天の道を往き、総てを司る撃槍   作:通りすがりの錬金術師

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ウィクロスをナナシで本格的に始めました(どうでもいい)作者です。
未来の技フォントが中々決まらなかった…・。

ここから一期最終決戦へと入っていきます。
特に前振りはねぇ、最初からクライマックスだ。行くぜ、行くぜ、行くぜぇ!!!


彼方へと響く歌

『聞こえるか!街に大型の飛行型ノイズが4体現れた!連中はスカイタワーに向けてただ進行している。人を襲う様子が見られないことから制御されているノイズだろう』

 

『つまり、敵の目的はスカイタワーであると?』

 

『その可能性はあるだろう。翼、奏、未来くんの三人はすぐに向かってノイズを討伐してくれ』

 

「了解です!」

 

 

 ふらわーのおばちゃんの所にお世話になってるらしいクリスとお話しようと思って向かっていたら、ノイズ警報と共に通信機にそう連絡が入った。了解って返したのはいいけど、スカイタワーってここからじゃ結構な距離あるよね。どうしよう、ここからシンフォギアを使っていいのかな?

 

 

「こちらです!乗ってください!」

 

 

 そう思ってると、二課のヘリコプターが私のすぐ横に来てくれた。足を用意してくれていたのはとってもありがたい。スカイタワー周辺の人たちが危ないから早く倒して安心させてあげないとね!

 しばらくしてヘリがノイズの上空につくと、私はハッチを開けて飛び降りる。

 

 

Rei shen shou jing rei zizzl

 

 

 降下しながらギアを纏って、アームドギアと三つのミラービットを展開。それらを一つに合わせ、大きな鏡に変形させる。巨大な鈍器と化した鏡を勢いよく振り下ろし、まずは確実に一体を仕留める。んー、技の名前つけるなら、翼さんの『天ノ逆鱗』をパク……リスペクトして『逆鱗』かな?

 大型ノイズを貫いて(撲殺して)着地すると、既に翼さんと奏さんの二人がノイズと戦っていた。

 

 

「すいません!遅れました!」

 

「いや、気にするな」

 

「大型を一体倒してくれた。それだけでも十分な働きだ」

 

 

 それから私たちは地上にいるノイズを片っ端から炭に変えていく。だけど、いくら倒しても空にいる大型が次々と新しいノイズを呼び出している。

 

 

「ならば先に空から落とす!」

 

閃光

 

蒼ノ一閃

 

LAST ∞ METEOR

 

 

 私たちはそれぞれの持つ遠距離攻撃で空の大型を狙うけど、いずれも射程が足りなかった。

 

 

「届かないか……こうも敵に頭上をとられるとやりづらいとは……」

 

「だったらもう一度ヘリで上に」

 

 

 そう言ったとき、私の乗ってきたヘリがノイズによって落とされてしまった。

 

 

「そんな……!」

 

「あいつら……!」

 

 

 翼さんと奏さんが地上の人型やカエルみたいなノイズを、私が空から来る飛行型を撃ち落としながらどうすればいいか考える。その思考に意識を向けすぎたのか、一体撃ち漏らしてしまった。

 

 

「あ……」

 

「小日向ァ!」

 

 

 そのノイズが私に突き刺さる、そう思った時だった。一発の銃声と共に目の前でノイズが炭に変わった。助かったけど、崩れた炭が私の頭にかかってしまった。後で頭洗わないと……。

 

 

「お前は!?」

 

「よお、人気者ども。こいつがピーチクパーチク喧しいからちょいと出張って来てやったぜ。アタシ様に感謝しな!」

 

「クリス!」

 

 

 その手に二課の通信機を持って胸を張るクリス。なんだろう、少しイラッとした。あれなの?あの大きいのかな?あれで私の響を誘惑したの?と、今はそれは置いといて……。

 

 

「か、勘違いするなよ!別に助っ人って訳じゃないからな!」

 

『助っ人だ。少々到着が遅くなったがな』

 

「助っ人?」

 

