かつて火継ぎを行った薪の王たちの故郷が流れ着く地――ロスリックにて蘇った一人の火のない灰。
彼は自らの使命を胸に多くの出会いと別れと共にかつての薪の王達と対峙し、王たちの化身を打倒しついには最初の火へとたどり着く。
しかし彼は火継ぎを終わらせ、人の時代を始めることを選択した。二度と自分やかつての薪の王が負ってしまった使命という呪いを、これからロスリックを訪れるやも知れぬ者たちに背負わせないために。

 しかし灰の使命はまだ終わることはなかった。彼は見知らぬ土地で、黒衣の剣士と共に再び戦いに身を投じることになる。

 彼の行きつく先は使命の果ての安らかなる終焉か、それとも深淵の果てへ堕ちるのか、それとも―――。



  火継ぎの終わり、そして―――
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