『転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~』   作:ドラゴンネスト

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EX02 とある休日の一幕②

「おっ、ここだ」

 

「ここって……」

 

さて、この日、四季とクリスの姿が日本のヨハネスブルクこと米花町に有った。詩乃と雫は他に用があるらしく不参加なのだが、最近評判の喫茶店に来てみたかったらしい。

側から見ればデートにしか見えない状況である。

 

……まあ、その場所が米花町な時点で嫌な予感しかしていないが。

 

 

 

 

 

 

なお、

 

(……何故、彼らが私のお気に入りの喫茶店に……)

 

それを見ていた久瀬が二人に見つからない様に回れ右をして帰っていったりするが、それは別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

店名と場所を見た瞬間、四季としては微妙な目をその店に向けてしまった。

喫茶ポアロ。

死神などと呼ばれる原作主人公のお膝元である。時期にもよるが、アルバイトにトリプルフェイスが、近くの寿司屋に犯罪組織の幹部がいるトンデモ地帯である。

 

元々目撃情報の多さから、犯罪組織の幹部がここに定住しているのではと言う疑惑まであるが、現在進行形でテロ組織の幹部がここに定住している。

禍の団の構成員である久瀬達や、ソーサラーに助けられたカテレアも普通に此処で生活していたりするのは、別の話。

悪の組織にとって居心地のいい日本のヨハネスブルク(笑)こと米花町。

 

そんな米花町にある喫茶店、喫茶ポアロ。クリスはそんな喫茶店の評判を聞いてそこに来たわけなのだが。

 

「ああ、何でもハムサンドと半熟ケーキが美味いらしいぜ」

 

「昼時ならカラスミパスタもお勧めだと思う」

 

「何だよ、知ってたのかよ?」

 

知ってたのならもっと早く教えてくれと言う様子のクリスに明後日の方を向きながら、軽く謝っておく。

 

喫茶店だけが目的では無いが、四季としては無事に終わって欲しいと思う。……強盗程度ならば物理的手段で即時解決は可能だし。

幸いにも二人での行動と言うこともあり、バイクで此処まで来たので事件で動けなくなると言うことも無いだろう。

 

四季はそんな事を考えながら、クリスと連れ立ってポアロのドアを潜る。

 

「いらっしゃいませー! お好きな席にどうぞ!」

 

女性店員の梓に対応されてテーブル席に座る。

 

「好きな物頼んで良いぜ、アタシの奢りだ」

 

「いや、金ならオレの方が持ってるから……」

 

「偶には先輩らしい事させろよ」

 

普段から先輩として頼りにしているのだが、と思いながらも変に固辞するのは逆に失礼と思い、機嫌の良い素直に奢られておくことにする。

 

普段から四季達はクリスの事は頼れる可愛い先輩と言う認識だ。まあ、可愛いと言う点は譲れないが、彼女が頼れると言う点では最も戦闘経験が多い事もあり、強敵との戦いや、世界の命運を賭けた戦いも何度も経験していると言う点もある。

 

「ご注文はございますか?」

 

「ハムサンドと半熟ケーキとコーヒーを二つ……で良いか、クリス先輩?」

 

「ああ」

 

あれだけ楽しみにしていたと言うならその二つだと辺りをつけて注文を聞きに来た男性店員にそう対応する。

特にメニューを見る事もなくそう対応する。飲み物については適当に決めてしまったが、問題はなかった様子だ。

 

「そう言や、夏休みに誘われてたよな、冥か……生徒会長の実家に」

 

「一応、上の代理として出向く様にって言われたからな……」

 

渡に船ではあるし、ナデシコCは使えないのでシトリー家の移動手段に便乗できるのも有り難い。

シトリー家と言うよりも外交担当のセラフォルーにも話が通っているらしく、その伝でソーナから誘われた訳だ。

 

日本神話の意思としては聖書側としても、四季達という無視できない戦力を得た日本神話も若手悪魔の顔合わせの会に誘われたが、代理として四季達の顧問を立てた訳だ。

日本神話側としても、態々主神が出向く必要が無いと判断した訳である。

 

「まあ、上の金で旅行できるのは良いけど」

 