『そうだ。第二号聖遺物イチイバルのシンフォギアを纏う戦士、雪音クリスだ!』

 

 

 通信機から聞こえる弦十郎さんの頼もしい声。それで翼さんと奏さんも味方と判断したのか笑いかける。

 

 

「ならば、連携してノイズを!」

 

「ふん。いいか、アタシは好きにやらせてもらう!邪魔だけはするなよ!」

 

「あ、おい、待てバカ!」

 

 

 クリスが一人飛び出してクロスボウに変形させたアームドギアで空のノイズを撃ち抜いていく。

 

 

「仕方ない、空のノイズは彼女に任せよう。小日向、後方から援護を頼む。奏は……」

 

「わかってるさ、地上の奴らはあたしたちの獲物だ。一匹残らず叩き潰してやるさ!」

 

 

 翼さんと奏さんが怒涛の勢いでノイズを斬り伏せ、貫いてゆく。私はアームドギアの鏡とミラービットの計4つからビームを放って二人の隙を狙うノイズを優先して撃ち抜く。

 ノイズの攻撃をかわし一端後退した翼さんだけど、そこにクリスも後退してきて、背と背がぶつかってしまう。

 

 

「何しやがる!すっこんでな!」

 

「貴女こそ、いい加減にして。一人で戦っているつもり?」

 

「アタシはいつだって一人だ。こちとら仲間と馴れ合うつもりはこれっぽっちもねぇよ」

 

 

 クリスの物言いにムッとする翼。

 

 

「確かにアタシたちが争う理由なんて無いのかもな。だからって、争わない理由も有るものかよ。それに、この間までやりあってたんだぞ!」

 

「この間……?まさかお前、ネフシュタンの!?」

 

「人と人がそんな簡単に仲良く……」

 

「なれるよ」

 

 

 クリスの言葉を遮って未来がクリスの手を取る。

 

 

「クリスは響と仲良くなってたじゃない。だから響の親友の私とも、その仲間で友人の翼さんや奏さんとも仲良く出来るよ」

 

「な……」

 

 

 私はそっと奏さんの方にもう片方の手を出す。その意味を察してくれたのか奏さんは私の手を握り、アームドギアを地面に刺して翼さんの手も取った。同じように翼さんもアームドギアを刺して、クリスに手を出す。それを見たクリスは震えながら手を前に。そこを翼さんが先んじて握りしめた。

 

 

「なっ!?」

 

 

 それに驚いたクリスは翼さんの手を払い顔を赤くする。

 

 

「お前らバカなのか!?本気でアタシと……」

 

「ええ。貴女も仲良くしたいから手を出したのでしょう?」

 

「それは……」

 

「素直じゃないねぇ、クリスちゃんは。まるで可愛い時の翼みたいだ」

 

「奏!?私は、その……」

 

「誰が『クリスちゃん』だ!恥ずかしいからやめろ!」

 

 

 クリスが恥ずかしさから顔を背けた時、大型ノイズの影が私たちを覆った。それで再び戦いの雰囲気に戻った私たちはそれぞれのアームドギアを持つ。

 

 

「親玉を倒さないときりがない」

 

「……だったらアタシに考えがある。アタシにしか出来ないことだ。イチイバルの特性は超射程広域攻撃、派手にぶっぱなしてやる!」

 

「まさか、絶唱を!?」

 

「おい、それはやめろよ!」

 

「バカか。アタシの命は安物じゃねぇ」

 

「ならば、どうやって」

 

「ギアの出力を引き上げつつも、放出を抑える。行き場の無くなったエネルギーを臨界まで溜め込み、一気に解き放ってやる!」

 

 

 翼さんの問に自信満々に答えるクリス。それならいけるけど、問題は。

 

 

「だが、チャージ中は無防備も同然。これだけの数を相手にする状況では危険すぎる」

 

「それを守るのがあたしたちだろ?友人は助け合ってこそ、だろ」

 

「そうですね!私たちがクリスを守るよ!」

 

 

 クリスに手は出させない!私たちを抜きたいなら、この数の100倍を持ってきて!

