我が手には星遺物(誤字にあらず)   作:僕だ!

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発言者「遊戯王」闇遊戯。
相棒こと表の遊戯によって仕向けられた杏子とのデート。その行き先を決めるときの一言がこれである。
連載当時のナウでヤングな読者からもなかなかの評価を貰ってしまった表現であり、闇遊戯の独特のワードセンスが光る台詞。なお、アニメ版である「遊戯王DM」では言っていない。



お待たせしました。……分割して早めの投稿をして見ようかと考えている、今日この頃。

前回の話とかぶる部分があるから、そのあたりは短くおさめられるかなーなんて思っていましたが、全然そんなことはなかったです! 原因は、無口なのにその分内面が騒がしいイヴちゃんでしょう。あと、イヴちゃんの扱う遊戯王ネタの数々。
……つまり、作者のせいですね!




ならサ店に行くぜ‼︎

最近、カナデやツバサとの距離が縮まった。精神的な意味合いではなくて()()()()

 

こうして街中を歩いている時には、決まって二人で左右から挟んでワタシの左右(それぞれ)の手を彼女らの手でしっかり握られるように。これは「歩くのに邪魔にならないように」とスペースをとっているのでまだマシなのだが、座る時などはそれこそ体と体がぶつかるような距離で可能な限り挟んでくるのだ。

……心配なのはわかるが、ちょっと鬱陶しい。

 

 

そうなった理由というかきっかけは分かっている。

 

先日、襲われたのだ。ワタシが、()()()()()に。

そう。あれは数日前、リョーコさんにおつかいを頼まれたあの日……

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

おつかいを頼まれたワタシは、すぐさま理解した。

 

 

なるほど、これが先日言ってたワタシを試すためのテストか。

 

 

しかし同時に、頼まれたおつかいのメモ書きの内容を確認して首をかしげた。いくらなんでも簡単すぎるのだ。

 

買ってくる物が多いわけでもなく、間違えてしまいそうな紛らわしい物なわけでもない。行先だって、地下にトッキブツ本部があるリディアン音楽院からそう遠くない店だけ。かといって数か所店を跨ぐような面倒なものでもない。

というかそもそも、道に迷うことはまず無いだろう。手書きとはいえおおよその地図があるというのもあるが、行先とトッキブツとの位置関係を理解していれば本当に何の心配もいらないのだから。なんとなくの感覚ではあるが、トッキブツのある方向はどこにいても何故か分かってしまうのだ。

 

テストのことを話していた時随分と期待していない様子だったが、リョーコさんの中でどれだけワタシの評価が低いのかが気になってしまう。

 

 

色々と引っかかる部分もあったが、それでもワタシは言われるままおつかいへ向かった。

なぜなら、おつかいは一人で外出しても悪く言われない……というか、一人で外出するのがおつかいなのだから当然か。そして、つまりそれは、ずっと気になっていた例の「トリシューラプリン」をあつかっているお店もそれとなく探すことが出来る恰好の機会だということ。場所や店名すら知らないが、なんとかなるだろう。きっと「ターミナル・エイト*1」みたいな感じの名前のお店だろうから。

 

そう。言われてすぐに手早く準備を済ませおつかいに向かったのは他でもない、おつかいをさっさと済ませて「トリシューラプリン」のお店を探すためである。

 

 

そんな下心あっての行動をとったからか、買い物を終えて「さてどっちの方を探しまわってみようかな?」などと適当に歩いていたワタシの前にそいつは現れた。

 

 

 

ポヒョン♪

 

 

 

よくわからんサイレンが聞こえてきて「なんだろう?」と首をかしげた直後、ソレは――そのモンスターは奇妙な音と共にワタシの目の前に現れた。

 

寸胴な身体に手足を持つ人型のモンスター。その大きさは大の大人とそう変わらないくらいだが、そのどことなく丸みを帯びたシルエットは「着ぐるみ」か何かのようで生物味は無い。なにより、その体色が銀というか白というか透明というか……ザラザラふわふわギラギラと、こう、揺らいでいたのがそのモンスターの非現実感を煽っていた。

 

ポヒョポヒョ音を立てながらゆっくりと二足歩行で歩み寄ってくるモンスター。

それを見たワタシは、背負っていたバットケースから素早く「鍵杖(けんじょう)」を構えた。

 

一昔前のワタシなら意味不明なモンスターに恐れをなして逃げ出したことだろう。

だがしかし、ワタシはモンスターと……イヴちゃん(モンスターカードの存在)となっているのだ。むしろやっつけるくらいの気概があるべきでは? そう思ったのだ。

ならば、やるべきだ!

 

その決意の根幹にあるのはもちろん「トリシューラプリン」のお店を探したい思いである。そこはブレなかった。

 

 

ヤル気満々で「鍵杖」を構えたまま走り出し、モンスターまであと数歩――――その時、ワタシの身体に悪寒が走った!

何故? 原因はあるのか? 殴りかかろう(攻撃しよう)とすることとの因果関係は? そして()()()――いや、()()()()()。それと同時に反転して全力で逃走を開始。

この間、実に1秒たらず!

