「異議あり!」
「被害者の種族を知る方法は、本人から直接聞く他ない……はたして、本当にそうなのでしょうか」
「何を言っているのさぁ~。新聞にも書かれていなかったんでしょう? 一般人の僕が知る方法は、それ以外にないってぇ~」
「異議あり! ……ところが一つだけ、被害者の種族について、しっかりと書かれた書物が存在していたのです!」
「…………」
こちらの言葉に、名琴さんは口をつぐんだ。ぼくはお構いなしに説明を続ける。
「幻想郷を統治する組織、是非曲直庁。その傘下に転生管理委員会という組織があります」
「転生管理委員会……」
紫さんが、その単語に反応した。彼女も、この組織には何か裏があると睨んでいたようだし、当然だろう。
「この委員会には、人妖基本台帳、と呼ばれるリストがあります。そこには、幻想郷に住む全ての人物の名前、性別……そして“種族”が書かれています。これを読めば、被害者に直接聞かずとも、彼女の正体を知りえたのです!」
「異議あり。ふっ。馬鹿馬鹿しい。そんなもの、存在しているわけがない。弁護士さんの想像なんじゃないの?」
証人席からの異議だ。少し、口調が荒くなっている気がする。
「弁護士さんが何を言おうとぼくは構わないけどさぁ。証拠もなしにでたらめな発言をするのは、どうかと思うなぁ」
名琴さんは、冷静に話す。しかし、手に持った万年筆は、忙しなく手帳の上を右往左往している。動揺しているようだ。
「確かに、今の発言は些か説得力に欠けるようね。……弁護人。そのような台帳が存在するという根拠を提示できるかしら?」
紫さんは、あくまでも裁判長の立場として聞いてくる。……うう。どうしよう。委員長の部屋に入って確認しました、なんて言えっこないし……。
「示せないんでしょう? ほうら。やっぱり弁護士さんの想像だ。そんな台帳存在しているわけが……」
「……待った!」
突然、検察側から控えめな待ったがかけられた。し、四季検事……?
「……件の人妖基本台帳ですが。その存在は嘘ではありません。確かに、転生管理委員会の委員長室に保管してあります」
「なっ……!」
まさかの四季検事からの援護射撃だ。予想だにしていなかった伏兵の存在に、名琴さんはあっけにとられている。
「で、でたらめだ」
「でたらめではありません。是非曲直庁の長として断言しましょう。委員会の設立にあたり、台帳を作成したのは事実です。私も微々たるものではありますが、製作に携わっています。間違いありません」
「ぐ、ぐぐっ……」
「……思わぬ救済でしたが、これで問題はないようですね」
そう言うと、ぼくは机を叩く。
「さて、話を戻しましょう。この台帳を使えば、被害者本人に聞かずとも、彼女の種族を知ることができる……これが弁護側の主張です。しかし、この台帳は委員長室に保管されていた。即ち、この台帳を閲覧することができた人物は、ただ一人!」
「部屋の主……ようは、委員長、というわけね」
裁判長席からの言葉に、ぼくは頷いた。
「その通りです! 証人は、物書きなどではない。彼は、転生管理委員会の委員長だったのです!」
「異議あり! 弁護側の只今の主張は、またもや議論の的を射ていない。何度も言っている通り、今争点となっているのは、“この証人に動機はあるのか”というものです。証人がどのようにして被害者の正体を知ったか、ということの証明は、即ち、動機の証明に繋がるとは言い切れない。弁護側の証明は、ただの時間の無駄なのです!」
「異議あり! ……では、四季検事。今の証明をもって、動機を証明する……そうすれば、文句はない、ということですね?」
「……そのようなことが可能ならば、の話ですが」
「なら、もし可能だと言えば?」
「……! し、証明できるというのですか?」
「ええ。もちろん。裁判長! 弁護側は、被告人の動機を示す証拠品を提示する準備があります!」
その声を受けた紫さんは、木槌を鳴らす。
「分かったわ。では、弁護側に聞きましょう。証人、名琴為人。彼の動機を示す証拠とは?」
【法廷記録】
《証拠品》
──────────────────
・弁護士バッジ【つきつける】
ぼくの身分を証明するためのバッジ。
これが無いと誰もぼくを弁護士として認めてくれないが‥‥幻想郷で付けていてもあまり意味がないような気がする。
──────────────────
──────────────────
・鬼道酒華の解剖記録【つきつける】
被害者の解剖記録。
※詳細
・被害者 鬼道酒華
・死因 鬼殺の秘薬の摂取による内蔵出血。
──────────────────
──────────────────
・鬼殺の秘薬【つきつける】
被害者を死に至らしめた毒物。鬼族の血の濃さに応じて毒性が変化する。
鬼族以外の種族には一切反応を示さない。物質Xと物質Yを化合することで精製できる。
──────────────────
──────────────────
・宴会参加者の情報【つきつける】
名琴から教えてもらった宴会の参加者の情報。
※詳細
宴会の参加者は妖怪がほとんどを占めていて、
人間は唯一名琴のみ。鬼が全部で六人、残りの二人は妖怪だった。
──────────────────
──────────────────
・被害者のお猪口【つきつける】
被害者が座っていた席に置かれていた。
牡丹と鶯色の鳥が描かれている。
──────────────────
──────────────────
・鬼殺し【つきつける】
宴会でふるまわれた酒。物質Xを主成分とする。
強い度数と辛みが特徴。
──────────────────
──────────────────
・神便鬼毒酒【つきつける】
宴会でふるまわれた酒。
弱めの度数と甘い味が特徴。
──────────────────
──────────────────
・お猪口と徳利セット【つきつける】
萃香が持参したお猪口と徳利のセット。
お猪口はペアになっているものが5セット入っている。
※詳細
それぞれのお猪口の柄は以下の通り。
風:表に雲、裏面に風が吹いている様子
花:表に彼岸花、裏面に川
雪:表に降雪の様子、裏面に月
月:表に月、裏面にすっぽん
鳥:表に鶯色の鳥、裏に牡丹の花
──────────────────
──────────────────
・パルスィの証言書【つきつける】
宴会中にお猪口で唇を切ってしまった。
──────────────────
──────────────────
・陽皐瑠夏の水筒【つきつける】
陽皐瑠夏が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。ただし、彼女には効果がない。
蓋と容器がそれぞれ盃と徳利のような形状をしている。
片面に彼岸花、もう片面に黄緑色の鳥が描かれている。
──────────────────
──────────────────
・名琴の水筒【つきつける】
名琴が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。
現在は警察の管理下に置かれている。陽皐の水筒と同じもの。
残留した液体から物質Yを検出。
──────────────────
──────────────────
・十年前の文々。新聞の切り抜き【つきつける】
十年前、転生管理委員会で起きた襲撃事件について書かれた記事。
※詳細(記事一部抜粋)
“……警察は、事件の主犯格である鬼神正邪ら四名の人妖を確保。しかし、仲間の一人である鬼道酒華容疑者は依然逃走中である。現在、警察は彼女を指名手配し懸命の捜索に当たっている。だが、現状、鬼道容疑者について現在判明しているのは名前と顔のみであり、体格や身長、種族などの情報が不明瞭な状況の中での捜索は、困難を極めるものと推察される”
──────────────────
─────────────────
・人妖基本台帳【つきつける】
幻想郷に住む全ての人妖の基本的な情報が書かれた台帳。
被害者のことについても書かれていた。
──────────────────
──────────────────
・委員長の日記【つきつける】
転生管理委員会の委員長の日記。
※詳細
