我が手には星遺物(誤字にあらず)   作:僕だ!

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沢山謝らなければならない事がありますねぇ……

大遅刻をしてしまったこと、アプリゲームの「シンフォギアXDU」の方で「ゴジラコラボ」が来て変なテンションになってること、一部必要性が薄い内容を削ったりして執筆量を減らしてもこのありさま……その他諸々……本当に申し訳ありません。

そして……一部適合者の方々にも謝らなければ……



と、最後のソレはひとまず置いといて、最新話です!





2-12

二課の司令官としての仕事の無い休暇。もちろん緊急事態には対応するが……それ以外の時間は至って自由だ。

そんな俺は、()()()()()で街中をうろついている……。

 

 

 

 

――――「雪音クリス」

 

 

黒幕であると推測される「フィーネ」の存在と出現も見過ごせないことではあったが、それ以上に響君の口からその名を聞いた時に……あの鎧の少女が彼女だったことに驚かされた。

 

 

父親は雪音雅律(まさのり)。母親は、ソネット・M・ユキネ。

NGO活動団体に所属し、バルベルデ共和国にて公演を行いつつ、難民救済を目的としたボランティア活動をおこなっていた。拡大する戦線に巻き込まれて孤立し情報が途絶えることとなる。後に二人が死亡したこと、その二人の娘・雪音クリスが行方不明になったことが判明。

 

バイオリニストと声楽家の親を持つ、音楽家のサラブレットである「雪音クリス」を――対ノイズへの切り札となる「シンフォギア」の開発、その装者となり得る可能性が高い存在を政府は見逃さなかった。

俺を含めた複数人に「雪音クリス捜索・帰還」の命令を受け行動することになったのだが――――最終的には、様々な事件に巻き込まれたことで、遂にはその任務を言い渡された人間は俺一人しか生き残らなかった……。

 

それからさらに数年後……今から二年前。雪音クリスは発見され保護、日本へと帰国することとなるのだが、再び行方不明となってしまった。

その後、何処で何をしているかなど消息は掴めなかったが……まさか、こうして俺たちの前に現れるとは。

 

 

「運命」などという言葉で済ませるわけにはいかない、目の前に迫った現実。

……俺も俺なりに、過去とのケジメを――そして大人としての責任を果たさなければならんな。

 

 

そのためにも「雪音クリス」を見つけ出し、面と向かって話をしなければならない。

 

 

 

まず、前回のノイズ発生地点。

次いで、「雪音クリス」が持っている「シンフォギア」に使われている第2聖遺物「イチイバル」のアウフヴァッヘン波形を観測した発生地点と消失地点。

そして、ノイズを操っている「フィーネ」に執拗に追われているという状況を基に、逃亡者の心理を推理。

最後に、()

 

 

それらをふまえて、「雪音クリス」が逃亡した方向、潜伏していると考えられる地点を割り出す――――が、今日、数か所候補地と考えた場所を周ったが……「雪音クリス」と出会うことは無かった。

 

今、たどり着いた廃墟――おそらくはノイズ被害に遭った結果、そうなったのだろう家――には、誰かがいたようではあるのだが……昨日・今日のものではなさそうで、仮に「雪音クリス」の痕跡だったとしても既にこの近辺からは離れてしまっているだろう。待ち伏せしたところで収穫は無いだろうから、別の場所を探したほうが良い。

 

 

「公安の頃の勘が鈍ったか……。次はあの辺りに行ってみるとするか」

 

 

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

 

 

 

……柔らかい。

 

……ん? 柔らかい? アタシが普段寝ているベッドもここまで柔らかく、いい匂いがする寝具(もの)じゃ――――待てよ? アタシは()()()()()()()()()()()、それで空き家を借りの拠点にしてたはず。ロクな場所じゃなくて布団とかも無しに寝たり、いざという時にすぐに動けるよう座った体勢のまま寝たり――――

 

 

――――違う

 

 

アタシはノイズに追われ、撃退して逃げて――また新たなノイズが現れて追われるまでには多少の時間はあったけど……。

それでも、ままならない休息、食べる物や飲む物もロクに無い状態での連続の戦闘。

 

ひもじい思いやら何やらしたのは初めてじゃなかったけど、それでもアタシの体力と精神力は削られていった。で、新たに現れたノイズ共をぶっ飛ばして、路地裏を通って身を隠しながら移動して……その途中で倒れて――――

 

 

 

薄らボンヤリとしてた意識に鞭打ち覚醒させて跳び起きる――!

 

 

 

アタシが寝てたのは……小洒落たベッド。

 

見覚えの無い室内は、どことなくフィーネの邸宅にも似たような雰囲気もある……が、あそこまで広くない。けど、その手ごろな広さとそこに在る物たちが妙な生活感を醸し出してて、アタシにはそれがそう嫌なものじゃなかった。

そして……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。……なんでそうなったかは、答えは出そうにないし……精神衛生上、考えないでいたほうが良い気がしたから頭の片隅に置いておくだけに済ませる。

 

 

「というか、ここ……どこだ?」

 

 

路地裏で倒れた後、ノイズやフィーネに発見されたのなら今アタシがいるのは「あの世」か何かになるんだろうけど……にしてはどうにも現実味がある。……もちろん、死んだことなんて無いから、「あの世」とやらでの感覚はわかんねぇけど。

あの装者連中のいる二課とかそう言った政府機関に発見されたのなら、こんな部屋に拘束も無しに放られるのはありえない。

どっちにせよ、生きているのも、拘束も何もされていないってのも不思議だけど……それ以上に「シンフォギア」であるペンダントが普通に枕元に置かれていることが信じられない。そんなの「逃げるなり、暴れるなり勝手にしてください」って言っているようなもんじゃないか。

 

可能性としては、ここにアタシを連れてきたヤツはアタシや「シンフォギア」のことを知らないってこと。

異国情緒のある日本的ではない内装以外は至って一般的な家に見えるし、フィーネ、はたまた二課の連中関連の人間では無く、全く関係の無い一般人がアタシを拾ったのかもしれない。

