天の道を往き、総てを司る撃槍   作:通りすがりの錬金術師

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副題の『 』(空白)は書き忘れではなくわざと開けております。偶然投稿直後に見た人は更新を待ってね!

それはそうとついにXDUで推しのキャロルが実装。早速2枚当てて、育成しております。後4枚……課金は最後の手段としてどこまで当てられるだろうか……。

ハーメルンで歌詞の使用許可されましたね。コード入れる必要はありますが。シンフォギアとしては歌詞がないとなんか物足りないような所ありましたしね。


天ノ寄道:風斬る戦神~貫くは『 』の道
その1


 ルナアタックと呼ばれる事件から凡そ1月。月が欠け、それが落ちてきた事件は人々の注目の的となっていた。それによりシンフォギアシステムの存在が全世界に公開される等、日本政府は対応に追われててんてこ舞いである。

 

 そんな中、終息に貢献した功労者の一人である『天の道を往き、総てを司る女』こと立花響は、未来たちの頼みもあって、二課の仮設本部である潜水艦の中にある食堂で料理を作っていた。シンフォギアシステムの使い手である未来たちが安全の為、一時軟禁状態なので外に出られず、響がここに作りにくるしか無かったのだ。なお、マスクドライダーシステムについては露見しておらず、詳しい事情を知っているのはルナアタックの当事者たちだけとなる。

 

 

「あー、疲れたー、腹減ったー!響、飯ー!」

 

「すまない、立花。私たちの分も作って貰っていいだろうか?」

 

 

 そこに翼と奏がやってくる。昼にはまだ早い為、食堂には三人以外他に誰もいない。

 

 

「任せておけ」

 

 

 さっとエプロンを身に付けた響がそう返事をして、早速料理に取りかかろうとしたその時。

 

 

「ん?なんだこれ?」

 

「これは確か、立花の使っていた……?」

 

 

 ハイパーゼクターがどこからか飛んできて二人の座った席に現れた。気になった二人はハイパーゼクターに触れた。

 

 

「うおっ!?」

 

「なに!?」

 

 

 その瞬間、ハイパーゼクターが激しく発光した。三人はあまりの眩しさに手で目を覆う。そして光が収まった時には食堂には誰もいなかった。

 

 

「お待たせ、響!………あれ?」

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

「まぶしっ……なんだったんだよ、一体」

 

「奏……」

 

「どうした、翼……って、え?」

 

 

 おいおい、どういうことだよ。さっきまであたしらは食堂にいたよな?なんで、()()()()()()()()()!?まずいぞ。ここがどこかわからないってのもあるけど、なにより……

 

 

「どうしよう、奏。私たちの変装道具、二課に置いたまま……」

 

「仕方ない、緒川さんに迎えに来てもらうか」

 

「そうよね。それしかないよね」

 

 

 ポケットに入れていた携帯を取り出して電話をかけようとする……ん?

 

 

「圏外になってる……」

 

「え!?……私のもね」

 

 

 どうなってんだよ……。響の飯も食いそびれたし、さいっあくだ。

 

 

「……な………よ……」

 

「え…………あ………」

 

 

 ッ!人の声……どうする、接触するか?いや、でも下手な人だと『人気アイドルユニット、ツヴァイウィングがまさかの迷子!』とかゴシップ記事に書かれそうな……。

 

 

「どうする?」

 

「ひとまず様子を見ましょう。接触するのはそれからでも遅くないわ」

 

「だな」

 

 

 身を隠しながら相手を見ようとゆっくり近づいていく。そしてその姿が見えた時

 

 

「は?」

 

 

 そんな間抜けな声を出してしまった。

 

 

「ッ!そこか!」

 

 

 それであたしらに気づいたのか、苦無が飛んできて、あたしの目の前に刺さった。翼を見ると翼もあたしの方を向いていた。翼も相手の姿に驚いたんだろうな。

 

 

「おい、先輩!?なにしてんだよ!?」

 

「ハッ!……すまない、つい」

 

「ったく。おい、大丈夫か?怪我は……は?」

 

「どうした、雪音……は?」

 

 