 

 

――――《星杯を戴く巫女(イヴちゃん)》、ATK/0(攻撃力ゼロ)じゃないか。

 

 

一部状況を除き、返り討ちにあって破壊されてしまう。

つまりはほぼ間違い無く「敗北」。というか、ATK/0(攻撃力ゼロ)というのは単体ではどうあがいても戦闘において「勝利」はありえない。……つまり、どうあがいてもあのモンスターをワタシは倒せないのだ。

 

シリーズにもよるが、遊戯王の作品内では「基本攻撃力至上主義」が根強く、ATK/0(攻撃力ゼロ)のモンスターは「雑魚カード」扱いを受けることが多い。

実際は違う。特殊な効果を持っていたり、種族・属性・(レベル)などといったステータスによって有用性を持っていたりするのだ。そして、低ステータスであるからこその戦略も……。

 

「どんなカードでも存在する以上、必要とされる力がある」*2……とある伝説のデュエリストはそんな言葉を残している。

が、今回ばっかりは《星杯を戴く巫女(イヴちゃん)》の攻撃力の低さを呪った。

 

 

 

とまぁ、そうして逃走を始めたワタシだったが、次なる困難がワタシを襲った。

そう。先程対峙したモンスターと似た体色をした別のモンスター――まるで人ほどの大きな饅頭に尻尾がついたかのようなヤツ――が、路地の先にいたのだ。

 

丸いモンスターまでの十数メートルの間に脇道は無く、引き返せば間違い無くさっき逃げた相手である人型モンスターと鉢合わせてしまう。

 

 

しかし、この時すでにわたしの中では次なるプランがあった。

確かに《星杯を戴く巫女(イヴちゃん)》の攻撃力は低い。だが、守備力はどうだろう? DEF/2100(守備力ニセンヒャク)。下級モンスターの中では中々の数値であり、時代にもよるが下級モンスター相手であればそうそう負けやしない。

妙な雰囲気ではあるがやつら(あのモンスターたち)はその見た目や発している効果音からして、もはや「ゆるキャラ」か何かだ。そんなやつがATK/2200とかそれ以上の数値を誇っているとは思えない。守備表示(防御態勢)でいればやり過ごせるだろう。

 

星杯を戴く巫女(イヴちゃん)》の守備力を以って受け止める。あの丸々とした連続攻撃なんて無理そうな身体のモンスター、その攻撃後には間違い無く隙が出来る。ついでに反射ダメージ*3でモンスターが怯めばなお良し。

その隙を見て通り抜ける。これで攻撃力がなくても突破できる。

 

 

そんなことを考えながら走り続け距離を詰めていくと、丸いモンスターがこっちへと圧し潰そうとするように――といっても半分くらい正面衝突になりそうな高さなのだが――跳び上がった。よくよく見れば、そのずんぐりとした図体にはアンバランスな細めの脚がいつの間にか生えていた。

しかし、これは好都合。跳びかかってきたところを正面から受け止め隙を作ってから突破する。うんっ、いける!

 

 

そう判断していたワタシは、跳びかかって来ているモンスターへと向いて「鍵杖」を水平に素早く構え、いつでも受けられるようにして――――その時、ワタシの身体に再び悪寒が走った!

なんでまた? 原因は? ……わからないが、さっきもそうだったのだから今回もその予感に従ったほうが良いのではないか? ならばと、受け止めるより先に、自ら後ろ向きに倒れ込み――跳びかかって来ていたモンスターの下を通り抜ける形でやり過ごした。

 

 

 

呆けるヒマも惜しく、バッと立ち上がって逃走を再開。それと同時にあのモンスターたちのことを考える。

再び感じた悪寒……まさかとは思うが、やつらは《星杯を戴く巫女(イヴちゃん)》のDEF/2100(守備力ニセンヒャク)を超える、ATK/2200(攻撃力ニセン二ヒャク)以上のステータスだとでもいうのだろうか?

 

その割にはポンポン出てくる。ほら、路地の先の方からまた10体弱。

いやまあ、ある時期から大量展開が基本になってきた遊戯王では高攻撃力のモンスターがフィールドを埋め尽くすことは多々あるが……5~7体以上はさすがにルール違反だろう*4

相手の攻撃を避けてるワタシもおかしい? ……回避確率*5が何%かあったんだよ、もしくはアクションマジック*6

 

 

 

冗談はさておき、正面方向から来るモンスターたちをどうするか……。

当然ながら倒せるとは思えない。かといって、あの群れの合間を縫って回避するなんて芸当は出来る気がしない。じゃあ、打つ手無しか……そんなことは無い。

幸いなことに、やつらとワタシとの間には十字路があるのだ。単純明快、曲がってやつらがいる道とは別の道を進めばいいのだ。……曲がった先にモンスターが待ち伏せてるかもしれない? それはさすがに無いだろう。こんなやつらがそこまでポンポン出てくる環境って、いつの間にこの世界は世紀末と化したんだろう?