 

 

ベッドから立ち上がり、窓際に歩んでいって窓の外の様子を確認する。

まっ昼間……か? 思っていたよりも時間が経っていないか、あるいは丸一日とかそんくらい眠りこけてたか……。そして、ここは2階か。

 

このまま「シンフォギア」を持って窓から外へと逃げ出すのもアリだ。

……けど、こんなところまで運んで寝かせた奴のことが少し気になる。どんな奴かは見当つかないが、最低限の礼くらいは言わないと気がすまないし……それに、アタシが元々着ていた服――フィーネから与えられた服の在処(ありか)も気になるからな。

 

「……未練タラタラじゃねぇか、あたし」

 

そんな独り言を呟いてしまいながらも歩き、極力音を立てないように気を付けながら部屋から出た。

耳を澄ますと――――話し声が聞こえてきた。出所は部屋から出てすぐにある廊下の脇に在る階段……その、下の方からだ。つまり、1階のほうに人がいるんだろう。

 

 

ゆっくりと階段をおり、声のする方へ行く。そして、出所だろう場所の前にあるドアへとぺたりとくっつく。

一旦息を整えてからノブに手をかけ、こっそりとドアを少しだけ開けて覗きつつ聞き耳を立てた。

 

覗いてすぐに確認できたのは、アゴから口周りにかけて(ヒゲ)をたくわえた銀髪のじいさん――髭の印象のせいかもしれない――男。それと、やや緑がかったブロンド髪の長髪をまとめ上げたやや身長のある女。

 

 

 

「うーん……と言われてもねぇ? そう簡単に頷けることではないから……」

 

肩をすくめて首を振ったじいさんは、アゴ髭をいじりながら困ったように呟いている。

そのじいさんが話している相手は……(あのチビ)!?

 

じゃあここは一般人の家じゃなくて二課関連の――!? いや、あるいはアタシを探してた二課の連中がここにいるって嗅ぎつけて来たのか!?

どっちにしろ、逃げるしか……! くそ、まさかもう包囲されてたり……いや、さっき外を見た時はそんな様子は――――

 

 

「『俺好みの答えだ……ならば力づくで聞くまで!』」*1*2

 

 

もちろん。キミの為なら、出来る!*3*4

 

 

「『君も俺のファンになったのかな?』」*5

 

 

何言ってんだ? アイツら?

 

 

「ああ、もちろん洗脳でもなければ君に恋心を抱いているわけでもないから安心を……いや、ある意味では抱いているかな? 恋心をグゥッ!?

 

じいさんの頭に、何処からか飛んできたお盆が激突した。

その飛んできた方向には、この扉の向こうにいる残りの一人……やや緑がかったブロンドの長髪の女が。

 

「……はっ!? 頭のおかしな言葉がきこえてきたもので、つい」

 

「ふぅん……嫌われるよ、冗談が通じない面白みのない人は」

 

「笑える冗談にしてください。あと、喋り方を矯正するのではなかったんですか?」

 

お盆の当たった自分の頭をなでながら体勢を戻すじいさんに、敬意を持ってるのか微妙な態度で何か言ってる長髪の女。

……逃げることも忘れてしまってたな、アタシ。それくらい意味不明だったからしょうがない……とアタシはそんな言い訳を自分に言い聞かせる。

 

 

 

――――クゥ~ゥッ

 

 

 

ッ!? 今の、もしかしてアタシの腹の……!?

 

 

 

とっさに、お腹を押さえる――がそんなのでおさまるわけも無く、けっこう響いてしまった。

赤くなっていくのがわかるくらい顔が熱くなっていって……って! 今の音、もしかしなくても、ドアの向こうの連中にも聞こえて!?

 

押さえてたお腹に落してしまっていた視線をバッとあげると――――3人と視線が合った。

 

 

アタシと3人との間に流れた沈黙……。

それはほんの数秒だけで、破ったのは長髪の女だった。

 

スッとアタシの隠れているドアのところまで近づき、半開きになってたドアを開け放った。

恥ずかしさやら何やらで逃げることも忘れてたアタシは、ただその女の顔を見ることしかできないでいる。というか、ここでようやくドアの向こう側の全容を知れた。なんかよくわかんねぇけど結構広そうだ……が、アタシのいるドアのところは机か何かよくわかんないモノで半ば囲まれているみたい。

 

 

「起きたか。どうだ? どこか身体に不調があったりはしないか?」

 

腹の鳴った音をスルーしてくれた(?)けど、その恥ずかしさや初対面の相手ってこともあって「ああ、まぁ……」と曖昧な返事をしてしまう。

 

「言っておくけど、君に提供する食べ物は無いよ」

 

 

そんな長髪の女の気の遣った言葉とは打って変わって、髭のじいさんは随分と直球にアタシの腹の音のことに関して言ってきた上に、淡々と冷たく……いや、それが普通だ……

 

 

「こちとら追われる身だ。んなもん期待して――」

 

「そう、まだ汚れている状態の君には店内での飲食をさせるわけにはいかない。まずは風呂に入ってくるといい。濡れタオルで拭いたただけでは取れない汚れは沢山あるからね」

 

「――ねぇよ、さっさと拘束す……ん?」

 

アタシが喋ってる最中に、割って入ってきたじいさんの言ってることが、一瞬よくわからなかった。……まぁ、こうしてなんとか噛み砕いて理解しようとしてても、よくわかんないままなんだけどさぁ!?

