さて、皆さんお待ちかね。我らが天道ビッキーの戦闘シーンです
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と言うとでも思ったか!残念ながら有りません(無慈悲)
いや、見せ場はまだここではないので、ね?それに原作でもあの後、フィーネ一味は撤退しますし?
と、言うわけで前回の事態の収束のダイジェスト(?)と秋桜祭の前準備(?)回をどうぞ。(※ここまで前書き)
流石は響。と、言ったところだった。
たった一人で二人の装者と再変身したドレイクを相手に、一歩も引くことなく勝った。……まあ、正確には勝った、というより相手が撤退していった、っていう方が合ってるかな。
装者二人のコンビネーションも、ドレイクの援護射撃も、響は華麗に捌いて、的確に反撃を当てていった。そんな中、相手の装者二人のギアが悲鳴をあげた。どうやら奏さんと同じくLinkerを使っていたみたい。それを見たドレイクが地面に銃を乱射して目隠しを作って、それが晴れた時にはフィーネ一味の姿は消えていた。
後で合流した翼さんから聞いた話では、マリアさんも同じくLinkerを使っていたみたいで、ほぼ同じタイミングで動きが止まったらしい。
そして、代わりに海上にいきなり姿を見せたのはエアキャリア。それからは梯子が下ろされ、そこにマリアさんが掴まり、さらに一番下には三人抱えたドレイク(マスクドフォーム)の姿も。全員が収容されると、何処かへと飛んでいく。逃がさないとばかりにクリスがアームドギアをスナイパーライフルへと変形させ、狙いを付けるも、現れたときと同じように一瞬にしてその姿を消した。それ以降、見つかることはなくただ時間だけが過ぎていった……。
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「ぜぇ……はぁ……死ぬかと思いましたよ」
「ご、ごめんなさい……」
「ふんっ、いい気味デスよ。セレナもこんな奴に謝る必要なんてないデス」
「……まさに自業自得」
「おや、酷い言い様ですね」
「当たり前デス!誰のせいでアジトを抑えられたと思っているんデスか!」
「やめなさい、切歌」
「マリア!でも……」
「ドクターを責めても何も変わらないわ。それよりも次の話をしましょう」
『マリアの言う通りです。虎の子たるネフィリムを守りきれたのがもっけの幸い。とは言え、アジトを抑えられた今、ネフィリムに与える餌がないのが、我々にとって一番の問題です』
「確かに。……今、暴れられたら危険」
「ですね。でも餌の補給なんてどうすれば……」
「ふふふ。持ち出した餌こそ失えど、全ての策を失ったわけではありません。ここは僕に一つお任せを」
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秋桜祭の近づいてきたある日の事。
「さぁ、これより第753回響御姉様親衛隊(リディアン支部)の会議の開幕を宣言するわ!副支部長」
「はい、本日の議題はこちらになります。『秋桜祭について』」
今日の授業が終わり、秋桜祭の準備に取り掛かろうとしたところ、突然現れた長野先輩に拉致ら……ゴホン連れられて、親衛隊の会議室(リディアン音楽院内空き教室)に私はいた。
「同士が手に入れた情報では、響御姉様はクラスでの出し物とは別に屋台をやるとのこと。そこで、我々の意思を統一したいと思います」
「はい」
「どうぞ」
「そのようなことをしなくても、我々の意思は一つだと思いますが」
長野先輩に促され、発言された内容に親衛隊のメンバーが次々と肯定の意を示していく。
「では、同士たち。響御姉様が屋台の手伝いを……そうですね、二人ほど求めた場合はどうしますか?」
「「「「「もちろん、私がお手伝いを……あ゛?」」」」」
「と、このように我々の内で争う可能性がありますので、今ここで各々の役割を固定いたします。よろしいですね?」
なんで私、ここにいるんだろう……。
「しかし、副支部長!どうやって役割を決めるつもりですか!まさか、独断で……」
「そこは安心してください。これより、皆さんには希望の配置ごとに分かれ、順にその気持ち等をアピールして貰います。公正さを保つため、審査員はこちらの響御姉様の御親友である小日向さんにつとめて頂きます」
「え!?」
………はい?え、私!?アピール?審査員?どういうこと!?
