おかしな人間がブラック鎮守府に着任する話   作:古明地響

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第42話 [祭り]の準備

翔「よし!二階はこれで制圧できたな!」

川内「あとは三階。確か、署長室があるんだっけ?」

翔「そうだ。さてと、この廊下の奥の階段から行けるみたいだな。」

翔と川内は廊下を歩く。

川内(こうして二人で歩くなんだか不思議な感じがするなぁー。最初は殺そうとしたのに今では横を歩くなんて。それに、返り血を浴びた横顔がカッコよく見えるし。なんだろう。さっきから心臓がバクバクなってるよ!これって病気?)

翔「川内!止まれ!」

川内「えっ?」

二人は止まる。

翔「なんか変だな。この上からヤバい何があったんだけど、消えた。しかも、完全に生命反応もなんもしない。もぬけの殻になっちまった。川内。この上にはもう何もいないみたいだ。」

川内「えっ!いないの!?」

翔「あぁ、ぱったりと反応が無くなった。でも、変わりに別の反応がある。」

川内「マジで!?そう言えば、その反応とかはどうやって調べてるの?」

翔「これか?俺の瞳、砂色の能力[反応を調べる程度の能力]だ。どんな反応でも調べることが出来るんだ。今感じられる反応は生命反応とかじゃなくてだな。死臭だ。」

川内「えっ?死臭って、死体から出る臭いだよね?」

翔「あぁ、この能力はどんな反応、臭いや科学反応など全てを調べる。微量だがこの上からだな。まさかだと思うが、、、。一応見に行くか。」

二人は階段を上がり、署長室前で来る。そして、ゆっくりと扉を開ける。

翔「やっぱりか。一足遅かったようだな。」

床に息絶えた署長の姿が。

翔「これは、、、。[呪文]で殺されたようだな。それに、、、。」

翔は机に置かれたティーカップを見る。

翔「まだティーカップ自体が温かい。俺達が近づくまでここにいた証拠だ。」

川内「えっ!でも、ここまで来るまで誰とも会わなかったよ?」

翔「そりゃそうだな。なぜなら犯人は窓から逃げたんだからな。」

翔は開かれた窓を見て言う。

翔「さて、青葉達回収して戻ろうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「ただいま。」

紫「あら、お帰り。どうだったの?」

翔「署長が殺されてた。調べたところ[呪文]での殺害だ。」

紫「[呪文]ねぇー。」

響「それってあの時の[呪文]かい?」

翔「あぁ、アイツが使ってた[呪文]だ。でも、アイツとは少し違うかもしれない。」

紫「それは何故?」

翔「アイツならこんなコソコソとしないはずだ。最初から俺を狙えばいい話。だが、犯人は違った。俺達が近付くまでくつろぎ近付けば逃げる。アイツがこんなことするとは思えない。だいたい、あの時倒してから復活までが早すぎる。早くて後数ヶ月のはずだ。」

青葉「もし、復活を早める方法があったとしたらどうですか?」

翔「青葉?どいうことだ?」

青葉「仮にですけど、もし、誰かの命を生け贄にするとか。それも大量の。そうすれば今回の誘拐事件に繋がると思うんですよ。」

翔「なるほど。だとしたら早く行動に移さねぇとな。霧島。お前の組員はどうしたんだ?」

霧島「それが、誰も連絡が取れなくて。」

翔「だいたい何人ほどいるんだ?」

霧島「50人です。」

翔「そうか。先に言っておくがどんなに辛いことがあってもついてこれるか?」

霧島「え?はい!大丈夫です!」

翔「そうか。山城。俺達全員を[朱雀会]の本拠地前に送ってくれ。」

山城「言われなくても!」

翔「さてと、全員ここから気合い入れろよ。[祭り]が始まるんだからよぉ!」

 

 

 

 

 

 

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