 

と、今度は長髪の女が軽く頭を下げてきた。

 

「すまない。あまりにも汚れていたので、勝手ながら着替えさせ身体を軽く拭かせてもらった」

 

「ちょ……!? 着替えさせられてたしそんな気はしたけどっ、でも……いや、そうじゃねぇよ!! テメェら政府の……二課の連中なんじゃ――」

 

 

そこまで言って――ハッと思い出す。ついさっきまで考えていたことを。

 

 

(コイツ)と一緒にいるから「特異災害対策機動部二課」の関係者の可能性もまだあると考えてた。

けど……こうしてより近くで顔を見たけれど、以前資料で見た装者連中はモチロン、二課の主要な面子にも、この髭のじいさんや女はいなかったような気がする。それに、アタシの言ってたことに「……?」と首をかしげてる様子の2人の様子からして、アタシのことはよく知らないみたいだ。となると、やっぱりこいつらは政府連中とは関係無い……のか?

 

あと、さっき「店内で~」とか何とか言ってたし、謎のふたりの人物の服装やこの鼻をくすぐる匂いからして、ここは何かしらの食べ物屋なのか……? そんなのが政府機関と関わりがあったりするとは、考え難い。

 

 

となると、(このチビ)が謎すぎるんだけどよぉ。

アタシを見ても特に拘束しようとするわけでもなく、ポケーッと阿保面さらしてやがる。まさかとは思うが、無能を演じておいて、実は呼んである増援がくるのを待って確実にアタシを捕まえようと? 路地裏に倒れてたアタシを見つけたのが(コイツ)じゃなくて、このじいさんや女だったのなら有り得る……か?

 

 

そんなことを考えて固まってしまっていると、何を思ったのか髭のじいさんが「ポンッ」と手を打って頷いた。

いったい、どうしたっていうんだ?

 

「ああ、なるほど。確かに困惑するだろうね、初めて来た建物で「風呂に入って」と言ったところで場所がわからないのだから」

 

「はぁ!? 別にそういうことじゃあ……!」

 

「彼女には着替えや部屋の用意をしてもらうから……君に案内を頼もうかな? 以前に利用したことがあるからわかるだろう? それに、抱えて来た君も彼女ほどでは無いものの汚れているからね」

 

じいさんの言葉に頷く女と、サムズアップして応える(チビ)

 

アタシの意見とか放っておいて勝手に進む話の流れにおいてけぼりを受けつつも、路地裏に倒れていたアタシをココまで連れてきたのが(チビ)だってことが判明。

そこに言いたい事もあるけど……やっぱりというか、そんな暇をくれるわけもなく――――

 

「実のところ、お風呂の方は既に準備してあるんだよ。ゆっくりしてくるといい」

 

「ちょっと待て! 誰も風呂に入るなんて言ってないだろ! 第一、(おまえ)はいったい何考え――」

 

と、アタシが言いかけたところで(チビ)に腕を掴まれ、力づくで引っ張られ――!?

 

 

「『アルカトラズへ進路を取れ! 全速前進DA!』」*6

 

 

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

 

 

「風呂……無駄にデカくね?」

 

たどり着いた風呂場。そこにはすでになみなみと湯が張られた浴槽が……ただし、面積だけでも軽くベッド2つ分くらいの広さがある。

もっと言えば、風呂場(ここ)、アタシが寝かされていた部屋よりも広いんじゃないか……?

 

「って、オイッ!? なんでお前が脱いでるんだよ!!」

 

 

「『俺が輝くためには、もはやこんな制服は必要無い!!』」*7*8

 

 

「どう見ても制服じゃねぇだろ!?」

 

薄手のパーカー&短パンという、何処をどう見ても学校とかの制服には見えない、ただの私服を脱いでいる(チビ)に言うが、当の本人は気にする様子も無い……

 

「つーか、お前が入りたいならひとりで勝手に入っとけ! アタシは――――」

 

アタシは……? ()()()()()()

 

 

 

 

――――ゴツンッ!!

 

思考が止まりかけたアタシの耳に、そんな音が聞こえてきた。

ハッとして視線を動かせば、そこには仰向けに倒れている(あのチビ)の姿が――って、こけたのか!?

お湯でビッショリ濡れているみたいだし、浴槽に入るつもりだったか洗うつもりだったかドッチなのかはわかんねぇけど……とにかく! お湯で体を流してから歩こうとして滑って転んじまったのか!?

 

気づけばアタシは、風呂場ん中に入って駆け寄ってしまってた。

 

「んな!? おまっ……大丈夫か!? 血は、頭割れたりとかは」

 

 

「『ライディングデュエルではよくあることだ』」*9

 

 

「ライディング……? なんにせよ、よく有ろうが無かろうが危ないことには変わりないだろ」

 

そう言いながら(チビ)の上体を起こさせ床にペタンと座らせた状態に。そこから、こけてぶつけたかもしれない頭とかを中心に、どこからか血が出たりしてしまってないか確認する。

怪我は……特にはしてないみたいだな。

 

「……っ!!」

 

と、アタシがドコを触ったせいかはわからなかったが、(チビ)の身体がビクッと強張った

 

 

「わ、悪ぃ!痛かったか!? 」

 

血は出てなかったけど……たんこぶか何かか? それとも、外からは判んねぇだけで骨か頭ん中に異常が……!?

 

頭の様子を見ようとし……その頭が横に振られた。

その葵に指差されたのは、肘。そして……

 

……あっ、もしかして、打ったのは頭じゃなくて……(ひじ)? あと、お……おしり、か……うん。

つまりは、尻餅着くように倒れて肘をついて何とか頭をぶつけることは回避したけど、そのまま倒れてしまってあの体勢だったのか。でもそれだと、肩あたりも心配だ……ああ、パッと見だけど脱臼とかもしてそうになく異常無し。

 

腕をスムーズに動かしてみてるところからすると、そっちも骨が折れたりとかはしてないみたいだけど……ちょっと赤くなってて痛そうだ。お、おし……もう一方の方も、特に異常は無さそうだな。

けど、素人目で見ただけだ。何かあったら悪いし、医者なり何なりちゃんとしたトコロで診てもらった方が……

 

 

「『お楽しみはこれからだ!』」*10

 

 

