剣槍弓が非常識すぎて盾の悪魔が天使です   作:namaZ

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原作通りです(建前




初体験の波にテンションアゲアゲな勇者がいるそうですよ?

 テーブルに置かれた白くてまんまるい綺麗な卵。

 孵化器に入れられた月の光を反射する表面を眺めながら、マシュは初めての子育てに心躍らせます。

 

 ―以下略—

 

 そして、何やかんや忙しかったマシュはマインからプレゼントされた茄子色ラグジュアリーに身を包み。マシュは静かに眠りにつきました。お休みマシュ。今日も寝顔が可愛いよマシュ!!

 

 

 \チュンチュンチューン/

 

 

 朝目が覚めると、朝日に照らされた卵が虹色に輝いていることに驚き飛び起きます。

 孵化器タイマーは今日の午後なのにもう生まれそうです。

 どうやら暖かな太陽の光とマシュの早く生まれて欲しい強い願いが卵の成長を促進させてしまったようです。

 虹の輝きは強さを増していきます。 

 卵の光は更に増していき部屋を明るく照らしすぎて目も開けられません。

 そして全てが白く染まったその瞬間――――――ピキピキアッカリーン!!

 

 

「う、生まれた!?」

 

 

 凄まじいエネルギーが殻ごと孵化器を破壊する。

 エネルギーの風が荒れ狂い。マシュは暴風が落ち着くのを待ちます。

 卵から感じる気配は神霊級。流石虹回転。単発召喚で当たりを引き当てた!!

 例えどんな存在だろうと、どう成長するかはお母さんであるマシュにかかっています。

 生まれてすぐこの暴れよう。子育てのしがいがあると上唇をぺろりと舐める。舐めたい。

 エネルギーと光が静謐となり。マシュはゆっくりと瞼を開きこの世界に生まれてきてくれた自分の赤ちゃんを目視で確認する。

 そこには――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オォンギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアオオギャンアアアアアアアアアアアアアアアッ!!……うわまっぶし。ねぇねぇママ、太陽ダァ~~イキライだからカーテン閉めてぇー』

 

 

 べんぼうが生まれた。

 それも濃い顔をそのままに二頭身で。

 

 

べんぼうちゃん本編へ参戦!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 注意※この物語はノリと勢いと作者の魂が込められているかもしれないかもしれません。

「原作と全然違う!!」「いやwwwそのキャラそうじゃないだろwwwwwww」「原作と乖離しすぎ、もうオリジナルでやれば?」とうの文句に関しては……ドルズリバイインディスカ!?(どうすればいいんですか!?)

 

 

 

 

 ――――――私にも分からん。

 ――――――では切っていきます、はい。

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 その日は無事ラインハルトの任務を完了させ一日を終えたマシュ。

 べんぼうちゃんの口におしゃぶりをぶち込み安眠妨害を防止。

 ラインハルトが仕事の報酬と人一倍頑張るマシュの為に、その日のうちに作らせたアイテム『おしゃぶり』。

 『おしゃぶり』の効果は、くわえさせた本人が外そうとしないと外れない拘束系アイテム。

 ついでとばかりにラフタリアが仲直りの印としてプレゼントしてきたベビー用施錠付き鉄製檻かごにべんぼうちゃんを押し込め、カチリと施錠する。

 

 

『ン˝ン˝コ˝オ˝オ˝オ˝オ˝オ˝オ˝オ˝オ˝オ˝オ˝オ˝オ˝~~~~~ッ!!!!!!???』

 

「お休みなさいべんぼうちゃん。朝になったら外してあげますからね」

 

 

 黒い害虫を隔離。こうしてマシュの一日は終わった。

 

 

 次の日からパーティーメンバーべんぼうちゃんのレベル上げに勤しみ、今出来うる準備を済ませ遂に波へのタイムリミットを迎えた。

 

 

「皆さんも砂時計を見に来たのですね。リミットまで残り十分。べんぼうちゃんは落ちない様にしっかり掴まっててください」

 

『そこは置いていくって選択肢も有りだよ?』

 

 

 ガングロ悪魔がパーティー編成から外すようお願いしても、マシュは純度100%の笑顔で大丈夫と励ます。

 

 

