたね。

 

『二人とも落ち着け。声色ではそこまで怯えているようには思えない。となれば、意思とは別の言葉を口走っているだけかもしれん。緒川、どうだ?』

 

「……いえ、至って普段通りですね。意思の合否はわかりませんが、本当に怖がっているとは考えにくいのでは」

 

『なら心配いらんだろう』

 

風鳴司令はそう言い切りましたが、通信機の向こう側はまだ少々騒がしくあります。原因は言わずもがなあのおふたり。こちらからの情報だけでは納得できていないのでしょう。

 

……多少無理をしてでも、隠しカメラ等を取り付けておいて、本部に映像も送れるようにしていた方が良かったでしょうか?

 

 

「ほーらおちびちゃん、さっき売店で買ったカフェオレよ~」

 

『僕、ケーキ大好きなんだぁ!』*9*10

 

この発言は、自分の好物を貰った子どもの反応……のようにも思えなくもありませんが、やはりと言うべきかどこかおかしいです。

 

『カフェオレとは、新作ケーキの名前か何かでしょうか?』

 

『いや。俺たちが知っている「カフェオレ」だと思うが……』

 

『でも、葵は甘いケーキ類とかが好きだし、カフェオレが好きって意味なら発言としてはそんなに間違いじゃないよな?』

 

ほら、本部の方でも

データ収集目的とはいえ、そもそも葵さんの発言を真正面から受け止めて解析しようとすること自体が間違いなような気がするんですが……まぁそれは今更な話ですね。

 

 

 

「ふふふっ。あなたは旅になれて無いだろうから、何かあったら遠慮無く言ってちょうだいね? お手洗いも早め早めに、気分が悪くなっても我慢なんてしないで……ああっ、そうね、万が一に備えて酔い止めも今のうちから飲んじゃ――」

 

『うるさいBBA(ババア)だ』*11

 

はぁ?

 

僕の気のせいでは無いでしょう。車内の空気が一瞬で冷え切りました。

重圧と言いますか、了子さんの言葉から感じられる威圧感が一気に車内の雰囲気を塗り替えてしまったのです。

 

僕も、一瞬臨戦態勢に入りかかってしまうほどでした。

 

 

『緒川、葵君は……?』

 

 

司令に言われ、反射を利用し自分の席から動かず確認した葵さんのその顔は――――

 

 

「白目をむいてますね」

 

『……そうか』

 

『あー』

 

『こんな時に、私はそばに居てあげられなくて……!』

 

 

出発早々この状況。

もはや僕の頭の中には「前途多難」という言葉しか思い浮かびませんでした……。

 

 

 

*1
「遊戯王DM」海馬瀬人。バトルシティ準決勝・決勝の舞台である「アルカトラズ」へ向かい最中にアニオリストーリー「乃亜編」によって途中足止めを受けてしまった社長が改めて出発の意思を示した際のセリフで、特に後半は社長のセリフの中でもとくに有名なもののひとつ。その勢いからか語尾が「DA」で表されることが多く、某動画サイトの遊戯王MAD……特に社長関連ではよく使われている

*2
「遊戯王ZEXAL」Ⅴ(ブイ)。WDC編から登場したトロン一家の三兄弟Ⅴ、Ⅳ(フォー)、Ⅲ(スリー)の長男。自分に任せられた仕事に文句を言うⅣをたしなめたところ「じゃあお前もやったらどうだ、Ⅴ」と言われた際にⅤが返したセリフ。そこには計算や敵への顔バレ、崇高な考えがあってのことだと思われる……が、他の兄弟2人がそれからすぐに仕事(デュエル)をしたのに彼だけ長い間デュエルをしなかったために、このセリフもあって後にニートキャラが定着してしまった

*3
「遊戯王GX」遊城十代。出された夜食のおにぎり、その中身の具を購買のトメさんに聞こうとしたルームメイト二人を止めて「このおにぎりたちの中から自分の食べたい具を引き当てられるか」という遊び(?)を提案。そうして食べたおにぎりの中身が鮭だった十代が発したセリフ。一般的に「鮭(サーモン)」と「召喚(サモン)」をかけたネタ発言ではないかと言われている。ドローの練習というか、ドロー運を確認するための行為なのだろうが何かおかしい気がする……が、デュエルアカデミアでは類似するものというか強化版のようなモノが学園の購買で売られているので、そこまで特殊ではないのかもしれない

