おかしな人間がブラック鎮守府に着任する話   作:古明地響

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第33話 氷と影と死者 後編

七年前 幻想郷 妖怪の山

?「アハハ。翔さん、私はもうダメみたいです。」

翔「おい!何言ってんだよ!お前はアッチの世界に帰るんだろ!?こんな所で死ぬなよ!」

?「確かにアッチの世界には帰りたかったですよ。でも、私が弱いから悪いんです。それに、私は幸せです。大好きな人に看取られて死ぬんですから。、、、。翔さん、もし、来世で私と巡り逢えるならその時、、、。」

翔「おい!その時なんだよ!答えてくれよ!」

少女はそれっきり言葉を発することはなかった。

翔「おい、嘘だろ?死んじまったのかよ!」

?「フハハハ!!哀れな少女だな。庇いそして死ぬとは、、、。なんて哀れで無様な事なのだろうな。フハハハ!!」

翔「テメェ、、、。許さねぇ!!殺してやる!!魂も残らず、殺してやる!!」

?「殺すか。この俺をか?フハハハ!!面白いことを言うな!俺を殺すことは出来るだろうが、俺は何度でも蘇る!!フハハハ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

現在 大江山中腹

翔「、、、。まさか、こんな形で再会するなんて思わなかったぜ。あの時死んだお前がなぜ生き返ってこんな悪事をしているのか。俺にはわからねぇよ。お前に何かがあったんだ?」

?「貴方には関係の無いことです。」

翔「関係大有りだ!俺は提督であり死神代理でもあり執行人だ。生きている大罪人を消すのが俺の役目だ。今のお前は大罪の一歩手前。俺はお前を大罪人にしたくない!」

?「別に大罪人として消してもいいんですよ。だって、私はとっくに死んだ艦娘なんですから。一思いに殺してもいいんですよ。そうでなければ、、、。」

少女は翔にイッキに迫り、氷の剣を振るう。翔は自身の刀でそれを受け止める。

翔「なるほど、俺を殺す気か。でも、残念。お前に俺は殺せない。お前が幻想郷で俺に勝てたことは一度でもあったか?」

?「そうですね。一度でも無かったですよ。でも、それは7年前の話。今はどうでしょうか。」

翔「そうか。なら、、、。ザ・ワールド!!」

翔以外の時間が止まる。

翔「さてと、こうなっちまったら動けねぇよな。とりあえず、悪いが一撃入れさせてもらう。オラッ!」

少女の腹に一撃入れる。

翔「そして、時は動き出す。」

時間はまた動き出す。すると、少女はバラバラに吹き飛んだ。

翔「ん?これは、氷?まさか、ダミーだっか。」

白露「おーい!翔ー!」

翔「ん?なんだ?白露に時雨。お前らの方は終わったのか?」

時雨「逃げられたよ。そっちは?」

翔「俺も逃げられた。」

白露「それにしても、あの翔鶴。あれは舞鶴にいた翔鶴だ。」

翔「そうだったのか。」

時雨「でも、おかしい。翔鶴さんは死んだはずなんだ。」

翔「そっちもか。俺の方も死んだはずの艦娘だった。しかも、俺の目の前で死んだ奴だ。」

時雨「一体それは誰なんだい?翔が知っている艦娘と言うことはもしかして、響や青葉さんみたいな子なのかい?」

翔「あぁ、そうさ。アイツの名前は[吹雪(ふぶき)]。駆逐艦吹雪型の一番艦だ。」

 

 

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