おかしな人間がブラック鎮守府に着任する話   作:古明地響

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第67話 科学者とサーヴァント

東京までの道のりにあるビジネスホテル

翔「はぁー、何とか3部屋空いてて良かったぁー。久々に一人で寝られるぜ。」

翔はそのままベットで寝てしまった。

その頃白露達は一つの部屋に集まっていた。

陽炎「じゃあ、始めるわよ。『第一回!何故翔に惚れてしまったのか発表会!!』」

天龍「これって絶対に言わねぇといけねぇのかよ。」

陽炎「当たり前でしょ。」

瑞鶴「天龍。ここは腹をくくりましょ。」

白露「俺も諦めたわ。で、そこの二人はなんで頭から湯気がたってんだ?しかも顔がスゲェ紅いし。」

陽炎「凄く恥ずかしいのかしら?まぁ、いいや。ここからは順番を発表していくわよ。順番はこう!」

 

白露→天龍→川内→瑞鶴→陽炎→満潮

 

陽炎「一番面白そうな満潮を最後に持ってきてみましたー。」

満潮「はぁ!!なんで私なのよ!」

陽炎「さぁ!いってみましょう!まずは白露から。」

白露「俺からかぁー。そうだなぁー。やっぱりあの時かな?地下牢から俺と夕立を助け出してくれたときに惚れた。」

陽炎「あー、助けてもらって惚れるなんてよくあるよねぇー。じゃあ、次天龍。」

天龍「俺はそうだなぁー、たまに剣術を教えてもらってんだけどよ。」

瑞鶴「あー、あれね。確かみんなが[小野塚流]とか言ってるやつよね?」

天龍「そうそう。それでさぁー、刀を振るってる時の翔に惚れちまった。」

陽炎「ありきたり。次!」

川内「次は私かぁー。私はね、警察署で翔といてさ。その時返り血で濡れた翔の横顔がカッコ良かったんだよねぇー。」

瑞鶴「翔ってさぁー、時々バーサーカーになるよねぇー。川内が惚れた時もそうでしょ?」

川内「そうだったかも。」

陽炎「翔はバーサーカーって事で次は瑞鶴ね!」

瑞鶴「私かー。私って一度雪風と鎮守府破壊したじゃん。」

天龍「あぁ、あれか。」

瑞鶴「その時に私達翔に負けたてさぁー。私、解体処分になるって思ってたんだよねぇー。」

白露「まぁ、前任の時なら解体処分だったかもな。」

瑞鶴「なのに、許してくれるどころか更に優しくしてくれたから私は、翔に着いていこうと思ったの。」

陽炎「なるほどねぇー。じゃ、次私ね。私の理由は二つ。料理が上手いのと強いことよ!」

川内「陽炎ってこんなのだったね。」

白露「戦闘狂には丁度いいんだろ。さて、最後は満潮だな。」

満潮「へぇ?えっ!もう私なの!」

陽炎「おやおや?照れてらっしゃる。」

瑞鶴「これはからかいがいがありそうね。」

川内「さぁ!話してもらうよ!」

天龍「そもそも、満潮には真がいんだろ?なのになんで翔に惚れたんだ?」

満潮「、、、からよ。」

天龍「へぇ?なんて?」

満潮「優しすぎるからよ!!なんなの!私が悪態ついても普通に接してくるし料理は上手いし鎮守府も寮も一から作るし欲しいものがあればなんだって揃えてくれるし。ここまで優しくされて惚れない方が無理な話よ!」

陽炎「あっ、はい。」

満潮「そして、私は考えた。翔とも朝潮達ともずっと一緒に居たい。なら、翔と結婚してしまおうと!」

川内「ん?今、聞き捨てならないこと言ったよね?」

白露「まさか、お前がライバルとなるとはな。満潮。」

瑞鶴「あっ、これは修羅場ヤ沖海戦が勃発するわね。」

天龍「そこんとこは大丈夫だろ?」

陽炎「え?なんで?」

天龍「まぁ、見てなって。」

川内「よし!今日から満潮も同盟入りだね。」

満潮「え?同盟?」

白露「あぁ、俺達[嫁入り同盟]の仲間入りだ!」

瑞鶴「[嫁入り同盟]?誰が名前付けたのよ。」

白露「時雨だ。」

陽炎「時雨ってネーミングセンス壊滅的だったわね。」

川内「まぁ、シンプルだしいいよね?」

満潮「わかったわ。私もその同盟に入るって事で。明日も早いことだしもう寝ましょ。」

満潮の一言で艦娘達は各部屋に戻り眠りにつくのだった。

 