“四月八日 天気、晴れ。ついに鬼道の尻尾を捕らえた。偶然とはいえ、私が席を立った隙に私の酔い止めを飲んだ結果、あんなに酔っぱらってしまうとは……。もしかしたら、この酔い止めは鬼に対して何か特別な力を発揮するのかもしれない。今度そちらの筋に確認してみるとしよう。とにかく、ようやく柿戸が鬼道だと判明した。……しかし、奴め、まさか十年前の真実を大胆不敵にも告発しようとは。自らの死期を早める行為だとは知らずに口を割ってからに。だが、これでようやくこの事件に片が付く。忌々しき反逆者の妖怪どもを根絶やしにできる日は近い。早速始末の手段を考えなければ。しかし、能力なしで鬼をどのように殺したものか……”
──────────────────
──────────────────
・鬼道酒華の告発文【つきつける】
十年前の事件の真相について書かれたもの。
ちなみにこれは複製品。
──────────────────
──────────────────
・委員長の能力【つきつける】
転生管理委員会の委員長の能力に関するメモ。
※詳細
委員長は「魂を抹消する能力を持っている」という噂が、
正邪の仲間内で立っていた。
──────────────────
──────────────────
・風の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。
成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・風の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。
飲み口の部分が少し欠けているようだ。
成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・華の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。
成分分析の結果、極微弱なアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・華の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
鬼道酒華と茨木華扇の指紋を検出。
──────────────────
──────────────────
・雪の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
メディスン・メランコリーの指紋を検出。
──────────────────
──────────────────
・雪の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
伊吹萃香の指紋を検出。
──────────────────
──────────────────
・月の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・月の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
星熊勇儀の指紋を検出。
──────────────────
──────────────────
・鳥の柄のお猪口【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。鶯色の鳥の絵と、赤い花の絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・事件前の現場写真【つきつける】
射命丸が撮影した写真。全部で二枚ある。
──────────────────
《人物》
──────────────────
・綾里真宵(19)【つきつける】
ぼくの助手。
倉院流霊媒道の使い手。今もなお修行中。
──────────────────
──────────────────
・八雲紫(??)【つきつける】
ぼくを幻想郷に連れてきた謎の妖怪。
スキマ、というワープホールを使うことができる。
──────────────────
──────────────────
・四季映姫(??)【つきつける】
幻想郷の裁判長。紫さんの挑発に乗って検事になった。
色々とフクザツな事情を抱えていそうだ。
──────────────────
──────────────────
・小野塚小町(??)【つきつける】
法廷係官。
サボり癖がひどく四季検事にいつも怒られている。
──────────────────
──────────────────
・鬼道酒華(??)【つきつける】
今回の事件の被害者。
彼女に関する情報はまだ少ない。
──────────────────
──────────────────
・メディスン・メランコリー(??)【つきつける】
今回の事件の被告人。毒を操る程度の能力を持つ。
大人の女性に憧れている節があるようだ。
──────────────────
──────────────────
・河城にとり(??)【つきつける】
刑事兼エンジニアの河童。
四季検事に怒られたせいか、機械いじりは慎むようになった。
──────────────────
──────────────────
・名琴為人(24)【つきつける】
宴会の参加者の一人。自称物書き。
掴みどころのない印象を受ける。
──────────────────
──────────────────
・茨木華扇(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。
生真面目そうな印象の人だ。
──────────────────
──────────────────
・星熊勇儀(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。でかいほうの鬼。
豪快な性格で小さなことは気にしない人のようだ。
──────────────────
──────────────────
・伊吹萃香(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。小さいほうの鬼。
見た目とは裏腹に酒のみ。常に酒の入ったひょうたんを携帯している。
──────────────────
──────────────────
・水橋パルスィ(??)【つきつける】
勇儀さんの友人。嫉妬深い性格で少し厄介。
──────────────────
──────────────────
・東雲璃月(??)【つきつける】
トノサマンオタクの鬼。真宵ちゃんと同調すると収拾がつかなくなる。
──────────────────
──────────────────
・陽皐瑠夏(??)【つきつける】
グルグルしたものが好きな鬼。
鈴くんにじゃれついては、毎回ウザがられている。
──────────────────
──────────────────
・鬼灯鈴(??)【つきつける】
背の小さな鬼。
少女のような見た目とは裏腹に、実は男の子。
──────────────────
──────────────────
・朝霧純透(??)【つきつける】
にとりさんの上司。今日はなんだか様子が変だった。
──────────────────
「これこそが証人の動機を示しているのです!」
「……ぷぷ。冗談みたいな動機だねぇ」
「え? ち、違いますかね?」
「本気で信じてるっていうなら……その証拠を理由に君を殺してもいいんだよ?」
「え、遠慮しておきます……」
間違えてしまったようだ。
「こ、今度こそお見せしましょう! これこそが、証人の動機を示しているのです!」
【法廷記録】
《証拠品》
──────────────────
・弁護士バッジ【つきつける】
ぼくの身分を証明するためのバッジ。
これが無いと誰もぼくを弁護士として認めてくれないが‥‥幻想郷で付けていてもあまり意味がないような気がする。
──────────────────
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・鬼道酒華の解剖記録【つきつける】
