ベル・クラネルの日記帳   作:重言 白

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第⑨話!
そういえば昔居た、3の倍数と3が付く数字の時に⑨になる芸人さん。
今何してるんだろう?

そういえば、憧憬一途もないのにベル君とナァーザが魅了されなかった各々の理由。
ベル君の場合:パンダとかペンギンを見て、全てを投げ出すほど魅了される人、いる?
ナァーザの場合:美の女神?魅了?そんな事よりお金がなきゃ、生活すらマトモにおくれないんだよ!


ベル・クラネルの日記:⑨

 █月█日

 

 3Kほど歩き、港町メレンについた。

 家は持っているので、場所を借りるために町の偉い人に会いにいった。

 追い返された。

 どうやら街長さんはギルドとちょっとした敵対関係にあるらしく、ギルドの手先と話す事はないと言われてしまった。

 誤解されるというのは、かくも悲しいことである。

 しょうがないので、海岸の物陰で1度取り出し、ウィーネを救出。

 どうやら内部で時間は止まっていたようで、食事として中に置いていた魔石と魔液は減っておらず、ウィーネから見るとダンジョンから此処に気づけば来ていた感じなのだとか。

 僕自身を入れてしまうと、金庫の鍵を金庫の中で保管するような状態になってしまうのか。

 その後ウィーネに簡単な変装……エルフのよく着る感じの服とフード付きのマント、長い手袋で肌を覆った。

 エルフだと思えば、話しかけようとか関わろうとする人が殆どいないので、まずバレない。

 結局その後宿をとった。

 まるで人間のように僕らと話し、食事をするウィーネを見て、ほっこりしている人が結構居た。

 今日の晩御飯は海鮮カレー。

 港町なだけあり、新鮮な魚がたくさん入っていた。

 

 

 

 █月█日

 

 今日釣りに出かけたとき、ある着想を得た。

 透き通っていて綺麗な眺めの海……下から見るとどうなんだ? 

 というわけで、これまで解体・研究してきた魔石製品を応用し、着用者の周りに空気の膜を形成する鎧というものを作ってみた。

 名を潜水鎧。

 全身を覆うフルプレートメイルなので重いのが難点だが、なかなかの傑作だと思う。

 今は全身に効果を及ぼすために全身を覆い尽くすような形になっているが、将来的には腕輪のようなアクセサリー1つで効果を発揮するようにしたい。

 それと、ウィーネが泳ぐ人達を羨ましげな目で見ていたので、シンダー・エラに近い効果を持つネックレスと腕輪を作った。

 最初に登録した容姿にしか変装できず、時間制限もあり、ステイタス的な変化が起きない、ただの偽造のための劣化品だが、ウィーネは喜んでくれた。

 ウィーネだけにプレゼントというのも悪い気がするので、アイシャさんにも何かプレゼントを用意する予定だ。

 今日の晩御飯は刺身。

 今日僕らが釣り上げた魚を、宿の板前さんが捌いてくれた。

 生のままの魚というのに気後れしたが、食べるととても美味しかった。

 

 

 

 █月█日

 

 ここの海には、リヴァイアサンの遺骨が埋まっているらしい。

 そんな情報を手にした僕は、昨日作った潜水鎧の実験を兼ねて、潜ってみる事にしたのだが、いくつかのトラブルが発生。

 先ず、怪物祭の時の植物モンスターの襲来。

 コレは、潜水鎧の動力である魔液に惹かれたのだと思われる。

 次に、ロキファミリアのアマゾネス姉妹の襲来。

 コレに関しては何故かがわからない。

 僕がこっちにきているという情報があったとしても、全身鎧で姿がわからないはずだ。

 植物モンスターの横槍により、先にそっちを倒すように動き始めたが、本気でわからない。

 さらに重なった問題は、手負いになった植物モンスターが何を思ったのか僕を咥えたまま、ちょうど入港してきたガレオン船に襲いかかった事だ。

 なんとかガレオン船に大きな被害が及ぶ前に魔石を掴んで引きちぎる事に成功したのだが、そのまま打ち上げられた僕はガレオン船の甲板に叩きつけられた。

 もはやトラブルが起きすぎじゃないかと思うが、この時の衝撃で鎧が歪み、外れなくなるというトラブルが発生。

 しかも船に乗っていたのは共通語を話せないアマゾネスばかりで、侵入者と勘違いされて大乱闘に発展してしまった。

 流石にこちらに非がある事で相手を殺傷するわけにもいかないので、リヴァイアサンの遺骨を見聞するために用意していたトンカチと、鞘に納めた護身用のナイフで相対し、数十名を海に放り出した辺りで、明らかに別格の2名が出てきて戦う事に。

