おかしな人間がブラック鎮守府に着任する話   作:古明地響

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番外編2第3話 怒る龍と堕ちた双龍

八年前 幻想郷 妖怪の山麓

龍驤「えっ?うちのせいでそんなケガしたん?」

少年「えっ?これ?こんなのケガのうちに入らないよ。それよりも、さっきより数が増えてるね。早く止めないと人里にまで到達しちゃうから一気にいくよ。[我流 天津真一文字]。」

少年は黒い大きな斬撃を飛ばす。深海棲艦達にその斬撃が当たり上半身と下半身が離れる。

龍驤「嘘やろ、、、。人間が、しかも、重症の子供が深海棲艦を斬った?ありえへん!こんなん常識はずれや!」

少年「常識?君、そんなのに縛られてるの?ここでは常識に縛られたらいけないんだよ?」

龍驤「常識に縛られたアカンておかしいやろ!!」

少年「えっ?普通の事でしょ。まぁ、そんなことよりもあいつら早く片付けよ。それにしても、姉さん達来るのが遅いなぁー。まぁ、その分僕が暴れられるいいか。」

少年は三日月のような笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在 大湊鎮守府跡地近海

龍驤は護衛艦と合流していた。

龍驤「なんや?もう終わってもうたんかいな。」

睡蓮「流石空花。結構ナ数ノ深海棲艦ガ来テイタト思ッテイタノダケド。」

空花「アッサリト終ワッタゼ!」

刃「空花の言う通りだ。数として50体ぐらいの駆逐艦と軽巡だけだったからな。で、それよりも、向こうから来る艦載機は龍驤の艦載機か?」

龍驤「はぁ?うちは艦載機飛ばしてへんで。」

刃「じゃあ、あの艦載機は!!」

睡蓮「!!空花!打チ落トスヨ!」

空花「ワカッテルサ!姉貴!!」

龍驤「うちもやるで!艦載機、発艦!!」

睡蓮と龍驤が艦載機を発艦させ空花が打ち落としていた。

刃「あの艦載機は艦娘の艦載機か。まさか!相手に蘇生艦娘さがいるだと!!」

睡蓮「蘇生艦。居ルミタイダ。シカモ、二人モ。」

空花「艦娘ト殺リ合ウ事ニナルトワ。龍驤、オ前モ行ケルカ?ッテモウイナイノカヨ!」

刃「あいつ!一人で特攻していったぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍驤「はぁー、まさかあんたら二人と殺り合うとは思ってへんかったわ。[蒼龍(そうりゅう)]に[飛龍(ひりゅう)]!!」

龍驤は深海棲艦の大艦隊を引き連れてきた二人の艦娘 蒼龍と飛龍に言い放つ。

蒼龍「あら、貴女は大湊の龍驤さんですか?あの襲撃から生き残ったんですね。」

龍驤「提督と高雄が逃がしてくれへんかったら君らと同じになってたかもな。」

飛龍「嫌味ですか?まぁ、鎮守府も提督もいなくなっちやったしね。そもそも、私達轟沈したからね。今となってはどうでもいいですけど。それよりそこを退いてくれませんか?私達は任務であの護送艦を沈めなくちゃいけないんですよ。」

龍驤「そうか。なら、なおさら行かせるわけいかへんな!どうしてもあの護送艦を沈めたかったらうちを倒してみ!!」

蒼龍「大きく出ましたね。あの襲撃の時に何も出来なかった貴女に何が出来ると?」

龍驤「うるさい。ちょっとは痛い目でもみたらどうや?スペルカード[地符 大地からの発艦]。」

龍驤はスペカを唱えるが何も起きない。

飛龍「痛い目でも見ろとか言ってましたけど、何も起こりませんよ。なら、私達からいきますね。」

龍驤「アホやなぁー。うちがなんもしてへんと思ってるとか。そろそろかな。おっ!来たで!」

突然海中から艦載機型の弾幕が無数に出現する。

蒼龍「なにこれ!何で艦載機が海中から!」

飛龍「そんなことより、回避に専念して!!」

龍驤「回避とか無駄や。うちのスペカの大半は追尾式の弾幕。その艦載機型の弾幕も追尾式や。それに、うちの半径100mの地面から放ってんねやからついでに深海棲艦にも当てとくか。」