 

 

 

ちょっとだけ楽観視をしながらも十字路を右へと曲がる。左へは行かなかった理由? 自分でもよくわからないけど……左腕をよく切り落としてた*7からだろうか?

 

そうして曲がった先には、ワタシの睨んでいた通り、例の謎のモンスター()いなかった。

()()()()()()()()()()。具体的に言うと、曲がり角から5,6メートルほど先に、ワタシよりも少し背の高い……おそらくは3,4歳ほど年上だろう女の子がいたのだ。

 

勢いがあって止まれなかったのと予想外だったこともあってぶつかってしまい、尻餅をついてしまう。ちょっと痛い……が、さすってる場合ではない。あのモンスターたちがもうじき追いついてくる。

 

急いで立ち上がり、同じように尻餅をついて「パンなんて銜えてないのに――」だのなんだの言っている女の子の手を取って、無理矢理引き立ち上がらせてそのまま走り出す――――はずだったが、何故か抵抗された。女の子が言ってることをよくよく聞いてみれば、アッチのほうに「避難シェルター」なるモノがあるとか。……そんなものを用意するとか、よく出てくるものなのかあのモンスターたちは。というか、ワタシはあの時左に曲がってればよかったのか?

過去の自分の選択に少し後悔しつつも、目先の問題を第一に考える。「でも、アッチはダメ。もうすぐ横道からやつら出てくるから」と伝えようにも、あいもかわらずワタシの口はいうことをきいてくれず何も言葉を発せない。

 

 

手を引っ張るワタシ(イヴちゃん)とそれに抵抗する女の子……はたから見る分には微笑ましいかもしれないが、よくわからない危険なやつらがすぐそこまで近づいてきてるわけで。だからといって、置いていくなんて選択肢も無いし……。

 

と、不意に抵抗していた力が抜けたのがわかった。

まあ、「こっちだって」って言いながらアッチへ振り向いたのは、目の前にいるワタシにはよく見えた。そこで動きをピタリと止めた事と、抵抗が無くなった事。そして、女の子越しにワタシからもあのモンスターたちがチラッと見えた……だから当然女の子の目にも入ったんだろう。理解したんだろう。「よくわからないけど、なんかヤバい」って。

 

「の、ノイズ……!?」

 

あっ、何か知ってるっぽい。どうやらあのモンスターたちは「ノイズ」というらしい。

 

そこではたと気付いたのだが、その「ノイズ」とやらは案外世間一般に知られているのではないだろうか?

この女の子が呼び名を知っていたこともそうだが、最初に聞いたサイレンといい、女の子が言っていた「避難シェルター」といい……。うん、やはり一般常識レベルなくらいの存在なんだろう。

 

 

何はともあれ、だ。

状況がわかったのなら……というわけで、手を一度クイッと引いてから改めて手を引いて走り出す。今度こそ女の子もついて来てくれた。

 

問題は、追い付いてきたノイズたちとの距離が少し近づき過ぎていること。

 

走り出すと同時に手に持つ「鍵杖」をノイズに向かって投げつけた。

 

やけっぱちと言われては否定はしきれないこの行動。しかし、考え無しというわけでもない。

攻撃と判定されるか否か。判定された場合はATK/0(攻撃力ゼロ)がどういう扱いになるか不安ではあるが、攻撃と判定されなかった場合は当たれば怯ませることが出来、最悪驚かせて一瞬でも動きを遅らせることが出来るはず、と。一体が止まれば、群れているノイズたちには連鎖的に効果が表れることだろう。

そして、「鍵杖」は何故だか知らないが少し念じればワタシ(イヴちゃん)の手元に戻ってくる性質がある。つまり、何度でも投げつけられる(できる)ので、少ししか効果が無くとも、最終的には何十倍もの成果を上げることも可能……なはずなのだ。

 

そんな風に考えていたのだが、逃げだした横目でノイズの方を確認したワタシが見た光景は、目を疑ってしまうものだった。

そう、人型ノイズに「鍵杖」がぶつかった――かに見えたのだが、何の抵抗もなさそうにすり抜けていき、地面に音を立てて転がった。

 

 

――――なるほど。「攻撃対象にならない」効果*8持ちか。

 

 

確か、「地縛神(じばくしん)*9」への攻撃があんな風にすり抜けていた気がする。デュエルで相手にする時は「面倒」の一言で済ませられたが、こうして現実でやられると頭が痛くなるな。幸い、「鍵杖」を投げた一瞬、ノイズが一斉に動きを止めたため当初の目的である距離を離すことは出来たのだが……。

 

逃げながら、女の子の手を握ったのとは逆の手に「鍵杖」を呼び戻し、もう一度追ってきているノイズへと――今度は丸い形のノイズへ――投げつけてみる。

 

やはりと言うべきか、人型ノイズの時と同じく「鍵杖」はすり抜けてしまった。どうやら「攻撃対象にならない」効果は「ノイズ」カテゴリモンスターの共通効果らしい。

 

 

 

なんとか逃げ続けれてはいるが、事態が好転したとは言い辛いこの状況。

心配なのは、まだ走り始めてあんまり経っていないのにもう息切れし始めた女の子だ。……いや、この場合、未だに息切れ一つ起こさない《星杯を戴く巫女(イヴちゃん)》のちびっ子ボディが凄いのだろうか?