被害者の解剖記録。
※詳細
・被害者 鬼道酒華
・死因 鬼殺の秘薬の摂取による内蔵出血。
──────────────────
──────────────────
・鬼殺の秘薬【つきつける】
被害者を死に至らしめた毒物。鬼族の血の濃さに応じて毒性が変化する。
鬼族以外の種族には一切反応を示さない。物質Xと物質Yを化合することで精製できる。
──────────────────
──────────────────
・宴会参加者の情報【つきつける】
名琴から教えてもらった宴会の参加者の情報。
※詳細
宴会の参加者は妖怪がほとんどを占めていて、
人間は唯一名琴のみ。鬼が全部で六人、残りの二人は妖怪だった。
──────────────────
──────────────────
・被害者のお猪口【つきつける】
被害者が座っていた席に置かれていた。
牡丹と鶯色の鳥が描かれている。
──────────────────
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・鬼殺し【つきつける】
宴会でふるまわれた酒。物質Xを主成分とする。
強い度数と辛みが特徴。
──────────────────
──────────────────
・神便鬼毒酒【つきつける】
宴会でふるまわれた酒。
弱めの度数と甘い味が特徴。
──────────────────
──────────────────
・お猪口と徳利セット【つきつける】
萃香が持参したお猪口と徳利のセット。
お猪口はペアになっているものが5セット入っている。
※詳細
それぞれのお猪口の柄は以下の通り。
風:表に雲、裏面に風が吹いている様子
花:表に彼岸花、裏面に川
雪:表に降雪の様子、裏面に月
月:表に月、裏面にすっぽん
鳥:表に鶯色の鳥、裏に牡丹の花
──────────────────
──────────────────
・パルスィの証言書【つきつける】
宴会中にお猪口で唇を切ってしまった。
──────────────────
──────────────────
・陽皐瑠夏の水筒【つきつける】
陽皐瑠夏が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。ただし、彼女には効果がない。
蓋と容器がそれぞれ盃と徳利のような形状をしている。
片面に彼岸花、もう片面に黄緑色の鳥が描かれている。
──────────────────
──────────────────
・名琴の水筒【つきつける】
名琴が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。
現在は警察の管理下に置かれている。陽皐の水筒と同じもの。
残留した液体から物質Yを検出。
──────────────────
──────────────────
・十年前の文々。新聞の切り抜き【つきつける】
十年前、転生管理委員会で起きた襲撃事件について書かれた記事。
※詳細(記事一部抜粋)
“……警察は、事件の主犯格である鬼神正邪ら四名の人妖を確保。しかし、仲間の一人である鬼道酒華容疑者は依然逃走中である。現在、警察は彼女を指名手配し懸命の捜索に当たっている。だが、現状、鬼道容疑者について現在判明しているのは名前と顔のみであり、体格や身長、種族などの情報が不明瞭な状況の中での捜索は、困難を極めるものと推察される”
──────────────────
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・人妖基本台帳【つきつける】
幻想郷に住む全ての人妖の基本的な情報が書かれた台帳。
被害者のことについても書かれていた。
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・委員長の日記【つきつける】
転生管理委員会の委員長の日記。
※詳細
“四月八日 天気、晴れ。ついに鬼道の尻尾を捕らえた。偶然とはいえ、私が席を立った隙に私の酔い止めを飲んだ結果、あんなに酔っぱらってしまうとは……。もしかしたら、この酔い止めは鬼に対して何か特別な力を発揮するのかもしれない。今度そちらの筋に確認してみるとしよう。とにかく、ようやく柿戸が鬼道だと判明した。……しかし、奴め、まさか十年前の真実を大胆不敵にも告発しようとは。自らの死期を早める行為だとは知らずに口を割ってからに。だが、これでようやくこの事件に片が付く。忌々しき反逆者の妖怪どもを根絶やしにできる日は近い。早速始末の手段を考えなければ。しかし、能力なしで鬼をどのように殺したものか……”
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・鬼道酒華の告発文【つきつける】
十年前の事件の真相について書かれたもの。
ちなみにこれは複製品。
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・委員長の能力【つきつける】
転生管理委員会の委員長の能力に関するメモ。
※詳細
委員長は「魂を抹消する能力を持っている」という噂が、
正邪の仲間内で立っていた。
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・風の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。
成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。
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・風の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。
飲み口の部分が少し欠けているようだ。
成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。
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・華の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。
成分分析の結果、極微弱なアルコール成分を検出。
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・華の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
鬼道酒華と茨木華扇の指紋を検出。
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・雪の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
メディスン・メランコリーの指紋を検出。
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・雪の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
伊吹萃香の指紋を検出。
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・月の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
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・月の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
星熊勇儀の指紋を検出。
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・鳥の柄のお猪口【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。鶯色の鳥の絵と、赤い花の絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
