おかしな人間がブラック鎮守府に着任する話   作:古明地響

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第20話 風

翔「なんだ?その程度か?弱っちぃー人間共だなぁー。」

男2「コイツはやべぇぞ!早く本部に連絡を!」

翔「なんだ?援軍呼ぶ気か?こっから増えんのは面倒だな。」

男3「何ボーっとしてんだよ!」

翔の背後から鉄パイプを持った男が襲い掛かる。

翔「ヤッベェ!」

時雨「殺らせないよ。」

すると突然時雨が現れ鉄パイプを手で掴み止める。

翔「どうしたんだ?時雨。」

時雨「翔が危ないと思ってね。それに周りをよく見なよ。もうすぐ片付くよ。」

翔は周りを見渡す。

夕立「逃げるなっぽい!」

涼風「待ちやがれ!」

男4「なんだよ!このガキ共は!異様に強ぇぞ!」

男5「逃げろ!命いくつあってもたんねぇよ!」

男6「この野郎!これでも食らえ!」

男の一人が金属バットを振り下ろす。

白露「なんだこれ?こんなオモチャでオレを倒せるとでも思ってんのか?」

振り下ろされたバットを白露が掴み握り潰す。

男2「化け物共め!」

時雨「あっ、ゴメンゴメン。君のことを忘れていたよ。今すぐに苦痛を味あわせてあげるよ。」

時雨は男に見えぬようにスキマを出現させ、スキマの中を弄る。

男2「?ウグッ!うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

男は片腕を押さえて倒れ込む。

時雨「君の片腕を使い物にならなくしてあげたよ。良かったね。これで犯罪を犯すリスクを減らせたね。」

男2「うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

男1「この化け物共め!これで終わりだ!」

男達のリーダー格の者が懐から拳銃をとりだし翔達に向ける。

翔「へぇー、結構物騒な物持ってんだな。銃刀法違反って知ってか?」

男1「うるせぇ!いくらお前らが化け物だとしてもコレには手も足も出ねぇだろ!」

翔(やべぇな。ここザ・ワールドで、、、。)

?「あなた達!伏せてください!」

翔「うぉ!」

翔達はその声に反応し伏せる。すると、一陣の風が駆け抜けていき拳銃を持つ男を吹き飛ばす。

白露「なんだ?今の風は、、、。」

時雨「人一人が簡単に吹き飛ぶ風なんて。」

夕立「凄いっぽい!」

涼風「ん?どうしたんだ?兄貴、そんなにボケッとして。」

翔「、、、。はぁー、響に続きお前と再会することになるとはな。で、新聞の調子はどうだ?[青葉]」

翔は声の主に語りかける。

青葉「お久しぶりですねぇー。先ほどは助けて頂きありがとございました。それと、新聞ですが絶好調ですよ。」

翔「おー!それは凄い。で、あんなゴミクソナメクジ共ならお前一人で一秒もかからんだろ?」

青葉「実はその事についてですが、、、。お話がありまして。お時間あればよろしいでしょうか。」

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 北海道 網走刑務所

日本の北端にあるこの刑務所にある人物がとある受刑者に面会しに来た。

所長「お久しぶりです。元帥殿。」

それは大本営の元帥だった。

元帥「所長、お久しぶりです。」

所長「元帥殿、また奴との面会ですか?」

元帥「あぁ、奴には色々聞いてきたが少し聞きたいことが増えてな。奴は今、収容室にいるのか?」

所長「はい。奴は今、収容室に居ますが、、、。」

 

 

 

網走刑務所 特別収容室

元帥は収容室の扉の前に立つ。その扉は収容室としてはあまりにしても大きすぎた。

コンコン。

元帥「おい!入るぞ!」

元帥は扉を開け中へ入る。

?「おい!元帥!この漫画の続きは無いのか!続きが気になるぅーーーー!!」

収容室にいたのは中性的な顔をした人物だった。

元帥「うるせぇ!今日はお前に聞きてぇ事があんだよ!漫画の話はあとだ!」

?「うぐぐ、、、。わかったよー。聞きたいことなら早く聞きなよ。」

元帥「では、単刀直入に聞くぞ。お前には[何人子どもがいた?]」

?「はぁー、その話?前に言ったよね。俺には13人の息子に23人の娘達。だが、息子は12人、娘は10人死んでしまった。妻も三人の内一人は亡くなった。あとの二人も生死はわかんねぇし。残った息子は幻想郷に捨てちまったし。娘も一人、家出したらしいからねぇー。あとは生きてると思うけど。」

元帥「そこで聞きたい。そのお前の息子は何年前に捨てたんだ?」

?「ん?確か十八年前だ。俺の末っ子だ。覚えてるさ。深海棲艦の王としてここに閉じ込められてからずっと考えてたんだ。あいつは死んだのかそれとも誰かに拾われて生き延びてるのかを、、、。あいつは将来スゲェことを起こす。この世界に、、、。この腐った世界に新たな風を起こすだよ!俺は今でもそう思ってるさ。で、なんでそんなことを聞いてきたんだ?」

元帥「それがだな、、、。お前に似た身元不明の青年が提督にしろと言ってきてな。その瞳に思わず身震いしそうになったさ。しかも、出身地を聞いたら忘れられた者の楽園だとさ。ここまで来たら察しのいいお前ならわかるんじゃないか?」

?「なるほど、だから俺の所に来たのか。まぁ、それが俺の息子だとしても会う気はない。」

元帥「それは何故だ?」

?「だって、、、、、。両性具有の人間が父親だと名乗れるか![今川]の野郎に女だと馬鹿にされ、俺に恋心を抱いてい女に焼き殺されて、そして捨てた父親だぞ!名乗れるわけねぇだろ!」

元帥「うるせぇ!そんなに両性具有が嫌なら手術でもしろよ!このうつけもが!それにお前は何度も死んでは能力で蘇ってるだろ!だから、お前はほぼ死人と同じじだ!」

?「うるせぇ!俺はまだ人間としての心があんだ!世の中蔓延ってやがる化け物と一緒にすんな!」

二人の口論は夜まで続いたらしい。

 

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