「波が始まれば騎士団は住民の避難を最優先。エクレール=セーアエットを代理とし防衛線構築を任とする」

 

「ハッ――――――剣の勇者様差し出がましいですが敵は数で攻めてくると思われます。四聖勇者といえど四人では……」

 

「最もな疑問だが――――――問題ない。歴代四聖勇者の文献を確認したがこのレベルなら我々だけで十分だ。もし我々四人でも対処しきれぬ敵が現れたなら……世界が耐えられないだろう」

 

「はは……御冗談を……冗談ですよね?」

 

 

 パーティーメンバーに騎士団精鋭を加え英雄は静かに時を刻む龍刻の砂時計を睨みつける。エクレアは先の言葉を審議して表情を青白くしていた。

 

 

「これ以上兵士を動員すれば他の守りが疎かになる。私にとっては最初の波だ。脅威を計る為にも勇者四人で敵を殲滅する。——————ラフタリア」

 

「はい!ラインハルト様!」

 

「卿は観ていろ。多少腕が立とうとまだ子供。勇者が戦場で磨き上げた魔技を糧としろ」

 

 

 敵の脅威度を身をもって体験する。もしも調査報告書通りならば問題はない。だが、もしもの時は……聖槍の力を解放する覚悟を決める。

 ラフタリアはラインハルトとヴァルゼライドとの模擬戦で身に付けた観察眼の精度を高めるため深く息を吸い瞑想する。子供に甘い二人だが、心から剣術を学びたいと懇願する相手には一切の容赦がない。死の淵で掴み取ったこの眼こそがラフタリアの武器になる。

 

 

「ククク……楽しみだ。俺はまだ武器である弓を一度も攻撃として使用していないからな。フィーロ、窮屈かもしれんが担いで移動するぞ」

 

「クエー!」

 

「そうだったのですかアマカス様!てっきり空中に浮かぶ無数の銃器が神器とばかり」

 

 

 自称戦うのが好きじゃない男は、波に心躍らせる。

 マルティはそんな男に目が釘付けさ!どうしようもないね。

 そして、砂時計が残り一分。

 

 

「うむ。勇者様方どうかご武運を。皆さまの勝利を信じております」

 

 

 王様は四聖勇者にエールを送る。

 本当に、ほんとぉおおおおに、残念だが、槍の勇者がどっかに行ってくれるだけで涙が零れ落ちる。

 何故同じ部屋で仕事をしているんだこの男?同じ部屋にいるだけで心がまったく休まらない。

 むしろ勇者なんだからレベル上げのためにモンスターと戦えよ――――――その必要性がなかった。

 何はともあれ、勇者は消える。また戻ってくるとはいえこの安らぎを満喫するつもり――――――

 

 

「oh……王を間違えてパーティーメンバーに加えてしまったか。キャンセルしようにももう時間がない。なに、問題はない。ラフタリアに護衛させる故安心するがいい」

 

「チクショウガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

 

 この言葉最後に、戦士たちは戦場へ転移する。

 勇者よ、覚悟するがいい。これは生き残りをかけた戦争。

 命を奪い去る異形の魔物が恐れを懐くことなく襲い掛かる死の墓場。

 勇気も覚悟も愛も友情もない哀れな怪物退治。

 終わりの見えないこのゲームを、果たして四聖勇者は諦めることなく戦えるのか?

 誰も知らない異世界で、孤独と戦う四人の精神は果たして折れることはないのか?

 

 それはまだ……混沌の中。それが……ドロヘドロ!※全巻持ってるけどアニメ化が一番驚いた。全体的にグロい作品だからアニメ化してもOVAかなと思ってたら地上波で普通に放送してて頭がキノコになりました。なら全く関係ないけど異種族レビュアーズが全年齢アニメとして放送できるなら『ぬきたし』も可能なのでは?むしろやれよ孕めやオラァ!!(テンプレ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 転移を終えた軍隊は迅速に動き出した。

 エクレアの指示の下、星の位置などの周辺情報から現在位置を割り出し村に向け馬を走らせる。それでも、四人の方が速かった。音速で走るマシュより先行する三人は音を置き去りにし、村の外周部へ降り立った。

 

 

「み、皆さん足が速すぎです。アキレウスさんより速いかもしれません……敵を捕捉!マシュ・キリエライト戦闘を開始します!」

 

