おかしな人間がブラック鎮守府に着任する話   作:古明地響

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第9話 紅く狂気に染まった二人の瞳 後編

五年前 幻想郷 紅魔館

少年「その程度か?そんなんじゃ、俺にも[霊夢]にも勝てねぇぜ。二人とも本気で来いよ!俺からしちゃ、退屈しのぎにもなりゃしねぇぞ。」

?「五月蝿いわね!こうなったら、合わせなさい!フラン!」

フラン「えぇ!お姉さま!」

?「スペルカード![神槍 スピア・ザ・グングニル]!」

フラン「スペルカード![禁忌 レーヴァテイン]!」

少年「へぇー、合わせてくるんだ。でも、無意味だね。スペルカード。[滅符 白き不死鳥は悲しみに沈む]」

少年の弾幕と二人の少女の弾幕は互いにぶつかり合い弾ける。

少年「やれやれ。もう一つスペカ使うか。スペルカード。[滅符 白き不死鳥は孤独を嫌う]」

少年は追加で新たなスペルを発動させる。

少年「さてさて、この弾幕の密度だ。避けれるもんなら避けてみな!アハハハハハハハ!!」

少年は勝利を確信し笑うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

現在 舞鶴鎮守府

翔「もうそろそろドックにつくな。はぁー、一日目からキツイぜ。」

白露「ここまで来るまでいろいろ聞いたけど、提督の能力の方がチートじゃねぇか?」

翔「まぁ、確かに俺の方がチートだな。だけど、俺からしたら君の方がチート染みてると思うぜ。それと、俺は君らと対等な立場でいたい。だから、提督だとか司令官だとか言わないで名前で呼んでくれないか?」

白露「はぁ?まぁ、いいけどよ。えーと、翔でよかったよな?」

翔「あぁ、それでいい。さて、ドックに着いたな。」

翔はドックの扉に手をかけたが、何故かその手は止まる。

翔「、、、、、。なんか嫌な予感がするな。念のためだ、白露。この扉を開けてこの先一人で行ってくれ。」

白露「?何か知らねぇが、わかったよ。」

翔は扉から離れる。白露が扉を開けるとそこには、今ドックからあがったばかりの艦娘達が着替えてる途中だった。白露は、そっと扉を閉じる。

白露「、、、、、。翔。マジであんたがここの扉を開けなくて良かったと思う。」

翔「やっぱりか。あそこで扉を開けてたら死ぬところだったぜ。はぁー、同じ体験は一度でいいわ。」

白露「おいおい。まさか、これも経験済みか?」

翔「あぁ、思い出すだけ嫌な思い出だぜ。まさか、まだ着替えてる途中だ思わず部屋の扉を開けると、、、。まぁ、あとはお察しの通りだ。」

白露と翔が話していると、ドックから一人の艦娘が出てきた。

?「白露!無事だったっぽい?」

出てきたのは白露の妹の夕立だった。

白露「夕立!もう、傷は大丈夫なのか?」

夕立「大丈夫っぽい!それと、新しい提督の話も聞いたっぽい!」

夕立は翔に近づき挨拶をする。

夕立「こんにちわ!白露型駆逐艦の夕立っぽい!さっきは助けてくれてありがとうだっぽい!」

翔「別にお礼を言われるようなことはしてなしさ。それにしても、君は能力を持ってるはずだが、制御できているのかい?」

夕立「うーん。さっき[紫]とか言う人が言ってたっぽい。夕立には[核融合を操る程度の能力]があるらしいっぽいけど、制御とか教えてもらってないっぽいよ?」

翔「?なら、制御は出来てるってことか?おかしいな。その能力なら制御するのは難しいはずなんだが、艦娘だからなのか?ん?」

翔はあることに気づく。それは地下牢で見た彼女の瞳と今の彼女の瞳だ。確かに色は同じなのだ。違うのは狂気を孕んでいるかだ。今の彼女の瞳には狂気など一切なかった。

翔(どういうことだ?地下牢で見た瞳はいったい。これは注意が必要かも知れねぇな。)

翔「さてと、二人とも。俺は今から食堂に行かねぇといけねぇからそれじゃ。」

翔は走って食堂に向かい厨房に入る。

翔「さてと、始めますか。まずは援軍を呼ばねぇとな。」

翔はスマホを取り出しLINEを開ける。

翔[えーと、咲夜 妖夢 美鈴 藍 鈴仙 夢子は厨房に来てくれ。]

DIO[わかったわ。]

庭師[わかりました。]

めーりん[了解です!]

ちぇーーーん![( ´∀` )b]

うどん[すぐに向かいます。]

夢子[幽香さんと勇義さんはどうします?]

翔「二人には別のことを個別で頼むつもりだよ。以上。」

翔はLINEを閉じる。

 

 

 

 

 

 

 

京都市のとある大学

?「岡崎教授。お客様がお越しになりました。」

?「ん?通してあげて。」

一人の少女が部屋に入ってくる。

?「失礼するよ。久しぶりだね、岡崎教授。六年ぶりかな?」

教授「そうね。貴女がこちらに戻ってもう六年になりましたか。で、今日はどのような用件でこられたのですか?」

?「単刀直入に言うよ。翔に会わせてくれ。」

教授「いきなりですね。まぁ、会うことはできますよ。何せあの子は今舞鶴にいますから?」

?「舞鶴?何故そんなところに、、、。まさか!」

教授「えぇ、貴女の脳裏によぎったことで間違いないと思いますよ。」

?「そうか!こうしちゃ居られない!今すぐに舞鶴にいかないと!あっ、岡崎教授、спасибо(ありがと)!」

礼を言うと来客は出ていく。

教授「はぁー、もうあれから八年になるのね。」

?「そうですね。教授、お茶です。」

教授「あっ、ありがと。」

?「そういえば教授。今あの子が何をしているかご存知ですか?」

教授「ん?知らないね。なにやってんの?」

?「これです。」

教授はとある新聞の一面を見せてもらう。

教授「へぇー。まぁ、あの身なりじゃバイトも雇ってもらえないからね。どう見たって小学生だからね。まさか、殺し屋になってるとは思わなかったわ。」

新聞の見出しにはこう書かれていた。

[次に燃やされるのは誰だ?]

?「内容は今から三年ほど前に起きた殺人事件からですね。今までに50人は焼き殺されています。それに悪人ばかりが。」

教授「ふーん。悪人ばかりならいいじゃない。実際に翔君が殺してるのも悪人ばかりだからね。」

 

 

 

 

 

?「、、、。舞鶴か。よし、行くとするか。」

岡崎教授の元を訪れた一人の少女。腰まである銀髪にブルーグレイの瞳。 頭には帽子をかぶり、黒と白のセーラー服を着ていた。ヒュッ!と風が吹く。すると、少女はその場から姿を消したのだった。




今回は夕立の紹介です。

名前 夕立(ゆうだち)

種族 艦娘

艦種 駆逐艦

能力 核融合を操る程度の能力

特徴 背中まで伸びた亜麻色の髪。白露と同じセーラー服。語尾が「っぽい」

詳細 白露型四番艦。紅い瞳の艦娘。普段は人身の能力を制御しているが、一定の条件でリミッターが外れると暴走する。そのときは紅い瞳が狂気を孕む。
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