*4
「遊戯王ZEXAL」ギラグ。バリアン世界からの刺客の一人であるギラグ。様々な手を使って主人公・遊馬と相棒・アストラルを倒し「ナンバーズカード」を奪おうとしている彼が新たに考えたのは「仲間内でいざこざを起こさせ、それの解決・仲直りのためにワザと負けさせ――その仲直りの相手をあらかじめ洗脳しておけば「ナンバーズカード」を奪える。というもの。そしてシャークが帰ってしまったため2対2のタッグデュエルの遊馬のペアに何故かギラグ自身がなってしまう――つまり、主人公達を倒すために仕掛けた罠に自分自身も巻き込んでしまったため「勝てば作戦台無しだが助かり、負ければ遊馬は倒せるけど自分も敗北(消滅)」という状況に。そんなデュエルの中(自分が強化した)相手に追い詰められたギラグのセリフである

*5
「かっとビング」派生系の中では比較的珍しいネガティブなモノ

*6
今回の運命引き

*7
「遊戯王DM」闇遊戯。「千年パズル」が完成させられたことによって遊戯に宿ることとなった別人格(魂)だったいわゆる闇遊戯が、遊戯と過ごしていく中で判明していった自分自身の過去とその手掛かり。知らなければならないと思いながらも相棒である遊戯のこと、周りの仲間たちのこと等々、今のままのカタチが壊れてしまうことを良しと出来ず、自身の過去を知ることを心のどこかで拒み続けていた闇遊戯が決心を固め「古代エジプト展」へと足を踏み入れる際のセリフ。遊戯にとっての頼れる存在「もう一人のボク」ではなく「千年パズル」に眠っていた一個人として一歩踏み出すという、ある意味ではこれが彼の戦いが本格的に始まった瞬間と言えなくもない

*8
「遊戯王」闇マリク。マリクの姉であるイシズの海馬社長相手にデッキ破壊戦術を繰り出している際に、そのデッキ内容を知っていた闇マリクがつぶやいたセリフ。なお、宿主であるマリクはそのイシズに勝てないらしい。……このセリフの前後を含めても、特に変わった言い回しでもなく至って普通なのだが、そもそもの闇マリクのキャラ性や、作画、中の人の熱演もあってかネタとして扱われることがある

*9
「遊戯王ZEXAL」トロン。デュエル大会本線前のパーティー会場の照明機能を掌握し突如現れた「仮面の少年」トロンが巨大なケーキを前にして放ったゆるふわなセリフ。なのだが、このシーンが「照明が消える」という突然のアクシデント(実際はトロン一味によるもの)から始まる緊張感のある場面……からの空気を読まないこのセリフ。そこから大会主催者であるDr.フェイカーへの「ぶっ潰してあげる!」という宣戦布告。中の人の緩急ある演技もあって決闘者に多大なる印象を植えつけた

*10
後に判明するトロンの正体などから、どう考えても子どものふりをする演技だとわかるのだが……ソレを含めてネタにする決闘者がいるとかいないとか。ネットではお菓子モチーフの多い「マドルチェ」の新規収録時や、遊戯王のプリントケーキ販売決定の際などに見かけることがある

*11
「遊戯王5D`s」ジャック。大会に向けてガレージでDホイールのエンジン開発を行っていた主人公・遊星とその仲間のクロウとジャック。が、小規模ではあるが爆発事故が起きてしまいちょっとした騒ぎになり、そこに来た家主であるゾラがお小言を言ってきたのだが、それに対するジャックの発言がこのセリフ。これが火に油を注ぐ結果になりゾラに貸し家から出て行くように言われてしまう「MA☆TTE!」。なお、このすぐあとに遊星が謝罪したところゾラは手のひらを返して許した




了子さんの思惑、司令と緒川さんが隠している事、イヴちゃん(葵)が積極的な理由、皆神山……

伏線っぽいものを仕込めるだけ仕込む。全部回収できるのはいつになるかは「知らん、そんな事は俺の管轄外だ」(作者なのに)。
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