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・事件前の現場写真【つきつける】
射命丸が撮影した写真。全部で二枚ある。
──────────────────
《人物》
──────────────────
・綾里真宵(19)【つきつける】
ぼくの助手。
倉院流霊媒道の使い手。今もなお修行中。
──────────────────
──────────────────
・八雲紫(??)【つきつける】
ぼくを幻想郷に連れてきた謎の妖怪。
スキマ、というワープホールを使うことができる。
──────────────────
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・四季映姫(??)【つきつける】
幻想郷の裁判長。紫さんの挑発に乗って検事になった。
色々とフクザツな事情を抱えていそうだ。
──────────────────
──────────────────
・小野塚小町(??)【つきつける】
法廷係官。
サボり癖がひどく四季検事にいつも怒られている。
──────────────────
──────────────────
・鬼道酒華(??)【つきつける】
今回の事件の被害者。
彼女に関する情報はまだ少ない。
──────────────────
──────────────────
・メディスン・メランコリー(??)【つきつける】
今回の事件の被告人。毒を操る程度の能力を持つ。
大人の女性に憧れている節があるようだ。
──────────────────
──────────────────
・河城にとり(??)【つきつける】
刑事兼エンジニアの河童。
四季検事に怒られたせいか、機械いじりは慎むようになった。
──────────────────
──────────────────
・名琴為人(24)【つきつける】
宴会の参加者の一人。自称物書き。
掴みどころのない印象を受ける。
──────────────────
──────────────────
・茨木華扇(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。
生真面目そうな印象の人だ。
──────────────────
──────────────────
・星熊勇儀(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。でかいほうの鬼。
豪快な性格で小さなことは気にしない人のようだ。
──────────────────
──────────────────
・伊吹萃香(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。小さいほうの鬼。
見た目とは裏腹に酒のみ。常に酒の入ったひょうたんを携帯している。
──────────────────
──────────────────
・水橋パルスィ(??)【つきつける】
勇儀さんの友人。嫉妬深い性格で少し厄介。
──────────────────
──────────────────
・東雲璃月(??)【つきつける】
トノサマンオタクの鬼。真宵ちゃんと同調すると収拾がつかなくなる。
──────────────────
──────────────────
・陽皐瑠夏(??)【つきつける】
グルグルしたものが好きな鬼。
鈴くんにじゃれついては、毎回ウザがられている。
──────────────────
──────────────────
・鬼灯鈴(??)【つきつける】
背の小さな鬼。
少女のような見た目とは裏腹に、実は男の子。
──────────────────
──────────────────
・朝霧純透(??)【つきつける】
にとりさんの上司。今日はなんだか様子が変だった。
──────────────────
ぼくは法廷記録から、分厚い紙の束を取り出した。
「……それは?」
四季検事が聞いてきた。
「これは……ある事件についての“告発文”です」
「こ、告発文……?」
続けて検事は、眉をひそめた。
「……十年前。是非曲直庁傘下の、ある組織が襲撃される事件が起こりました。その組織の名は……転生管理委員会」
「先ほどの証拠品の新聞にもあったわね。職員数名が殺害、って」
「そう。公式に発表された情報では、この事件では死人が出たとされた。しかし、この告発文には、それらすべてが“嘘である”と書かれています。死人はだれ一人出ていなかった。それが、事件の真相だと。……そして、これを書いたのは事件の容疑者の中で、唯一捜査の目を逃れた被害者だったのです」
「い……異議あり! そ、その事件がどうしたの言うのですか! こ、今回の事件とその事件には関係性は一切ないはずです!」
四季検事の声は震えていた。彼女も恐らくもう気づいている。だからこそ、この真相に狼狽しているんだ。自分の組織の人間が、一人の鬼を殺めたという事実に。
「異議あり! 先ほど、証人の正体が転生管理委員会の委員長だという可能性を示したことを、お忘れですか?」
「わ、忘れてなどいません。し、しかし……」
四季検事は言葉を濁らせた。痺れを切らしたぼくは、机を叩くと続ける。
「この可能性が事実であると仮定した場合、証人に動機が生じることになります」
「口封じ……ということね」
「その通りです。……証人がいつ、人間に化けた被害者の正体に気づいたかは分かりません。しかし、正体を知った以上、証人は彼女を生かしておくことはできなかった! その口を、殺すことで永遠に塞ぎ、全ての真実を闇に葬ろうとした。これこそが、証人の動機だったのです!」
ぼくの発言に、廷内は静まり返った。しかし、証人席からの笑い声が、沈黙を引き裂く
「ふ……ふふふ。面白い面白い……なんで台帳のことを知っているのか、と問い詰めたいところだけれど……どうやら劣勢なのは僕のようだ。諦めるとしよう。……それに、これ以上ごまかすのも、そろそろ限界のようだしね」
「げ、限界……?」
「……どうやら、改めて自己紹介をする必要があるようだ。……ちょっと失礼するよ!」
名琴さんはそう言うと、コートをさながらマントのように翻した。コートは一瞬、名琴さんの前へ覆いかぶさる。
次の瞬間、証人席には見慣れない男が立っていた。
「あ……あなたは、やはり……!」
男の姿を見て、真っ先に四季検事が反応した。
「……お久しぶりです。四季様。委員会設立以来でしょうか。……このような形での再会、お詫びを申し上げます」
「あ、あなたは……やはり」
ぼくがうわごとの様に尋ねると、彼は首を縦に振った。
「……ええ。私は魂輪操(こんりん みさお)。転生管理委員会の委員長を務めております」
長い黒髪のスーツを着た男は、そう告げた。
「……えええええええ!?」
真宵ちゃんが叫んだ。それと同時に、傍聴席も騒がしくなる。
「静粛に! 静粛に!」
「しょ、証人……認めるというのですか! 自分の正体を!」
「はい。さっきからずっとそう言っているではないですか。名琴為人、はあくまでも偽名。魂輪操こそが、私の本当の名前です」
「し、しかし! 正体を認めるという事は、即ち、動機も認めるという……!」
「ええ、ええ。そうなるでしょうね。……でも、そうなったとしても、なんら問題はない」
「も、問題……?」
操さんは、変装を解いた後も、ずっと手帳に何か書き続けている。どうやら、あれについては、彼の元来からの癖なのだろう。
「そう。弁護士さん。あなたが証明したのは、あくまでも“動機”のみ。先ほど申し上げましたよね? あなたの主張には、欠けている点が二つあると。一つは動機……そしてもう一つ。何が欠けているか、もうお分かりですね?」
「け、決定的な証拠……!」
「いかにも。いくら動機が証明されたとしても、最後の一ピース、つまり決定的な証拠がなければ、あなたがどれだけ騒ぎ立てても無意味なのです」
操さんの口ぶりは、もう既に自分が犯人だと言っているようなものだ。しかし、最後の弾がこちらにないのも事実。今のぼくにはこれ以上身動きが取れない!
