おかしな人間がブラック鎮守府に着任する話   作:古明地響

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第14話 殺意の境界と近くて遠い距離 中編

舞鶴鎮守府中庭

翔「イテテ、誰だ?俺を突き落としたのは。それに、飛べねぇし能力も全部封じられてるだと!こんなことできるのは紫姉だけだ。でも、紫姉にこんなことするメリットがない。じゃあ、隠岐奈姉か?でも、能力を封じることなんて出来ないし。一体誰だ?」

?「普通の人間ならあの高さで死んでいるんだけどね。」

?「どうでもいいだろ?そんなことより早く殺そうぜ。」

翔の背後から二人の少女の声が聞こえた。後ろを振り向き声の主を確認する。そこに居たのは青髪の少女と黒髪でセミロングの少女がいた。

翔「えーと、青髪の子が[涼風]で黒髪の子が[時雨]だっけか?」

時雨「へぇー、一度も会ったことがなくても名前を知ってるんだね。」

翔「あぁ、資料を通してだがここに所属している艦娘の容姿、性格、名前は覚えた。」

涼風「時雨の姉貴、アイツさらっと凄いこと言ってねぇか?」

時雨「フフ、そうだね。まぁ、僕も人の事言えないけどね。君のことは調べしてもらったよ。死神代理の小野塚翔さ

ん。」

翔「なんで俺の名前を知ってるだ?君は昼間食堂に居なかった筈だ。」

時雨「フフ、相手に手の内なんて見せると思う?まぁ、ヒント位はあげるさ。どうする?」

翔「、、、。要らねぇよ。君の能力は[境界を操る程度の能力]だろ?」

時雨「へぇー、なんでそう言いきれるんだい?」

翔「俺の能力を封じてるからだ。そんなこと出来る能力は一つしか知らないんでね。」

時雨「なんだ、簡単に当ててくれるじゃないか。」

涼風「なあなあ、時雨の姉貴。早く始めようぜ。」

時雨「そうだね。あっ、そうだ。」

パチン!

時雨は指を鳴らす。すると、、、。

翔「ん?なんだ?いきなり何も見えなくなったぞ!まさか、、、。時雨、君今俺の視界を切り離しただろ?まさか、能力無し武器無し視覚なし。うわぁー、キツイわー。」

時雨「余裕そうじゃないか。」

翔「まあな。こんな状況初めてだけどなんとかなるって思ってるからな!いくぜ!」

翔と二人の艦娘との戦いが始まった。

 

 

 

 

 

 

舞鶴鎮守府食堂

食堂には厨房にいたメンバーと白露、夕立、朝潮がいた。

咲夜「カレー食べただけであそこまで号泣するなんて。一体どこまで酷かったのよこの鎮守府は。」

藍「まるで昔の響達を見ているようだったぞ。」

響「あのときのことかい?私も未だになんであんなに号泣したか分からなかったよ。」

夢子「仕方ないわよ。だって、初めて食べたんでしょ?ちゃんとした食べ物を。」

白露「あんたらと翔が作ってくれたあのカレーがオレ達からしたら初めてのちゃんとした食べ物だったしな。そう言えば、翔のやつどこ行った?」

朝潮「そう言えば、翔さんの姿がありませんね。」

夕立「お兄さん何処に行ったっぽい?」

響「翔なら外に、、、。」

ドカン!

外から大きな爆発音が聞こえてきた。

響「まさか!誰かに襲われているのか?」

咲夜「まぁ、翔の事だから大丈夫でしょ?」

響「、、、。何か嫌な予感がする。少し様子を見に行ってくるよ。」

そう言い響は食堂を出ていた。

白露「、、、。オレも、何だか胸騒ぎがする。夕立!行くぞ!」

夕立「了解だっぽい!」 

響に続き白露と夕立も食堂を出ていく。

咲夜「、、、。私達はどうします?」

藍「響の予感はだいたい良くないことが起きる。だが、妖夢達が巡回している以上、そこまで酷いことは起きないだろう。」

夢子「だから、私達は安心して洗い物と掃除をしましょ。」

咲夜「、、、。そうですね。」

 

 

 

 

 

 

ドカーーン!!

涼風「チッ!ちょこまかすんな!」

翔「やなこった!コッチは必死に避けてんだよ!」

涼風「だったらこれはどうだ!スペルカード [死符 死の追い風]」

涼風から弾幕が放たれる。

翔「へぇー、追尾式かい?この程度、目が見えなくても避けられるし逃げ切れる!」

時雨「だったら、こうだ!」

翔「ん?うわっ!」

翔はいきなり転ぶ。

時雨「フフ、これなら逃げれないだろ?」

翔「なるほど、考えたな。俺の足を掴んで弾幕を当てる作戦か?」

時雨「ご名答。」

ドーン!ドーン!

涼風が放っていた弾幕が直撃する。

響「翔!!大丈夫か!私も加勢する!」

そこへ響がやってくる。

翔「響か?加勢はいい!俺は大丈夫だ!これぐらいの弾幕なら何度も幻想郷で受けてきたんだ。これぐらい耐えられる。だから、そこで見てろ!」

時雨「なんだい?まだしゃべる元気はあるようだね。なら、、、。」

時雨は自身の能力でスキマを作り、翔を落とし自身の真上に落ちてくるようにした。そして、翔が目の前まで落ちてきたと同時に蹴りを一発入れて壁にぶち当てる。

翔「ゴホッ!ゴホッ!ヤバいな。これが万事休すか。」

時雨「アハハ、もう余裕がなさそうだね。」

涼風「早くくたばってくれよ。」

響「翔!やっぱり私達も加勢に、、、。」

翔「お前ら部外者は引っ込んでろ!これは俺とこの二人の問題だ!」

翔は立ち上がり拳を構える。

時雨「なんだい?まだこの状況から勝てると思っているのかい?」

翔「あぁ、人は誰しも逆転するための一手つうのはさぁー、隠し持ってるもんだぜ?」

涼風「そんなこといいから、早く死ねって。」

翔「じゃあ、お前らのスペルで俺を殺してみろよ。」

時雨「アハハ!面白いこと言うね。行くよ。」

涼風「姉貴がいいなら。」

二人の少女がスペルカードを取り出す。

時雨「スペルカード [黒符 10月26日の悲劇]」

涼風「スペルカード [死符 死を告げる風の弾幕]」

二人はスペルを唱えた。その瞬間、翔の周りには無数の弾幕が現る。

ドカン!ドカン!ドカン!

翔は被弾する。




今回は時雨と涼風の紹介です。

名前 時雨(しぐれ)

種族 艦娘

艦種 駆逐艦

能力 境界を操る程度の能力

特徴 セミロングの黒髪を後ろで一つ三つ編みにし、先っぽを赤いリボンで括っている。 白露と同じでセーラー服を着ている。一人称が僕。

詳細 白露型駆逐艦二番艦。僕っ子。過去に何があったか不明だが、目に光がない。表情から何を考えているのか分からないクールな子。




名前 涼風(すすかぜ)

種族 艦娘

艦種 駆逐艦

能力 距離を操る程度の能力

特徴 濃い青髪のロングヘアーを、紫色のリボンで二つ結びにしている。ノースリーブの黒いロング手袋と膝上までの黒いハイソックスを身に付けている。一人称があたい。

詳細 白露型駆逐艦十番艦。江戸っ子口調で言葉遣いも荒い白露型の末っ子。時雨と同じく過去に何があったか不明。考えてることが凄く分かりやすい。結構単純な子。
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