長野先輩の告げた言葉には(なんでかわからないけど)全員が納得していた。解せぬ。
「まずは役割分担先を発表致します。『響御姉様の店手伝い』が交代要員含めて8人、『響御姉様の店警備』が4人、『響御姉様の店宣伝』役が3人、残りのメンバーは普段通りに活動すること。ただし、手伝いの枠は響御姉様が直々に選んだ者がいた場合は当然ながら、そちらの方優先です。警備のメンバーは万が一に備え、腕に自信のある者のみとします」
「では、まずは……」
そして、着々と話は進んでいき……。
「ただいま……」
「お帰り、未来。……どうした?疲れているのか?」
「あー、うん。ちょっと色々あってね……」
部屋に帰るなり、自分のベッドの上に荷物を放り投げつつダイブ。ハハハ、次があったら絶対逃げ出そう、そうしよう。響の為だと思って手を貸したけど、後になってよく考えたら、親衛隊の人たちなら、誰であっても迷惑行為を働くなんて事はありえないし……。むしろ、響に迷惑をかけた相手に対して、暴走しないかが不安というか……。うん、もうそこは任せるから貴女たちで好きにしてって、出きる限り私を巻き込まないでって、言おう。
「響」
「ん?」
「……頑張ってね」
「……?ああ」
少し困惑してる感じの返答が来たけど、響なら大丈夫だと思う。
なお、この日の晩御飯は焼きそば(屋台用試作品)だった。特製ソースがきいてて味も良く、具も野菜多めで体に優しい。うん、響のご飯食べたら元気出てきたし、明日も頑張れるよ!(いつものこと)
まあ、親衛隊の手綱は私には握れないから、暴走しないことだけを祈っておくことにする。
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リディアンの秋桜祭当日。
「調、セレナ。わかってるデスね?」
「うん、切ちゃん。あいつらの学校は学園祭で誰が入ってもおかしくない。特に私たちの年代なら」
「そこで、気を見てあいつらのギアを奪う。やることはこれだけデス」
「えーと、ほんとにやるんですか……?」
フィーネのエアキャリアから抜け出した三人。その手にはリディアンの学園祭のパンフレット。そう、三人はリディアンに潜入してギアを奪おうと画策していたのだった。
「やらなきゃダメなんデスよ!じゃないと私たちのギアがエサにされちゃうかもしれないデス!」
「それに、私たちが失敗したらマリアが出る事になる。それだけはさせちゃダメ」
「それとも、セレナはマリアがマリアじゃなくなっても、いいと言うんデスか!?」
「そ、それはもちろんダメです!だって、私は……」
「セレナ?」
「あ、ううん。なんでもありません。わかりました、私も手伝います!」
「じゃあ、はい、これ」
「え?これは……メガネ?」
調が取り出したのは三人分のメガネ。彼女曰く、『潜入美人捜査官メガネ』らしく、これを装着すると、 誰に見とがめられることなく目的地までの到達を可能とするそうだ。(なお、実際の効果のほどは不明である)
「ふふふ、これでアタシも一人前のエージェント。どうデスか?」
「うん、似合ってるよ。切ちゃん」
「えっと、はい。似合ってます」
「早く二人も着けるデスよ」
先に着けた切歌に続き二人もメガネを装着。そして、三人はリディアンへと足を向けたのだった。
「あ、そう言えばそのパンフレットはどこで手に入れたんですか?」
「これは貰い物」
「前に街を歩いてたら、屋台やってた人に貰ったんデス!」
「しかもその人、リディアンの生徒みたいなの」
「料理も美味しかったんデスよ、値段もお手頃で」
「サービスもいっぱいして貰った」
「そ、そうなんですか……え、それってたぶんあの人だよね……?」
最近返信出来てないけど感想はしっかりみています。送ってくれると作者が喜びモチベが上がります。
フィーネの撤退シーンの説明
ウェル博士を始めとする四人はドレイクのクロックアップで海の中へと共にin。そこでドレイクは水中戦仕様のマスクドフォームにプットオン。そしてエアキャリアの下へと移動。(なお、ウェル博士だけは生身なので必死に息を止めていた)そこで梯子に掴まり収容
という流れですね。
下手に陸地にエアキャリアを寄せたら、まあカブトがなんとかしてしまいそうなので、離れた海上にのみ出現というわけです。
そして、ここで(作者としても予想外の)再登場を遂げた(翼のクラスメイトにして親衛隊リディアン支部副支部長という設定のモブ)長野先輩。うん、親衛隊で名前付いてるの彼女だけだしね……。なお、前回登場(初登場ともいう)は第四話。まあ、モブには変わりないので恐らく今後の登場予定はない(はず)。有ってもこの秋桜祭の期間のみ。その後はリディアンが舞台にならない限りは親衛隊の『し』の字すら出てこないかも。
要らないと思うけど、どうせなので親衛隊リディアン支部の設定を投げておく。
響御姉様親衛隊リディアン支部
表向きはアイドル研究会という名で部活登録されている。アイドルなどから歌唱力や表現力を学ぶ部活……だったはずが、いつのまにか親衛隊の支部になっていた。まあ、所属している彼女たちからしたら響はアイドルとも言っても過言ではないので、部活的には間違ってはいない……のか?
会議(というなの集まり)は多い時には日に何度も行われる。少なくとも一日二回(朝夕)はやってる模様。