「よっこいしょ……餌だフィーロ。敵を蹂躙しろ。クリス、ラインハルト。ボスが出現したら俺が倒しても構わないか?」

 

「好きにするといい。だが、別に倒してしまっても構わんのだろう?」

 

「私は目の前の敵を壊すだけだ。それがボスであろうとな。あぁ……帰還したらラフタリアとお茶の約束をしていたのだったな」

 

「死ぬはずないのに物凄く死にそうな台詞が聞こえます!」

 

 

 問題なく敵を薙ぎ払う盾の勇者。攻撃手段がない盾の勇者の盾による攻撃という最適解で、デミ・サーヴァントの性能をいかんなく発揮する。卵から孵化したフィーロはアマカスの教育もありモンスターを一撃で絶命させ捕食していく。

 

 

「武器としては癖の強い盾をああも使いこなすか。流石だマシュ・キリエライト」

 

「ありがとうございます。クリスさんもセイバークラスの凄腕に感無量です」

 

 

 剣の勇者、槍の勇者もまた武器を振るっただけで直線上の敵が消滅する。

 各異世界で最高クラスの武力を保持する二人には数がほんの少しだけ多い魔物など物の数ではない。

 そしてついに――――――甘粕正彦が弓を構えた。

 

 

「敵の進行方向からおおよその位置は把握した――――――これこそは、星を穿つ一撃なり。我が矢は既に放たれた。『ロォォオオッズフロム……ゴォオオオオオオオオオオオッッッド!!!』」

 

 

 衛星軌道上から発射された神の名を冠する超質量兵器。音速の十倍もの速度で金属の棒を叩きつける宇宙兵器は人類の歴史の中でも既知最強の鉄槌であり、運動エネルギー弾(Kinetic energy penetrator)——————その究極系に他ならない。

 山一つ先に居るであろうボスへ放たれたソレは、大地を揺らし大気を震撼させ圧倒的破壊力が山を抉る。着弾に遅れ余波による暴風が村まで到達する。

 着弾音に耳をやれた王様に兵士たち――――――魔王がノリだした。

 

『うわー……前のご主人の悪ノリがくるぞー』

 

 

 べんぼうの忠告を聞いたマシュは何のことか分からなかったが、答えは直ぐに出た。

 

 

「必殺技と違い通常攻撃は連続が基本だろう。あーるぴーじーで、装備した武器による通常攻撃でえむぴーを消費するげーむがどこにある?」

 

 

 故に――――――

 

 

「神の杖の発射可能弾数は無限だ。……と言いたいが一発一発に魔力を消費する仕様のようだ。残念でならない」

 

「えーと……つまり後何発撃てるのですか?」

 

 

 マシュの素朴な疑問にニヤリと口角を上げた甘粕が答える。

 

 

「俺が気を失うまでだ」

 

「つまりはほぼ弾数無限なんですね。——————え」

 

 

 ボスの息の根を止めるべく連続で着弾する神の杖に、マシュは迷わず切り札を展開した。

 

 

「真名、開帳——————いまは遥か理想の城(ロード・キャメロット)!!」

 

 

 そびえたつは美しい理想の城。村と人々を護るために展開された対悪宝具。その強度は使用者の精神力に比例し、心が折れなければその城壁も決して崩れることはない。

 暴風と飛散物から完全に守り切ったマシュは、波の終わりと同時に発射をやめた甘粕を一瞥すると続いて宝具展開を止め一息ついた。

 波の戦いは無事村の被害なく終わりを迎えた。

 

 

 

 

 

 王様は消し飛んだ山があったであろうクレーターを見詰め――――――胃を押さえ兵士に支えられながら帰っていった。

 




皆さんお久しぶりです。
1つの作品を完結させた私は帰ってきました!

また亀最新でちょくちょく書いていくと思いますのでよろしくお願いします。


今回のミスリード:フィーロの種族を言明していない

卵に関するご案内※ある御方の感想を読み閃きました。IFか本編から改めて決めます

  • 原作通りフィロリアル
  • 空亡とプライミッツマーダー
  • 作者の思うがままにふざけた存在が孵る
  • まだ常識のある生物のカテゴリー
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