おかしな人間がブラック鎮守府に着任する話   作:古明地響

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第75話 我ラ、戦闘ス!その3

京都市 大枝

涼風「オリャ!」

涼風が五月雨との距離を詰めて攻撃を仕掛ける。

五月雨「涼風。貴女の攻撃は単純です。だから、動きを見たからでも攻撃をかわすことなんて造作もないことよ。」

何度も攻撃をかわされる涼風。だが、めげずに何度も何度も繰り返し攻撃を仕掛ける。

五月雨「はぁー。呆れた。意味のないことを繰り返すことしか出来ないなんて。そもそも、普通の艦娘と蘇生艦ではスペックの差があると言うのにね。」

涼風「なら、これならどうだ![霊符 陸海空は一点へと繋がる]!!」

色も大きさも五月雨への距離もバラバラな弾幕を放つ。

五月雨「この程度簡単に、、、!!」

避けようとする五月雨。だが、このスペルにある特徴があった。それ故に避けれことが出来ず被弾し、辺りには煙が立ち込める。

涼風「バラバラな距離にあるように見えた弾幕。だけど、それは一定の距離を開けているだけだ!一つ避ければ別の弾幕に近づく。そう!避ければ避けるほど弾幕に近づいていってしまう!それがあたいのスペルカードだ!」

五月雨「ふーん。これがスペルカード。たいしたことないわね。私の体の4分の1を消し飛ばしたところで意味はないわ。」

煙が晴れて五月雨の姿を見た涼風は恐怖を覚える。

涼風「嘘だろ!?」

その姿は左腕が吹き飛び右脇腹が抉られた五月雨だった。そして、五月雨は笑っていた。

 

 

 

 

 

京都市 桂川イオンモール内部

?「クソーー!!この縄をほどきやがれ!」

?「うるさい!耳元で騒ぐな!」

?「殺すなら私達を殺しなさい!その人達は罪のない一般人じゃないですか!ゴフッ!」

?「えっ?私死ぬの?、、、。誰がだずげでーーーーーー!!!死にだぐないーーーーー!!」

?「あぁーーーーー!!両隣がうるさい![沖田(おきた)]!貴殿ならなんとか出来ぬか!?」

沖田「ゴフッ!嗚呼、綺麗な川が見える。」

?「沖田ーーーー!!それは見えちゃいかんものだろ!!戻ってこい!沖田ーーーー!!」

一般人達(お前もうるさい!!)

?「うるせぇなぁ!!少しは静かに死を待つってことは出来ねぇのか!?」

?「普通に考えて死ぬってのに黙ってられる奴が何処にいるってんだ?お前、頭沸いてじゃねぇの?」 

?「あったまにきた!テメェは絶対にこの[江風(かわかぜ)]様がじわじわと嬲り殺しにしてやる!覚悟しろよ!なぁ、[春雨(はるさめ)]の姉貴。アイツだけは江風が殺してもいいか?」

春雨「えぇ、いいわよ。だけど、偵察班からの連絡だと七人の救援部隊がいるとか。」

江風「はぁ!?七人だけって少なくないか?」

春雨「えぇ、確かに少ないけど。その救援部隊は京都に入ってから各自で行動してるみたいよ。そして、一人脱落したらしいわ。」

江風「へー。もう一人消したのかよ。で、誰が消したんだ?」

春雨「五月雨よ。」

江風「はぁ!?五月雨の姉貴がかよ!」

春雨「えぇ。苦戦はしなかったものの片腕が吹き飛ばされて右脇腹も抉れたみたいよ。」

江風「へぇー。結構強い奴だったんだな。」

春雨「それでも、苦戦はしなかったって言うのが流石五月雨ってところね。」

江風「だな。で、ここら辺には敵はいないのか?」

春雨「警備班からの連絡がないから大丈夫だと思うわよ。」

 

 

 

 

 

 

京都市 桂川イオンモール近辺

咲夜「あの中に一般人が大勢捕まってるみたいね。しかも、周りには大勢の警備。あれはクローン人間ね。さて、全員殺してから入ろうかしら。でも、そうしたら中にいるのに気付かれるかもしれない。でも、一番の問題はあのクローン達の服装ね。あれは日本海軍と日本陸軍。そして、自衛隊の服装ね。まさか、日本の海軍、陸軍、自衛隊が青龍会の手下だねんて。ん?あれは?」

?「クソ!放しやがれ!」

?「貴殿方は日本海軍に陸軍。それに自衛隊!こんなことするなんておかしいじゃないですか!」

警備班1「こちら、警備班。外で人間を捕らえました。これより、中へと入れますので。、、、。はい。分かりました。では、こちらで処分させていただきます。お前ら!命令だ!そのガキ二人を蜂の巣にしろ!」

?「えっ!マジかよ!」

?「こんなのおかしい!」

警備班2「恨むなら、艦娘と深海棲艦を恨みな。」

?「はぁ?なんでそこで艦娘と深海棲艦が出てくんだよ!」

警備班3「お?知らないのか?何故深海棲艦と人類が戦争してるのかを。」

?「知ってますよ。ことの発端は深海棲艦が漁船を沈めたことでしょ?」

警備班3「あ?違う違う。あれは国民を人類側につかせる嘘だ。」

?「なんだって!!」

警備班1「どうせ死ぬんだから特別に教えてやるよ。本当は深海棲艦はなにもしていない。そもそも、元々はあんな数はいなかった。ある一匹の深海棲艦の細胞から野生の動物とあまり変わらねぇ知能の深海棲艦から人間並みの知能を持った深海棲艦を造った。この世に蔓延っている深海棲艦の99.9%が人類が生み出した深海棲艦だ!本来ならクローン深海棲艦で元々いやがった深海棲艦を根絶やしにするつもりが制御不能になった。そこで、クローンもろとも深海棲艦を消すためにできた兵器こそが艦娘だ!ただ、艦娘は人類が生み出した物じゃねぇ。あの兵器共はいつの間にか人類に味方していた。しかも、同じ奴が何体もいて気色悪いわー。まぁ、上の考えは深海棲艦を消した後は艦娘だった。だがな、最近ではクローンの深海棲艦を使役することが出来るようになった。だから、先に艦娘になったんだ。」