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 あいつら……頼まれてもいないことを。アタシも引き下がれないじゃねぇか!

 小日向がアタシの数メートル前で、人気者どもはそれぞれ別れて地上のノイズを倒していく。なんでだろうな、フィーネに裏切られてからぐしゃぐしゃだった心が、あいつらの出してくれた手を繋いだ時から落ち着いてきた。響以外にも信頼出来そうなあいつらの力になりたいとアタシの心が叫んでいやがる!

 

 

「ぶっぱなせぇ!!!」

 

「「「託した!」」」

 

 

 両手に三連装ガトリング、肩には四発の大型ミサイル、腰には大量のマイクロミサイルを。くらいやがれ、こいつがアタシの最大出力だ!

 

 

MEGA DETH QUARTET

 

 

 マイクロミサイルとガトリングが小型の飛行型を、大型ミサイルが空のデカブツを全て撃ち落とした。見たか!アタシ様の力を!

 

 

「やったのか……」

 

「たりめぇだ!」

 

 

 集まったアタシたちはギアを解除する。

 

 

「お疲れ様、クリス」

 

「お、おう。だが、さっきも言ったがアタシはお前らの仲間になった訳じゃないからな!ただ、フィーネを倒したいのと、ようやく見つけた本当の夢を叶えたいだけだ」

 

「へぇ、クリスちゃんの夢ね。何か聞かせてくれよ、な?」

 

「だからちゃん付けはやめろって言ってんだろうが!」

 

 

 こいつ……。ほんとにわかってるのか!?

 アタシが怒ってると、アタシたちの持ってる通信機に連絡が入る。代表して剣の方のアイドルが出ると

 

 

『皆さん!急いでリディアンに戻って来て下さい!学校にノイズが――ザザザ』

 

「藤堯さん?誰か、司令!友里さん!緒川さん!………駄目だ、繋がらない」

 

 

 おい、それってヤバくないか?

 

 

「急ぐぞ、学校にはまだ生徒たちがいるはずだ」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「慌てずにシェルターに避難してください!」

 

「支部長!合唱部の避難終わりました!」

 

「軽音部もです!」

 

「よし!御姉様に任された受持ちはこれで全てよ。私たちも避難するわ!」

 

「はい!」

 

 

 私立リディアン音楽院。この時間は本来なら授業終わりで部活動に勤しんでいる時間なのだが、今は違う。突如現れたノイズの大群がリディアンを襲い、皆必死に逃げていた。

 翌日の仕込みの為に学校に残っていた響は、率先して部活動で残っている生徒や教師を地下シェルターへと誘導。それを見た親衛隊の勇敢な一部メンバーも響に誘導の協力を申し出た。すぐに響はメンバーを分割し、自分がノイズの出現場所に近い所へ向かい、親衛隊をその他の所へ派遣し避難誘導を頼んだ。すぐに自衛隊も駆け付け、次々と生徒たちを避難させていく。

 

 

「ビッキー!」

 

「ちょっと、これどうなってるの!?」

 

「学校がノイズに襲われるなんて……」

 

 

 逃げ遅れた人がいないか、響が確認していると弓美、詩織、創世の三人が声をかけてきた。

 

 

「君たち!早く避難を」

 

 

 そこに自衛隊所属の青年が駆け付け、避難を促す言葉を発する。しかし、その途中で窓を突き破って飛来したノイズに貫かれ炭となったことで止められた。

 

 

「キ、キャァァァァァ!!!」

 

 

 響き渡る弓美の悲鳴。事態の終息まで、まだ程遠い……。




『逆鱗』
巨大な(鈍器)で敵を殴るという未来の近接最強技。ただし、振り回すには未来の筋力値が足りない為、自身の真上に生成してその場で振り降ろす事しか出来ない。


親衛隊の勇敢なメンバー
こう書いて狂信者とも読む。普段の生活はかなり真面。素行も問題ない模様。親衛隊幹部とも言う。


奏がクリスをちゃん呼びしてるのはただからかってるだけです。この先は普通に呼び捨てになります。まあ、からかう時は別ですけど。

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