 

 

 

 

 

翌朝 ホテル一階 食堂

翔「出発する前に朝ごはんにしよう。ここのホテルの朝食バイキングだからお前達は自分の分取ってきな。俺はその間に席を確保しておくから。」

艦娘達「はーい!!」

翔「よし、行ったな。さてと、どこかにいい席はねぇかなぁー。お!丁度いい席が空いてるじゃん。」

そこは8人がけの大きなテーブル。そのテーブルの後ろにはカウンター席がありそこには一人の男性が新聞を読んでいた。翔はその男性の丁度真後ろに座る。

翔「あんたさぁー、さっきからとんでもねえ、殺気出てんの気付いてないのか?」

?「ん?あれ?そんなに殺気出てましたかね?」

翔「あぁ、その新聞の記事のせいか?」

?「あぁ、あんたも見てみるか?」

翔「遠慮しとく。なんとなく分かるんで。」

?「ん?そうかそう。ところであんたは何人で泊まってるんだ?そのテーブルを使うなんて一人ではないだろ?」

翔「あぁ、俺を含めて8人で泊まってる。ちなみに3部屋でな。」

?「なるなるなるほど。つまりはあんたが一人で後は3と3で割ったのかな?」

翔「そうだ。よくわかったな。」

?「簡単な事さ。あそこにいる笑顔の素敵な艦娘達を見れば分かるさ。」

翔「艦娘だってわかるのか?」

?「あぁ、分かるさ。なんてたって[とある提督達]と知り合いだからね。」

翔「!!」

翔は振り返るがそこに男の姿はない。

?「308、309、310。これがあんたらが泊まっていた部屋か。」

男はいつの間にか食堂の出口に向かい歩いていた。しかも、翔達が泊まった部屋のキーをいつの間にか翔から取ってだ。男は急に立ち止まる。

?「あんたに二つの事を教えておく。俺は[科学を極めし者 ◼️]。コードネーム[サイエンス]。この世界はいずれ崩壊する。この世界のいざこざだけでなく。他の世界のいざこざにもいずれ巻き込まれるだろうからな。」

サイエンスは食堂を出てホテルの受付に向かう。そこには二人の女性が待っていた。

?「お前!遅いぞ!わしをいつまで待たせる気じゃ!!」

?「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ。サイエンスさんの用事が終わったことですし。もうすぐ出発できますから。」

サイエンス「はぁー、まぁいいや。さて、金を払わないとな。はい、205と206のルームキー。あと、ついでにこれも頼みます。」

サイエンスは自分達が泊まった部屋のキーと翔達が泊まった部屋のキーを受付に出した。

受付「三万円となります。」

サイエンス「はいはい、三万円ね。はい、三万円丁度。」

サイエンスは会計を済ませる。

?「お!やっと出発か?」

サイエンス「あぁ。さて、東京に向けて行きますか。」

?「でも、どうやって行くんですか?車とかありませんよ?」

サイエンス「車ならとっくに用意してるさ。おっ!やっと来た。」

ホテルの前に一台のベンツがやってくる。ベンツから一人の青年が降りてくる。

ビトレイ「おい。◼️。俺をこんなところまで呼び出して何のようだ?しかも、車で来いって。」

サイエンス「いやー、◼️◼️◼️君には足になってもらおうと思ってね。俺一人なら歩きで良かったんだけど二人増えちゃって。しかも、女の子が。」

ビトレイ「で?その女の子ってのがそこにいる[マシュ]と[ノッブ]か?」

サイエンス「詳しい話は後だ。それより東京に向かってくれ。」

ビトレイ「はいはい。じゃ、このにとり印のベンツをかっ飛ばしますか!」

サイエンス「やっぱり不安になってきた。」

マシュ「私もです。」

ノッブ「なんだか楽しそうじゃのう!」

サイエンス「こいつは頭おかしいわ。」

 

 

 

 

 

 

 