「んなこと言って、泣いてるじゃねぇか……つーか、そんなにはしゃぐほど風呂に入りたいのかよ」

 

 

なんか危なっかしい。

あの夜、アタシから逃げ回ってた時も所々どんくせぇ感じはしてたけど、なんか目が離せねぇ――っていうより、目を離したらまたさっきみたいに怪我しそうになるんじゃねぇかって、気が気じゃない。

 

「くっそ、服がビショビショに……脱いじまったほうがいいか」

 

既に一杯お湯を被ってた(チビ)に、駆け寄ったり抱き起した事もあって、アタシの服も体もかなり濡れてしまっている。

そうだ。どうせならアタシも入って、監視っていうか目を光らせといたほうがいいだろうし、そうすりゃ心配事もなくなる。でもって、風呂に入るならこの濡れてるこの服も脱いだほうが良いなんてことは、子供(ガキ)だってわかる。

 

羞恥心も、それほども無い……0ではないけどな。

第一、相手が相手だし、それこそ親が補助的な理由も含め子供と風呂に入るとかと同じだろう。生憎アタシには縁が薄かったからよくは知らないけど……まぁ(こいつ)くらいの年頃ならまだ全然あり得るんじゃないか?

 

あとは……異性はもちろん、同性でも裸を見られるのはいい気分じゃないけど、相手はただの子供(ガキ)なんだと思えばいうほど気にならない。

それに、裸やそれに近いもんを見たり見られたりするのは、ある程度慣れちまってるからなぁ……抵抗はあるけど、諦めをつけられなくはないというか理由さえあればやりきれなくも無い。「ネフシュタンの鎧」の浸食を退ける時のアタシの格好はまぁそうだったし、屋敷の中をほぼ裸でうろついてたりしてたからな、フィーネのヤツは――――

 

 

……ん?

 

 

「って、なにしてんだよ、アタシ」

 

 

色々ウダウダと考えながらも、いつの間にか服を脱いで(チビ)と一緒になって、風呂場に完全に入ってしまっていた。

しかも、風呂桶持って、身体に湯をかける寸前のところ。

 

 

で、(あのチビ)はといえば……

 

何故か、風呂用のイスのそばで膝をついて立ち……片手でイスをポンポン叩いて、もう片方で石鹸と柔らかそうなネットのホワホワを握ってた。で、キラキラした目でアタシを見てきて……?

つまり……洗う気なのか? (じぶん)じゃなくてアタシを?

 

 

「いや、座んねぇぞ!? 自分の身体くらい、自分で洗えるし洗わせねぇよ!!」

 

 

「…………!?」

 

「ガーンッ!」って効果音が聞こえそうなくらいあからさまに凹む(チビ)

それに加えて、さっきこけた時と同じように涙目になって、今にもワンワンと泣き出しそうな表情に――――

 

「わ、わかったわかった! ……だからそんなメソメソするんじゃねぇ! 見てるコッチがムシャクシャすんだよ!!」

 

そう言って、(チビ)の涙顔から目を背けるように背を向けて「ほらっ」と背中をさし出す。

 

 

 

 

 

……感想を言えば、悪い気はしなかった。

肌が傷付きそうだったり痛かったりもせず、かといって洗えていないわけでもなく……うん、気持ちいい……って言ってもいいかもしれない。

 

 

 

「……んっ」

 

 

――って、なんでコイツ、背中だけじゃなくてアタシの前のほうまでッ!?

 

まあ確かにダメとは言ってねぇけど、そこは違うんじゃないか!? 普通、他人に洗ってもらうのって手が届きにくい背中だけだよな!?

 

しかも、コイツ、横とか前とかに回り込んでくるんじゃなくって後ろからそのまま手を伸ばして洗おうとしてきやがるッ!まぁ、それなら見られないからいいんだけど……ってことにはならないッ!!

つまりは、わずかに――でも確かにある――体格差のせいで、コイツが後ろから抱きついてきてそこで動くような形にィッ!?――――!?

 

 

「『D地区制覇だ!』」*11*12

 

 

「クゥオラァッ!!」

 

「振り解くと危ないかも」とかいう考えもどっかへすっ飛んでいってしまって、アタシは力任せに振り解いた。

 

 

何言ってやがんだ、このド変態ッ!?

い今、チクって……ビーって言って!?*13*14……き、気のせいか!?

 

振り返って見れば、軽く尻餅をつくような形でぺたりと座り込んでしまってる(チビ)が。

背中から手を回して来てた時のコイツは、その伸びてきてた腕からしてしゃがみ込むような体勢だった。だから、そこまでの勢いでは倒れ込まなかったのか……?

自分でやっておいてなんだが……どこか、安心してるアタシがいた。

 

 

「『暴☆力☆反☆対!!』」*15

 

 

「誰のせいだと思ってんだ!? このスットコドッコイッ!!」

 

まぁ、しでかしたことと言ってることはなんも変わらないんだけどなぁ!?

 

 

 

「大きな声が聞こえたが……どうかしたか?」

 

不意に、脱衣所のある扉のほうから聞こえてきたのは、あの長髪の女の声。

そういえば、着替えとかを用意するとかそんな話をしてた気が……それを持ってきたのか?

 

「あ、いやっ! 大したことじゃねぇから気にすんじゃねぇ!」

 

「……? そうか。ならばいいんだが」

 

「ゆっくりと温まるといい」と言ってから、足音が聞こえ……気配が次第に扉から離れていった。

 

 

って、なんでアタシ、(こいつ)を突き出すなり何なりしなかったんだ……?

