おかしな人間がブラック鎮守府に着任する話   作:古明地響

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第68話 ウイルスと落雷と灼熱

東京 世田谷区 夢美side

白蓮「ここが東京ですか。お洒落なお店が多いですね。」

夢美「まぁ、ここ世田谷にはそういったお洒落なお店が多くていいところよ。」

白蓮「でも、ここは目的の場所ではありませんものね。」

夢美「そうよ。目的地は海沿いだからね。」

 

 

東京 練馬区 サイエンスside

ノッブ「なんだか家族連れが多いところじゃな。」

サイエンス「確かここは家族連れが楽しめる施設が多いんだよね。」

ビトレイ「あぁ。でも、家族連れじゃなくても普通に楽しめると思うがな。」

マシュ「そう言えば、目的地は海沿いですよね?こことは反対なのでは?」

ビトレイ「わかってる。それより先に立ち寄らねぇと行けねぇ所がある。今のところこの世界の東京は一部を除いて俺達の世界と同じ。となるとアイツが破壊衝動に走ってる可能性がある。◼️なら分かるだろ?」

サイエンス「アイツがこの世界を見て真っ先に行きそうだからな。何せアッチで一度ド派手に吹き飛ばしてんだから。」

 

 

 

東京 杉並区 翔side

翔「うーん。ここは杉並区だよな?」

川内「東京だってのになにこれ?なんでこんなに死体があるの?」

翔達六人の前には死体の山が幾つも出来ていた。

瑞鶴「ヒドイ。これが人間の所業なの?」

天龍「所々腐ってやがるぜ。この死体。」

白露「これはどういう事か説明してもらうぜ?そこのお二人さん。」

陽炎「貴方達が殺したのかしら?」

?「確かに俺達が殺した。だけど俺達二人が殺したのは命のないガラクタにすぎない。」

翔「命のないガラクタだと?」

?「あぁ、そうだ。お前も気付いているのだろ?そのガラクタ共はとっくに人間でなくなっていることに。」

天龍「どういうことだ?」

瑞鶴「私達にはさっぱりだわ。」

満潮「まぁ、脳が筋肉でできてるような奴しかいないもんね。」

?「ほほー、嬢ちゃん達はいわゆる脳筋ってやつか?」

白露「あ?なめてんのか?」

陽炎「ねぇ、白露。あの青いの処す?処す?」

川内「やめといた方がいいと思うよ。」

満潮「なんだかあの二人から強い邪悪なオーラが放たれてるわ。」

?「おっ、邪悪だってさ。まさかアイルランドの大英雄が邪悪だと言われてるぞ。」

?「いやいや、嬢ちゃんが言ってる邪悪ってのはこいつの事じゃねぇ?」

?「まぁ、一理あるか。うーん。そこのお前。」

翔「俺か?」

?「そうだ。俺達二人と手合わせしてもらいたい。」

翔「、、、。分かった。お前ら離れてろよ。」

?「へぇー、そこの色男が手合わせしてくれんのか?」

翔「あぁ、やってやるさ。これから始まる戦争の肩慣らしと行くか。手合わせやんなら名前ぐらい名乗ってもらおうか。」

?「いいだろう。俺は[断罪者 ◼️◼️◼️]。コードネーム[ジャッジ]。」

?「俺は[クー・フーリン]。呼びづらかったら[ランサー]でいいぜ。」

翔「俺は死神代理兼死刑執行人兼舞鶴鎮守府提督 小野塚翔だ。さぁ、始めるぞ。」

ジャッジ「ランサー。アイツを一撃で仕留められるか?」

クー・フーリン「あぁ。可能だぜ。」

ジャッジ「じゃあ、一撃で仕留めるぞ![獄符 獄炎斬]!」

クー・フーリン「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!」

翔「はぁ!?なんかとどめ指しに来てねぇか!ちっ![永符 白き悲嘆の不死鳥]!」

ジャッジ「大型の鳥を模した弾幕か。紅い不死鳥は見たことあるが、白い不死鳥は初めてだ。」

クー・フーリン「おいおい!どーすんだよ!ゲイ・ボルクが通じねぇぞ!」

ジャッジ「はぁー、避けろよ。ランサー。あれをまともに食らうと動けなくなんぞ。」

 

 

 

 

東京 杉並区 地下

?「はぁー、この世界はどうなってんだ?」

?「地上はゾンビで埋め尽くされていました。もうこの街には生き残りがいないでしょう。」

?「こううちの[セイバー]が言ってるけど、あんたはどう思うんだ?[ブラウン]さん。」

ブラウン「ここら一体に生物の気はこの地下にいる俺達と地上を探索中のメンバーのしか感じられない。あと感じられるのは植物、英霊の気。そして混沌の気ぐらいか?いや、ジャッジ達がいる所に6個の神霊の気と、、、。なんだこれは?初めて見る気だな。」