なんにせよ、この状況がいつまでもつかはわからない。そして、崩れるとしたら間違い無くワタシと女の子のほう(こちらがわ)からだろう。

 

 

 

そんな中、またもやと言うべきか正面方向の路地の先……その脇道から何者かが出てくるのが見えた。

しかし、先程の女の子と同じで、ノイズではなかった。いかにもな感じの黒メガネとスーツを装着した大人だ。何やら手を振りながら声を張り上げているようだが……どうやら、例の避難シェルターへと誘導しようとしてくれているようだ。誘導の方向からして、女の子が最初に向かおうとしていた後方の避難シェルターに迂回するのか、別のモノがあるのか……どっちなのかは分からないが、あてがない以上従うべきなのだろう。

 

女の子の手をギュッと握って離さないよう意識した上で、走る速度を少し速めようとしたその時――――空から降ってきた何かが黒メガネスーツの人にぶっ刺さった。

 

ソレがなんなのか一瞬わからなかったが、例の独特の体色と同じ感じだったのでおそらくはノイズなのだろう。

 

たちまち色を変えていき……黒い砂のようなナニカになって崩れた。

 

 

「ひぃ」

 

 

わずかな風に乗ってサラサラと散る黒い粉(それ)を前に、短い悲鳴をあげた女の子もワタシも、立ちすくんでしまっていた。

 

 

 

 

――――「道連れ系*10破壊」効果持ちかぁ。

 

 

 

 

そりゃあ、守備力がいくらかあったところで意味が無いだろう。感じた悪寒から、攻撃を防御せずに避けたワタシの判断は正解だったわけだ。

「鬼畜モグラ*11」……いや、どっちかと言えば《異次元の戦士》*12の破壊バージョン効果といったところか? そして、これも共通効果なのだとしたら「ノイズ」モンスター群は随分と尖がった性能のテーマのようだ。面倒なことこの上ない。

 

 

 

そんなことを考えていると、元人の黒い粉の塊がある路地先に一対の翼を生やした――おそらくは黒メガネスーツを貫いたのと同種だろう――ノイズが数体、舞い降りてワタシ達の行く先を塞ぐかのように一列に並んで浮遊している。

そして、後方からはポヒョポヒョという独特の足音が。振り向かなくても分かる、これまでワタシ達が逃げ続けていたノイズたちが追い付いてきたんだろう。

 

……つまるところ、挟み撃ち。路地の端と端をそれぞれ数体がかりで塞がれたのだ。

 

 

絶望的とも言えるこの状況。

繋いだ手ごしに隣にいる女の子の震えが伝わってくる中、ワタシは「緊急事態なんだし、塀とか家とか壊しても怒られないかな?」と道の脇にある建物を壊すことを考えて「鍵杖」を強く握った。

 

 

だが、ワタシと女の子の冒険はここで終ってしまったのだ。

 

なぜなら、突如現れたどこかで見たこのとある男性が二人(ワタシたち)を抱えて、塀を越え、家の屋根を越え、その場から離れたのだから……。

 

 

 

―――――――――

 

 

 

その後についてだが……

 

 

いつの間にかトッキブツ本部のすぐそばまで連れてこられて、とりあえずひと息つけた。

途中から一緒に逃げた女の子にはお礼を言われそのままちょっとお話をしていた。もやは当然だが、実際に声を発しているのは女の子だけである。

だが、その途中にワタシたちを救出してくれた男性――後々思い出したのだが、カナデとツバサのマネージャーだった――が「お話があるので……」とか言ってその女の子を何処かへ連れていってしまった。いったい、彼は何者だったんだろう?

 

そして、「はてさてどうしたものか」とひとり首をかしげていたワタシはといえば、どこからか颯爽と現れたカナデとツバサに捕まった。というか、カナデに跳びつかれるようにしてガッチリと抱きしめられたのだ。ツバサもツバサでゆっくりとだが近づいてきて、カナデとは逆方向から優しくギュッと抱きついてきた……いわゆるサンドイッチ状態である。

ふたり揃って、「一緒にいて護ってやれてれば……」とか「もっと早く駆けつけられなくてごめんなさい……」とかそんな感じの実現不可能なことばっかり言って、挟まれたワタシからしてみればたまったもんじゃなかった。

 

いやだって、実際のところ、あのノイズというモンスターは攻撃が無効な(すりぬける)うえ問答無用で破壊(ころ)しにくるようなやつらだ。カナデとツバサには悪いけど、あの場にふたりが居たところで(来たところで)どうにかなるような状況じゃあなかったと思う。

心配だったという気持ちはとてもよくわかったが、ワタシのことはいいからノイズ(あんな危ないもの)に近づこうとしないでほしいものだ。

 

 

そして、落ち着いたふたりに連れられて向かった本部では、ちょうどワタシにおつかいを頼んでいたリョーコさんがゲンジュウロウさんからお叱りを受けているところだった。なんでも、報告を怠っただとか、肝心な時に行方不明だったとか……知らない所で色々あったみたいだ。