 

 

アタシの身体を洗うことは諦めた様子で……何故か今度はシャンプーとか髪を洗うためのモノを周りに集め出した(チビ)を横目に見ながら、アタシは考える。

 

 

ああ、そうか。

 

逃げ回る姿を、ボロボロになってた姿を、泣きだしたその姿を――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

……全然違うのにな。

コイツは独りじゃない――周りに仲間がいる。

コイツは無力じゃない――確かなチカラを持ってる。

コイツは、戦争に巻き込まれ、パパとママを失ったアタシほど弱くは無い。

 

でも……そうやって否定しても、何故か未だに重なって見える。

目の前のコイツは楽しそうにしていて、同じ年頃のアタシでは有り得ない笑顔をみせてやがるのに……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なぁ」

 

結局はふたり揃って身体も髪を洗い終え、広い浴槽で一緒にお湯に浸かってしまってたアタシ。

 

長い髪を手慣れた様子でまとめ上げてから風呂に入ってノンビリしてた(チビ)は「ん?」と視線をコッチへ向けてきた。

 

「お前、なんでアタシを二課に連行しなかったんだ?」

 

当然の疑問。

本来、二課の一員であるコイツがアタシを捕まえるのは至極当然のこと。見逃す理由は――ましてや、こんな風に一緒に風呂に入ったりするなんて理由は――あるはずが無い。

 

 

 

 

「『セトは我が軍(オレ達)の仲間だ!』」*16

 

 

「セトって誰だよ!? まさかの人違いじゃねーか!」

 

しんみりさせる気も無いのかよ、この馬鹿は!?

 

いや、待てよ……?

もしかして、コイツ……「ネフシュタンの鎧」着けてる時にしか会ったこと無いから、アタシのことわかっていないのか? そんなまさか……いや、天然なのかなんなのか的外れなこと言うし、こけたりしてどっか抜けてる感じもするから、ありえる……?

 

 

 

「……いや、だからなんだってこった」

 

 

(コイツ)がアタシのことをわかっていようがいまいが関係無い。

フィーネには捨てられ、ノイズをけしかけられる始末。だが、だからと言って二課の連中に捕まるつもりはない。

 

じゃあ、アタシは――――これから、どうするんだ?

 

フィーネのことは諦めきれてない。けど、拠点だった邸宅に行ってみたところで門前払い、言葉を交わすことすら叶わなかった。

そうなった原因は、アタシの不甲斐なさなんだろう。アタシ自身がフィーネを満足させるほどの能力(チカラ)を持っておらず、フィーネが下した命令もこなせなかったからだろう。……じゃあ、今からあの融合症例をとっ捕まえてフィーネにさし出せば……いや、()()()()()()()()()()()()? なにより、それでアタシが必要とされると思いたくても、思いきれなかった。

 

 

巡り巡って、戻ってきやがった。

だからと言って、でも、フィーネの言う通りにしてれば、本当に「戦争の無い世界」になったのか? そんな疑念すら湧いてきてる……。

 

 

「アタシは……どう、したいんだ……?」

 

 

アタシのことだ。アタシ以外にその答えを知ってる奴なんていない。

だから、当然、この疑問(つぶやき)に答えてくれる奴なんて――――

 

 

 

 

 

「『ああ! それってハネクリボー?』」*17

 

 

「……お前、絶対わかってんだろ」

 

 

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

 

 

十二分に風呂を堪能してしまったアタシと(チビ)

頭ん中のモヤモヤ感はともかく、頭がスッキリしたのは数日ぶりにまともに洗えたおかげだろう。……(このチビ)が、洗うのが上手かったおかげとかじゃない、と思う。

 

着替えたり髪乾かしたりして……結局のところ、あの店の所に戻ってきたのは1時間以上経ってただろう。

そこにいたのは髭のじいさんだけで、アタシらを見ると「戻ってきたかい」と呟いてから指で店内のとある場所を指し示しながら続けて言った。

 

 

「持っていくといいよ、そこにある軽食系を。飲み物はコッチで用意しておくからね」

 

示された場所へカウンターを越えていくと、冷蔵機能とかがついてそうな機械の商品棚が。

そこには、サンドイッチの詰められたパックなどが、その隣の箱(?)にはハンバーガーらしき紙に包まれたものが山ほど入っていた。

……というか、何が何だかわからないし、単純に色々あって悩む。

 

 

そんなアタシを他所に、隣の(チビ)は迷うこと無く山ほどあるハンバーガーの包みに手を伸ばして……

 

 

 

「『ドローッ!』」

 

 

 

……なんか嫌な意味で聞き覚えのある掛け声と共に、山の中からひとつの包みを抜き取ってその手に持った。……よくわかんないが、決まったみたいだ。

 

なにはともあれ、アタシもさっさと決めよう。

そう思ったのだが――――

 

 

~~♪ ~~♪

 

 

電子音が聞こえてきた。

と、(チビ)が壁に立てかけていたバットケースに駆け寄り、その中からゴソゴソと何かを取り出した。

あれは――通信機……いや、携帯?

 

 

それを操作して耳元に当てる(チビ)

そして、その携帯を指でコツコツと叩いた。

 

『――? ――――?』

 

 

「『なら見せてやろうかぁ? もっと面白いものをよぉ!』」*18*19

 

 

『――。――――!』

 

 

「『イマイキマース☆』」*20

 

 

最後にそう言った(チビ)は携帯を耳元から離して、それをそのまままたバットケースへと入れてしまう。

 

で、なんか膨れっ面気味で、アタシのほうにトテトテと駆け寄ってきた。

 

 

 

「『ラッキーカードだ、コイツがキミの所に行きたがってるぜ』」*21

 

 

 

(チビ)が持っていた紙袋に包まれたハンバーガー(?)をアタシに手渡して、手を振ってから足早に店の外へと出ていってしまった。

 

…………。

 

……は?