?「その話が本当だとして、この有り様の説明をしてください。」

警備班2「あぁ、これか。上のお偉いさん方はなぁ、艦娘を消すのと同時に優秀な人類だけを残すことにしたんだ。だからこそ、低レベルの人間は全て殺処分だとよ!だけど、これいろんな方法で処分していく。あるところはバイオウィルスで。あるところは蘇生艦や怪物を使ってな!」 

?「バイオウィルスに蘇生艦。それに怪物。なるほど、政府の裏には青龍会がいるようですね。」

警備班3「ここまで知ったんだ。今の話はあの世まで持っていってもらうぜ。」

警備班達はライフルを構える。その数およそ50。

?「はぁ。なぁ、せっかくの人生の最後なんだ。遺言ぐらい言わせてくれよ。」

警備班1「いいぜ。聞いてやるよ。えーと、お前名前は?」

?「俺は[夏戸勇馬(なつどゆうま)]。別に覚えなくてもいいぜ。どうせ忘れるからな。でだ、俺の遺言だ。その耳かっぽじってよーく聞け。お前ら散々深海棲艦がどうだ艦娘がどうだとか言ってけどよ。俺は。いや、俺達洛海高校バスケ部は自分の目で深海棲艦を見て艦娘を見て。そして、小野塚提督を見て分かったことが一つある!それは、心が綺麗だってことだ!確かによぉー。話聞いてりゃ人間を恨んでたりしたぜ?でもな、それは人間から受けた仕打ちのせいだ。彼女達が正しい。だからこそ見えてきたんだ。世界がどれだけ汚れてるか。だから言わせてもらう!お前ら全員、ゴミだ!!!」

警備班1「この野郎!ブッ殺してやる!グハッ!」

突然、警備班の一人の首に何かが突き刺さる。それは柄の部分が青色のナイフだった。

警備班2「だっ、誰だ!こんなことした奴は!出てこい!グハッ!」

次の人物には心臓の辺りに突き刺さる。

警備班4「一体何処から!ッ!」

警備班3「おい!どうした!おい!」

一人がいきなり黙った警備兵の肩を叩く。すると、その警備兵は倒れる。その額にはやはりナイフが突き刺さっていた。

警備班3「どうなってやがる!うっ!」

気付けば生きている警備兵達の首が斬られ、切り口からは血が噴水のように溢れていた。

勇馬「どうなってんだ?」

咲夜「別に驚くことではありませんよ。夏戸勇馬君。[法連冷(ほうれんれい)]君。」

勇馬「うわぁ!!ビックリした。あんたは確か、舞鶴鎮守府にいた十六夜さんだよな?」

咲夜「えぇ、そうよ。青葉からの連絡で京都まで来たけど、これは酷いわね。」

冷「そうでしたか。青葉さんから。十六夜さん以外にも来ている人はいるんですか?」

咲夜「私を入れて七人出来てるわ。」

勇馬「えっ?なんでそんなに少ないんすか?」

咲夜「翔、真、ビトレイと艦娘六人が東京へ。舞鶴でも舞鶴市内と舞鶴鎮守府、鎮守府近海に敵が沸いてね。それの処理で京都まで手が回せないのよ。」

勇馬「なるほどな。それよりも!早くイオンの中にいる人達を助けようぜ!早くしねぇとヤバイかも!」

咲夜「分かったわ。急ぎましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

京都市 広沢池

キリト「、、、。やっぱり寒いな。」

キリトは広沢池にいた。そこには誰もいない。池は凍りつき霧が出ている普通ならありえないことだ。

キリト「時雨が言ってたことはやっぱりおまえのことだったんだな。[ユージオ]。」

霧に包まれた氷の池の上を誰が歩きながらキリトに近づく。それは青い服を着た青年だった。

ユージオ「久しぶりだね。キリト。」

彼は笑みを浮かべている。

キリト「なんでお前がこんなところにいるのか知らないが、まさかお前が敵にまわるなんて考えたこともなかった。でも、俺の役割はお前を止めること!さぁ、来い!ユージオ!」




作者「はい、どーもー。作者デース!!」
魔理沙「魔理沙なのぜ!」
作者「いやー、向こうは大変なことになりましたねぇー。」
魔理沙「幻想郷の各戦力は全員参戦なのぜ!!勿論!この魔理沙さんもな!!」
作者「まぁ、頑張りなよ。非戦力の作者はネタを蓄えとくよ。」
魔理沙「あっ、今日も一通お便りが来てるのぜ。ペンネーム 弱小妖怪代表さんからなのぜ。えーと、『私達弱小妖怪の活躍はありますか?』とのことなのぜ。」
作者「まぁ、活躍はできると思うよ。弱小妖怪って言っても[リグル]とか[ミスティア]だろ?」
魔理沙「他にも誰かいた気がするけど、、、。まっ、いいか!じゃ、次回の話もお楽しみに!またなのぜ!」
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