剣槍弓が非常識すぎて盾の悪魔が天使です   作:namaZ

7 / 8
黒白のアヴェスターが完結したので初投稿です。






仲良し五人組。女子会は続くよどこまでも

 これまでのあらすじ~だいじぇすとでおうくりします~

 

 

 人理継続保障機関フィニス・カルデアで『四聖武器書』なるなにやら古そうなタイトル本を読んでしまったマシュはナゾの召喚魔法により異世界へと転移してしまう。

 そこで出会った摩訶不思議な力を奮う三人の男。

 剣の勇者クリストファー・ヴァルゼライド。

 槍の勇者ラインハルト・ハイドリヒ。

 弓の勇者甘粕正彦。

 

 四人は様々な無理難題を踏破!

 マシュはべんぼうちゃんや協力者と共に大冒険!!

 アマカスは姫様を改心させ、敵という敵を殴っては仲間にしていき。

 クリストファーは女騎士を救い、腐った軍組織を正しく祖国を守る軍隊へと変革させた。

 ラインハルトは奴隷の少女を爪牙へかえ、国の中枢を掌握し国を豊かにした。

 

 三人の規格外の力に周囲と王様の胃が荒れていった……

 

 そして月日が流れ、悪魔な三勇者の不在時にマシュ・キリエライトは三勇教の罠に嵌められ絶体絶命の窮地に立たされていた!!

 教皇が仕組んだ依頼書は、伝説の勇者が残した伝説の聖遺物があると伝説で語られている伝説がある伝説の洞窟の探索依頼。

 

「伝説って?」

 

 

 

 ――――――ああ!

 

 

 最深部までたどり着いたマシュの目の前にはもぬけの殻とかした謎の空間!

 突如として降り注ぐ高等集団合成儀式魔法『裁き』!

 『裁き』による光の柱を防ぎ切ったマシュを蹴り落とす光に侵された者たち!

 第二第三の策略が盾の悪魔打ち滅ぼすべしと襲い掛かる!

 教皇が掲げる勇者武器の複製品は、数多の信者の血と魂を生け贄に聖遺物(アーネンエルベ)と化し遂に創造階位にまで至った。

 

 

創造(ブリアー)――――――愚か者よ、光あれ。(ゲヘナ・ヴルガータ)三勇教、万歳(ブレイヴ・コンプリート)ッ」

 

 

 渇望―――己は塵屑だ。故に、最後くらいは正しい光でありたい。

 

 

 教皇は勇者と出会う前の自分を屑な愚か者と断じた。

 何も信じず、神の代行者と嘯き、権力に汚れた哀れな男。それが教皇。

 

 

「汝、光あれ――――――勇者(実物)を見なければ信じなかった愚かな男の最期に……正しき光を」

 

 

 故にこれは神の奇跡では非ず。

 勇者と出会う前は、口だけはよく回る愚か者だった己をトレースし、嘘を吐き、唾を吐き、この世のモノとは思えない罵倒を吐く、獲物を捕食する無数にある悪魔の口。

 

”優しい微笑みの下は捕食者なり。

勇者と出会う以前の世界は地獄そのものであり、己は口だけの詐欺師なり。

その肩書と発する言葉一つ一つが信者や異教徒を縛り上げる言霊なり。

故に――――――光あれ。光へ浄化される天罰こそ相応しい”

 

 

 以上の詠唱をもって、教皇は人を超えた。

 地獄から這い出る悪魔の口は対象を魂から縛り上げる。

 そして、光を知った悪魔は最後だけでも正しい光になるべく自らを天罰とし、礎となる浄化の柱となり、対象を救済(消滅)する。

 

 だからこそ、盾の悪魔に加担する愚か者を救済しなければならない。

 光に汚染された三人の狂信者と教皇の前に立ちはだかるは勇者の眷属。

 

 ”爪牙”ラフタリア

 ”女騎士”エクレール=セーアエット

 ”自称王位継承権第一位"マルティ=S=メルロマルク

 ”冠羽の覇者(Aksara)”フィーロ

 

 

 どいつもこいつも正しい歴史を知るものなら誰だこいつ?と首をかしげるくらい豹変してしまった女たち。

 勇者不在に派遣された彼女たちは、自らの力で事件解決を行った。

 そしてこの三勇教が発生させた盾の勇者暗殺事件は、勇者の手を借りることなく終息した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも事の発端は何か?