 

 

 

「……なんだったんだ、今の。電話の会話もそうだけど……」

 

「なにやら、呼び出された様だったね。まぁ、彼女には時たまあることさ、気にしなくてもいいだろう。……それと、貰ってしまったものは食べてしまっていいさ。あとは、このコーヒーも」

 

「なんでわかったんだ?」と思ってしまう説明をしながらカウンターから出てきた髭のじいさんが、手近なテーブルへとコーヒーカップを置いた。

続いて「砂糖とミルクはご自由に」と言って、それらが入った瓶も……。

 

コーヒーは……いや、どうでもいいか。

なんにしても、空腹の中での久々のまともな食事ってこともあって、その誘惑に負けてしまったアタシは、(あのチビ)に渡された紙の包みを持ったまま、コーヒーの置かれた席へと腰を降ろした。

 

 

 

 

 

「終わったぞ……ああ、自分が寝かされていた部屋を憶えているか? あそこを好きに使っていい」

 

アタシ好みにコーヒーをなんとか調整。

その後、包みを開け、匂いにくすぐられた空腹感から我慢できずバーガーにかぶりついたあたりで、カウンター奥の扉――少し前にアタシも出てきたところ――から、どこかへ行ったままだった長髪の女が出てきて、アタシに向かってそう言ってきた。

 

 

風呂といい、食事といい、身の回りの支度といい……見ず知らずの人間に対して、お人好しが過ぎるぞ、コイツら。

アタシには、それが心地良過ぎて気持ち悪かった……。

 

 

「どうしてアタシみたいなわけわかんねぇヤツに、こんなことしてんだよ。何が目的だ……」

 

 

「直球だね、含みも無しに」

 

そう言ってアタシの問いに答えたのはじいさん――――じゃなくて、それに割って入るようにして口を開いた長髪の女が先に答えた。

 

「どうもこうも無い、助けない理由が無かった。そして、目の前で路頭に迷っているのであろう君を見過ごすのは、私の良心が許さなかった」

 

「それだけだ」と付け足して言う、女。

淡々としてる印象のある人だけど……なんというか、根のお人好しな感じが滲みだしてきやがってる気がする。

 

 

対して、じいさんのほうもこれまで通りの調子で言う。……ただし、女の方とは違って、その内容はこうしてアタシを助けているとは思えない、お人好しとは離れているだろう思考のものだった。

 

「今この瞬間、困っている人間なんて山ほどいてキリが無いものさ……だから僕はどうでもいい、君に限らず誰に対しても。()()()()()()()()()()()()()()()()

 

髭のじいさんが言った「彼女」ってのは、きっと(アイツ)のことだろう。

それがなんでそこまで手の平を返すほどの理由になるのかはわかんねぇけど……。あれか? 実はこのじいさんと(アイツ)が祖父と孫みたいな関係だったり?

 

「もしも彼女に嫌われたらと考えると、震えが止まらないね」

 

「どういう力関係なんだよ、あんたら」

 

「ふっはっはっはッ!」

 

アタシのツッコミに、何故か声を上げた笑うじいさん。

そんな様子を見てため息をついている女……あの人、きっと苦労してんだろうな……

 

 

と、ひとしきり笑った髭のじいさんが「それに――」ってまた喋りだした。

 

「この世の中……長い歴史を見ればなおのことだけど、よくあることだろう? 家無しや孤独になることなど。ノイズがたびたび発生している昨今など親が、子が死に(ひと)りとなることなんて、そう珍しいことじゃない……いや、誰も彼もまとめて死ぬことの方が多いかもしれないけどね? それを助けてたら、現状キリが無いと思うわけさ、僕は」

 

 

「……っ!?」

 

 

「戦争の――争いの無い世界の実現」。その目的のために、アタシはいろんなことをしてきた。力を持った連中を押さえつけ、戦争なんて起こさせないようにする……単純明快なものだ。

そして、フィーネが言っていた「呪い」を解いて、バラバラになった世界を――人々をあるべき形へと戻す。……そうすることで、成せると信じていた。

 

ノイズも、成すためのチカラのひとつだった。

現代兵器による攻撃を受け付けないノイズは……それを操る「ソロモンの杖」は、現代兵器を持って増長した連中をぶちのめすにはもってこいのチカラ。

……けど、疑問を持ったことが無いわけじゃない。準備のために必要なプロセスだとしても、これは正しいのか……今、そして未来に起きる「戦争」を止めるという大義があってのもので、それによって将来守られる命は山ほどある。アタシもアタシ自身に言い聞かせてたけど……どう、だったんだ?

 

 

髭のじいさんが言った言葉が、アタシを揺らす。

 

 

アタシの嫌いな奴らが関係無い奴まで巻き込んで殺し合ってた「戦争」と、アタシらがノイズを使ってやってたことは……()()()()()()()()()()()()

 

 

「不安かい? 苦しいかい?」

 

「っ! な、何がだよ!?」

 

「わかるだろう? そんなことは言わずとも」

 

ジッとアタシの事を見つめるじいさん。

アタシはその鋭い視線に固まってしまう。

 

 

――が、次の瞬間、それが嘘のようにニコッと笑った。

 

「彼女はまた来る、その時に問えばいいさ」

 

「……なんで、(アイツ)が出てくるんだよ。第一、あんな子供(ガキ)に何がわかるってんだ」

 

「そういう奴なのさ、あの子は――――それに、どうやら君自身も捨てたもんじゃないらしいよ。ほら」

 

 

じいさんが指差したのはアタシの手元……アタシの食べているバーガーだ。

 

 

「その商品(メニュー)は「ドローパン」と言ってね、挟まれている具材がランダムなパンなのさ。その中でも1日1個しか用意されていない「黄金のたまごパン」、希少性だけでなく味も最も美味しいものだ。今、君が食べているのはそういうものなのさ……それを何十個もある中から引けた君は、実にツいている」

 

まあ、見た目以外に違和感が無いのが違和感だと思えるくらいで、かなり美味いし、レアだってのもまあわからなくもない。

けど――

 

「コレ選んだのは、アタシじゃなくて(アイツ)だろ」

 

「最終的に手に入れ、食べたのはキミさ。それだけでも……いいや、そのシチュエーションも含めて()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「……わっけわかんねぇ」

 

