ほぼ100%続きませんが 別パターンのバレンタインネタを
切×祝はイイゾ(*´ω`*)
「今日は……今日こそは 祝ちゃんに」
201X年2月 灰村切は今までの人生で最大の山場を迎えた 最愛の人……武者小路祝と初めて出会った日から11か月弱 今や彼氏・彼女の仲になった二人にとって決してスルー出来ない重要な日が僅か数日後に迫っていた
「ずっと前から計画してたんだ 先週も先々週も言い出せなかったけど……今日こそは!ボクから思いを伝えるぞ」
決意を固めた彼はバスの後部座席に乗り込み 愛しの人を迎えに行く いつも通りの発進と停車を繰り返すバスにもどかしさを覚えながら 徐々に近づく彼女の家に気持ちの昂ぶりが押さえられず 僅か数分の時間が何十倍にも感じられた そしてついに手前のバス停を通過したその時
__携帯が振動しメールの着信を伝えた
「メール?誰から……祝ちゃんッ⁉何で?」
いつものこの時間なら彼女は僅か数十メートル先に迫ったバス停に居るはずであり 今から合うのだから普通に考えればメールを送る必要はない 何か重要な意図があると考えざるを得ない意味深長なメールに ただでさえ緊張していた彼の心臓は運転士に聞こえそうなほどに強く早い鼓動を打った
「とっ とにかく開いてみよう」
題名 無題
今日は学校お休みします。
「えェェェェェェッ~~~~~~~~~~「お客様 車内ではお静かにお願いします」すみません……」
余りにも予想外で唐突な内容に思わず大声を出してしまい運転手に注意を受ける 見間違いではないかと画面を何度か開きなおすが文面が変わる事は無い そうこうしているうちにバスは武者小路祝の姿が見えないバス停を通過する
「・・・・・・祝ちゃん」
無人のバス停の奥で黒髪とマフラーが風になびいていたが それは余りにも一瞬で灰村の目に映る事は無かった
「切君もう学校に付いたよね」
美しく長い黒髪を持つ少女__武者小路祝は制服姿でベットにうつぶせていた 学校に行く準備は完璧だが 時刻はとうに登校時間を過ぎていた
「休みたくなかったけど……今は切君に会いたくないし……」
恋仲にある二人にとって重要な日が近づくにつれ 灰村切と同じように武者小路祝も恋人の事を意識するだけでドキドキが止まらなくなっており その末に学校を休むという決断を下した
互いに互いを愛するあまりすれ違う二人
「もうすぐ」
「あと4日で」
「切君と初めての」
「出会ってから初の」
「バレンタイン!」
「祝ちゃんの誕生日!」
狂おしくもどかしい両者の愛は日付さえもすれ違っていたが
その事に気づくのはもう少し先のことである
いかがだったでしょうか?
恋するバカップルは羨ましいです 私もなりたい
最後まで読んでいただきありがとうございました