?「どんな気なんですか?」

ブラウン「うーん。なんて言うか。人間でもあり英霊でもあり、妖怪でもある。そして、神であり神霊であり深海である。簡単に言うと色んなものが混じった化け物だな。これは。」

?「化け物か。他のみんなは大丈夫なのか?」

ブラウン「大丈夫だとは思う。[士郎(しろう)]。君には[セイバー]が。[凛(りん)]と[綺礼(きれい)]は[アーチャー]、[桜(さくら)]と[慎二(しんじ)]に[ライダー]。[宗一郎(そういちろう)]に[キャスター]。[イリヤ]に[バーサーカー]。他にも[マスター]と呼ばれる人間がこの世界にいてもおかしくない。だが、おかしいと思わないかい?士郎。本来ならばサーヴァントと君達魔術師は[令呪]により繋がっているはず。なのに、この世界に来てから[令呪]がない。」

士郎「確かにおかしい。親父がこの世界にいるのもおかしい。それに、親父と一緒にいるのはセイバーだった。しかも、黒くなってた。」

ブラウン「[切嗣(きりつぐ)]のことか?うーん。同じ世界の違う時間軸からこちらに呼ばれたと考えた方がいい。それと、セイバーが黒くなってた理由は知らない。とにかくだ。今心配すべき事は二つ。マスターのいないサーヴァント達の動きと杉並区で起きているバイオハザードだ。気を探ってみたがうじゃうじゃいるぞ。しかも、ゾンビだけじゃない。幸いこの地下の入り口には[アサシン]達がいる。ここには流石に入ってこれない。」

士郎「、、、。なぁ、俺達も行かないか?偵察に。」

?「何を言っているのです!士郎!」

ブラウン「士郎。君の気持ちは痛いほど分かる。だが、誰かがここを守らなくてはならない。そう、みんなが帰れる場所を。今はこんな場所だがいずれはまともな場所になる。多分だけど。そして、みんなが帰れる場所を守る王が必要だ。話し合いで王は士郎。君に決まったじゃないか。王が落ちれば兵は帰る場所を失う。そんなことがあってはならない。だからこそ、偵察とこの場所と王を守る護衛役を分けたのではないか。」

士郎「そう、、、だよな。なら、みんなのためにご飯でも作るか!」

?「その意気です!士郎!」

ブラウン「調理器具も食材もないぞ。」

士郎「あっ、忘れてた。」

 

 

 

 

 

東京 杉並区 明治大学和泉キャンパス付近

?「大丈夫!?[ライダー]!」

?「えぇ、私は大丈夫ですが、[桜]は逃げなさい。私が時間を稼ぐから。」

?「くっ!ライダーはもう限界ね。[アーチャー]!出来るだけ時間を稼いで!」

?「ああ。時間を稼ぐのはいいが、別にあれを倒してしまっても構わんのだろう?」

?「あんたからまたその台詞を聞くなんて思わなかったわ。えぇ、遠慮はいらないわ。がつんと痛い目にあわせてやって、アーチャー!!」

?「そうか。ならば、期待に応えるとしよう!」

?「沈んだ敵も出来れば助けたい。でも、そんなことは生きてる間には出来なかったのです。死んで分かったのです。死は救済なのです!つまりは殺すことは助けることなのです!命あるぎり生物は生きづらいのです!でも、死ぬときは辛いのです。痛いのです。寒いのです!でも、大丈夫なのです。[電(いなづま)]の能力で死ねば辛くも痛くも寒くもないのです!!感じるのは救済されたと言う快感と幸福だけなのです!アハ、アハハハハハハハ!!」

?「死が救済なんて聞いたら[衛宮(えみや)]君が怒るでしょうね。」

?「そうかもな。さぁ!早く逃げろ!アイツが従える化け物共に捕まるぞ!」

?「わかってるわよ!行くわよ!桜!ライダー!」

桜「はい!姉さん!」

?「やっと行ったか。さて、始めるとするか。生憎だが俺はこんなところでは死なんぞ。」

電「何故なのです?死ねば救われるのですよ?生きてるのは苦しくないのですか?」

?「フッ、愚問だな。逆に聞くが何故生きてることが苦しくと思うのだ?」

電「、、、、。怪我をすると痛いのです。」

?「そうだな。怪我をすると痛いな。」

電「周りの人が死ねば悲しいのです。焼かれれば熱いのです。深海に沈むと寒いのです!毎日毎日生きているだけで沈んで行った周りの人達が耳元で招くのです!早く沈め、こっちにおいでと。そんなの耐えられなかったのです!でも、死んでこうして蘇生艦になるとあら不思議なのです。どんだけ傷付こうとも痛くはないのです!どんだけ周りの有象無象が死んでも悲しくないのです!熱くも、寒くもないのです!もう、耳元で招かれることもないのです!」