「そういえば、おつかいした物って逃げてる最中にどっかにやっちゃったんだよなー」なんて思っていたら、女の子を連れていったはずの例のマネージャーさんがどこからか現れ、無くしたと思っていたおつかいした物が入った袋をリョーコさんに渡してくれていた。

 

 

ついでに……後日の話になるが、やはりと言うべきか学校や歌手活動の関係でどうしても四六時中カナデやツバサはワタシと一緒にいるわけにはいかないので、これまで通りトッキブツに預けられたりするのだが……。

そんな中で、またリョーコさんとふたりっきりになる機会があって、ふたりっきりになった瞬間から「思ってた以上に使えなかった」や「昔のほうがましじゃなかったか?」、果てには「(しつけ)がてらキサマを痛めつけて……ちぃ、やつらが邪魔か」などと散々な言われようだった。

途中アクシデントがあっておつかいは完遂できたとは言い難い結果だったが、いくらなんでもあんまりではなかろうか?

 

 

 

あと変化があったことといえば、GPS付きのケイタイを持たせてもらえたことだろう。それだけは嬉しかった……()()()

 

電話での通話はもちろんメールを打つこともできなかった――それはもう割り切っていた――だが、ウェブで「遊戯王」と打って検索することすらこの身体(イヴちゃん)には出来ないことを知ってしまったことで、ワタシの中でケイタイは必要の無いモノになってしまったのだ。が、持ち歩かなかったらカナデたちに怒られてしまうことは目に見えてるので、仕方なく持ち歩くことにしている。

けれど、ゲンジュウロウさんから貰った無線通信機もあるから、変にかさばってるんだよねぇ……。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

 

 

……と、そんなことがあって、葵=イヴちゃん(ワタシ)の事が心配でしょうがないせいでワタシとカナデ&ツバサとの距離が縮まったのが数日前。

 

今現在では冒頭にあったように、本部内だけでなく街中でもふたりでそれぞれワタシの手を握り左右を固めて歩くようになったわけだ。

ふたりは髪型を変えたり帽子やメガネを着用して、歌手としての身バレを防止しているようだが……「仲良しすぎる」とか言って視線を集めたりしてしまってないだろうか? 「仲の良い姉妹と姉の友達」くらいにしか見られていないなら大丈夫なんだけど……。

 

 

 

そんな心配事が頭を過りはするが、「トッキブツの本部に居たい」だとか「(ワタシたち)の家に帰りたい」などという想いはワタシの中にカケラも無い。

 

何故なら……

 

 

「今日の葵は、いつもに増してご機嫌ね」

 

「そりゃなぁ? 前に旦那の買ってきたあの「トリシューラプリン」の店に行くんだからな」

 

 

そう! ついに、ついにこの時が来た!

 

カナデの手作りのおやつやデザートをごちそうになること十数回。

「一口貰ったから美味さの次元が違うのはわかってる……けど、食べる前の反応からここまでテンションが違うのはなんでなんだよぉ」などと落ち込むカナデを(時々ツバサと一緒に)慰めること数回。

最後のほうではワタシも空気を読んではしゃいでみせたことがあったけど、カナデには()()だとすぐにわかったようで少し寂しそうな顔して「無理しなくていいよ?」と優しく言われた時は何とも言えない空気になってしまったりもした。

 

その後も紆余曲折あり、やっと例の「トリシューラプリン」を扱うお店に行くこととなったのだ!!

周囲の視線がちょっと気になる程度で、どうこうブレるワタシではないのだよ!

 

 

「弦十郎の旦那からは、この辺りだって聞いたんだけどなぁ……?」

 

「奏、あのお店じゃあないかしら?」

 

「おおっ、それっぽい」

 

 

ツバサが指差したほうへと向かってみれば、いかにもそれらしい外観の店舗が。

その入り口付近に掲げられている看板には、独特の書体で「ラ・ジーン T8」と書かれている。それがこのカフェの名前なのだろう。

 

 

ん? 「ラ・ジーン T8」……?

「T8」はおそらくはワタシが予想していたように「ターミナル・エイト」由来のモノだろうけど……「ラ・ジーン」だと!?

 

CAFE LA GEEN(カフェ・ラ・ジーン)」。遊戯王アニメシリーズ第三作目にあたる「遊戯王5D`s(ファイブディーズ)」に登場するカフェであり、その店名は《ランプの魔精・ラ・ジーン》といういわゆる「ランプの魔人」をモチーフとしたモンスターの名前が元となっている。店自体が物語の後半に当たる「WRGP編」での主人公勢の本拠地そばにあったこともあって、何度か登場することになるのだが……。

有名なのは、ガニ股歩きのウエイトレス・ガニ子ことステファニー。そして()()()()()()()なのだが、まさか……?