 争いが発生するには原因と理由がある。

 根本的な原初の嫌悪。

 相容れぬと思考停止。

 理由はいくつも思いつく。

 

 一つ、三勇教が盾の勇者を悪魔とし、剣、槍、弓の勇者だけを信仰しているから。

 一つ、三人の益荒男勇者があまりにも規格外過ぎたから。

 一つ、教会関係者がそのせいで、頭が可笑しくなってしまったから。

 一つ、盾の勇者であるマシュがあまりにも天使であったから。

 

 天使であるはずの盾の勇者マシュが襲撃された最大の原因――――――それは。

 

 

「なすびマァマァ~~~~もっとしっかり赤ん坊守らなきゃダメでしょ!!まったくこれだから試験管ベビーは。もっと赤ちゃんを大切にしないと罰が当たるんだぜ!?あ、お母さんのお腹の中で愛も知らず試験管で育ったマスターに、赤ん坊を大切にするのは無理かな?だって自分が育てられてないんだもん!所詮は実験体の使い捨ての駒。管理された白いお部屋に愛はあったのかな?あったとしても、授けられたとしても、その愛は憐憫。哀れで何も知らない可哀そうなかわいい女の子に同情した下心丸出しの爛れた欲望の自己満足でしかないんだよ!!」

 

 

  この赤子、キレッキレである。

 

 

 事件が終息して一息入れるために女子会に招待されたマシュ・キリエライトはべんぼうちゃんに馬鹿にされながらも席に着いた。

 

 

「べんぼうちゃん。ラフタリアさんも居るのですから、あまり口が悪いとお祓いされますよ」

 

「……………………………………槍の勇者様が許可したのです。私からのコメントはありません!」

 

「あら~この子ったら可愛いわね。正に忠犬ね。この場合は好きな男の言うことを素直に聞く恋する乙女がいいかしら?」

 

「フィーロもご主人様だーいすき~!!」

 

「フィーロ殿は見た目に反してこの中で一番厄介だからな……侮れん」

 

 

 女子会は続くよどこまでも。

 べんぼうちゃんをあやしながら暖かなパンを美味しそうに食べるマシュ。

 見た目は大人びていても、まだまだ精神が幼く、槍の勇者様の真似をしてブラックコーヒーの苦味に苦戦するラフタリア。

 周りを巻き込みながら弓の勇者様の良さを語りまくるマルティ。

 そんなマルティに(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪と頷きながら頬っぺた一杯にご飯をほおばるフィーロ。

 大人の余裕か、適度に頷きながら優雅に紅茶を啜るエクレール。

 以外にバランスの取れた五人は、交流を深めていく。

 

 

「マシュ殿は流石盾の勇者であられる。あれ程の集中砲火でほぼ無傷とは恐れ入る。私も騎士として、あの方を支えていきたいのだが……」

 

「エクレールさんは十分頑張っています。あの苛烈極まるクリストファーさん相手にあそこまで食らい付いてるんですから!」

 

「私たちは勇者様にお仕えすればいいのよ。共に頑張り共に駆け上がる……それが理想なんだそーは行かないのが現実よ。荒れ狂う道を、あの方が踏破し、整備された安全な道を歩むしか出来ない不甲斐ない王女よ」

 

「なにさらっと王女と言ってるんですか。王位継承権第二位様?」

 

「ラフタリアと言ったかしら?誰に口を聞いてるのか理解してます?処刑しますよ?」(^ω^#)ビキビキ

 

「えーできるんですかー?今の貴女にそんな権限があるとは思えません王位継承権第二位様?」

 

「その名称やめなさいよ!妹から絶対に取り返すんだから!」

 

「取り返すもなにも今まで第一位になったことがあるんですか王位継承権第二位様?ねえ王位継承権第二位様?教えてください。過去に一度でもあったんですか王位継承権第二位様?」

 

「(ꐦ°᷄д°᷅)」

 

「まずいですよエクレールさん!このままでは楽しいお茶会が台無しになってしまいます!」

 

「任せておけ、んん!……そういえば、戦いのときラフタリアのあの力は凄かったな。フィーロは、規格外として人と言う枠組みなら確実に上位クラスだ」

 

「はいはい!私も気になります!」

 

