舞鶴鎮守府中庭
翔は時雨と涼風の弾幕に被弾する。
翔「ハァ、、、。ハァ、、、。」
意識が朦朧として、後ろに倒れる。
時雨「最後は呆気ないね。逆転の一手なんて最初からなかったんじゃないかい?じぁ、その顔を吹き飛ばしてあげるよ。これでね。」
時雨は自身の主砲を翔に向ける。
翔「、、、。そうか。殺るなら殺れ。それで君の気が晴れるなら。」
翔は覚悟を決める。そして、何故か静寂が流れる。翔はそれに疑問を抱く。
時雨「何故だい?何故彼庇うんだい?白露。」
白露「コイツはオレと夕立の、、、。いや、違うな。ここの艦娘全員の命の恩人だ!そんな奴を見殺しにするほどオレは腐っちゃいない。」
白露は時雨の主砲を手で押さえつける。
時雨「命の恩人だって?人間が?笑わせないでよ!人間なんていつかは裏切る!彼だってそうに決まってるさ!だから、殺さないといけないんだ!もう誰も失わないために!」
白露「人間だからってコイツを殺すのか?コイツが絶対に裏切るのか?時雨、今のお前は判断を間違ってる。冷静になれ。」
時雨「僕はいたって冷静さ!白露こそ冷静な判断を出来てないんじゃないかい?」
白露「はぁー、仕方ねぇ。このままじゃ埒が空かねぇから、殴って落ち着かせるか。」
時雨「そうかい。それは僕も同意だね。涼風!君が彼を殺るんだ!」
涼風「がってんだ!てっ、夕立の姉貴、、、。そこを退いてくれねぇとそいつを殺れねぇんだが。」
夕立「お兄さんを殺すのは夕立が許さないっぽい!」
涼風「なんだよ!夕立の姉貴もそいつを庇うのかよ!こうなったら、、、。姉貴、覚悟してもらうぜ。」
夕立「構わないっぽい!それで涼風達を止めれるならそれでいいっぽい!」
翔「お前ら、、、。なんで、、、。」
白露「翔!こっからはオレ達[姉妹]の問題だ!だからお前はそこで休んでろ!」
翔「白露、、、。わかった。無理はすんなよ。」
白露「あぁ!」
翔「夕立、、、。余り能力を暴走させんなよ。」
夕立「わかってるっぽい!」
時雨「さてと、涼風。二人を倒すよ!」
涼風「がってんだ!時雨の姉貴!」
夕立「先手必勝だっぽい!」
夕立は自身の主砲からビームを放つ。
涼風「うわっと!」
涼風はビームを避ける。そのビームは執務室辺りの壁にぶち当たる。
響「あっ、執務室が吹き飛んだ。」
涼風「あっぶな!あんなの当たったらひとたまりもないじゃねぇか!お返しに一発入れてやる!」
涼風は夕立に自身の能力で近づく。
涼風「これならどうだ!」
自身の拳を夕立めがけて放つが、、、。
夕立「遅いっぽい!」
その拳を避けて涼風に一撃入れた。
夕立「能力に頼ってるだけじゃお兄さんに敵うわけないっぽい!てっ、聞いてないっぽいね。」
涼風は気を失っていた。
夕立「さてと、白露の方はどうなってるぽい?」
夕立は白露と時雨の戦いの方を見る。
時雨は弾幕を放ち、白露がそれを避ける。
時雨「アハハ!避けてるだけじゃ僕には勝てないよ!もっと攻めてきなよ!」
白露「、、、。なるほど。じゃあ、お望み通り攻めてやるよ!」
白露は一気に時雨との距離を詰める。
時雨「なんだい?やっと攻めてきたのかい?ならこれで、、、。」
時雨は白露に向けて主砲を向ける。白露は右手の掌を時雨の主砲に向けてかざす。そして、掌を握る。
時雨「一体なのんまねだい?、、、!!」
すると、いきなり時雨の主砲は壊れた。
時雨「一体なにを!、、、!!」
気づくと白露の拳が時雨に向けて放たれていた。
時雨は目を瞑る。だが、白露の拳が時雨に当たることはなく、宙で止まるのだった。
時雨「どうして、、、。どうして殴らないんだい?僕達は酷いことをしたんだよ。」
白露「そうだ、お前らはヒデェことをした。だから、姉としてお前らを正す。だけど、殴る必要なんてねぇんだ。何時なんどきでも必要なのは過去じゃねぇ。今その時と先の未来の事だから。時雨は[山城達]を涼風は[五月雨達]を失った。オレだって辛いさ。自分の妹を守れない悔しさ。お前にも分かるだろ?どんな問題も暴力だけじゃ解決しねぇ。心と言葉がなけゃ解決しねぇんだ。」
白露の言葉を聞き、時雨は瞳に涙を浮かべる。すると、白露が時雨を両手で優しく包み込む。
白露「泣きたいときには泣けばいい。怒りたいときは怒ればいい。寝たいときは寝たらいい。笑いたいときは笑えばいい。ここは今までの舞鶴じゃねぇ。生まれ変わるんだ。新しい提督とオレ達の手で作り替えるんだ!」
時雨は白露の腕の中で泣き崩れる。
響「、、、。寝たフリかい?翔。」
翔「あぁ、今の空気を壊すのは荷が重い。姉妹愛か。なんて綺麗なんだろ。」
響「アハハ、そうだね。おや?藍からLINEが来てる。ふむ、なるほど。翔、食料が明日の分しか残ってないらしいんだ。」
翔「マジでか!?わかった。明日買いにいくさ。」
翔は白露達の方をチラッと見る。
翔「そうだ。いいこと思い付いた。」
翔はニヤっと笑う。空には満天の星空。時刻は午後九時半を指していた。
さーて、次回のお話は、、、。白露型、京都観光するってよ!
以上!