そう吐き捨てるように言ってから……アタシはもう一口かぶりついた。

……うん、やっぱり美味い。でも、それだけだ……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にしても、下手だね……食べるのが。反対側から脇からと、中身がこぼれちゃってるじゃないか。せっかくの「黄金のたまごパン」がもったいない……追加でもうひとつあげようと思ったけど……迷うね、コレは」

 

「う、うるせぇッ!」

 

 

 

「こんなにこぼして……布巾だ。あと、少し待っていろ、新しい着替えを用意する」

 

「うっ、悪ぃ……それと、テーブルはアタシで掃除する」

 

「でも、大丈夫? 教えたほうがいいかしら?」

 

「で、できるぞ! そんくらい!!」

 

 

 

この後、うっかりコーヒーカップを割っちまったせいで、じいさんには苦笑いされ、女のほうには……特に何も言われなかったのが逆に怖かった。

 

*1
「遊戯王5D`s」イリアステル三皇帝・プラシド。いきなり現れ自分たちの邪魔をしてくる「謎のDホイーラー」へ「貴様は何者だ。なぜ俺たちの事を」と問いかけそれに対し「消えゆく者に名乗る名は無い」と謎のDホイーラーが答えた際に不敵な笑みと共に放ったセリフ。当然、流れるようにデュエルへと移行する

*2
ネット上では主に「答え」の部分を改変した「俺好みの~だ」という定型文として使われている。例としては「俺好みのカードだ」など

*3
「遊戯王GX」E(エレメンタル)HERO(ヒーロー)フェザーマン。初期「GX」どころか「GX」全体の中でも屈指のカオス回で登場するセリフ。その話のデュエルに出てくる《恋する乙女》という攻撃力0のモンスターの効果は「攻撃表示では破壊されず、戦闘したモンスターに「乙女カウンター」を乗せる」というもので装備カード《キューピットキス》じゃ「「乙女カウンター」の乗ったモンスターを攻撃した後そのコントロールを奪う」というもの。ダメージを大量に受けるものの相手のモンスターを奪えるモンスターで対応を誤ると痛い目を見るのだが……

*4
問題は、その時の様子が十代など「カードの精霊」が見える人には「《恋する乙女》に攻撃(乙女が尻餅をつく)したら罪悪感を憶え乙女に声をかけ会話してからキュンとし、続いて攻撃(「一途な思い受け止めて~」と言って駆け寄ってくるだけ)されたモンスターが避けてしまいこけて泣いてしまうことろに駆け寄って恋に落ちる」という様子だということ。それも、普段は喋っているところは描写されないヒーローたちが「お、お嬢さん、大丈夫ですか?」、とか言って頬を染めたり、乙女の「自分を責めないで。戦うこと、それは宿命なのだから……ね?」という言葉に「惚れたー!」とかいったり、ヒーロー同士で「お前はヒーローの癖にか弱い女性に攻撃するなんて、なんてヤツだ!」、「あぁ! 俺はなんてことをしてしまったんだ!」とか言ったりしてて……そんな彼らに十代が「女の子にメロメロになるなんて、それでもヒーローか!?」と言ってて、それが周りの精霊が見えない人には「十代がおかしなこと言ってる」と思われたり……カオスなのである

*5
以前にも登場した「ZEXAL」の(フォー)のセリフ。単純な疑問形ではなく煽るように、かつ表情もムカつく感じにするのがポイント

*6
MAD素材。社長はよく走らされる

*7
「遊戯王GX」三沢大地。所謂GX2期の敵組織「光の結社」に洗脳じみた状態で所属していたアカデミアの生徒たちのうちの一人、制服どころか髪まで真っ白にしてしまった三沢大地が、ツバインシュタイン博士との出会いと、彼と十代とのデュエルにより、自分なりの「デュエル統一理論」を完成させるという目標を見つけ目覚めた際に言い放ったセリフ。それにより彼は「光の結社」の呪縛から解放された……結社の証である白い制服を含めた()()()()()()()()()()()。しかも、その全裸状態でアカデミア内を教室内から島の端まで駆け抜けるというトンデモ行為までしでかした。これにはオマージュ元があるのだが……

*8
何はともあれ、「空気キャラ」な三沢大地が正に流れ星のごとく、燃え尽きるその一瞬で輝きを放つシーンと、そこでのセリフなのである。……なお、ここで彼の出番は終わるわけではなく、時間が空いた後に予想外の再登場を果たすのだが……それはまた別の話

*9
もしかして→「クラッシュ」

*10
ARC-Vの主人公・遊矢のエンタメデュエルの本番開始の合図とも言える決めゼリフ。対義語(?)に「お楽しみはこれまでだ!」があったりする

*11
「遊戯王5D`s」鬼柳京介。遊星、ジャック、クロウと共に「満足同盟(チーム・サティスファクション)」を結成し他のデュエルギャング(チーム)を倒し「サテライト統一」を目指していたころ、「D地区」を根城にしていたチーム「マジシャンズフォー」を倒し、鬼柳が拠点で地図の「D地区」を塗りつぶし言ったセリフ。これには周りのメンバーもニッコリ。

*12
「D地区」はあくまでも「サテライト」という島を区分けし、それらにA,B,C,D……と名付けただけで特に何か意図があるわけではない

*13
言ってない

*14
事実、「D(ディー)」と「B(ビー)」が似ていたためか、よく空耳とか勘違いをされていることがある。しかし鬼柳が「制覇だ!」と言ったのは「D地区」である。「B地区」はその後のシーンに出てくる、「チーム・ゴーレム」が集まる場所であり、鬼柳たちがその夜乗り込むこととなる……のだが、その後「B地区制覇だ!」というシーンは出てこない。……でも、「B地区」に聞こえる