龍驤はニヤリと笑う。その表情はいつか見た少年ように三日月のような笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 恵山岬

?「なるほど、それが貴女の能力なのね。羨ましいはその能力。[高雄(たかお)]さん。」

高雄「この能力があの襲撃の時にあれば良かったのに。はぁー、それにしも貴女、しつこいですね。貴女の攻撃をいくら受けようが私は回復する。それが私の能力。[回復する程度の能力]です!!」

?「そうね。このままだと分が悪いわね。でも、それは私と戦っていたらの話でしょ?」

高雄「どういうことでしょうか?っ!!」

高雄は避ける。高雄がいた場所には刀が振り下ろされる。

?「あら。外したの?」

?「だって艦娘を斬りたくありませんもの。[永琳先生]。」

永琳「そう。まぁ、翔だって艦娘を斬るなんてことはできないでしょうね。で、どうするの?重巡高雄。2対1では分が悪いでしょ?」

高雄「そうですね。ここは退かせて貰います。私が退いたところで第三、第四艦隊が護送艦を沈めてくれるでしょう。では、さようなら。」

そう言い高雄は消える。

永琳「はぁー、疲れたわー。ありがとうね。えーと、なんだっけ。」

?「永琳先生、俺の[コードネーム]ぐらい覚えてくださいよ。[シップ]ですよ![シップ]!!」

永琳「湿布?」

シップ「その湿布じゃなくて!船の方よシップですよ!」

永琳「そうだったわね。それじゃあ、シップ。[幽々子]と[ウルフ]の方にでも行きましょうか。」

シップ「えっ?こっからですか?」

永琳「飛べるでしょ?」

シップ「はいはい、わかりましたよー。」

永琳「それじゃあ、行きましょうか。」




キャラ紹介

名前 蒼龍(そうりゅう)

種族 艦娘

艦種 正規空母

能力 流れを操る程度の能力

詳細 元大湊鎮守府の艦娘。鎮守府襲撃の際に轟沈し蘇生艦として蘇った。彼女の能力 [流れを操る程度の能力]は風、空気、海流と言ったものの流れを全て変える事が出来る。


名前 飛龍(ひりゅう)

種族 艦娘

艦種 正規空母

能力 感覚を狂わす程度の能力

詳細 元大湊鎮守府の艦娘。鎮守府襲撃の際に轟沈し蘇生艦として蘇った。彼女の能力 [感覚を狂わす程度の能力]は相手の五感全てを狂わす事が出来る。


名前 シップ(しっぷ)

種族 人間

能力 刃物を展開し使用する程度の能力

詳細 海軍の帽子をかぶった青年。名前は[禁じ名]で[コードネーム]はシップ。職業は◼️◼️。別世界の幻想郷に居たところこちらの世界に迷い込んだとの事。何故か艦娘の事や深海棲艦の事についてやたらと詳しい。こちらの世界に迷い込んだところ永琳と遭遇。そのまま同行。


名前 八意永琳(やごころえいりん)

種族 蓬莱人

能力 ありとあらゆる薬を作る程度の能力

詳細 幻想郷唯一の診療所 [永遠亭]の医者。服装はどこぞの仮面ライダーを彷彿とさせる青と赤の服。どんな薬でも作ることが出来るがマッドサイエンティストでもある。月の女神 [ツクヨミ]の相談役だったとか。弓を使った戦いが得意。



[禁じ名]
禁じ名とはこの世界では禁じられた名前。言おうとすれば聞き取れない雑音に変わる。その為、禁じ名を持つ者は全員[コードネーム]を持つ。因みに[ビトレイ]や[レッド]も[コードネーム]。現在この世界に[五人]禁じ名持ちが迷い込んでいるとか。
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