?「なるほど、、、。」

グサッ。

[アーチャー]と呼ばれた男は矢で少女の心臓を射る。だが、、、。

電「アハ、アハハハハハハハハハハハ!!こんなもの痛くも痒くもないのです!たかが心臓を射るだけじゃ電はもう死なないのです!!気付いているのですか?あなたの逃げ道はもう、ないのです。」

男の周りはゾンビ達が取り囲んでいた。

電「さぁ、救済スタートなのです。」

 

 

 

 

 

 

 

東京 杉並区 東京女子大学付近

無数の落雷が地上を焼いていた。

?「[言峰(ことみね)]!大丈夫か!」

?「貴様に心配される筋合いはない!」

?「そういっているが[綺礼]。このままでは押される一方だぞ。」

?「[切嗣]!何か打開の策は!」

?「打開の策なんて与えない。私は、いえ、私達は全ての生きとし生けるものを殺すだけ。それは別世界から来た者も例外なくよ。」

?「この雑種が!いい気になるなよ!」

?「うるさい犬ね。一番最初に殺されたいのかしら?」

?「あの英雄王の事を犬と言いましたね。それほど我々に勝てる策があるのか?」

?「おしゃべりはここまでよ。[雷符 落雷に望むは炎の大地]。」

突然、先ほどからの落雷が一気に勢いを増し、地上を炎で包む。

?「これだけの落雷に炎。もう、逃げることは出来ないわ。」

 

 

 

 

 

東京 杉並区 翔side

翔「ハァ、、、。ハァ、、、。何とか防げた。」

ジャッジ「想像以上の力だ。すまないな。試すような事をして。」

翔「いいってことさ。こんな危険な手合わせは慣れてる。」

クー・フーリン「普通慣れるか?」

パチ、パチ、パチ。

何処からか拍手する音が聞こえる。

?「凄い手合わせだったわ。良いものが見れたわ。」

音の主は死体の山に座り、翔達を見下ろしていた。

クー・フーリン「嬢ちゃん、何者だ?さっきまでそんな所にいなかっただろ?」

ジャッジ「生の気がしない?まさかだが、ゾンビか?」

?「あら、こんな穢らわしい物とレディを一緒にしないでもらえるかしら。?。そこの黒ずくめはなんで怯えてるのかしら?」

白露「翔!何を怯えてんだよ!」

翔「響、、、?」

白露「え?なんでここで響が出てくんだよ!」

陽炎「二人とも!危ないわよ!」

?「ここら一帯を燃やしちゃお。[灼符 命分かつは迦具土神の火球]。」

謎の少女の掌を天に掲げる。その掌には巨大な火球が。

?「えい!」

少女は火球を投げる。

川内「ヤバい!あの大きさの火球ならここら一帯が吹き飛んじゃう!」

天龍「逃げねぇと!」

瑞鶴「そんなのダメよ!あの三人が逃げられない!」

満潮「三人とも逃げて!」

翔「、、、、、、、、、。[セブンワードスペル] [響符 白き不死鳥の独奏と今は亡き姉妹の三重奏]。」

白き鳥を型どった弾幕と三色の人魂のような弾幕を翔が放つ。

?「嘘でしょ?[暁(あかつき)]のスペルを相殺したですって!」

翔「やはりそうか。お前が響の姉か。暁型一番艦 暁。」

暁「あら?響の事を知ってるなんて。貴方以外を殺して響の居場所を聞き出さなきゃね。」

翔「なんで響の居場所を聞く。」

暁「そりゃ、殺すために決まってるじゃない!」




名前 ◼️◼️◼️

種族 半人半魔

能力 地獄の力を使う程度の能力

詳細 断罪者 コードネーム[ジャッジ]。自分の愛する者、守りたい者、共に戦う者には優しくそれ以外には地獄の極寒地獄より寒い対応をする。既婚者。


名前 クー・フーリン(くー・ふーりん)

種族 サーヴァント

詳細 クラス [ランサー]。よく死ぬ人としても有名?回りくどい事や裏切りが大嫌い。武器はゲイ・ボルク。



名前 ◼️◼️◼️◼️◼️

種族 人間

能力 気を読む程度の能力

詳細 幻想郷最強の剣士。コードネーム[ブラウン]。暇があればお菓子作りか読書。または昼寝しかしない剣士。誰も剣の稽古をしているところを見たことないが誰も剣の腕前では勝てない。甘党。本は特に推理小説が好き。


名前 衛宮士郎(えみやしろう)

種族 人間

詳細 [セイバー]のマスター。無限に刃を生み出す事出来る。料理の腕は一流。正義の味方であることを志している。かなりの苦労人である。


名前 暁(あかつき)

種族 艦娘

艦種 駆逐艦

能力 灼熱を操る程度の能力

詳細 暁型の一番艦。蘇生艦。響の姉。立派なレディになることは蘇生艦になっても目指しているようだ。一人だけ生き残った響を相当恨んでいる。スペルカード、砲撃、体術、どれも高威力。かするだけで致命傷。
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