*15
「遊戯王5D`s」ブルーノ。原文では前に「ああっ、やめてください~」が付いている。駐車場に停めてあったジャックのDホイールを勝手に弄っている人物がおり、それが後の「チーム5D`s」のメカニック・ブルーノなのだが……ジャックは「Dホイール窃盗犯か!!」と自分のDホイールを触っていたブルーノを殴りつけた後、その場をDホイールに乗って颯爽と去るのだが、その走行中Dホイールの性能がアップしていることに気付き駐車場へ戻り、走行したままブルーノを拉致。自分たちのガレージへと連行しそこで突き飛ばすようにして解放……その際にブルーノが放ったセリフである。勝手にDホイールを弄っていたブルーノも悪いが、こんなセリフを言われるに至ったのは殴りつけたり、拉致したり、突き飛ばしたジャックの荒々しさが原因だろう

*16
「遊戯王」闇遊戯。名も無きファラオの過去を元につくり出されたゲームにて闇バクラと「記憶編」。その中でのセリフ。このセリフだけ切り抜いた場合、神官セトを仲間として信じるセリフに思える……が、実際のところはゾークの攻撃を止めるための盾にしようとしている場面であり、その時の表情のキマリ様から「闇遊戯(王様)の暴走なのでは?」と一部では有名。つまりは「表遊戯から優しさを学ぶ前の闇遊戯」ということか? 闇遊戯は彼なりに「セトの父・アクナディンが操っているゾークの攻撃を止めるために……」と考えての判断だが、止まるはずというのはあくまで闇遊戯の予測であり、そうでなかった場合は……。どちらにせよ、カッコイイ様で色々と凄いセリフである

*17
「遊戯王GX」ヨハン・アンデルセン。もはや説明不要。凄く伝説上の生き物で、伝説な気がするシーンでの一言。他にも色々要因があったとはいえ、伝説が伝説でありえた元凶のセリフ。……で? 「『伝説って?』」

*18
「遊戯王ZEXAL」真月(ベクター)。敵対勢力である「バリアン世界」の住人でありバリアンの刺客に連れ去られた真月。そんな友を助けに主人公・遊馬が「異次元の古戦場-サルガッソ」へ乗り込むとそこには倒れた真月が!……だが、その後、遊馬の前で立ち上がり笑い出す真月『なぁ~んちゃって!』。そしてこのセリフと共に、真月は真の姿を……バリアン七皇の一人であり、真月を連れ去った存在であるはずの「ベクター」としての姿を現す!!

*19
おそらくは「ZEXAL」の中でも指折りの知名度を誇る迷シーンであり、伝統芸「顔芸」の継承者を世に知らしめた場面である。正確には「ZEXAL」の後半「ZEXALⅡ」での代表的な顔芸キャラ……というのが正しいかもしれない。顔芸をするキャラが多いというのもあるが、前半で大きなインパクトと顔芸で存在感を残した(フォー)の存在を考えれば、である。

*20
「遊戯王DM」表遊戯。自室にて、下の解から母親に呼ばれた表遊戯が返した返事(セリフ)。同話数で使用された「イテキマース☆」と同様、言葉やシチュエーションではなく表遊戯の独特のイントネーションの結果、迷言扱いされているセリフである

*21
「遊戯王GX」武藤遊戯。「GX」第一話にて、デュエルアカデミアの入学試験に遅れかけ走っていた主人公・十代が人にぶつかってしまうのだが……その相手はデュエルキング・武藤遊戯。その際に遊戯がこのセリフを言って《ハネクリボー》を渡した。その後、遅刻した入学試験をはじめとし、最初から最後まで様々な場面で十代を支えてくれることとなる相棒・《ハネクリボー》との出会いのシーンであり、世代交代の瞬間でもある




何考えてるんだ、イヴちゃん!?(それは次回以降)
『なんとかしろ、遊作!』

大丈夫だよね!? 表現的に「R-15」で!?
『当り前ではないか』(半裸の超官感)

ていうか、本名出てないのに目立ち過ぎじゃないかな、カフェのマスターとウェイターさん!?
名前呼ばないスタイルのキネクリボーのせいで、なおのこと判りずらいことになってるぞ!?



そして……『すまねぇ、嬢ちゃん!』(エンジョイ!)

「クリみく」、「みくクリ」大好き適合者の皆様、本当に申し訳ありません!!
「響と未来の仲が修繕済み」、「イヴちゃんが事前にフラグ立ててた」等々の理由により、クリスと未来ちゃんの絡みフラグが立ちませんでした!!

これまではイヴちゃんがいながらも「奏と翼」、「響と未来」といった原作に在る絡みは「それはそれ、これはこれ」で確立させていたのですが……今後、どうなるかは……『いずれわかるさ、いずれな』




さてさて、前回実施したアンケート「天羽奏に合う(聴かせたい)遊戯王OP・ED」投票参加、ご意見ありがとうございました!!
全391票の投票の結果結果……

1位! 遊戯王GXの最初のED「限界バトル」!!

実は、これで奏に良くも悪くも転びそうなフラグが立つことになるのですが……そもそもですし、今は関係無いのでひとまず置いておきましょう!この曲が登場するまで!!

以降は、少し票があいて2位の「明日もし君が壊れても」と3位の「魂ドライブ」が十数票差で、その半数ほどで4位の「アーティスト」となりました。
これらの楽曲の扱いについては、この投票結果と今後の展開との相談となる……かもしれません。


次のアンケートは……今回大活躍(?)したクリスちゃんことキネクリボー(逆)の……流れで、わかりますね?
イメージはすぐ纏まって候補も響に次いですぐに決まるんですが、問題は「あれ? これシンフォギア二期以降のクリスのイメージじゃね?」ってなることです。……まあ、クリスちゃんが関連曲を披露できるタイミングは一期には残ってないんで、それでいいきもしてます。

とにかく、おたのしみに!&参加よろしくお願いします!!

天羽奏に合う(聴かせたい)遊戯王OP・ED。(ご意見は、感想欄ではなくTwitterへお願いします)

  • 明日もし君が壊れても(無印 ED)
  • 限界バトル(GX OP1)
  • 魂ドライブ(ZEXAL OP3)
  • アーティスト(ZEXAL ED4)
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