────愛とはあまねく全ての許容であり、恋とは自他の身すら削る自傷である。
昔の話をしよう。
一人の王子と、彼に仕えた従者の話だ。
遥か昔の、それこそ人がまだ神に従って生きていた時代のことだ。
断っておくならばこれは幸福に終わる話ではない。それどころかまるで救いのない終焉を迎える話だ。
始まりから間違っていた。いや、そもそも正しかったところで残酷な事には変わりない。ただ登場人物が変わるだけのこと。
正しいことが幸福とは限らない。
前提からボタンを掛け間違って、ずれにずれて、修正も効かぬまま最後まで到達してしまった───そんな、話。
言葉にすれば悲劇と呼ぶにふさわしい。
悲劇、そう悲劇だと物語であるならばそう呼んだであろうが。ああ、この世界においては史実だった。
───これは一人の王子が『英雄』に至る物語だ。
*
表紙(オリ主外見あります)↓
【挿絵表示】
カルナの保護者になるつもりだった女神の化身が紆余曲折あってアルジュナの乳母兼従者になった話。捏造マハーバーラタ編をベースにカルデアの様子もちらほら。プロット通りに進めば5章北米で名物・自分との戦いと羽衣伝説、2部4章は逆黄泉平坂が開催されます。
※(R7.11.29)以前の内容から再構成しています。1話からの閲覧を推奨します。
※pixivで先行公開中。内容に変更はありません。
昔の話をしよう。
一人の王子と、彼に仕えた従者の話だ。
遥か昔の、それこそ人がまだ神に従って生きていた時代のことだ。
断っておくならばこれは幸福に終わる話ではない。それどころかまるで救いのない終焉を迎える話だ。
始まりから間違っていた。いや、そもそも正しかったところで残酷な事には変わりない。ただ登場人物が変わるだけのこと。
正しいことが幸福とは限らない。
前提からボタンを掛け間違って、ずれにずれて、修正も効かぬまま最後まで到達してしまった───そんな、話。
言葉にすれば悲劇と呼ぶにふさわしい。
悲劇、そう悲劇だと物語であるならばそう呼んだであろうが。ああ、この世界においては史実だった。
───これは一人の王子が『英雄』に至る物語だ。
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表紙(オリ主外見あります)↓
【挿絵表示】
カルナの保護者になるつもりだった女神の化身が紆余曲折あってアルジュナの乳母兼従者になった話。捏造マハーバーラタ編をベースにカルデアの様子もちらほら。プロット通りに進めば5章北米で名物・自分との戦いと羽衣伝説、2部4章は逆黄泉平坂が開催されます。
※(R7.11.29)以前の内容から再構成しています。1話からの閲覧を推奨します。
※pixivで先行公開中。内容に変更はありません。
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1章 王子と従者
- 1.報いの英雄には従者が見えない (改)
- 1.5.幕間・施しの英雄と働き者の従者ちゃん (改)
- 2.白き王子には精霊の従者がついている (改)
- 3.従者は主を抱きしめてあげたかった (改)
- 4.思惑、密やかに (改)
- 4.5.幕間・従者は髪結いが得意である (改)
- 5.従者と五人の王子たち (改)
- 6.従者と凶兆の王子 (改)
- 7.因果のはじまり(前) (改)
- 8.因果のはじまり(中) (改)
- 9.因果のはじまり(後) (改)
- 10.王子と従者 (改)
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2章 誠心は試される
- 11. 清廉なる王子と背徳の芽生え (改)
- 12.ほころぶ義心(前) (改)
- 13.ほころぶ義心(中) (改)
- 14.ほころぶ義心(後) (改)