「肉を切らせて骨を断つ……これ以上、動機面で抗い、あなたに時間を与えるわけにはいかなかった。妥協、というやつですね」
操さんは、満面の笑みを浮かべた。ぼくがにとりさんに証拠を調べてもらっていることを知っているのか? 知っているにせよ、そうでないにせよ、彼の行動は結果的にこちらに大きなダメージを与えている。
彼が自ら正体を明かしたことにより、動機面の立証が完了してしまった。にとりさんの到着までの時間稼ぎの意味もあったというのに、彼女が現れる前に終わってしまえば意味がない!
「……あなた、まさか……」
四季検事は、歯を食いしばりながら証人席の方を見る。身内が“自分が真犯人だ”と実質自供していることに、すっかり動揺しているようだ。
「ああ、四季様。ご安心ください。私は大丈夫ですので」
「し、しかし……!」
「あなたのこれまでの主張は、何も間違っていない。犯人は、そこに座っている人形なのですから」
「ぐ……ぐううう……!」
四季検事は悶えている。今、目の前の証言台に立つ男。彼こそが真犯人だと、法廷中の誰もが思っている。しかし、あと一歩、足りない。
ましてや、彼女にとっては、同じ組織内の人間なのだ。信じてやりたい、かばってやりたいといった思いでいっぱいなのだろう。
「……裁判長の立場として、発言させてもらうわ」
しばしの沈黙の後、紫さんが口を開いた。
「これまでの審理の流れから見るに、この証人は極めて疑わしい人物だと言えるわ。……しかし、決定的とは言えない」
「そ、そんな……あとちょっとなのに!」
横にいた真宵ちゃんが軽く叫ぶ。
「見たところ、弁護側はこれ以上証拠品を提出できそうにないようね。……このような状況に陥ってしまった以上……当法廷としては、これ以上、この証人に対する審理を続けられないと判断するわ!」
「う……うおおおおおっ!」
法廷は、異様な光景になっていた。弁護側のみならず、検事席の主も、がっくりと肩を落としている。ただ一人だけ、勝ち誇ったように笑うのは、証人席に立つ操さんのみ。
「…………ふっ。面白い人だと思っていたけれど……どうやら、ここまでみたいだね」
最後の最後、彼に自ら正体を明かすこところまで、追い詰めることができた。
あとは決定的な証拠が一つ……それさえあれば、決まりだというのに! メディスンさんを救うことができたのに!
もう、ここで終わり、なのか?
「では……これをもって、この証人への審理を終了するわ!」
木槌の音と共に、紫さんがそう宣言した。傍聴席が騒がしくなる。
操さんは、それを意に介すことなく、法廷を去ろうとする……。
「待った!」
その時、法廷を揺るがすほどの大声が響き渡った。法廷の後方……ちょうど出入り口の方だ!
「……その裁判……ちょっと、待ったァァァァッ!」
「そ、その声は……!」
ようやく射した希望の光。ぼくはその光の方へ目を向ける。
「待たせたな! 盟友っ!」
にとりさんはそう言うと、ずかずかと傍聴席の間に割って入り、柵を越えて大机の前まで移動した。
「か、河城さん……! あなた、なぜここに!」
全員を代表して、四季検事がにとりさんに聞く。
「それはもちろん……届けに来たからですよ! この私! 幻想郷一の科学者、河城にとりの! 新たなる科学者生命の第一歩となる成果! 即ち……決定的な証拠って奴をね!」
「な、なんですってえええ!」
紫さんがややオーバーリアクション気味に叫んだ。傍聴席が再び騒がしくなる。
「裁判長! 私は、一人の審理を追い求める河童として、証拠の提出を要求します!」
にとりさんはそう言うと、リュックから紙を一枚取り出した。
「……分かったわ。認めましょう!」
「あっりがとうございまあああす!」
にとりさんは勢いよくお辞儀をした。直後、弁護席、検事席、裁判長席に紙を手渡すと、続けて説明を始めようとする。
「ちょ、ちょっと待ちなさい、河城さん! あなた、誰の許可もとらずに、一人で行動したというのですか!」
そこに横やりが入った。四季検事だ。怒涛の展開の押し寄せに、すっかり困惑してしまっているが、立場上、聞くべきことはきちんと聞くあたり、彼女らしいと思う。
「ごめんなさい、四季様! 独断で盟友……弁護士さんに頼んで、証拠を一つ調べに行っていました!」
「べ、弁護人! あなたという人は、すぐに抜け駆けして……!」
「え、えっと、その……」
「四季様、盟友を責めないで! これは私が勝手にやったことです! お説教はあとでいくらでも受けますから!」
「…………。分かりました。私も、ここで審理が打ち切られるのは少々しこりが残ります。最後の花火を楽しむ、ということにしておきましょう」
「ありがとうございます!」
にとりさんは再び、勢いよくお辞儀をした。リュックの蓋があいて、いつぞやのオウムロボットが床に落ちて、グエェと鳴き声を上げる。……ずっと持ってたのか、それ。
「で? いつになったら、説明してくれるんだい、ぽっと出の河童さん?」
面倒くさげに、操さんはにとりさんに尋ねる。
「ああ、失礼。今始めますんで!」
高揚しているであろうにとりさんは、屈託のない笑みを浮かべ、返答した。思わぬ笑顔に、操さんは、面食らったようだ。
「今、手渡したのは、宴会参加者、名琴為人さんの所持品であった水筒の成分分 析の結果で……」
「ちょ、ちょっと待て! 水筒……その中身を調べたのか!?」
突然、操さんは動揺した。
「……ええ。その通りです」
にとりさんは焦る操さんに対して、あくまでも冷静に答える。
「ぐっ……謀られたかっ……!」
操さんは、手帳を万年筆でぐちゃぐちゃとし始めた。
「……続けます。成分分析の結果、この水筒からは物質Yというものが検出されました。恐らく、酔い止めに入っていた物でしょう」
にとりさんは、そこまで言うと、紙をしまった。
「……ええと、後はそこの弁護士さんが説明してくれます!」
「……え。ちょ、ぼくですか!?」
「いやあ……調べたのはいいんだけれど、こっから先どうすればいいのか分からないもんで……後は任せた!」
「ええ……」
幻想郷一の科学者じゃなかったのかよ! と当然の疑問が噴出した。
「……さて弁護人。これが決定的な証拠だという刑事の話を受けて、私はこれを受理したわけなのだけれど……はたして、これのどこが決定的な証拠なのか。それを説明してもらおうかしら」
紫さんが尋ねてきた。……どうやら、これが最後の証拠提示になるようだ。
物質Y……ぼくはこいつの名前を、今までに一度聞いたことがある。その時のことを思い出せば、答えは導きだせるはず。
……さあ。にとりさんが繋いでくれたこの裁判に、決着をつけるとしようか!