 どちらも自分自身に作用するような魔法を使っていたのか、攻撃をさばくだけでなんか痛かったし、血を舐めるような変態に関わりたくない。

 この潜水鎧、限界まで軽さを追求したせいで耐久性は皆無なので、咄嗟にナイフを投げつけて水中に逃亡した。

 出血が酷いし、潜水鎧の壊れた部分から浸水してきて非常に気持ち悪いということもあり、さっさと陸上に上がって壊れた潜水鎧を破棄、まだ機能が生きている兜だけ回収して逃亡した。

 今日の晩御飯は海鮮丼。

 無邪気に笑うウィーネとの食事以外に癒しのない、まさしく厄日だった。

 アイシャさんは用事があるとかで今日はいない。

 何してもロクな結果にならない気がするので、さっさと寝る。

 ツライ。

 

 

 

 █月█日

 

 昨日の晩、アイシャさんはイシュタルファミリアに一時的に帰っていたらしい。

 というのも、あのガレオン船に乗っていたアマゾネス……カーリーファミリアをここに呼んだのはイシュタルだったのだとか。

 なので、カーリーファミリアの出迎え役兼イシュタルの護衛として昨晩はいなかった。

 本来は、殺生石を利用して行うはずだった儀式で完成する予定だったアイテムを使い、合同でフレイヤファミリアを奇襲するという計画だったのだが、僕のせいで計画は木っ端微塵。

 そして一時的なレベルアップに頼らない、レベル差を覆すような強さを得て真っ向から潰すために鍛え方を僕に教わるという予定だったのだが……

 既にカーリーファミリアに密書を渡していたのを思い出し、慌ててミレンに来たのだとか。

 そしてうっかり僕のことを包み隠さず話してしまい、カーリーとその眷属に興味を持たれたそうだ……

 別の意味で外を歩けなくなった。

 おのれイシュタル、今度会った時には“私は駄目な女神です”と書かれた板を持たせて、歓楽街を一周させてやる……! 

 それとアイシャさんからの情報なのだが、ロキファミリアは女性メンバーしか来ていないようだ。

 部屋にこもろうと思ったが、遊べないと聞いてショボンとしたウィーネが見てられなかったので、変装(シンダー・エラ)して外に出た。

 この間見つけた人気のない海岸で遊んだり、潜水鎧の修理をしたり、アイシャさんへのプレゼントを作っていたりしていたら、何故かアマゾネスに襲撃された。

 大半に逃げられたが、何とか捕縛した1人にどうして襲ってきたのか、どうしてこの場所に来たのかなどと聞いたところ、僕を探しており、見つけたのは女の勘、見分けたのも女の勘との事。

 対策のしようがないぞ……!? 

 この子が捕まったことは気づいているだろうから、この子はこの場所に放置して帰った。

 何故か宿にもアマゾネスが居た。

 アイシャさんにウィーネを預け、一目散に逃げ出した。

 今日の晩御飯は抜き。

 足音がした。

 ここも既に安全じゃないらしい。

 どこかに隠れないと……




自分より強い恩恵無しの男。
アマゾネス的に考えて、どうしますか?
A、攫ってでも、×××××する。
A、みんなで囲って×××××しよう。
A、じゃあ×××××するまで追い込む感じで。

なぜかうっかり属性を付与されたイシュタル。
そもそも原作でも、うっかり白兎をフリュネに持っていかれたり、うっかり春姫と白兎を会わせてしまったり……うっかり属性持ちだったんじゃないか?
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