遊戯王BELIEVER ~遊戯王の新作シリーズをフラゲしてきた(笑)~ 作:ミスタータイムマン
名もなき者・弐さん、感想ありがとうございます。
駄蛇さん、リバイバル召喚の紹介の掲載の許可をさせていただきありがとうございした。
評価とお気に入り登録をしてくださった方々、ありがとうございます。
今回はロウオウ(久我凍也)が他の都市に遠征に行く話のプロローグになります。
本作の世界観では都市はそれぞれの召喚法を持つという設定のため、必然的に新しいオリジナル召喚法が登場します。
ですので、こちらにはロウオウが別の町に旅立つ過程までを掲載します。
デュエル本編はオリジナル召喚法の紹介SSで掲載します。
変則的で申し訳ないです。
後書きにも書きますが、次話はこちら。
https://syosetu.org/novel/277469/2.html
1/12 追記 ようやく、遊戯王の原作カテゴリに載りましたね。何でしばらく反映されなかったんだろう。 明日に掲載順を番外編1の次に載せておきます。
vs
ストリア(《ハイテラー ストリア》) LP500
眼前の黒鉄の巨人は腕にエネルギーを集めていく。
場のカードは0。
黄土色の機械龍を相手にするだけで手一杯だった。
「なかなかやるけどこれで終わりだよ!ボクは《テクノロギア・ダークギガント》でダイレクアタック!」
【Last Attack!Chous Cannon!】
「ここ…までか…」
辺りが光に包まれて俺は意識を失った。
俺はそのデュエルの後、1週間眠っていた。
―在府病院・病室―
「ま、そんな訳でデュエルフェスタでテラーが溢れまくってヤバかったってわけよ。しかもその後、テラーの本拠地が顕現しかけてヤバかったぜー」
ベッドの横できれいにリンゴを剥いている忍者、ジンはそう話す。
「俺が眠っている間にそんなことが・・・」
「ちなみに、本拠地の方は俺が動力炉を故障させたお陰で何とかしたんだぜ」
「そうか。お前の身軽さならそういった芸当も可能か」
思わずタメ息が出る。
俺がいない間に情勢は大きく変わったようだ。
俺はアームドナイトとして数多くのテラーと戦ってきた。
だが、ここまで情勢が変わった事はこれまでなかった。
この数年間は一体なんだったのだろうかと自嘲する。
心残りは一つ位だ。
「ところでジン。一つ聞きたいのだが、俺を倒したハイテラーは誰が倒したんだ?」
「ビリーバーさ。デュエルフェスタの最終決戦で倒したんだ。それにしてもストリア、あいつマジで強かったなぁ。俺も負けたし」
「お前も負けたのか。成る程、ビリーバーは相当な強者なのだな」
ビリーバー、俺は会った事がないがその戦歴と今の情勢を見れば彼は台風の目なのだろう。
「そうだな…。多分1部リーグ最上位の実力の持ち主だろうな。おそらく、全盛期の翼―アマツでも勝利の可能性があるだろうな」
俺の脳裏には入院中に送られてきたあるデュエルの1シーンが思い浮かんだ。
それはアマツと渡り合うリンク召喚使いの無名の少年の姿。
「お前が言うなら確かだろうな。ジン感謝する。これで俺が行くべき道が分かった」
「凍也、どういうことだ?」
リンゴをナイフごと机に置き、こちらを見据える。
「俺の今の体調では暫くはアームドナイトとして戦い、任務を全うするのは難しいだろう。だが、その間でもできる事がある」
ジンへ情報端末に送られてきたある文面を見せる。
「決闘都市交流会?」
「ああ、3ヶ月に渡って各決闘都市を巡ってその土地のプロデュエリストと交流を深めデュエルを行うイベントだ」
各決闘都市はデュエルモンスターズが独自の進化を遂げ、独自の召喚法を編み出している。
そんな都市を代表するプロと戦うのは最高の経験になる。
「今よりも更に地力を上げようって事か」
「デュエリストとして当然だろう。それにあのハイテラーデュエルして1つ分かった事がある。俺はまだ未知の状況への対応力が低いという事だ」
あの時だけではない。マスターテラーとのデュエルでも未知のカードに対応しきれなかった。
これはデュエリストとして大きな弱点といえる。
「確かに。【テクノロギア】やマスターテラー達のカードは見た事もないカードばかりだったな」
「これからの戦いは対応力が勝負になるだろう。幸い別の都市にはここでは見られないカードも数多くあると聞く」
「召喚法そのものが違うからな。更に未知のカテゴリだってあるだろうしな。有給をほとんど使っていないお前ならちょうど良い気分転換になるかもな♪」
異なる召喚法、あのハイテラー ストリアも"そう"だった。
『確かにキミはソコソコやるね。だけどこれはどうかな?』
『現れろ、歴史を刻むサーキット!』
『サーキットコンバイン!』
【LINK SUMMON】
『天工機巧の頂点たる竜の姿を見よ!リンク召喚!現れろ、リンク4!《ハイテクノロギア・ファーヴリル》!』
『リンクモンスターだと・・・!』
あの黄土色のドラゴンに俺の戦線は壊滅させられたのだ。
「そうだな」
この交流会自体、ユニティガーディアンを通して送られてきた正式なもの。事は単純に運ぶだろう。
ジンが帰った後、局長に連絡を入れるとこちらの回復の経過をみながらスケジュールを入れるとの事だった。
交流会を続けながらもこちらに帰れるため、1ヶ月後には1部リーグの試合にも無理なく参加できるそうだ。
「俺はあの時のデュエルを糧に更なる高みを目指す!」
あのビリーバー-奥田遊士のように。