・名琴の水筒
名琴が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。
現在は警察の管理下に置かれている。陽皐の水筒と同じもの。
残留した液体から物質Yを検出。
「分かりました。では、裁判長。弁護側は、最後に証拠品を提出しようと思います」
「証拠品? このデータが決定的な証拠じゃなかったの?」
「いいえ。それだけでは、決定的な証拠とは言えません。最後に一つ、ある証拠品と組み合わせる必要があるのです」
「ふむ……百の論より一つの証拠、ね。分かったわ。では提示してもらいましょう。最後の証拠品を!」
【法廷記録】
《証拠品》
──────────────────
・弁護士バッジ【つきつける】
ぼくの身分を証明するためのバッジ。
これが無いと誰もぼくを弁護士として認めてくれないが‥‥幻想郷で付けていてもあまり意味がないような気がする。
──────────────────
──────────────────
・鬼道酒華の解剖記録【つきつける】
被害者の解剖記録。
※詳細
・被害者 鬼道酒華
・死因 鬼殺の秘薬の摂取による内蔵出血。
──────────────────
──────────────────
・鬼殺の秘薬【つきつける】
被害者を死に至らしめた毒物。鬼族の血の濃さに応じて毒性が変化する。
鬼族以外の種族には一切反応を示さない。物質Xと物質Yを化合することで精製できる。
──────────────────
──────────────────
・宴会参加者の情報【つきつける】
名琴から教えてもらった宴会の参加者の情報。
※詳細
宴会の参加者は妖怪がほとんどを占めていて、
人間は唯一名琴のみ。鬼が全部で六人、残りの二人は妖怪だった。
──────────────────
──────────────────
・被害者のお猪口【つきつける】
被害者が座っていた席に置かれていた。
牡丹と鶯色の鳥が描かれている。
──────────────────
──────────────────
・鬼殺し【つきつける】
宴会でふるまわれた酒。物質Xを主成分とする。
強い度数と辛みが特徴。
──────────────────
──────────────────
・神便鬼毒酒【つきつける】
宴会でふるまわれた酒。
弱めの度数と甘い味が特徴。
──────────────────
──────────────────
・お猪口と徳利セット【つきつける】
萃香が持参したお猪口と徳利のセット。
お猪口はペアになっているものが5セット入っている。
※詳細
それぞれのお猪口の柄は以下の通り。
風:表に雲、裏面に風が吹いている様子
花:表に彼岸花、裏面に川
雪:表に降雪の様子、裏面に月
月:表に月、裏面にすっぽん
鳥:表に鶯色の鳥、裏に牡丹の花
──────────────────
──────────────────
・パルスィの証言書【つきつける】
宴会中にお猪口で唇を切ってしまった。
──────────────────
──────────────────
・陽皐瑠夏の水筒【つきつける】
陽皐瑠夏が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。ただし、彼女には効果がない。
蓋と容器がそれぞれ盃と徳利のような形状をしている。
片面に彼岸花、もう片面に黄緑色の鳥が描かれている。
──────────────────
──────────────────
・名琴の水筒【つきつける】
・名琴の水筒
名琴が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。
現在は警察の管理下に置かれている。陽皐の水筒と同じもの。
残留した液体から物質Yを検出。
──────────────────
──────────────────
・十年前の文々。新聞の切り抜き【つきつける】
十年前、転生管理委員会で起きた襲撃事件について書かれた記事。
※詳細(記事一部抜粋)
“……警察は、事件の主犯格である鬼神正邪ら四名の人妖を確保。しかし、仲間の一人である鬼道酒華容疑者は依然逃走中である。現在、警察は彼女を指名手配し懸命の捜索に当たっている。だが、現状、鬼道容疑者について現在判明しているのは名前と顔のみであり、体格や身長、種族などの情報が不明瞭な状況の中での捜索は、困難を極めるものと推察される”
──────────────────
─────────────────
・人妖基本台帳【つきつける】
幻想郷に住む全ての人妖の基本的な情報が書かれた台帳。
被害者のことについても書かれていた。
──────────────────
──────────────────
・委員長の日記【つきつける】
転生管理委員会の委員長の日記。
※詳細
“四月八日 天気、晴れ。ついに鬼道の尻尾を捕らえた。偶然とはいえ、私が席を立った隙に私の酔い止めを飲んだ結果、あんなに酔っぱらってしまうとは……。もしかしたら、この酔い止めは鬼に対して何か特別な力を発揮するのかもしれない。今度そちらの筋に確認してみるとしよう。とにかく、ようやく柿戸が鬼道だと判明した。……しかし、奴め、まさか十年前の真実を大胆不敵にも告発しようとは。自らの死期を早める行為だとは知らずに口を割ってからに。だが、これでようやくこの事件に片が付く。忌々しき反逆者の妖怪どもを根絶やしにできる日は近い。早速始末の手段を考えなければ。しかし、能力なしで鬼をどのように殺したものか……”
──────────────────
──────────────────
・鬼道酒華の告発文【つきつける】
十年前の事件の真相について書かれたもの。
ちなみにこれは複製品。
──────────────────
──────────────────
・委員長の能力【つきつける】
転生管理委員会の委員長の能力に関するメモ。
※詳細
委員長は「魂を抹消する能力を持っている」という噂が、
正邪の仲間内で立っていた。
──────────────────
──────────────────
・風の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。
成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・風の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。
飲み口の部分が少し欠けているようだ。
成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・華の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。
成分分析の結果、極微弱なアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・華の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
鬼道酒華と茨木華扇の指紋を検出。
──────────────────
──────────────────
・雪の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
メディスン・メランコリーの指紋を検出。
──────────────────
──────────────────
・雪の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
伊吹萃香の指紋を検出。
──────────────────
──────────────────
・月の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・月の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
星熊勇儀の指紋を検出。
──────────────────
──────────────────
・鳥の柄のお猪口【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。鶯色の鳥の絵と、赤い花の絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
──────────────────
──────────────────
・事件前の現場写真【つきつける】
射命丸が撮影した写真。全部で二枚ある。
──────────────────
《人物》
──────────────────
・綾里真宵(19)【つきつける】
ぼくの助手。
倉院流霊媒道の使い手。今もなお修行中。
──────────────────
──────────────────