 

 マシュに話を振られたラフタリアは少し考える仕草をし、口を開いた。

 

 

「あれは、私が凄いんじゃありません。この小さな体では受け止めきれない黄金の輝きを、知らない人にも分けてあげたい。教えてあげたい。……槍の勇者様を知っていただく、只それだけで人は救われるのです」

 

 

 ――――――黄金郷は世界を照らす(エル・ドラード)獣の爪牙(ビースト)

 

 

 形成と創造の中間の技。未熟なラフタリアでは真創造に至れない。

 だが、こと戦闘に関してこれ程有用な能力もない

 その身は黄金の獣により救われた一匹の爪牙。

 ラインハルトに与えられた奇跡は、光となり対象を焼き払う。

 振るわれる魔法剣から放出されるレーザーは、貫通力、攻撃範囲ともに優秀。

 教皇は救いの光を前に抗うすべはなく、最後は正しい救いにより光になった。

 

 

「まさかあれだけ大物ぶっていた教皇がラフタリアの一撃で死ぬとは思わないでしょ。その後の幹部みたいな強そうな感じの三人もほぼフィーロが一撃だし」

 

「文字通り私とマルティ様は役立たずだな」

 

「そんなことありません!来ていただいただけで私は助けられました。皆さん本当にありがとうございました」

 

「えへへ~褒められちゃった!」

 

 

 女子会は続くよどこまでも。

 

 

 

 

 

 厄災まで残り一時間。

 女子会から五人は交流を深め、勇者も今日に合わせ戦いの準備を済ませていた。

 

 

「ボスは我々勇者が担当する。散らばっている敵はエクレール、軍の指揮を任せる」

 

「ハッ!お任せください!戦場に村が隣接していれば防衛にあたります」

 

「今回はラフタリア、メルティ、フィーロもエクレールの指揮下に入ってもらう。アマカスも構わないな?」

 

「異論はない。敵のボスを叩けば終わるのだ。我々で即効終わらせればそれだけ被害は無くなる」

 

「アマカスさんには弓を控えてもらえるよう私も頑張ります!べんぼうちゃんも頑張りましょう!」

 

「え?置いていくって選択肢はないの?」

 

 

 00:05

 

 

 後5分。

 リラックスしている勇者。緊張気味の軍は呼吸を整える。

 そして、

 

 

 00:00

 

 

 世界中に響くガラスを割る様な大きな音が木霊する。

 次の瞬間、フッと景色が一瞬にして変わった。

 空を見るとワインレッドのような色で亀裂が走っている。

 

 

「「「行くぞ」」」

 

「はい!」

 

 

 ソニックブームを発生させる益荒男三人の背中に必死に食らいつくマシュ。

 幽霊船のような巨大ガレオン船が空中を漂い、前進しているのを視界にとらえる。

 みんなの力があれば勝てる。

 そう信じているマシュは、次の瞬間驚愕に身を震わせた。

 

 

「ッツ!!止まれ!!」

 

 

 彼らの実力があれば一撃で滅ぼせるボスを前に四人は急停止する。

 その刹那、()()()()()巨大幽霊船が周りに余波もそよ風の影響を与えることなく消し飛ばされた。

 その人物の、噴き上がる桁外れの闘気が、重力に逆らい男の髪を波うたせた。 荒々しい顔つきに反し、穏やかさすら感じさせる緋色の瞳に稚気が浮かぶ。

 両者の瞳が互いを視界に収める。彼らが出会い、互いに認識した時こそ戦いの始まりとなる。

 故に必然的に凄まじい破滅の気配をぶち撒ける。

 生きているなら、こちらを見るなら、すなわち戦闘開始の鐘である。己の前に立つ以上、誰であろうと最強への道を阻む敵。

殺す以外、どんな処方があるという。

いま高らかに、誓いの絶唱を轟かせた。我とおまえはここにいると、天下に謳いあげるがごとく―――

 

 

「俺のほうが強い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




作者も忘れていたなら読者も忘れているはず√保護者参戦

卵に関するご案内※ある御方の感想を読み閃きました。IFか本編から改めて決めます

  • 原作通りフィロリアル
  • 空亡とプライミッツマーダー
  • 作者の思うがままにふざけた存在が孵る
  • まだ常識のある生物のカテゴリー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。