 

 

当然ながら、そんな事に考えが回るのは決闘者(デュエリスト)であるワタシのみ。

カナデとツバサは「ちょっと変わった名前だな」程度にしか思わなかったようで、ワタシの手を引いたままお店へと入っていくのだった。

 

 

 

―――――――――

 

 

 

店内は中々に小綺麗なものだった。

入り口から見て左手にはいくつかのテーブルと椅子が並べられたカフェスペースが。右手にはL字に設けられたショーケースと、そこから奥へと伸びるカウンター席、その間には行き来するスペースとお会計があった。

 

 

「いらっしゃい。よく来たねぇ」

 

 

カウンター奥にいたこのカフェのマスターらしき人物からそう声をかけられた。

 

銀色の髪とお髭のおじ……おに……? いやおじさん、なのだろう、きっと。

うーん? 遊戯王シリーズをほぼ全て知っているつもりではあるが、この人のような人物(キャラ)登場したことが無い(いなかった)はずだ。名前でしか登場していない「トリシューラプリン」を扱うお店「ターミナル・エイト」の関係者にいた可能性は無くはないが……「CAFE LA GEEN(カフェ・ラ・ジーン)」も同じ街にあるわけだし、知っていて合わせたような名前にしたとかいうことは考えられなくはない……どうだろうか?

 

しかし、そこまで考えると、むしろワタシのような別次元(せかい)出身の決闘者(デュエリスト)だと言われた方がすんなりと納得できてしまうし、そっちのほうが有力な気もする……。

 

店内(ここ)で食べていくのでいいよな?」

 

「ええ。葵も座れそうな椅子だから、それでいいんじゃないかしら?」

 

 

 

「席についてメニューをじっくりと眺めるのもいいけれど、ここのショーケースで実物を見て決めるのもいいんじゃないかな? 用意しておくよ、飲み物は。先に注文してくれていればね」

 

はぁ、なるほど、コーヒーとか紅茶とかを作って貰っている間にスイーツ類を吟味する。そういうのもありか。

このショーケースには、お持ち帰り以外でもそういうことが出来るという利点があるんだなぁ……他の客が多ければ出来ないだろうが、「ケーキも作りたてじゃなきゃヤダ!」とかいうこだわりがなければ普通に良いだろう。

 

「んん、コホンッ……失礼。飲み物のメニューはこちらだよ」

 

そう言ってメニュー表らしき物をショーケース越しに渡すマスター。

……? 風邪って感じでもなさそうだけど、何とも言えない咳払いをするなぁこの人は。……実は、ふたりが歌手(アーティスト)のカナデとツバサだと気付いてて、緊張してるとか?

 

「ふーん、そういう選び方も悪くないかもな。ほい」

 

「ええ。結構種類も多くて迷うかもしれないものね。はいっ、わからない飲み物(モノ)があったら聞いてね?」

 

……なんで、自然にカナデ(から)ツバサ(から)ワタシとメニューが回ってくるんですかねぇ? まだ二人ともロクに見てないのに……そんなに譲り合いの精神全開にしなくたっていいじゃない。

だからといって、これに悪ノリしてワタシ(から)カナデをしてしまうと収拾がつかなくなりかねないから、ここは素直にワタシが先に決めてしまったほうが良いだろう。

 

 

どれどれ……? ショーケースの中身も結構な種類がありそうだったが、飲み物のメニューも中々に豊富だ。これは悩む……わけないな。

 

ワタシは決めたメニュー表の中の飲み物(それ)を指差してみせた。

 

「もう決まったの? ……凄く早かったけど大丈夫かしら?」

 

「さーて、葵は何を飲みたがって――」

 

 

 

「「ブルーアイズマウンテン」、1杯3000円!?」

 

 

 

やっぱりあったよ、「CAFE LA GEEN(カフェ・ラ・ジーン)」といえばこのメニュー。

最初期のころから高攻撃力の最上級モンスターといえばこのモンスターというくらい強力で、漫画やアニメでの使用者である()()()の影響もあって有数の知名度を誇る《ブルーアイズ・ホワイトドラゴン》。その攻撃力にあやかって1杯3000円する「ブルーアイズマウンテン」というコーヒー。高コストでアナタの財布の中身を「粉砕! 玉砕! 大喝采!*13」。*14

 

これを見つけたら、頼まないわけにはいかない。当然だろ?デュエリストなら

 

 

「コーヒーはすごく苦いけど、葵はちゃんと飲める?」

 

「そこかよっ!?」

 

正直に言うと、ブラックは飲めない。が、聞くには「ブルーアイズマウンテン」は「苦みばしったパワー」が特徴なのだという。ソレを体感してみたいから、まずは何も入れずにブラックで……といきたいところだ。

 

「もっと、ほら! 値段のことで、ぼったくりかーとか色々あるよなぁー?」

 

「そうかしら? お茶も一級品となるとかなりの値段になるのだから、コーヒーもそういうのがあったりするんじゃないかしら?」

 

「……そういや、忘れてたけど翼のところってなんだかんだ凄い家柄だったよな。そこら辺の感覚、微妙に違ったりして……? いや、それともあたしがおかしいのか?」

 