・八雲紫(??)【つきつける】
ぼくを幻想郷に連れてきた謎の妖怪。
スキマ、というワープホールを使うことができる。
──────────────────
──────────────────
・四季映姫(??)【つきつける】
幻想郷の裁判長。紫さんの挑発に乗って検事になった。
色々とフクザツな事情を抱えていそうだ。
──────────────────
──────────────────
・小野塚小町(??)【つきつける】
法廷係官。
サボり癖がひどく四季検事にいつも怒られている。
──────────────────
──────────────────
・鬼道酒華(??)【つきつける】
今回の事件の被害者。
彼女に関する情報はまだ少ない。
──────────────────
──────────────────
・メディスン・メランコリー(??)【つきつける】
今回の事件の被告人。毒を操る程度の能力を持つ。
大人の女性に憧れている節があるようだ。
──────────────────
──────────────────
・河城にとり(??)【つきつける】
刑事兼エンジニアの河童。
四季検事に怒られたせいか、機械いじりは慎むようになった。
──────────────────
──────────────────
・名琴為人(24)【つきつける】
宴会の参加者の一人。自称物書き。
掴みどころのない印象を受ける。
──────────────────
──────────────────
・茨木華扇(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。
生真面目そうな印象の人だ。
──────────────────
──────────────────
・星熊勇儀(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。でかいほうの鬼。
豪快な性格で小さなことは気にしない人のようだ。
──────────────────
──────────────────
・伊吹萃香(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。小さいほうの鬼。
見た目とは裏腹に酒のみ。常に酒の入ったひょうたんを携帯している。
──────────────────
──────────────────
・水橋パルスィ(??)【つきつける】
勇儀さんの友人。嫉妬深い性格で少し厄介。
──────────────────
──────────────────
・東雲璃月(??)【つきつける】
トノサマンオタクの鬼。真宵ちゃんと同調すると収拾がつかなくなる。
──────────────────
──────────────────
・陽皐瑠夏(??)【つきつける】
グルグルしたものが好きな鬼。
鈴くんにじゃれついては、毎回ウザがられている。
──────────────────
──────────────────
・鬼灯鈴(??)【つきつける】
背の小さな鬼。
少女のような見た目とは裏腹に、実は男の子。
──────────────────
──────────────────
・朝霧純透(??)【つきつける】
にとりさんの上司。今日はなんだか様子が変だった。
──────────────────
「これが最後の証拠品です!」
「……あのさあ、盟友。この期に及んでふざけるのはさすがにないよ」
「私もそう思うなあ」
「敵ながら私も同意です」
「おふざけが過ぎる弁護人にはペナルティを与えるわ」
……総スカンを食らってしまった。
「す、すみません。ちょっと手が滑ってしまいました。今度こそ、最後の証拠品を提出して差し上げましょう!」
「……本当に頼むわよ。……では。提示してもらいましょうか。最後の証拠品を!」
【法廷記録】
《証拠品》
──────────────────
・弁護士バッジ【つきつける】
ぼくの身分を証明するためのバッジ。
これが無いと誰もぼくを弁護士として認めてくれないが‥‥幻想郷で付けていてもあまり意味がないような気がする。
──────────────────
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・鬼道酒華の解剖記録【つきつける】
被害者の解剖記録。
※詳細
・被害者 鬼道酒華
・死因 鬼殺の秘薬の摂取による内蔵出血。
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・鬼殺の秘薬【つきつける】
被害者を死に至らしめた毒物。鬼族の血の濃さに応じて毒性が変化する。
鬼族以外の種族には一切反応を示さない。物質Xと物質Yを化合することで精製できる。
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・宴会参加者の情報【つきつける】
名琴から教えてもらった宴会の参加者の情報。
※詳細
宴会の参加者は妖怪がほとんどを占めていて、
人間は唯一名琴のみ。鬼が全部で六人、残りの二人は妖怪だった。
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・被害者のお猪口【つきつける】
被害者が座っていた席に置かれていた。
牡丹と鶯色の鳥が描かれている。
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・鬼殺し【つきつける】
宴会でふるまわれた酒。物質Xを主成分とする。
強い度数と辛みが特徴。
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・神便鬼毒酒【つきつける】
宴会でふるまわれた酒。
弱めの度数と甘い味が特徴。
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・お猪口と徳利セット【つきつける】
萃香が持参したお猪口と徳利のセット。
お猪口はペアになっているものが5セット入っている。
※詳細
それぞれのお猪口の柄は以下の通り。
風:表に雲、裏面に風が吹いている様子
花:表に彼岸花、裏面に川
雪:表に降雪の様子、裏面に月
月:表に月、裏面にすっぽん
鳥:表に鶯色の鳥、裏に牡丹の花
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・パルスィの証言書【つきつける】
宴会中にお猪口で唇を切ってしまった。
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・陽皐瑠夏の水筒【つきつける】
陽皐瑠夏が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。ただし、彼女には効果がない。
蓋と容器がそれぞれ盃と徳利のような形状をしている。
片面に彼岸花、もう片面に黄緑色の鳥が描かれている。
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──────────────────
・名琴の水筒【つきつける】
・名琴の水筒
名琴が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。
現在は警察の管理下に置かれている。陽皐の水筒と同じもの。
残留した液体から物質Yを検出。
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・十年前の文々。新聞の切り抜き【つきつける】
十年前、転生管理委員会で起きた襲撃事件について書かれた記事。
※詳細(記事一部抜粋)
“……警察は、事件の主犯格である鬼神正邪ら四名の人妖を確保。しかし、仲間の一人である鬼道酒華容疑者は依然逃走中である。現在、警察は彼女を指名手配し懸命の捜索に当たっている。だが、現状、鬼道容疑者について現在判明しているのは名前と顔のみであり、体格や身長、種族などの情報が不明瞭な状況の中での捜索は、困難を極めるものと推察される”
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・人妖基本台帳【つきつける】
幻想郷に住む全ての人妖の基本的な情報が書かれた台帳。
被害者のことについても書かれていた。
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・委員長の日記【つきつける】
転生管理委員会の委員長の日記。
※詳細