視点は翔に戻る。

翔「サイエンスか。コードネームってことはビトレイ達の世界の住人だよな。」

白露「ん?なんだ翔。そんな暗い顔してさ。考え事か?」

翔「ん?別になんでもねぇーよ。」

陽炎「翔は取りに行かないの?」

天龍「ここの料理、凄くうまそうだぜ!まっ、翔の料理には敵わねぇだろうけどな!」

翔「俺はいい。これが二つあれば。」

翔は鞄から二つのゼリー飲料を取り出す。

満潮「まさかだけど、それだけで済ます気?」

翔「あぁ、そうだ。朝はこれ二本で足りる。」

瑞鶴「そう言えば、朝食堂に翔の姿を見たことがなかったわね。」

川内「それだけで本当に大丈夫なの?」

翔「大丈夫だ。幻想郷にいた頃なんか1ヶ月断食したりしてたし。」

陽炎「翔を基準に話をするとダメね。これは。」

 

 

 

 

 

 

 

 

東京 落生市 赤坂宅

ローリー「うちの子達がお世話になったみたいですみませんね。」

和登「いえいえ、困った時はお互い様ですよ。」

?「なんだか私達まですみません。」

?「偶然ローリー達と出会って引っ付いて来ただけなのに泊めてもらってね。」

?「ありがとう。」

ビスマルク「あら?この子体調悪そうだけど。」

?「あぁ、少し人見知りなのよ。」

プリンツ「そうなんですか。」

和登「まぁ、泊まるところがないならうちで泊まればいい。独り暮らしってのにこの無駄に広い家じゃ寂しくてしょうがねぇからよ。」

ローリー「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかしら。」

 

 

 

 

 

 

東京へ向かう道 コンビニ駐車場 ビトレイside

ビトレイ「で、なんの記事読んで殺気だったんだ?翔に気適されるほどならヤベェ位出てたんだろ?」

サイエンス「そうらしい。俺が見ていた記事はこれなんだが。」

ビトレイ「なになに?『本日政府は日本各所の刑務所に収容されている受刑者を全て死刑に処すると発表。』と『艦娘とは兵器である。』か。後の記事はどっかの政治家か?まぁ、この件に関しては他の鎮守府と元帥が何とかするだろう。だが、問題は前の記事だ。」

サイエンス「全て受刑者を死刑。人間として腐ってやがる。◼️◼️◼️はこれをみてどう思う?」

ビトレイ「うーん。そうだなぁー。これは俺の意見より先にあの子らに聞いてみないか?丁度戻ってきたし。」

マシュ「ただいま戻りましたよ。」

ノッブ「あのなぁ、このわしを買い物に行かせるとかどういう神経してるのじゃ?」

サイエンス「あぁ、悪い悪い。戻ってきて早々で悪いがこの記事を読んでほしい。」

二人は記事を読む。

マシュ「なんですか!これは!この国は何を考えているのですか!?」

ノッブ「これは流石のわしでも引くぞ。もしかしてじゃが、東京に行くのはこれが理由か?」

サイエンス「あぁ、そうだよ。まぁ、これから向かう東京は戦場になるだろうな。何せ禁じ名が全員この世界にいる可能性があるからな。」

ビトレイ「なに?それは本当か?」

サイエンス「あぁ、『禁じ名は禁じ名を呼び寄せる。』更に言うとこの戦争は人類の歴史に大きく深く傷跡を残すことになるだろうからな。」




名前 ◼️

種族 人間

能力 科学を使う程度の能力

詳細 [科学を極めし者] コードネーム[サイエンス]。眼鏡をかけた優しい男性なのだが自分が気に入らないことがあるとすぐに殺気立つ。


名前 マシュ・キリエライト(ましゅ・きりえらいと)

種族 サーヴァント

詳細 Fateの世界から迷い込んだサーヴァント。眼鏡をかけていて礼儀正しく真面目で冷静。他人を思いやる優しい少女。たまに天然。よくとある艦娘と間違えられるとか。



名前 織田信長(おだのぶなが)

種族 サーヴァント

詳細 Fateの世界から迷い込んだサーヴァント。説明不要のアーチャー。ノッブ。このノッブは[魔神アーチャー]。信長は複数いるらしい。翔の父親にあたる信長とは別。
※サーヴァントの信長をノッブ。翔の父親を信長。
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