「行き先が問題なんだよな……」

 

「「……ハァ……」」

 

ゆっくりと国内旅行でもしたかった所だが、そこは運命は許してくれないらしい。

 

「なあ、何か、この町に入ってから妙に警戒してねえか?」

 

「ああ、この町の警察に問題あるせいか、事件が絶えないからな」

 

ギャグ時空(犯沢さん)では殺人事件の件数が事故を超えている、その辺歩いている人が殺人犯予備軍かもしれない危険地域だ。警戒などし過ぎという事もない。

 

まあ、実際には群馬県警の方がもっと酷いかもしれないが。まだ変な推理をする良い加減なのがいる分だけ。

 

厨房の方で何かが割れる音が聞こえたが、四季の言葉を聞いていた此処にいる警察関係者が動揺したのだろう。

 

「そもそも、聞いた話だと……日本が恋人と言う危険人物予備軍がいるらしいからな」

 

「おい! そんなヤバイ奴がいるのかよ!?」

 

「ああ、権力持ってないだけマシなのがな」

 

「嘘だろ……」

 

厨房の方から更に大きな音が聞こえてきたが、四季とクリスの会話を聞いたトリプルフェイスが反応したのだろう。

クリスの頭には一人の人物が思い浮かんでる事は間違いない。

『風鳴訃堂』と言う男の事が、だ。

 

四季としてもシンフォギア世界に関わるのならば、最悪隙を見て始末するべきかと悩む相手だが、間違いなくXV期までは生かしておいた方が助かるのも事実な、対応に困る立ち位置の危険人物だ。

 

怪物共(ノーブルレッド)に支援してる時期なら後腐れもなく、それを理由に始末出来るけどな)

 

あの三人(ノーブルレッド)に付いては人として越えてはいけない一線を超えた怪人の類としての認識なので、敵対したら命を奪うことに躊躇はない。……人に戻す方法が有ったとしても、だ。

 

「まあ、似た様な方向に転びそうな予備軍として考えた方が良いな」

 

「おいおい、この町の警察って大丈夫なのかよ?」

 

「大丈夫じゃないだろうな、間違い無く」

 

奥の方からまた音が聞こえてくる。……間違い無く奥にいるアルバイトは犯罪組織に潜入調査中の警察だろう。

態々聞こえる様に警察及び当人に対する余計な一言を何度も繰り返した甲斐があった。

 

「おまたせしましたー」

 

妙に怪我した色黒の金髪の男性店員……バーボン(コードネーム)さんが注文の品を持ってきてくれた。

怪我とかぎこちない笑顔とかが気になるが、それはそれ。あれだけ当人やら警察やらへの一言を聞いていたのだから、それに反応してしまったのだろう。ぎこちない笑顔は言い返したくても、警察関係者ではない犯罪組織の構成員の立場から言い返せないことから、だろう。

 

特に自分によく似た思想の危険人物については聞きたくても聞けないと言った所だろうか?

 

まあ、あまり追求せずに目の前に置かれたハムサンドに口をつける。

 

(あっ、美味い)

 

確かに評判になるだけの事はある。そう思いながら、時折りクリスの生クリームを口周りを拭いてあげながら料理を楽しんでいると、外から悲鳴が聞こえて来て男性店員が外に飛び出していく。

 

流石に二度目の来訪となれば慣れてくる四季と違ってクリスは動揺している様だが、

 

「先輩、これがこの町の日常だから」

 

「いや、良いのかよ、それ!?」

 

クリスの言い分の最もだが、それはそれ。米花町だから仕方ないと言うしかない。

 

あれよあれよと言ううちにいつの間にか、窓の外には眼鏡の少年を筆頭とした五人の子供達と保護者らしき男性やら、警察やらが集まっている。

 

死神のお膝元ならば一周回って安心かと思っていたが、そうでもなかった様子だ。

 

被害者は四季とクリスの二人が来店中にポアロを出て行っていた三人組の女性客の一人。そんな訳で少し此処に拘束される羽目になってしまった。

ネギま編におけるスーパー戦隊の力は?

  • カクレンジャー
  • ハリケンジャー
  • ニンニンジャー
  • シンケンジャー
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