“四月八日 天気、晴れ。ついに鬼道の尻尾を捕らえた。偶然とはいえ、私が席を立った隙に私の酔い止めを飲んだ結果、あんなに酔っぱらってしまうとは……。もしかしたら、この酔い止めは鬼に対して何か特別な力を発揮するのかもしれない。今度そちらの筋に確認してみるとしよう。とにかく、ようやく柿戸が鬼道だと判明した。……しかし、奴め、まさか十年前の真実を大胆不敵にも告発しようとは。自らの死期を早める行為だとは知らずに口を割ってからに。だが、これでようやくこの事件に片が付く。忌々しき反逆者の妖怪どもを根絶やしにできる日は近い。早速始末の手段を考えなければ。しかし、能力なしで鬼をどのように殺したものか……”
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・鬼道酒華の告発文【つきつける】
十年前の事件の真相について書かれたもの。
ちなみにこれは複製品。
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・委員長の能力【つきつける】
転生管理委員会の委員長の能力に関するメモ。
※詳細
委員長は「魂を抹消する能力を持っている」という噂が、
正邪の仲間内で立っていた。
──────────────────
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・風の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。
成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。
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・風の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。
飲み口の部分が少し欠けているようだ。
成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。
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・華の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。
成分分析の結果、極微弱なアルコール成分を検出。
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・華の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
鬼道酒華と茨木華扇の指紋を検出。
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・雪の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
メディスン・メランコリーの指紋を検出。
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・雪の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
伊吹萃香の指紋を検出。
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・月の柄のお猪口①【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
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・月の柄のお猪口②【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。
成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。
星熊勇儀の指紋を検出。
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・鳥の柄のお猪口【つきつける】
宴会の場で使われていたお猪口。鶯色の鳥の絵と、赤い花の絵が描かれている。
成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。
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・事件前の現場写真【つきつける】
射命丸が撮影した写真。全部で二枚ある。
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《人物》
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・綾里真宵(19)【つきつける】
ぼくの助手。
倉院流霊媒道の使い手。今もなお修行中。
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・八雲紫(??)【つきつける】
ぼくを幻想郷に連れてきた謎の妖怪。
スキマ、というワープホールを使うことができる。
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・四季映姫(??)【つきつける】
幻想郷の裁判長。紫さんの挑発に乗って検事になった。
色々とフクザツな事情を抱えていそうだ。
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・小野塚小町(??)【つきつける】
法廷係官。
サボり癖がひどく四季検事にいつも怒られている。
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・鬼道酒華(??)【つきつける】
今回の事件の被害者。
彼女に関する情報はまだ少ない。
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・メディスン・メランコリー(??)【つきつける】
今回の事件の被告人。毒を操る程度の能力を持つ。
大人の女性に憧れている節があるようだ。
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・河城にとり(??)【つきつける】
刑事兼エンジニアの河童。
四季検事に怒られたせいか、機械いじりは慎むようになった。
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──────────────────
・名琴為人(24)【つきつける】
宴会の参加者の一人。自称物書き。
掴みどころのない印象を受ける。
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──────────────────
・茨木華扇(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。
生真面目そうな印象の人だ。
──────────────────
──────────────────
・星熊勇儀(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。でかいほうの鬼。
豪快な性格で小さなことは気にしない人のようだ。
──────────────────
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・伊吹萃香(??)【つきつける】
宴会の参加者の一人。小さいほうの鬼。
見た目とは裏腹に酒のみ。常に酒の入ったひょうたんを携帯している。
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・水橋パルスィ(??)【つきつける】
勇儀さんの友人。嫉妬深い性格で少し厄介。
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──────────────────
・東雲璃月(??)【つきつける】
トノサマンオタクの鬼。真宵ちゃんと同調すると収拾がつかなくなる。
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──────────────────
・陽皐瑠夏(??)【つきつける】
グルグルしたものが好きな鬼。
鈴くんにじゃれついては、毎回ウザがられている。
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・鬼灯鈴(??)【つきつける】
背の小さな鬼。
少女のような見た目とは裏腹に、実は男の子。
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・朝霧純透(??)【つきつける】
にとりさんの上司。今日はなんだか様子が変だった。
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