 だって()()()()()()()()()()()()()()()()()()なんだからさ……。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「……ここは?」

 

 

 響が目を開けると、そこはどこかの廃工場だった。誰かの話し声が近くから聞こえたので物陰に隠れ、耳を澄ます。

 

 

()()()は?』

 

『S.O.N.G.の連中が確保したようだ』

 

『なんとしてもそれを奪うのだ。我々なら誰が相手だろうと勝てる』

 

『そうとも。そしてその力を持ってこの世界を俺らの手に』

 

 

 中々に物騒な話をしている。S.O.N.G.がなんだか響にはわからなかったが、放っておく訳にはいかないようだ。

 

 

『だが、この世界にいきなり()()()()()時はどうしたものかと思ったが……』

 

『我らと同等に戦える()()()()()()()()()()()()()()()()だったとは』

 

 

 さらに興味深い話が聞こえて来た。もう少し話を聞きたかったが、男たちの内の一人の姿が緑と黒の体色をしていて、右手がゴツく球体がついているネイティブ――ランピリスワーム――へと変化したのを見て、ここで逃がしては危ないと思い、響はカブトゼクターを呼び出して飛び出した。

 

 

『ッ!誰だ!』

 

『……子供か。だが見られたからには』

 

『いや待て!奴の横に飛んでいるのは!?』

 

「変身」

 

【HENSIN】

 

 

 カブトゼクターを掴み変身する響。そしてネイティブたちの方へと駆けながら、ゼクターホーンを弾きライダーフォームへとなる。

 

 

『なぜ、ライダーが!?』

 

『ここは俺が受け持とう。お前たちは計画を遂行しろ!』

 

『……生き延びたら例の場所だ!』

 

「逃がすものか……!」

 

【CLOCK UP】

 

 

 擬態した姿のまま逃げていくネイティブたち。響はクロックアップを発動させ追いかけるが、ランピリスも同じくクロックアップを行い、右手からプラズマを放って響の道を阻んだ。

 

 

『どうやってこの世界に現れたが知らんが、俺たちの邪魔はさせない』

 

 

 そう言いながら殴りかかってくるランピリス。響はそれを掴んで受け止めると同時に、掴んだ手を引いてランピリスの体勢を崩す。そしてそこに何度も拳や蹴りを叩き込む。堪らず、ランピリスは自分をも巻き込みつつプラズマを周囲に放つ。それによって響の攻撃の手が少し緩み、ランピリスは響の間合いから離れる。

 たったこれだけの交戦でランピリスは響を自分より格上の存在だと認識した。それでも彼は戦う、仲間の為に。全力の一撃を放とうと、右手の球体にプラズマを圧縮してチャージしていく。バチバチという音が鳴り、光が大きくなっていく。それを見た響もゼクター上部のボタンを押していく。

 

 

【ONE TWO THREE】

 

 

 そしてゼクターホーンを一度戻す。

 

 

『……行くぞ』

 

「来い」

 

 

 ランピリスは響に向かって駆け出す。振りかぶったランピリスの右手。ゼクターホーンを開き、エネルギーを収束した響の右足。それがぶつかり発生した衝撃で周囲に亀裂が入る。二人のクロックアップも終わっていてただでさえボロボロだった廃工場がさらに崩れていく。そして最後に立っていたのは……。

 

 

『……ガハッ』

 

 

 響だった。ランピリスはその場で爆発して消えた。だが、逃げたネイティブを追おうと響が目線をそちらに向けた時。

 

 

「 Balwisyall Nescell gungnir tron 」

 

「何……?」

 

 

 聞こえてきた声とその内容に響は驚いた。その声は()()()()()で、()()()()()()と言ったのだから。

 

 

「よっと……。あの!」

 

「……なんだ」

 

 

 そして壊れた壁の向こうからシンフォギアを纏って現れたのは、立花響その人だった。これによりネイティブたちが言っていた、『この世界』やら『飛ばされた』とかの意味が正確に理解できた。ここは並行世界、パラレルワールドと呼ばれる所なのだと。彼らも、響と同じように何らかの理由で飛ばされてきたのだ。