へぇ、それは初耳だ。ツバサはあんまりそんな雰囲気を感じた事が無いから意外である。

ってことは、同じ苗字で「叔父様」と呼ばれているゲンジュウロウさんも、良い所の出なのかな? ツバサ以上に似合わないなぁ。

 

「場所聞いた時に弦十郎の旦那がわざわざ駄賃をくれたのは、これを見越して……? いや、まさかなぁ? 他のメニューはちょっと名前が変なのはあるけど、普通の値段だし…………なぁ、葵。ホントにそれでいいか?」

 

そこまで念押しされると、流石に申し訳ない気がしてくる。

仕方ない。「ブルーアイズマウンテン」はまたの機会――具体的に言えば、何とか収入源を得た後に――個人的に来店できた時に注文することにしよう。

となると、代わりの飲み物を何にするかだが、ワタシはまたもや迷わずメニューを指差した。

 

「別のものにするの? ……これは」

 

「さすがに1杯3000円は……ああ、「牛乳(ミルク)」。……変えてもらってて言うのもアレだけど、ジュースとかじゃなくて良かったのか?」

 

 

――――ミルクでも貰おうか。*15*16

 

 

これしかあるまい。

まぁ、実際のところは「ブルーアイズマウンテン」以外であれば飲み物にはそう(こだわ)りが無いからなんでもよかったりするのだが。

 

「私はこの「抹茶ラテ」をひとつ」

 

「あたしはこの「カプチーノ」でいいかな」

 

 

「承ったよ。出来上がるまで、ゆっくりと選ぶといい」

 

そんな事を言ってマスターはカウンター奥へと向かっていった。

促されるままに……というか、当然の流れなのだが、ワタシ達はショーケースの方へと視線を移した。

 

「じゃあ、選ぶかぁ。っても、葵はもう決まってるようなもん……!?」

 

「どうしたの、かな……で?」

 

 

二人の視線の先には、「2700円」と表記された「トリシューラプリン」が。

 

 

「プリンひとつでこの値段……!?」

 

「葵に一口貰ったから美味しいのは知ってたから、この値段には納得だわ」

 

「原価もそこそこに高いけど、その値段は「ブルーアイズマウンテン」に合わせただけだよ」

 

「合わせたって何をどう!?」

 

カウンター向こうから聞こえてくるマスターの声にツッコミを入れるカナデ。

 

攻撃力基準でって意味ですね、わかります。

いや、まあ、そもそも「トリシューラプリン」は「人気が高い・価格が高い・カロリーが高い」で知られている物なのだが……いくら何でもそこまで高くないんじゃないかな、いちおう頑張ればアカデミア生も買えるものだし……いや、買えるか、この値段なら。

しかし、この値段で人気商品っていうのは凄いな。

 

 

 

「ああ……コッチか。旦那が見越してたのは絶対コッチだ。おかしいだろ、この値段はさすがにさぁ」

 

「でも、「トリシューラプリン」以外は普通……普通? だと思うわよ?」

 

「値段はな? 商品の半分くらい名前は微妙に変だし、形がわざわざパズルのピースみたいな形になってたり皿のほうがピースの形になってたりもするし……なんだよこれ」

 

「普通に美味そうなのが、なんだかなぁ……」と呟くカナデと、それを見て苦笑するツバサ。

 

パズルのピースの形とスイーツ……どう考えても遊戯王に存在するカテゴリ(テーマ)「マドルチェ」*17だろう。

その特徴を頑張って活かそうとした結果、そうなったんだろう。ここのマスターの努力がうかがえる。

 

 

……いやぁ、やっぱりあのマスター絶対にそうだわ。「遊戯王」関連のものが存在しないこの世界に、なんでそんな人がいるのかは不明だが……トリシューラの攻撃力の事も知っているし、間違い無く決闘者(デュエリスト)だ。

このイヴちゃんボディにかかっている「喋れない&字が書けない」という謎の制限が無ければ、色々と根掘り葉掘り聞いているのに……本当につらい。

 

そんなワタシだが、これ以上どうこうできるわけでもないので、いったん諦めてそんな思いは表に全く出さず自分が今日食べるものを選ぶことにした。

 

 

 

―――――――――

 

 

 

なお、最終的にカナデ、ツバサ、ワタシが注文したのは「ミィルフィーヤ」「シスタルト」「ホーットケーキ」。それぞれ《マドルチェ・ミィルフィーヤ》《フレッシュマドルチェ・シスタルト》《マドルチェ・ホーットケーキ》のモチーフとなったモノを彼らをモチーフにして作ったとかいう、再翻訳みたいな状況だった……が、それがわかるのも決闘者(デュエリスト)だけだろう。

頼んだものを互いに食べさせあったりもしたが、どれも値段以上に美味しかったんじゃないだろうか?

 

 

そして、マスターが「今度は昼時にでも来てみるといいよ。時間限定の人気商品があるからね」と言っていたが……最近、カナデたちも忙しくなっているし、次来れるのはいつになることだろう?

