むかーしむかしの話です。あるところに一人の怪物がおりました。誰にも見つけられない捨てられた研究施設。彼はそこで目を覚ましました。
彼は周りに何かないか探しました。でも、周りにあるものは書類の山のみ。仕方なく彼はその書類を見ることにしました。奇しくも彼は文字が読めていた。
新人類開発研究報告書
『新人類 No.01 キングゥ』は最早失敗作である。
その他の新人類は今のところ順調だがいつダメになるか分からない。
その点『新人類 No.02 ラフム』は最高傑作と言っていいだろう。この調子でいくとXデーまでには完成するだろう。
その他の新人類もXデーでは良い戦力にはなるだろう。しかし、『新人類 No.01 キングゥ』だけは戦力にもならないゴミだ。
だが、捨てることは出来ない。よってこの研究施設ごと捨て新たな施設で新人類の開発を行う事にする。
研究班
異世界観測報告書
この世界とは別に存在する世界が二つ観測された。
この二つの世界に名前を付けるとする。
『パラダイスロスト・ワールド』と『ホープロスト・ワールド』と名付けることにする。
世界を移動できるようになれば二つの世界から物資を奪うことが出来るだろう。
二つの世界の戦力は未だに不明である。
観測班
深海棲艦観察報告書
奴らは未だに動きを見せないが確実に戦力は大きいだろう。
[深海魔王]を削除できたとしても[深海女皇]やその他の深海棲艦が代わって指揮を執ることになるだけで意味はないだろう。
なので、深海棲艦を一掃することが正解だと思う。
観察途中に資料にない深海棲艦でも人間でもないような者がいた。奴らのアジトに出入りしている以上彼らも敵として見てよいだろう。
観察班
彼は思いました。今目覚めて世界を見ていない彼にも分かります。
「非人道的すぎる。」
と、、、。
別の世界から物資を奪うだ?じゃあ、その世界に住む人々はどうなる。殺してまわるのか?
「こんな世界間違ってる。」
彼はこの廃墟を出ようとします。
途中で所々に捨てられた服を着て迷路のような廊下を抜けてようやく出た外の風景に唖然としました。
何故なら、そこは大きな廃工場地帯を住みかにした行き場の無い人間達の町となっていた。
あの施設は工場地帯の下に作られていたようだ。
彼には気になることがあった。
それは、施設の所々にあった白と赤の傘のエンブレム。
今は早くここを出て情報を集めなければ。
?「ん?てめぇ、何者だ?ここの住人じゃねぇな。」
彼の前に立ちはだかるは一人の女性。
「俺はここを出ないといけない。そこを退いてくれないか?」
?「あ?怪しい奴の言うことなんて聞くかよ!出ていきたきゃ私を倒してみな!!」
近くに誰もいない。邪魔されない。なら、、、。
とことん暴れさせてもらおうか!!
バキッ!
二人の拳がぶつかる。
?「なんだ?お前人間じゃねぇだろ?」
「どうだろな?俺も人間なのか人間じゃないのかわかんねぇから。」
?「あっそ。おりゃ!!」
バキッ!ボキッ!バガッ!
二人の拳が、脚が、額が、肘が、膝が、何度もぶつかり合う。
?「くっ!はぁー、、、。飽きた。もう行けよ。」
「いいのか?」
?「あぁ、いいさ。そうだ!まだ名前言ってなかったな!私は摩耶。お前は?」
「俺の、、、。名前?、、、。俺には名前がない。だから名乗れない。でも、、、、。名前が出来たら教えにだけ来てやるよ。」
摩耶「はっ。期待しねぇで待ってるよ。」
「じゃあな。」
現在 佐世保沖合い
「やれやれ。本当に任せていいのか?」
薊「アァ、海ノ底カラノ奇襲ナンテ思ワネェハズダカラナ。ジャ、行ッテクルワ。」
「、、、。行ったか。なら、俺らも作戦で動くか。」
明石「提督!!前から敵が!!」
「、、、。フッ、、、。初めて本気で戦うとするか。」
彼は船から海へ飛び降り、水面に立つ。
「新人類 キングゥ。呉鎮守府提督 鋼敦也。任務開始だ!!」