 

 

「ここで何をしてたんですか?」

 

「……お前に答える必要はない」

 

「さっきの爆発もあなたの仕業ですよね?逃げていく人もいました。教えてください!あなたが何を目的としてるのか。それが悪いことじゃないなら協力できると思うんです!」

 

「………クロックアップ」

 

【CLOCK UP】

 

「へ?……ひゃあ!?」

 

 

 響はクロックアップして軽く拳を何発か、もう一人の自分に当てる。

 

 

【CLOCK OVER】

 

「な、なにを……」

 

「これに反応出来ないなら出来ることは何もない。私に関わるな」

 

【CLOCK UP】

 

「え、あ!待ってください!……消えちゃった」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 翼のそっくりさん(?)とクリス(?)と遭遇したあたしたちはS.O.N.G.とか言う所に連れてこられた。ってか、ここって二課の仮本部だよな?でも制服とか違うし……。もしかしてあの短い時間で前に旦那が言ってたネイティブとやらにでも乗っ取られたか!?色々と説明がしたいから本部に来てくれって言われて、ついそのまま着いてきたが、これってヤバいやつなんじゃ?いや、でも旦那や緒川さんが負けるとは思えないし……。

 少し不安に鳴りながら、モニタールームに入ると……。

 

 

「よく来たな!並行世界の奏に翼!」

 

 

 シルクハットを被った旦那に、そんな台詞と一緒に出迎えられた。……並行世界?

 

 

「……と、いう訳だ」

 

「なるほど……」

 

 

 旦那から並行世界と、完全聖遺物ギャラルホルンについて説明された。並行世界とは、あり得たかもしれない可能性の世界。そしてギャラルホルンは、数多もの並行世界を観測して、接続する機能があるらしい。どうやらこの世界ではあたしは死んでいるらしい。あのライブ事故で絶唱を唄ったんだとさ。

 

 

「つまり、そのギャラルホルンってのを使えばあたしたちは帰れるってことか?」

 

「そうだ、と言いたいが残念ながら無理だろう」

 

「どういうことですか?」

 

 

 曰く、今回はギャラルホルンは起動していないとのこと。正確には起動してはいるんだが、他の世界へのゲートが開いていないらしい。

 

 

「つまり、現状では奏と翼が自分の世界に帰るには、こちらに来たときと同じプロセスを踏まないといけない可能性がある。そちらで何があったか教えてもらっても構わないか?」

 

「まあ、あたしたちも帰れないと大変だしな。いいよな、翼」

 

「そうですね。わかる限りですが、お話しましょう」

 

「あ、待ってくれ。もうすぐ別任務に行った響くんが帰ってくる。話はそれからでも構わないか?」

 

 

 こっちの響か……。翼やクリスは同じ感じだったし、響もそうなんだろうな……。

 

 

「すいません、師匠!立花響、ただいま帰還しました!……って奏さん!?それに翼さんが二人いるぅぅぅぅ!?」

 

 

 いや、誰だよお前!?………え、響?本当に?




立花(天道)響
無所属。仮面ライダーカブトの資格者。弦十郎から二課に所属しないか誘われているが、断っている。だが、パーティーで振る舞った料理が二課職員にも人気となり、依頼(※有料)を受けてたまに作りに行っている。

エプロン:未来が響の為に作った物。デフォルメされたカブトムシとリボンのアップリケがついている。

ハ井パーゼク太くん(ハイパーゼクター)
()()()()()()()()()ゼクター。世界の危機を感知すると響の前に現れる……ことがある。


そして頂き物の今幕間のタイトル絵です。


【挿絵表示】




そして、幕間が始まったばかりですが一つお知らせがあります。
この度、リア充支援団団長heroさんの戦姫絶唱シンフォギア~響き交わる伴装者~とコラボすることになりました!Yeah!
幕間と同時並行か、幕間終わってからの更新になるかのどちらかだと思います。G編はその後ですね。コラボのあらすじ(?)は伴装者の72話の後書きに載っております。良ければ伴装者の本編も一緒に見てくださいね!
フフフ……テンション上がってきたぁ!

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