 

*1
タッグフォース内で「トリシューラプリン」を売っているお店の名前。《氷結界の龍 トリシューラ》が登場したのがデュエルターミナルの第八弾だったことが由来だと思われる

*2
発言者「遊戯王5D`s」不動遊星。初期のクズアレルギーの酷かった頃の主人公・遊星の名言。星が低い・攻撃力が低いモンスターでもいらないカードでは無くちゃんと役割があることを言っている……のだが、ネットではもっぱら「○○は?」などと使えないカードを名指しして使用法を聞く流れになっている「助けてくれ、遊星ー!!」

*3
自身の攻撃力よりも高い守備力を持った守備表示のモンスターを攻撃した際に負けて受けてしまうダメージ。なおどちらも破壊されない

*4
最新ルールで最大7体、それ以前のルールでは5体をプレイヤーは出せる。

*5
「遊戯王」初期のころにみられる隠された効果などで存在する。有名なのは《砦を守る翼竜》が持つ「飛行」特技によって回避確率35%。一応、言ったもん勝ちの俺ルールではない

*6
「遊戯王ARC-V」アクションデュエルの際にフィールドにばらまかれるカード達。攻撃を避けたり、攻撃力を上げたり等デュエル構成を助ける……と思いきや、「なんでここで使わないの(拾わないの)?」や「なんでほとんどそのタイミングで使えるカードばかり引けるの?」その他諸々不満があがったり逆に緊張感が無くなったりもした。アクション罠? そんな物は無かった

*7
魔法カード《左腕の代償》を使うことを指す俗称。「2枚以上ある手札を除外してデッキから魔法カード1枚を手札に加える」という、基本左手に持つ手札を捨てることによって発動できるカード。デッキによっては本当にお手軽に左手を切り落としてしまう。また、左腕が何本もあるデッキも……

*8
「お前のそのモンスターに攻撃するZE!」ということができなくなる効果。攻撃自体ができなくなるものと相手に直接攻撃が可能になるものが存在する。基本的に「他に〇〇がいるとき(あるとき)」など、何かしらの条件下で発動する物が多い

*9
「遊戯王5D`s」に登場したカード群。モチーフは「ナスカの地上絵」。地上絵として封印された巨大な邪神たちであり、召喚された際などに対応する地上絵がその決闘している地に描かれる

*10
文字通り、戦闘で破壊されたりすると巻き込むように発動する効果。中には破壊されなくても発動する効果もあり、発動するかどうか選べるものと選べず強制的に発動する効果もある

*11
《N(ネオスペーシアン)・グランモール》のこと。「遊戯王GX」主人公・遊城十代が使うモグラのようなモンスターなのだが、「戦闘を行う自分と相手をダメージ計算を行わずに持ち主の手札に戻す」というどんなに苦労して出した高攻撃力のモンスターも除去できてしまう厄介な効果を持っていたため、散々な呼ばれ方をされていた

*12
戦闘を行った後、勝ち負け破壊されるか否かを問わずに自身と相手モンスターをゲームから除外する効果を持ったモンスター。登場した当初からあの攻撃力3000の《ブルーアイズ・ホワイトドラゴン》に対抗できることもあり、また「除外」というルールそのものが近年以上に厄介だったこともあって強力なカードだった

*13
発言者「遊戯王」「遊戯王GX」海馬瀬人&カイバーマン。アニメ版である「遊戯王DM」では使用していないが、社長こと海馬瀬人の有名な台詞のうちの一つ。ツッコミどころもあるが、その自信満々っぷりや高笑いなど何かとネタになる。「遊戯王GX」に登場する謎の人物・カイバーマンも高らかに叫んでいる

*14
コラボカフェの「遊戯王カフェ」では、付属品諸々込みで三千円の「ブルーアイズマウンテン」が取り扱われ話題になった

*15
発言者「遊戯王5D`s」不動遊星。柄の悪い奴らが集まる地下のバーのカウンターにいたバーテンダーに対しての発言。なお「なめてんのか!?小僧!」と胸ぐらを捕まれる模様

*16
コラボカフェの「遊戯王カフェ」ではこれを再現したやりとりが行われたり、タッグフォースでの遊星の好きな物が「ミルク」になったり、フィギュアに「ミルク」がついたりとネタに事欠かない

*17
「メッセンジャー+ジェラート」=《マドルチェ・メッセンジェラート》のように、犬や猫といった動物や、騎士や姫などと言った役職の人物がスイーツや関連物と合わさった名前をしているカテゴリ。モンスターが描かれている足場がピースの形をしたお菓子だったり、デフォルメ長のモンスターたちやお菓子の城などという背景も全般的にメルヘンチックな印象を受けるテーマ




ついに始まる奏と翼「ツヴァイウィング」のライブ。
緊張する翼とそれを励ます奏。その水面下で行われる特機部二による完全聖遺物の起動実験。そして、己の悲願をなすために暗躍する謎の人物。
幾人もの意図が絡みあいターニングポイントを迎える。
(イヴ)が選んだ他人とは異なる道、それが運命を変えることになると知らずに彼女は走り出す。


次回、「1-4&俺、方向音痴だからな」デュエルスタンバイ!




……盛大そうに言ってみるだけ言ってみました。
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